「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

諏訪のハルピン・ラーメン

2008-08-24 09:58:24 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし


我ら夫婦が八ヶ岳西麓で「お外でランチ!」と言えば、最も頻度高く訪問するのが原村の紅茶専門店DADAで紅茶と一緒に食べる食事か・・・あるいはぐっと標高が下って、諏訪のハルピン・ラーメンである。そしてそこで食べるのはニンニク・ラーメン。世にラーメン好きな人は多い。また最近はラーメン店もラーメンも新種が登場し、すこぶる品数が多い。誰もが「コレが一番」というラーメンを挙げることが出来よう。私もそうだ。私にとって「コレが一番」はこのハルピン・ラーメンが供する3種のラーメンのひとつであるニンニク・ラーメンである。

ハルピン・ラーメンの所在地は長野県諏訪市四賀飯島2336-2。国道20号線のバイパスで、平安堂諏訪店のある飯島交差点そばだ(と言ってもわかる人はわかるし、わからない人はわからないだろうが)。是非一度行ってみて欲しい。私もラーメンは小さい頃から食べ続けている。「3分待つのだぞ」のチキンラーメン以来、数多くラーメンを食べて来た。しかし、この店のニンニク・ラーメンは今まで食べた中で最高のラーメンだと思う。スープの味がなんとも複雑怪奇。秘伝のタレと称するものが私を魅了する。

ハルピン・ラーメンで食べられるラーメンは3種類:
●ハルピン・ラーメン 600円
●ニンニク・ラーメン 600円
●醤油ラーメン 500円
大盛り100円増し。
小麦粉を筆頭に食材の値段が高騰しているが、今年の盆休みシーズンには、ずっと前からのこの価格に変化はなかった。
尚、酒の用意はない。

上の画像はニンニク・ラーメンの大盛りだ。私はもっぱらこれである。麺は黄色い細めの縮れ麺でしっかりしている。スープは、何と説明すれば良いのだろうか。味噌味でも醤油味でも豚骨でもない、とにかく複雑で、(味覚的にもそこに溶け込む物質の重量的な意味でも)重ぉ~いスープなのである。スープの表面は茶色っぽい。しかし長年漬け込まれた様々な物質がスープの中に沈み込んでいるので、レンゲでスープを掻き混ぜると底から黒っぽい材料が浮き上がって来る。その黒い物質が浮き上がった瞬間に、縮れ麺をスープに絡め、一気に飲み込むと良い。そうすることで、スープの中に潜む何種類もの甘みと辛味とスパイス類をしっかりと感じ取ることが出来るだろう。中に含まれるいずれの味も強烈な個性を発揮しつつ見事に調和する。これで牛肉を煮込んで赤ワインと一緒にを食べたいものだ(店には売っていないが)。ラーメンとしては珍しい味わいである。



最近メニューに、このニンニク・ラーメンのスープによく漬けたゆで卵「寝かせにんにく卵」(150円)と豚飯(300円)が加わった。画像は半分サイズの子豚飯(150円)である。

11:00AM開店と同時にお客がどんどん入る。昼時は待ち席に行列が出来る。古くは諏訪の市街地中心部に店舗があったそうだが、こちらに移転した。何年も前に東京・高田馬場と早稲田の中間あたりに姉妹店が出来た(その後閉店)。東京で仕事中に私はその店の前を通ったことはあるが、その時はまだ開店前の工事中だった。工事の看板に「ハルピン・・・」と書いてあったので、これは?と思い調べたら姉妹店の工事だった。さらに今年は下諏訪にもお店が出来たと言う。未体験の方は是非一度どうぞ。

食べ方の2大原則:
●スープを掻き混ぜて底から黒い物質を浮かせ
●浮かせたらすぐに麺を絡め一気に飲み込む

尚、前記3種類のラーメンのうち、醤油ラーメンは辛いのが苦手な人用のメニュー。これも十分美味しい。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

御柱祭

2008-08-24 07:43:06 | 八ヶ岳西麓の楽しい暮らし


諏訪大社が出たのでついでに、御柱祭を。直近は2004年にあった。次は2010年である。来年の今頃は、次の御柱祭りに向けて諏訪地方は盛り上がっていることだろう。岡谷、下諏訪、諏訪、茅野、原、富士見の6市町村からなる諏訪地方は広大だ。また一口に諏訪大社と言っても上社と下社があり、上社には前宮、本宮、下社には春宮、秋宮がある。全部で4つ神社があるわけだ。

上社が荒っぽい感じがするのに対比して、下社は中山道や昔の温泉街も近く優美な感じがする。勝手に私が半住民だと思っている原村は、先の6市町村でも南に位置し、上社の地域に属する。したがって私も上社によくお参りする。下社にはほとんど行かない。



上の画像にあるのが上社本宮一の柱。2004年に八ヶ岳西麓で慎重に選定されて切り出され、原村の農場の横に設置。そこから祭りをスタートして皆でひきずり、穴山の大曲りも通り抜け、JR中央本線横の坂を落とし、宮川の冷たい水をものともせず、人力だけで持って来たものだ。なんとも原始的なイメージを保持する祭で、私は大好きである。真澄やダイヤ菊のパック酒を懐に入れて飲みながら歩き、グデングデンに酔っている人も多い。柱の坂落としでは怪我人も出る。不安定な丸太に大人が何十人も乗って、坂を滑り降りるのだからかなり危険である。

上社だけでも前宮に4本、本宮に4本の合計8本の柱を立てる。それを原村の農場から延々ひいて来るのだから大変だ。2004年の祭では、「今、何本目の柱がどのあたりを移動中」ということが、時々刻々更新され携帯サイトに掲載された。

下の画像は2004年に私が購入した諏訪地方統一法被である。本来法被は集落、地域ごとに異なるデザインがあるが、私はそれは持っていない。2010年の御柱祭もこの「統一」法被を着て、見に行ってみよう。

御柱祭の歴史を書いた本は多数ある。ウェブサイトもあるし、関心ある人は是非読んでみて下さい。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする