「家」 @ 鎌倉七里ガ浜 + 時々八ヶ岳

湘南七里ガ浜(七里ヶ浜とも)から発信。自分の生活をダラダラと書きとめるブログ。食べ物、飲み物、犬の話題が多い。

冬は読書@七里ガ浜 / 鬼塚英昭著 「白洲次郎の嘘」 成甲書房

2014-02-15 00:02:28 | 本/音楽/映画
本日はいきなりこちらから♪

英国関係の話題なので、ウォルトンの交響曲第1番の第4楽章。



20世紀の音楽家。あまり人気がない。

そうりゃそうだ。私もこの手のは難解なイメージがありちょっと苦手だが、聴いていて面白い面もある。

次にどう展開するか予想がつかず、いきなり横跳び!みたいな・・・というのが、こうした曲に対して私が勝手に持つイメージだ。

我が家にある録音は上のYoutubeとは異なり、このCD。ラトル + バーミンガムの90年代のもの。ラトルって大好き。



本日の読書。すごいタイトルです。



礼賛する人だらけで、その礼賛本があふれる白洲次郎って「実は大ウソつき野郎で売国奴なんだ」としてしまう鬼塚氏の著書。かなり稀少な内容だ。



彼の血筋や、交際関係、戦前戦後の彼の活動、英国滞在期間やケンブリッジ大学に学んだ時期の彼を分析してゆく。まるでミステリーを読んでいるような気分だ。だって今までに私が読んだ白洲次郎についての本と、あまりに内容が異なるので。

白洲次郎が「普通」でないのは確かで、しかも謎の部分が多い。その謎を解き明かそうと鬼塚氏は努力する。

鬼塚氏が「白洲次郎礼賛本」とするモノのひとつが、この本(↓)。



鬼塚氏の本に比べれば、かなりチャラい本ではあるが。白洲次郎の生活スタイルを紹介しているようなもんだ。

でも鬼塚氏の観点から見てとんでもない人(たとえば、白洲次郎)が、妙な力を発揮したり俄かに人心を掌握したりする特殊な状況というものが、世の中に結構ある。私も今迄にいくつかのそうした例を自分の周囲に見た。世の中はわからないもんだ。



ロンドンの古典的帽子店だ。小さくてカビが生えたような店構えだが、あのネルソン提督も顧客だったという。戦前からの日本人顧客なんて、皇太子時代の昭和天皇と白洲次郎と吉田茂と・・・、そんなに多くはいなかったはず。



戦後は私も含め、この帽子店の顧客に日本人もうじゃうじゃ。これまで大量に出た白洲次郎の本や記事が、きっとそれに貢献している。私もそれを読んでこの店を訪れた一人だ。



我が家にもこの店の帽子が2つある。

James Lockをご存じない方はこちらを ⇒ http://blog.goo.ne.jp/kama_8/e/10ea2dc9301776ddde9357a68a624fcb

このブログの、なーーんと5年ちょっと前の記事だ。
コメント (8)
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