大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

冬のテント遊びの良いところ

2016年11月11日 | 山技術
何と言っても煩わしい虫達が殆どいない事だろう。

先日もテントの中には一匹も侵入して来なかった!

暖かい時は色んなのが入り込んで嫌になるのに
見事にいないと言うのが素晴らしい。

その換わりに衣類が嵩んで重荷を背負うが。
しかし、汗をかかないから替えの下着が不用になる。

それと水が少なくて済むし、眺望や星の観察に良いし
食料が腐り難いという利点もある。

一番辛い寒さ対策には湯タンポが一番。
先日は初日の夜は堪らずペットボトルにお湯を入れて凌いだが、
広口の耐熱ボトルがベストだな。
丁度山道具屋でバーゲンやってるから買いに行こう。
どうせ避難小屋泊まりはやりそうだし。

寒いから鍋がメチャ旨なのも良いぞ。
大昔、丹沢の尊仏山荘の自炊小屋で、
仲間と材料を担ぎ上げてモツ鍋した事があった。

豚シャブなら材料も豚肉・ほうれん草・茸くらいでも
充分楽しめるし、翌朝は雑炊という手もある。

山の後は温泉でホッコリも嬉しい。
さすがの俺でも夏場に長風呂はできないが、
今の時期なら最低1時間はノンビリするな。

温泉と絡める山なんて幾らでもあるし、
先日も降りてから修善寺温泉とか大仁温泉とか
あったんだが、早く帰りたくて入らなかった。

意外と良いところが多いじゃないか。

若くて元気なら一度トライしてみて損は無いぞ。




コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山で死なない為に その4:道迷いを防ぐには

2016年02月20日 | 山技術
正直に言うとこれが一番難しいと思う。
どれだけ注意しても起こるのがこの道迷いだから。

俺は実質遭難を笛吹川東沢釜の沢でやらかしたし、
丹沢でも今は無くなった書策小屋からの下りで
水が抉った溝に引き込まれた事があった。
立派な道に見えたんだが直ぐに嫌に難しい道だなあと
振り返って間違ったのに気付いた。

ちょっと歩いて道間違いに気付き引き返すのは日常茶飯事だが、
上の二件以外今までそのまま突っ込まなかったのはラッキーとしか言えんな。

結局はどれだけ注意しても道間違いは起きるのだが、
それをどうやって引き返すかに尽きると思う。

普通の山道を歩きさえすれば遭難なんて起きないのだが、
これがどうしても間違えて道を外すんだ。

分岐点で反対方向に歩いた・獣道に引き込まれた・雪道で
間違った踏み跡を辿り途絶えた道を突っ込んだなど
色々な原因で遭難してしまう。

今までの経験で言うと道が嫌に難しくなって変だなあと気付く。
そう感じたら一度足を止めて振り返ってみる事。
それから前を広く見れば間違っているのに気付くだろう。
道らしい道は無いのだから。

難しくなったら足を止めると言うのがまた容易でない。
道と思って歩いてるからなあ。
それでもちょっと自分の力量では危ないなあと思ったら
足を止めるように頭の隅に置いておくようするしかない。

一番は道を外さぬようにする事なんだが
いくら気を付けても起こるから最後の手だけ書いてみた。





コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山で死なない為に その3:危ない道の歩き方

2016年02月19日 | 山技術

山道はどこでも怪我できるが一応危ない箇所と言うのはあるもので、
丹沢の馬鹿尾根(大倉尾根)で言えば金冷やしの短いキレットへ
下る岩っぽくてザレた場所などだ。

とにかく足を滑らせたらアウトと言うところが一番危ないだろう。
具体的に書くと上のような処、片方が落ち込んでいる巻き道、
沢の渡渉点、岩場の道などだろう。

順番に書いて行くことにする。

ザレた下りでは腰を落として膝を曲げて歩く。
重心を足の間に置く感じ。
ストックは使わない方が良いと思う。
前に突いた時に滑ったらアウトだから。

片方が落ち込んでる道は何処にでも出てくる。
ここの対処は簡単で極力山側を歩く。
ストックは山側に置くようにし谷側に置かない。
当然ダブルでは使わない方が安全だろう。
谷側に置いたストックが滑ったら下手すると谷にダイブだ。

沢の渡渉も結構出てくるが、俺は跳び石ではちょっと
難しいなと感じたら躊躇わずに靴を脱いで渡る。
石を投げ込んで跳ぶ手もあるが靴を脱ぐのが簡単で安全。

この渡渉で一番の問題は水量だ。
ふくらはぎ位までは経験あるが結構水圧があった。
駄目そうだと判断したら引き返すしかないが、
大雪の赤石川と去年の大源太の他に数回しかない。
一般ルートでは靴が濡れる程度のは案外出てくるから、
跳ぶか裸足で渡るか判断しなければならないのが多い。
ストックを使う時は上流側に置くこと。
下流側に置いて滑ったら一発で流されてしまう。

岩場の歩きは3点確保でと言うしかないが、
これは慣れるしかないだろう。

岩場の歩きが不安なら沢登りや岩登り教室に入って学ぶ手もある。
神奈川県の場合は県山岳連盟の主催する登山教室があるから
利用するのが手取り早いだろう。
山をやり始めて直ぐにここの沢登り教室に通って、岩歩きが
大好きになって後々役に立っている。

以上だがこの他に注意すべき事をアトランダムに書いてみる。

1.歩く時は山以外の事を考えるな

  不思議と雑念が浮かんだ途端に滑って転ぶ。
  どんな理由なのか解らないが転んだ時は大抵
  他の事を考えてるんだよなあ。

2.歩きながら眼鏡を拭くなどするな

  必ず立ち止まってからやる事。
  水などを飲むのも足を止めてやらないと拙い。

3.危険箇所が終わってからが危ない

  緊張が解けてホッした瞬間に転倒や滑落する。
  危険箇所が終わったところで水を飲むなどして
  一呼吸入れるのが良かろう。

4.擦れ違う時は必ず山側など安全な方に身を置け

  接触して谷側に落ちて死亡する事故が結構起こる。
  相手が谷側に立った場合は山側で待ち先行させる。

5.鎖には極力体重を乗せるな

  鎖がいつ外れるかもしれないから、
  滅多なことでは添える程度か掴まない。
  鎖の根元が分かる下りならまだしも
  確認できない登りではちょっと触る気が起きない。


とまあ色々と書いたが極力リスクを避けて、
万が一何かあっても命を失わないようにしないとなあ。
去年の植木仕事での転落事故で声を出す暇も無く落ちると言うのが
分かったが、二度とあんな気持ち悪い事は経験したくない。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山で死なない為に その2:山予定を告知する

2016年02月18日 | 山技術
山に行く前に超重要な事があった。

誰にでも良いからどの山にどのルートで歩くか
事前に告知していないと万が一遭難した時に困る。

良く登山口/下山口に看板があるのに気付くだろう。
某年某月某日に山に行くと言って出掛けたまま戻らないと
書かれた貼り紙が結構あって呆れる。
それと丹沢に行くとか奥多摩に行くとかだな。

前者は論外、後者も捜索隊が全域を探さなくてはならないのだから
殆ど何の役にも立たないと言っても良い。

探して貰う為に告知するのだからちゃんと歩くルートと
下山予定時刻を書き、無事下山したらその旨直ぐに電話なり
メールなりで知らせる事。
まあこれで一応ほぼ山は終了だが
一杯やるのならその旨も連絡すれば完璧だな。

俺はカミさんを相手にやっているが、独身で会社にしか
知り合いがいない場合は同僚や上司に告知しておく事。
厚かましい事だが告知する相手を決めていた方が良かろう。

俺なら上司にして山遊びで忙しいと認知させておく。
仕事さえきちんとやれば良いのだから恐れることはない。
その方が遠征で休暇をとるのも気楽だろう。


身近に誰も告知する対象がいなかったらどうするのかだ。

まず親類縁者がいるのならその中から適当な人を選んで
告知の対象になって貰う手だろう。
親・兄弟や親戚などだな。

もし全く誰もいなくても登山届を出すから良いと思うだろうが、
下山届を回収して遭難してる恐れがあるのを点検するなんて
やらないのが辛いところ。

出し忘れが多くて困るのが落ちだからやらないのがましなら、
最初から下山届を出させる必要はなさそう。

捜索依頼の一報を受けてから登山届を点検してから捜索に入るから、
一報を入れる人は絶対に必要だ。
俺がこの境遇だとしたらどうしようか。

最寄の警察に電話して下山後必ず電話するという方法があるか。
事前に出向いて止むを得ずこういう方法をとらせて貰いたいと
丁寧に説明して受けて貰う手だろう。
一回きちんとやればその後もスムーズに行くと思う。

とにかく遭難したかもと思って貰う人がいないと駄目だから、
山をやりだすならこれをまずクリアしないとなあ。

ちなみに俺は何度も書いた事だが、電波が通じるのなら
通過点をメールしている。
その方が捜索の範囲が狭まるから発見が早いだろう。

事前に知らせたルートは変更できないが、
携帯で知らせられれば変更しても問題無い。
トラブルでエスケープする時は仕方がないが、
図々しく誰かにエスコートして貰うのが良いが
なかなかそんな人間はいないか。

しかしこの俺が二度エスコートした事があるんだから
案外物好きに当たる望みはあるな。
そう言えば大昔に丹沢・鍋割からの下山で、膝が痛くて
カタツムリ状態だったのをエスコートして貰った上に、
渋沢の駅まで車で送ってもらった事があった。

色々と書いたがこの事前の告知は超重要だ。
これさえやっていれば登山届も出す必要が無いが、
実際に入山したのを確認して貰うには出した方が良いな。
今からは登山届も出すようにしようかね。
住所と電話などの個人情報を書くのが嫌なんだよな。
俺の場合は名前とルートだけにしてもOKだからそうしよう。







コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山で死なない為に その1:山は行きたい時に行く

2016年02月17日 | 山技術
少しは役に立つかも知れないから書いてみよう。
よそのサイトで登山届けが遭難を防ぐか関係ないかで
盛り上がってて俺も参加したからちょっと書く気になった。


ザックリ言うと遭難する確率は5割だ。
それでも21年間無事故で遊び続けてるのは
ただ運が良いのが続いてるだけなんだ。

一昨年はあの聖の落石で死に損なったし、
大昔は沢でルートミスして滑落寸前まで行った。
この二つはマジでヤバかった(本来の意味で)。

そういう意味では山遊びほどスリルのある遊びはない。

遊びに出て帰って来られる確率が5割なんてそんなに無いだろう。

それでタイトルの通りだが行きたくないのに行ったら
この5割より確率が上がると思う。

何故なら行きたくない理由が絶対にあるから。

天気がぱっとしない・体調が悪い・他にやりたい事ができたなど
何らかの理由があるから行きたくないわけだ。

仲間と行く場合は迷惑をかけるからとでかける人がいるが、
それは反対でそんな人が参加するのが迷惑をかける。

他のメンバーは参加者が減っても何の支障も無いのだから
行きたくないのならさっさとキャンセルすべし。

俺の場合は気まぐれだから予定していても朝気分が乗らないと
即中止にするが、仲間との場合は言いだしっぺだから少々の
事では行くかもだ。
しかし、そんな事は一度も無いからよっぽど仲間との山が楽しいらしい。

俺の仲間達はマナーの良いのが多いから助かるが、例えば
俺が遅れる(情けないが)と必ず誰かが追いつくのを見届けて
くれている。
これは非常に重要でドンドン先に行ってしまい下山後に
連れが降りてこないので大騒ぎになるなんてざらだ。
パーティーで歩く時は目に入る距離を保つべし。

俺が歩くか歩かないかを決める第一は天気だ。
何故かと言えば雨の日に歩いても眺望は無いし、
衣類が濡れて気持ち悪いし、滑り易くて転倒の確率が
異常に高くなるから。
縦走中の急な雨は仕方がないが、前もって天気が悪いと
分かってて出かけた事は一度もない。

最初はこの程度にして次回からはテクニックに入ろう。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今度のバス事故は山と同じ

2016年01月19日 | 山技術

山での滑落や転倒事故の大半が危険箇所では
発生せずその直後に起きている。

山歩きをしていれば良く分かるだろうが、日常の中でも
良くある事だろう。

難しい仕事をやり終えたらほっとして一瞬弛緩してしまう、
あの一瞬が山では大問題なのだ。

昔北穂・涸沢間にある梯子からの転落死亡事故が連続
した事があったが、今思うと梯子を上り下りする最中に
落ちる筈は無いから、登り(降り)終えた直後にバランスを崩して
転落したんだろう。
登り(降り)終えての梯子からの第一歩が浮石の上だったら足の2点確保なんだから一発で滑落だ。

それと常念の一の沢ルートの胸突き八丁でも滑落事故が
続いた事があったが、これは危険箇所を過ぎた直後で起きたと思っている。

この山場を過ぎた直後に弛緩してしまったのが今回のバス事故の
直接の原因だったのではないか。

当事者が死んでしまっているから確定はできないがその可能性が高いだろう。

ルートを見てみるとヘアピンカーブの連続が終わった直後の
緩やかな下り左カーブで事故が発生している。

大型バスの運転に馴れていない65歳の運転手は
どうにか上り終えてホッとしてアクセルを踏んだ可能性が高い。
緩やかな登りだったら何事も無かったろうに、
運が悪い事に緩やかな下り左カーブだったのがなあ。

登りが続いたから緩やかに下っている路面が、
ただの平坦な道に見えた可能性が高い。

周りが見える昼間ならそんな錯覚を起こし難いが、
夜中の2時では路面しか見えないから感覚が
狂ってしまったのではないか。

それと3メートルの落下で天井が凹んでいるのが不思議だったが、
どうも岩か何かの出っ張りに横転して天井がぶつかったみたいだ。
最初は一回転したのか思ったがそうではなさそう。
(今日のTVで立木にぶつかってたのが分かった。1/19夜)


詳細がわからないから何とも言えないが、
運転手の技量の欠如と時刻と場所が最悪だったな。

俺達山屋は「危険箇所の直後に気を付けろ」を
頭から外さないようにしないとな。
といっても体の動きで覚えないと駄目だから、
ヤバイ場所の直前か過ぎたら水を飲む事にしよう。

足を止めて小休止する訳だが、これをルーチンにしたら
頭も体もリセットできるからドジる確率が低くなるだろう。
まだまだ死にたくはないからなあ。

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キノコに気を付けて歩こう

2015年09月26日 | 山技術
明日の歩きではキノコを探してみよう。

数年前に近くの山で、K氏が道の脇の木下で
一抱えもある巨大なキノコを見つけた。

I氏がスマホで調べてハナビラタケと分り、
K氏と俺が持ち帰ったがカミさんと婆様は箸を伸ばさなかった。
色が薄茶色で旬を過ぎた物だと思ってたがそうでもないらしい。
このキノコは忘れようがないが、キノコは同定するのが非常に難しい。

時間が経つに連れて姿が変わるし、
何と言っても同じような毒キノコがあるのが恐ろしい。

あの分りやすいタマゴタケとテングタケ、
ムキタケ・シイタケとツキヨタケなど。

このハナビラタケと先日見たアカヤマドリはしっかり覚えたが。

取りあえず図鑑は持って行く。

キノコが出てる環境が大事だから周囲の写真も撮ろう。
個体と周りの写真を花水木さんに送って教えて貰おう。

現物で覚えないと駄目だがリスクが高いというのがなあ。
花の名前を覚えるより相当に難しいな。


コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

この暑さじゃあ山も辛い

2015年09月19日 | 山技術
雨で二日目続けて仕事ができず、
やっと晴れたと思ったら暑過ぎだ。

カミさんが一月振りのノルディックウォーキングで、
洗濯物を干したんだが薄っすら汗をかいたほどの陽射し。

丹沢や高尾などは物凄い人出だろうが、
暑さ対策を忘れて酷い目に遭っているのがいるぞ。

俺の暑さ対策は何度も書いているが以下。

1.近場の山なら凍らせたペットボトル(水)を濡れタオルで
  巻いたのを持つ。
  冷たい水とオシボリになる。
 
2.沢が出てきたら帽子・タオルを濡らす。
  時間に余裕があれば体を拭く。

3.折り畳み傘を差して歩く。
  当然切れ落ちたり岩場とかの危険な所ではない
  尾根道などだけだが。

4.定期的な水・塩分の補給。
  喉が乾いて飲むのでは遅い。

この四点で結構快適な歩きができる。

明日からの空木への道は空木平分岐まで樹林帯だった筈で、
直射日光をそれ程浴びないから少しはマシだな。










コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夜間登山は団体向き

2015年08月22日 | 山技術
夜間登山というか夜間下山は二度やった事がある。

共に丹沢のバカ尾根(大倉尾根)だったが、何の問題も無く降りきった。

最初は檜洞から大倉まで歩いた時で、
二度目はヘッドランプ無しのオヤジ二人をエスコートした時だった。

二回とも小草平下辺りから暗くなったみたいだった。


稜線歩きは大昔に笠ヶ岳でテント泊した時で、3時から歩き出して弓折への途中まで。

この時は僅か一時間程だったがヘッドランプも使わずに歩いた。

暗い中を明かりを頼りに歩くんだから、当然ながらその明かりしか目に入らない。

周りを見ている余裕は無いというか、そんな事をしたら危ない。

で歩きが単調で全く面白くないから、一人で歩くのには不向き。

この歩きばかりは二人か三人で歩いた方が退屈しない。

群れて歩くのが好きな山屋には持って来いの歩きだ。

高槻の少年少女殺しじゃないが、山にも危ない人間はいるんだから、
一人で歩くのはちと剣呑。

単独が殆どの俺もさすがに相方が欲しいが、そんな酔狂なのはいないだろうし、
軽くヤビツからの大山か二ノ塔辺りでやってみるか。

バカ尾根は駐車場が閉まってそうだし、
片方を夕方やって暗くなってもう一方をやる手がある。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

猛暑の北アルプスの歩き方

2015年08月19日 | 山技術
今回の新穂高から折立の歩きは、去年の聖岳から悪沢岳の歩きに比べて格段に暑いと感じた。

理由は簡単で森林限界が低い上に、道が広くて灌木帯でも陽に曝される所が多いからだ。

秩父沢への登りはほぼ木陰は無いし、その後の鏡平への道も結構陽が当たった。

それからの弓折分岐への登りが最悪だった。
尾根の東側を斜めに上る道だから、まともに陽を浴びるは風は無いはで、下山者も疲れる酷道だった。

稜線に出て少し風がでたが、日差しは強くて日傘を使い続けた。

全行程の8割で傘を差して歩いたと思うが、それでも暑いのだから辛い。

この暑さから逃れるには夜歩きしかないが、北アルプスの広い完璧な道なら、ヘッドランプと手持ちライトで大丈夫だろう。

岩場のトラバースがあると厄介だが、俺が歩いた道には無かった。

ただ三俣蓮華への巻き道途中の急な下りは要注意だな。

しかし、まあ歩く楽しみが無いから現実的には、4時前に歩き出して昼前に小屋に着いてしまう手だろう。

問題は小屋がうまい具合に並んでないという事だな。

と言うわけで一番重要なのはコース設定と言う事になる。

実は今回も折立の入下山にすれば、出発時間を早めて暑さから逃れられたろう。

その分日程に余裕が無いと駄目だから、現役世代にはやり辛い歩き方だな。

体力が落ちた中高年には持って来いの歩きかも。

これほどの猛暑だと、マジで夜間登山を実践しないと駄目かも。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏は夜間登山がベスト

2015年08月14日 | 山技術
長袖・長ズボン・折り畳み傘で歩けと書いたばかりだが、
この夜間登山が最高の歩きだろう。

大昔は丹沢や三つ峠など結構流行ったらしい。

最大の利点は暑さ対策が何も無しに普通に歩ける点で、
唯一の懸念材料が道迷いや滑落・転倒だろう。

一度笠ケ岳からの下山に弓折への稜線を、3時から歩き出した事があったが楽勝だった。

北アルプスの場合は踏み跡どころか立派な道なんだから迷いようが無い。

問題は転倒・滑落だが、ヘッドランプと手持ちのライトの二つで視覚面はOK。

残る転倒・滑落は歩き方を注意するしか無い。

最低浮き石に乗らない歩き方は身に付けねばなるまい。

今回トレランだと思うが、黒部五郎小屋から上高地までナイトランをやってるのに出会った。

三俣蓮華の下山途中で休んでる男に行き先を訊いたら上高地と返って来た。

その時は何にも違和感無かったが、歩き出してアレッとなった。

朝8時までに着けば良いからと言ってたが無理だろうと呆れた。

しかし、スタートが15時なら大丈夫と体調悪くてリタイアしたオバサンが言っていた。

コースタイムは17時間程度だから納得だが、夜間に歩くハンデを考えるとやっぱり凄い。

この例の通り、もう夜間に行動してるのがいる訳で、俺も早速検討する事にする。

手始めは丹沢の馬鹿尾根を歩いてみようか。

大倉行きの最終バスに乗り、頂上で大休止すれば陽が登る頃降り着くだろう。

これに慣れたら山歩きの幅がまた広くなって随分と楽になる。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

夏山は長袖長ズボンと傘

2015年08月14日 | 山技術
今回の歩きで直射日光の凄さがよく分かった。

初日の歩きで下山してきた連中がほぼヘロヘロ状態で、
中にはふらついているのまでいる始末。

それを見て即登るのを止めて翌早朝に歩き出す事にした。
結果黒部五郎小舎までの長丁場になったが、
方針としては間違ってなかったろう。

夏山は涼しい高山でというのは昔の話で、
もう暑さ対策をしないと楽しく歩けなくなってしまった。

結局直射日光をなるべく避けるというのがポイント。
その点では半ズボン半袖は無防備過ぎで、
暑苦しいが長袖長ズボンで皮膚を守るべきだ。

袖口のボタンを留めない方が良いが、
見てるとピッチリしたのを着てるのが主流だな。

俺はワークマンで買ったTシャツと長袖を使ったが、
すこぶる快適な歩きが出来た。

途中で雨に遭遇してズブ濡れになったが、
乾燥室であっという間に乾いてしまった。

それとあの折り畳み傘が大活躍。
日傘と雨傘で日焼けと濡れを軽減してくれた。

今回は鏡平への途中で折り畳み傘愛好家のオジンと
出会ったのが嬉しくもあり珍しくもありだった。

樹林帯や稜線でも風が無ければ少々の雨なら
雨具の下と傘で十分なのに雨具上下で歩くのが解らん。

どうもダブルストックで手が塞がってるから、
傘をさすと言う発想が出て来ないらしい。

しかし本当に低山を歩いてるような強烈な暑さだった。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ザック軽量化の肝

2015年08月04日 | 山技術
至極簡単で

“不要な物を入れない”

これに尽きる。

今回は営業小屋泊まりで、食・住が保障されてるのがデカい。

まあ、その為の小屋だから当然だが。

しかし、そのアドバンテージも、使いもしない物を入れたらオジャン。

何時もデカいザックを背負ってる連中を見て呆れてる。

若いのならまだしも結構な年寄りが小屋泊まりなのに、
パンパンの35L程度のを背負ってるのが解らん。

俺の今度のザックに入れる中身を挙げてみよう。

1.雨具上下
2.下着上下2組・靴下2足
3.地図とコンパス
4.ロールペーパー少量とテッシュ3ケ
5.ピンライト
6.カメラと双眼鏡
7.タオル大小
8.行動食5日分
9.500ccの水2本とプラティパス
10.テルモス
11.街着の上下(短パン・半袖ポロシャツ)
12.日焼け止めクリーム
13.メガネ2ケ(サブと読書用)
14.サングラス(メガネの上からかける物で先日買った)
15.歯ブラシ
16.カットバン
17.果物缶詰め4ケ(極小)
18.スプーン・フォーク・箸
19.ビニールテープ(靴底剥がれ補修用)
20.ウォークマン・携帯と充電器
21.ダウンベスト

ナイフと救急セットは何時も入れないし、ヘッドランプも今回は不要。

スパッツは5年位前から使わなくなった。

ストックも今回は持って行く必要無かろう。

これで三泊四日・小屋泊まりの縦走をするが、貴方のと比べてみたら如何。

使わずに持ち帰るのは16と19だけだろう。

雨具の上は夜の星観察で防寒用に使うはずだ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一昨日のキノコ2種

2015年07月28日 | 山技術
これはタマゴタケだろう


初見のがこれだが、多分アカヤマドリ(花水木さん合ってますか?)




これ一本で四人が楽しめそうなデカさだった。



グルメでは変だし、山技術のカテゴリーにする。

必ず山で遭遇するのに知識が無いばかりに、貴重なキノコをゲットし損なってそう。

今回はタマゴタケの開いたのを見た後、俺の靴と同じ位の立派なのが出てきた。

見るからに美味そうなキノコだったが採らなかった。
食べられるなら次回はゲットしよう。
完璧に覚えたから。

今まで食べたのは、黒戸尾根のハイマツの中で見つけたのと、雁ヶ腹摺山でK氏が見つけたハナビラタケ。

この2つは覚えてるから、上手く行けば4つ目になるかも。
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

怪我は下山や歩きの終盤

2015年07月22日 | 山技術
ヒマラヤの遭難の大半が下山で起きているのは
当然ながら疲れによるものなんだが、
これは山遊び全般に言える事だろう。

俺も今回白雲の小屋寸前で浮石に乗り、
珍しくヤバイ転び方をやってしまった。

左側に倒れてしまい左手で庇って、
人差し指の爪の先下が裂けて出血。
掌も打撲で参ったが幸い軽くて、
今は指の痛みが残っているだけで掌は何とも無い。

疲れによる注意力散漫が原因なんだが、
これを防ぐにはどうすれば良かろうか。

実は防ぐ手は簡単なんだがそれができないんだなあ。

その方法は無心に歩く事に集中するだけ。

しかし、これがなかなか難しい。
ついつい山以外の事やらを考えてしまうが、
決まってそんな時に滑るから不思議だよなあ。
歩くのに体も頭も飽きるんだろうが、
単調な歩きではこれが起きるから厄介なんだ。

今度みたいな事故?を経験したら、
もう歩きに集中する事を忘れないようにしないと拙い。

手首を痛めたりしたら植木仕事なんてできないからなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする