大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

山で出合った獣たち

2011年01月29日 | 山その他
これだけ山歩きをすればいろんな獣たちと出合った。

まず丹沢の鹿。
こいつは塔の岳の頂上でいかにも人馴れしたのが擦り寄ってきた。
人間から食い物をゲットしようとする怠け者なんだが、そうしたのは
餌をやった馬鹿な人間だ。
野生の鹿なら見詰め合うくらいはいいが、逃げ出して欲しいもんだ。
屋久島で遭遇した可愛い小鹿は白いお尻を上下に振りながら逃げてくれた。

カモシカは案外と遭遇するなあ。
北八つの「北横岳」で出合った奴はものの2メーターの距離でお見合いした。
こいつはまったく平然としていて逃げず、結局俺の方からサヨナラした。
きゃつらは結構図太いというか鈍いというか、あまり可愛げがない。

「大雪山」で遭いたかったナキウサギには出合えずじまいだ。
トムラウシのロックガーデン辺りで合えるかと楽しみにしていたが、
声は聞いたが結局駄目だった。

「黒岳」への登りではエゾリスによく出合う。
小さいというのもあるが、こいつは結構可愛いんだなあ。
白雲の小屋にも出没するから、出合う確率が高い。

キタキツネはどこにでもいる。
テント場には必ず出没するし、歩く傍を一定の距離をとって一緒に
歩いたりする。
観光地のキツネと違ってずる賢いキツネらしさが充分にあり、なんか
石でも投げたくなるのが不思議だ。

ヒグマには遭いたくないが、Y氏と降りた五色が原で道の真ん中に
どでかい糞があって、二人ともビビッたなあ。
稜線上にはあまり気配がないが、意外と臭いが濃いのが林道だ。
だからアプローチに長い林道歩きが必要な山ではレンタカーとか
ヒッチハイクを使わないと非常に危険。
「ニペソツ山」は十勝三俣から2時間半も歩くから、レンタカーが絶対だ。
3人程度のパーティー登山で料金をシェアするしかないなあ。

去年は「白山」の「甚之助避難小屋」の前でオコジョが目の前を走り回ったが、
あまりのすばしこさに写真を撮れなかった。
思ったよりもっと小さかったし、顔が余り可愛くなかった。

それから去年箱根の「明星ケ岳」でテントを張った時は夜中にイノシシが通り
かかってビビッたぜ。
ドスドス、ムホッムホッときたらあいつ以外にはいないよなあ。
たまらず大声をだしたら瞬時に気配を消したのには感心した。

ツキノワグマにも幸か不幸か出くわしていない。
出合いがしらにしかチャンスが無かろうが、その時は一戦を覚悟しなければ
いけないから無事では済まない。
命までとられる事は無いかもしれないが、あの有名なクライマー氏みたいな
大怪我はしたくないから、充分に気をつけよう。
東北や北や南などでは鈴が必携だが、稜線上などの道ではうるさいだけだ。
人通りの多い道での鈴だけは勘弁だ。
丹沢のバカ尾根やら白山の砂防新道などでこいつを付けている奴を見ると
ぶん殴りたくなるぜ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マッターホルンは体力勝負!

2011年01月24日 | 山技術
昨日飲み屋でY氏が体力があれば充分登れる山といったが、
俺が感じたのと同じだった。
最大の理由はガイドと登らなくちゃあいけないという点だ。
登山の適期が短く、高度順応などの訓練やら、ルートファインディングなどを
考えたらとても自力でやれる山ではないから当然ガイドが要る。

そうすると岩に慣れてさえいれば一歩一歩を確実に上げ下げする事に
集中しさえすればいいわけだ。
おまけに現地の頼りになるガイドがザイルで繋がっているのだから安心だ。
あの順層の登りなら技術的にはそんなには難しくはなかろう。
フリーで歩く西穂から奥穂の方が気持ち的には困難なんでないか。
実際に歩いてないが、ガイドブックなどで見る天狗のコル周辺の逆層の岩の
感じではこっちの方が怖そうだ。

しかし500人も死んでいるらしいから危険な山には違いない。
その原因は標高差1,300Mにあるんだろう。
なにせこれを日帰りで登って降りるんだから相当なタフさが要求される。
それでも山経験8年の女性ディレクターがやったんだから岩に慣れた体力の
ある山屋なら充分可能だろう。
見たところあの女性はそんなに岩慣れしているとは思えなかった。

登山適期に高度順応の時間も持てるくらい滞在できる人ならトライしてみたら
良かろう。
俺はもうとてもそんな体力は無いが、48歳前後だったらやれたろう。
勿論、終日岩と格闘するのなんて真っ平なんだから、やってみようなんてまったく
思わなかったろうが。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「花咲山」でスーパー爺さんと遭遇!

2011年01月23日 | 中央線沿線
驚いたぜ、スーパー爺さんがいるんだ!

ハマイバへのバスで俺の対面に座ったオヤジが花咲山に行くとの事で
一緒に歩き出した。
小学校前で下車して思わず一同学校へ突入、「ありゃ、こりゃ不法侵入だ」と
あわてて戻ろうとしたが、たまたま行き会った地元のおじさんがそのまま
突っ切れると教えてくれた。
こんな時代になんとも大らかな学校もあるもんだ。

鹿や猪避けの柵を二つ通って見晴らしのよい所へ出、オジサンに先に行って
くれと言ったが、先方がこっちが若いだろうから先にどうぞといった。
それで俺が「そちらはおいくつですか?」と聞いたら何と84というではないか!
俺、K氏、I氏(M氏は不参加)の3人が打ち揃って仰天してしまったんだ。
3人とも70前後としか見えなかったんだから、物凄いアンチエージングの
爺さんだった。
なにせ昭和28年に「前穂高」に登ったというんだから、間違いなさそう。
いやあー、まいったね。
去年は種池と冷池に2泊して「鹿島槍」をやったというんだからすごい!
今の俺の20年後だぜ、とてもそんな歩きはできないだろう。
いやはや凄い爺さんに脱帽です。

道は結構急だし、70度近い急下降の場所が出てきたりして気が抜けない。
途中で高川山横の富士、滝子山から雁ケ腹摺山の稜線などが見えている。
右手下にはゴルフ場、その先には「菊花山」「九鬼山」、道志の山なども
見えて結構楽しい。
1時間30分程で「花咲山」頂上に着き、昼の店開きとした。
俺はレトルトのおでん、I氏は握り飯とカレーだったが、K氏は自作の
うどの煮物、豚・大根・厚揚げの煮物と専業主婦顔負けの弁当。
風も無くのんびりしたが、1時間で切り上げて歩き出した。

1時間10分程で中央高速横の道路に降り着いたが、直前に3人パーティーと
行き会っただけの静かな山だった。
「稚児落とし」から「岩殿山」は面倒臭くなって止めた。
跨線橋の上で登りが通過してガックリだったが、15分位でまた来たので
ついていた。

高尾でプチ宴会としたが、Y氏も合流して結構な盛り上がりで幕を閉じた。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今度の日曜は大月の「花咲山」

2011年01月19日 | 中央線沿線
南アルプスの見える山でも思ったが、山仲間との初山行にした。
大月から歩いても行けるからのんびり出発でいいだろう。
これだけだと3時間程度みたいだからバスを使って真木から浅利へ歩いて、
あの「稚児落し」へでも上がってみようか。

しかし本当に厭な地名だよなあ。
あんまりじゃあないか。
もうちょっと考えて付けて欲しいなあ。
なんだか崖の際に立っただけで引きずり落とされそうな気がする。

昔「セーメーバン」から「雁ケ腹摺山」まで歩いてテントを張り、
翌日「黒岳」を踏んで湯の沢峠へ降りた時にやったんだが、結構
眺めは良かったような気がする。
この時は4月だというのに雪が降ってきてやたらと寒かったなあ。

冬場はここらの林道が通行禁止になるので選択肢が狭まるのが
ちと辛いところだが、それでも遊べるところが多いので助かる。
甲州高尾は次の機会にでも行ってみよう。
一人で歩くなら「徳並山」から歩いてみる手もある。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山用具で省スペースだ!!

2011年01月18日 | 山道具
よくよく考えたら山用の服や鍋などを日常で使えばいいんだ!
現役の頃ならそうもいかないが、再就職の今はそんな必要も無い。
なんで気がつかなかったんだろう。

普通の下着を各2枚、山用の物を各3枚も持てば充分生活できる。
現時点で一番状態の良い物以外は全て捨てることにする。
これに重ね着するのをいろんなシーンを考えて残せばよかろう。
相当な量の衣類を捨てることになるが、これでやっとスペースが
空くぞ。
やりだした当初に買って暫く使ったニッカボッカなどなんで
押入れに入れていたんだろうか。

コッヘルも台所に出そう。ゆで卵を作る時などもってこいだ。
寝袋はもう使っているし、エアマットも昼寝に便利だぞ。
ヘッドランプも夜トイレに行くのに使える。
さすがにガスカートリッジは使わないが。
他にも使える物があるかもしれないなあ。

大事に仕舞いこんで、経年劣化で捨てる破目になるのが一番
馬鹿らしいじゃないか。

しかし昨日は素晴らしい眺望だったなあ。
一日中丹沢がクッキリしていて、遠く伊豆の山も見えていた。
山の上からなら大展望に大喜びしただろうに。
こんな時はリタイアした連中が羨ましいよなあ。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

冬の丹沢表尾根は眺望が楽しい

2011年01月14日 | 丹沢
山に嵌ったのが二の塔から眺めた海の上に伊豆七島が新島辺りまで見えた
抜群の眺望に出会ったからだった。
確か94年の一月だったが、その大展望にビックリしてしまったんだ。
当然その頃は今ではなんてことも無い「富士山」が目当てだった。
しかし客観的にみても丹沢からの富士は案外といい景色ではあるなあ。
いい塩梅に前衛の山が露払い役をしているので奥行き感があっていい。
まあ、近場からの展望では大菩薩の稜線からのが一番だが。
白い南アルプスが横一列に並んで素晴らしい。

さて表尾根だが案外とアップダウンが多いぞ。
行者岳の鎖場は一見怖そうだがよく見れば手がかり、足がかりが多い。
よく見て、足や手を置けば大丈夫だから怖がらないこと。
鎖は今の季節は冷たくて大変だからイボ付きの軍手が便利だ。
防寒用の手袋をしているだろうからそれで充分。
ただし全体重をかけたりせず補助的に使うべし。
具体的には利き手でないほうで軽く掴んで上り下りすればいい。

このルートはいくらでもエスケープできるというのが良し悪し。
まず二の塔、次に三の塔、それから烏尾山、その先の書策小屋、
そのまた先の政次郎尾根と、まあ5本も途中下山の道がある。
無事「塔の岳」に辿り着いたらあまりの整備のされ様に驚くだろう。
とても山頂とは思えぬくらいに手を入れられているが、表土が流れ去って
しまった為で致し方ない面もあるがちょっとなあ。

ここからの眺望がこのルートのハイライトだろう。
存分に楽しんでから大倉尾根を降りるか、もっと足を延ばして小丸か
鍋割から降りるか、好きな道をとればよい。
体力と時間的な面から普通は大倉尾根を降りるだろうが人の多さを
覚悟して降りること。
途中に霜柱が融けた泥んこの道があるからスパッツ必携。
汚れた靴は大倉のバス停で水洗いできるから皮製の靴が最適だ。

近場で眺望を楽しむにはお手軽で楽しいコースだ。






コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今日の寒さはとんでもなかった

2011年01月11日 | 山計画
いやあ、寒かったなあ。
こんなのは久し振りだ。
ちょっと外に出ただけで体が冷え切ってしまうだもんなあ。

しかしそういえば今年の正月は遭難が殆ど無かったなあ。
毎年、北アルプスとか南アルプスで遭難が発生するのが
常態化していたんだが。
それが今年は無かった(?)のだから良かったよなあ。
救助隊も結構危ないし、無駄な金を使わなくて良かった。
勿論悲しむ人が出なかったという事が一番だ。

山では絶対死なないようにしたい。
なにせ皆に「グッドバイ」を言えないなんてちょっと寂しいだろう。
生は死で完結するんだから一人寂しく山の中なんてまっぴらだぜ。
そういう点でも冬は高い山は避けるというか、まあ体が拒否するから絶対にパス。
まあノンビリ・マッタリの日溜りの山で遊ぼう。

足腰を鍛えるのは3月からの三ヶ月でやっつけて、6月からの本格的な山に
備えることにしよう。
それでも少しは歯ごたえのある山を時々やる必要はあるだろう。
まあ訓練と割り切ればあのバカ尾根をピストンすれば済むんだが。
経費も安く上がるし良いのだがいくらなんでもなあ。
月に一回は奥多摩か丹沢の6時間程度の歩きの山をやろう。

「ドラム缶橋からの三頭山」「ヤビツ峠からの表尾根」
「笹子雁が腹からお坊山東南稜」などが良さそう。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北岳とマークスの山

2011年01月10日 | 南アルプス
今日録画した「容疑者Xの献身」を見た。

本自体もよさそうだったが、ドラマ自体もまあまあだった。
堤のストーカーっぽさも良かったし、あの松雪のはかなげさもピッタシだった。
その中に福山と堤が冬山をやるシーンが出てきたが、八方尾根みたいだった。

映画は見なかったが高村薫の「マークスの山」は面白かったなあ。
その中の重要な場所が「北岳」なんだが、小説の中では2-3箇所山関係で
変だなあというところがあったが忘れた。

これも冬山の話で「池山吊尾根」が重要な場所なんだが、俺は冬やってないから
実際どうなのか分らない。
しかしよくこんな場所を選んだよなあ、少しは山をやっていたんだろうか?
風貌からすると案外やっていそうな雰囲気の女性ではあるが。
なかなかいい山に目をつけたもんだと感心する。
北岳以外ではあのテーマには負けるだろう。
山の格とか重さとか、ちょっと大袈裟にいえば荘厳さみたいなものかなあ。
それと冷たさ、恐ろしさ、山の厳しさ。
やっぱり山を齧っていたとしか思えないなあ。

この頃は山関係の映画が多いなあ。
「剣岳 点の記」が結構入ったみたいだし、漫画の「岳」というのも映画化
されるらしい。
これは小栗旬が主人公らしいからまた山に雪崩れ込むのが増えるだろう。

これだけ山をやる人間が増えるといろんなところに影響が出るなあ。
いろんな人間が「山」でメシを食うことができるわけだ。
少しはというか、結構な経済効果ではあるが、その分遭難にともなっての
社会的出費も増えることになる。

個人的に山岳保険に入っておけば少しは税金を使わずに済むぞ。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

甲州高尾山で一人鍋もいいか

2011年01月08日 | 中央線沿線
明日の「焚き火の集い」はとんでも無いことになりそう。
ラム酒、アーモンド、シナモンを使っての「焼きリンゴ」に
遠路はるばるモンゴルからのウオッカまで加わり、終わった後は
厚木の「シロコロホルモン」に突入するかもしれないらしい。
先日の忘年山行のヘベレケ状態の二の舞だけは避けよう。

山もこんな寒波の中じゃあ弁当も冷たくて不味いから、手軽な
レトルトのおでんが定番だったがちょっと豪勢に鍋という手もある。
手軽に「豚シャブ」とうどんにするか。
豚とホーレン草があればOKなんだから重くはないし楽チンだ。
おまけに一人用のコッヘルで間に合うから冬の山歩きにはピッタリだ。
うーん、何だか早く食べてみたくなったなあ。

日溜りでのんびりと絶景を見ながら喰える場所は何処だろうか。
俺にとっての絶景とは南アルプスなんだが、これが見える所となると難しいぞ。
おまけに人のいない静かな場所とくれば超難問だ。

南大菩薩・白谷ケ丸の岩陰というのがベストなんだがこの時季は
タクシーが湯ノ沢峠まで入れない。
大峠へも駄目だろうから下から歩かねばならずちと無理かな。
歩くなら桑西から湯ノ沢峠まで行き、白谷ケ丸へ登るしかなかろう。
帰りは峠から右に沢沿いを降りて、延々と林道歩きだなあ。
やっぱりこれは敬遠したいから、候補からは脱落だ。

南面で座っても南アが見えるというのが厳しい。
こんな場所はなかなか見つからないなあ。
いろいろ調べてみたが結局俺の行った山では今行ける所は無さそうだ。
丹沢の鍋割あたりは良さそうだが客が多すぎるだろう。
最悪散歩の後に桃畑という手もあるがやっぱり山の上からがいい。

まだ歩いていない山で見晴らしのいい奴となると「甲州高尾山」か。
山火事で見晴らしは抜群だし、座って眺望がいい場所はいくらでもありそうだ。
まあ人がいないという訳にはいかないだろうがここで我慢しよう。
勝沼ぶどう郷から歩くしかないだろうなあ。
こんな山にタクシー代をはりこむ身分じゃないし。



コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

フリースであの惨劇は無かったかも

2011年01月07日 | 山技術
この2-3日の寒さでよーく分った。
フリースは防寒着としては強力なアイテムだ。
まあ普通に知れ渡っている事なんだろうが、俺は
あの嵩張りがいやで敬遠していたんだ。

しかしこの寒さは毛のシャツの上に雨具の上を着ただけでは
とても耐えられず、薄いフリースを着たら一発で解決。
一番下はあのファンイントラックのメッシュシャツ、次に
Tシャツ、ゼロポイントの冬用下着、その上に毛のシャツと
いう重ね着。

結論としてこのメッシュシャツと薄手のフリースを夏山でも
ザックに入れておくことにしよう。
夏用の薄いシュラフでもこの二つがあれば3千メータークラスも
何とか凌げるだろう。
二つ合わせても一万もしないんだから一考の余地はある。
俺は新しいフリースを千円前後でゲットするつもりだ。

あの「トムラウシ」もこの二つがあったら助かっていたかもだ。
まあ夏山にフリースなど考えもしないだろうなあ。
重量も大したことないし、夏冬といわず一年中使わなければ損だ。

超薄手のフリースをユニクロにでも捜しに行ってみよう。
無ければ今のを使えばいいだけだが、何とかして嵩を小さくする
方法を考えよう。

しかしこの寒波の中の避難小屋や開放小屋、はたまたテントの
中はどんな寒さなんだろうか。
10月の青年小屋のテント場でも震えあがったんだぜ。
とてもじゃないがこの寒さの中で寝ようなんて思えないよなあ。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

焚き火にもってこいの寒気の襲来

2011年01月05日 | 山技術
いやああ、寒いいいー。
こんな寒さ、久し振りだなあ。
こりゃあ、又日本海側は大雪だ。
そのお陰で関東圏がピーカンなんだから申し訳ない気もする。
まあしかし自然地理の所為なんだからどうしようもない。

さてあのKaグループの焚き火の集いが迫ってきた。
どうやら待望の寒波の中でやれそうだ。
なんたって本物の「焼きリンゴ」を喰えるんだから参加しないなんて
ありえないよなあ。

それと「焼きイモ」だよなあ。
家で蒸して食べても殆どが甘くなくてガッカリするイモばかりなんだが、
焼くとメチャクチャに旨いよなあ。
ついでに言えば、トマトの酷さといったら無いよなあ。
何でこんな事になってしまったんだろうか。

焚き火といえば、T氏・I氏と行った「笛吹川東沢」での焚き火は
楽しかったよなあ。
何せ一晩中焚いていて、翌日家に帰って女房に「まるで燻製」と
呆れられたんだ。
イワナやヤマメなどの魚を焼くでもないのによく一晩中焚いたもんだ。
それこそ「イモくらい持っていく頭も無かったのかよ」だぜ。

しかしあの時は結構ヤバかったんだ。

まずホラノ貝手前のぼろぼろの橋を渡ってしまったんだが、実は超危険で
渡らないで済む様に下に降りる道があったんだ。
よく折れずに渡りきったもんだが、運が良かっただけだぜ。

あとは帰りにI氏が先行して沢からの上がり口を見過ごして、そのまま
降って危うく遭難するところにT氏が追い着いて事なきを得たんだった。
パーティーはバラケさせてはいけません、こんな基本的なことができなかったんだ。
まったく情けない話だ。

今度の焚き火はそんなヤバさはまったく無い、楽しく食べて飲んで喋ってと
本当のオトナの遊びだ。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

結局「越前岳」はパス

2011年01月04日 | 近場の山
どうしても体が動かない。
ブログで登ると決意表明しても駄目なんだからどうしようもない。
まあ仕方が無いから忘れてしまおう。
桜の時季に気が向いたら行ってみてもいいかなあ位にしておこう。
御殿場線沿線の桜が結構綺麗みたいだからそれに引っ掛ける位のノリが無難。

何だか近そうなのに移動だけで6時間近くもかかるんじゃあなあ。
車ならすんなりとやっつけていたんだろうが、電車とバス派には苦難の山だ。
それでも登るという人がいるかもしれないから一応下調べだけでも書いておく。

まず小田急を使う場合は「御殿場往復キップ」というのが便利。
本来はあのアウトレット用なんだが、結構安くなるから使わぬ手は無い。
バスは十里木発が少ないから行きに使って、山神社へ降りて「愛鷹登山口」から
帰るか、「愛鷹登山口」基点で割引峠経由の周遊という手だろう。

この山に食指が動かない大きな原因の一つは目の前に富士が鎮座しているという
点だろうなあ。
もう直前にそんなでかい図体を見せるんじゃあないよという心境だぜ。
前衛の山の後ろに慎ましく(それでも十二分に目立つが)座っていてくれれば
それなりにいい風景なんだが。
南アルプスが北岳あたりから海に落ち込むまで全部見えるというのが魅力だが。

話し変わって越後の二王子岳の眺望にはまいったなあ。
この地味なブログに(身内以外で)最初にコメント入れてくれた「もなじいさん」のブログ
夕陽と山日誌(http://sunset940.blog120.fc2.com/blog-entry-50.html)を
一昨日見てその素晴らしさに仰天したのだ。
目の前に飯豊が広がっているんだが「富士」と違って素晴らしいの一言。
おまけに朝日や遠くに鳥海、守門や浅草岳、越後三山他が見えまくるんだから
堪えられない。
さすがに冬はとても無理なんでせめて残雪の頃に行ってみようと思案中だったが
何とか今年実行しよう。
頂上の避難小屋に寝ればゆっくり絶景を堪能できる。

新発田からタクシーで入るのが一番楽そうなんで誰か誘ってみよう。
いざとなれば一人でも仕様が無い。
安いのは当然バスだが2時間の舗道歩きは辛いなあ。
池袋からの新潟行きのバスとJRを乗り継ぐのが一番安いだろう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山ももっと緻密に計画してやれば良かった

2011年01月03日 | 山計画
つくづく計画性を持ってやるべきだったと後悔しても
文字通り「後の祭り」だ。

何せやりだしたのが46歳からなんだから、結構な荷物を担いで
歩ける期間が短いのを頭に入れておくべきだった。
そういう意味で「面白い山・楽しい山」をやりまくったのは
分別が無かったよなあ。
逆に考えると短い「山遊びの旬」を遊び尽くした(?)のは
まあ満足といえるかも。

しかしやっぱり60代で「南アルプスの縦走」やら「越後駒と
中の岳」の縦走が残ってしまったのはまずかった。
今年なんとかやってしまう予定だが、あの「やりたい山」トップ3の
一つの「カムイエクウチカウシ山」はどうも無理みたいだ。
まあそれはそれで仕方が無いが、少し惜しい気はするよなあ。

それで、もし今40代前半で山をやり出したとしたらどう計画したら
ベストだったろうか。

40代半ばに17Kの荷で12時間の行動可能、かつ岩場も
苦にならない「山力」を身につけたとしておこう。
日程は4泊5日を限度にしておく。

まず一番ロングウォークに向いている夏山。

南アルプスの縦走を最初に片付けるよなあ。

①千枚岳から悪沢岳、赤石岳、聖岳を踏んで下山
 荒川小屋、兎岳避難小屋の山中二泊でやっつける
 当然聖から直接下山して茶臼などには廻らない。

②三伏から塩見岳を越えて広河原まで
 
③白根三山の縦走

しかし②③は別にやる必要も無かったなあと思っている。
塩見は三伏からのピストンで充分だし、白根三山は
面白いのは北岳周辺だけだったから。

まあ北アルプスはたいして登っていないが50代でもOK。

中央アルプスの木曽駒が岳から越百山までの縦走位を
やっつけておけば充分だろう。
俺はこれを空木から木曽駒を抜けたのとRWを使って
空木から越百を歩いた2回でやったが、1回でやれるだろう。

大雪からトムラウシまで歩くならこれも加えておこう。
黒岳石室、忠別小屋、ヒサゴ沼の小屋に寝てトムラはピストンで
天人峡へ下山した。

これに今年の「中の岳から越後駒」を秋山でやっておけば
あとは何とかやれるだろう。

結局今振り返ればこの6件さえ早めに歩いていれば良かったんだ。
この他には一気に4泊5日以内でやらなくちゃあならない歩きは
ないだろう。「雲の平」などでのんびり遊ぶのは体力無しでも
充分できるから除外する。これは結構面白そうだなあ。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

熱海玄岳は超展望だった!

2011年01月02日 | 近場の山
いやあー、初山でこんな大展望で満足、満足。
登り1.5時間、下り1時間の超お手軽の歩きで
楽しめるんだからもっと人気がでてもいいよなあ。
今日はたった9人と会っただけの静かな山だった。

家を9時過ぎに出るという山屋にあるまじき遅さだったが
登り口のバス停を11:30に歩き出せた。
コンクリートの道を25分程度で、鹿の木の作り物がある
登山口に着いた。

写真はクリックで大きくなる。

登山口


最初は竹林の傍を通るがダラダラの登りですこぶる楽だ。
車道の上の橋までバス停から約50分、山頂には1.5時間で
着くという超楽勝の山だが、何と南アルプスの光岳から荒川岳
あたりまで見えている。残念ながら赤石以北は雲の中だがこれだけ
見えていれば充分だ。
南アルプスを南東方向から見るのは滅多にないから新鮮味がある。
聖も何か別の山みたいですぐには同定できなかった。

山頂


沼津市街の上に南アルプス


右にスパンすると雲に隠れた富士だが、まあどうでもいい。


左にスパンすると曲線が美しい海岸線と沼津アルプスが見える。
この景色が結構気に入っているんだ。


20分ほど眺望を楽しんで食事をしに降って、あの熱海を見下ろす
食事どころで店を広げた。
登る時に婆さんと孫2人がラーメンをすすっていたのが丁度店仕舞いだった。

熱海市街と相模湾


何だか寒くて手がかじかんでいるが、そういえば霜柱が残っていたなあ。
結構冷え込んでいるらしい。
おでんとにぎり1個で切り上げて腰を上げた。
それから50分でバス停に着いたが、登山口の先であの3人組に追いついた。
遊び遊び歩いていたらしいが、15:00のバスに乗り込んで15:18の電車に駆け込んだ。
今日は行きは箱根駅伝の日で小田原は人だらけだったが、その先の下りは空いていた。
反対の上りは正月を過ごした連中で溢れ返っていて、帰りも電車は結構混んでいた。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

謹賀新年

2011年01月01日 | 山計画
この地味なブログに立ち寄ってくれている皆様!

新年おめでとうございます。

この一年お互いに無事山遊びできるよう祈るとともに
充分に気を配ってケガなどせぬよう徹底しましょう。

しかし連続する時の流れを暦でメリハリつけるとは
先人の知恵は素晴らしいものだが、一月一日を冬のある日に決めたのは
どうしてなんだろうか。
夏の暑い最中でもいいだろうし、春でも秋でもいいのに。
素朴な疑問だが単純明快な答えがあるんだろうなあ。

今年は「体力勝負の山」の打ち止めの年にする予定で、最後の頑張りどころの
一年だ。

夏の「三伏から畑薙」、秋の「中の岳から越後駒」の二つを無事に
やり終えて、きつくない楽しい山だけを選んでのんびり遊ぶことに
しよう。

新年に相応しい山の写真でもと思ったが去年の越後の「兎岳」は
撮ってないので、大好きな大雪の写真にしておこう。
お馴染みのM氏と高根が原とトムラウシの絵だが、偶然真ん中右に
ピストンしている赤いヤッケの人が写っている。
クリックでオリジナルサイズになる。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする