大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

鳥海山は鉾立から湯ノ台口へ

2011年07月31日 | 東北
M氏と二人で今週末に遠征する。夜行バスの手配も済んだし
天気も良さそうだ。

酒田庄交バスターミナル発鉾立行きの始発が8:03なので
18きっぷは使えない。
乗り継いでも到着が8:30になってしまう為夜行バスを
使うしかない。

鉾立から千蛇谷コースから新山をやって「唐獅子平避難小屋」へ。
なんだか懐かしい名前の小屋だなあ。
「唐獅子牡丹」、学生時代に流行ったよなあ。

ヤマレコなどで調べてみたらどうも花は少し旬を過ぎてるみたいだが
来年どうなるか分らないんだからこの際行っておこう。

コースタイムは6時間程度だからいくら遅くても18:00には
小屋に着くだろう。
今回は一泊でもあるしフリーズドライでなくレトルトで良かろう。
若干荷が重くなるがガス欠にはなりにくいだろう。
フリーズドライは主食にするにはちょっと腹持ちが悪い。
それとアルファ米も今回は「さとうのごはん」で良さそう。
夕食にこれでカレーを食べて朝は餅入りラーメンなどにしよう。

下山は大雪渓を歩いて河原宿から「滝の小屋」、その先の湯ノ台温泉まで。
河原宿辺りの花に期待して歩こう。
「鳥海山荘」で汗を流してバスを乗り継いで酒田へ戻る。

楽しみの食事は平田牧場の「とんや」のトンカツと「鈴政」の寿司。
腹ごしらえをしてから寿司をつまもうという魂胆だが、案外と腹一杯で
行く気が起きないかも。

これをやったら軍資金も少なくなるし、18きっぷの残りで北アルプスで
遊んで今年の夏山は終了だ。

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奥会津が大雨で大変だ

2011年07月30日 | 関東周辺
物凄い雨だが何だかムチャクチャな天気になってしまったなあ。
世界のあちこちで大雨・洪水だ。

あの会津朝日岳で利用した只見町の民宿は大丈夫だろうか。
たしか山での散歩用のズックを忘れてしまったんだった。

もう相当な昔になるが奥多摩の酉谷避難小屋で教えてもらった
民宿で「やすらぎ」だったかな。
旦那が横浜あたりに単身赴任していたなあ。
もう帰って奥さんと一緒に民宿やってるかも。

近くの温泉施設に連れていってもらったが、鉄分の多い温泉だった。
タオルが茶色に染まるから注意が必要だ。

ここの食事はとんでもなくボリュームがあって、さすがに完食できなかった。

会津朝日岳や浅草岳あたりに使えるだろう。

八海山や荒沢岳で利用した六日町の「大和屋旅館」は大丈夫だろう。
南魚沼、六日町などの被害の報道は聞かないから。

しかし鉄道や県道の橋が流されているらしいから、もしこの山域に
入山していたら遭難もしくは缶詰になっているかもなあ。
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南アルプスの花

2011年07月30日 | 南アルプス
今までに歩いて写真に撮った花達を集めてみた。
花に詳しくない人の同定作業に少しは役に立つだろうから。
色別に並べてみた。名前が分らないのだからこの方が
調べ易いだろう。
塩見岳から北岳へ抜けたときと今回の小河内岳からアップした。

     

     

     


ミヤマホツツジ ハクサンイチゲ タカネツメクサ シコタンソウ ゴゼンタチバナ コケモモ

オサバグサ ミヤマミミナグサ ミヤマバイケイソウ ミヤマゼンゴ  ミネウスユキソウ ツガザクラ

ウラジロナナカマド イワオウギ イブキトラノオ チングルマ

上段右端のコケモモは良く撮れていないが葉っぱが同定の役に立つだろう。


     

ヨツバシオガマ タカネシオガマ タカネビランジ イブキジャコウソウ ハクサンチドリ ハクサンフウロ

      

 

ウサギギク キスミレ シナノキンバイ ミヤママンネングサ イワオトギリ イワベンケイ

キンロバイ マルバダケブギ


   

ミヤマハナシノブ キタダケトリカブト イワギキョウ タカネコウリンカ

ミヤマハナシノブとキタダケトリカブトは大樺沢二俣辺りで撮った。


歩いた時期と写真の出来が悪いのがあるから案外と少ない数だ。
これ以外にも花は沢山あるが自分で調べてくだされ。
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最悪のパーティーだった?!

2011年07月29日 | 南アルプス
三伏のテント場でツェルト(2人用)を張っているのがいて、
言葉が九州弁だったので声を掛けた。
そうしたら福岡の産らしくて今は千葉に住んでいて(それにしても
すごい訛り方だった)今回は八女(お茶で有名)に住んでる友人との山行。

翌朝今日はどこへと聞いたら一人で下山するとの事。
何でも相方は一人で先へ行ったが彼は疲れて歩きたくないので残った由。
入山は2台の車で来て奈良田と転付峠からの田代入口に置いたらしい。
先に行った相方は当然ながら荒川から二軒小屋ルートで車へ。

相方はわざわざ九州からはるばるとやって来たので廻れるだけ
廻るつもりで空気パンパン。
片っ方の彼は疲れてもう歩きたくないモードにどっぷりなんだから
当然の結果。

しかし予想外の結末で車に戻るのが大変。
結局身延までJRで行き、バスで奈良田へ戻った。
俺達がバスで戸台に戻って広河原に出て、バスで奈良田へ行く手も
あると言ったが採用しなかった。

大体が山頂でも5分もいない相方と1時間はゆっくりしたい彼とでは
パーティーとしてはちと無理があっただろう。
大なり小なりパーティーに付き纏うマイナス面だが、これほど差があると
ちと歩み寄れないかな。
最初のコース設定に無理があったわけで、お互いの目的が違えば上手く
行くわけがなかったんだ。

俺の山仲間のY氏やK氏、I氏、S氏はちゃんと周りに気を配ってるし、
M氏は体力差があり過ぎるから端から単独行動容認している。
途中でパーティーがバラけるのが一番避けなければいけない事で、これに
まつわる失敗談は結構あるなあ。

そういう点では単独が一番無難な山スタイルだ。
勿論周りに迷惑を掛けないように色々とやらなくちゃあならないが。

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中国の事を笑えないとは情け無い

2011年07月28日 | 政治・経済・社会
山を降りてきてぶったまげてしまった。

①中国の高速鉄道の事故

②ノルウェーでのテロ
  これは殆ど知らないのでノーコメント。

というとんでもない事態が発生していた。

この①では事故直後に車輌を埋めるという考えられない
収拾策をとって世界をアッと言わせてくれた。
おまけに批判の嵐に耐え切れずにそれを掘り出したから
また失笑を買ってしまった。

要するに事故自体が隠せると判断したんだろうがまったく
子供みたいな対応だ。
鉄道省が隠蔽しようとしたんだろうがそうは上手く行く
わけがないだろう。
そんなことも判断できないんだから呆れてしまう。
これで世界の一等国などおこがましいだろうぜ。

ところがだ、この幼稚な中国の事を俺達日本人は笑えない。
あの福島原発事故では我らが政府もこれと同じ事をやったんだ。
「とにかく隠せるものは隠そう」これが政府・保安院・東電の
とった基本スタンスだった。

なにせ震災翌日にメルトダウンしているのに、さも融けていないと
欺いて海水を注入していたんだぞ。
おまけに15日に大量の放射性物質が飛散したのを知りながら
それもダンマリを決め込んで今のセシウム騒動だ。

もっと酷いのはあの福島の避難民に対して本当の事を言わないと
いう事だし、汚染水の垂れ流しを黙っている事だろう。

あの放射性物質だらけの土地に住めるわけが無いだろうよ。
あと何十年も降り続けるんだぞ。
どれだけ放射性物質が累積されると思ってんだ?
もう元に戻れないのだから個人レベルで今後どう生きていくか
判断してもらわなければいけないのにそれを悪戯に遅らせて
いるわけだ。さもいつかは戻れるようなことを言って。

それとあの「汚染水」だ。
これは毎日何百トンもの海水を注入しているんだから、もう一体
どれだけ溜まっているんだ!
もう天文学的なトン数だろうよ。
それを貯めておく施設はとっくにオーバーフローなんだから
海に垂れ流すしかないじゃないか。
とっくにそうしていながらダンマリを決めこんでいるんだ。
太平洋は放射性物質だらけになってしまってるんだ。
もう最悪の国家に成り果てているわけだ、この日本は!!!

中国が笑っているだろうよ。
そしてあの北朝鮮の金正日達も。


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JR東海の車輌やら駅弁やら

2011年07月28日 | 中央線沿線
6:14高尾発の松本行きに乗ると中央アルプスにはバッチシだが
上諏訪で乗換えだ。
ここで乗り込むJR東海の車輌は綺麗だ。
まあ東日本の管内を走るからいいのを使っているんだろうが。
この車輌の売りは綺麗で広いトイレだよなあ。
普通にある狭いのと違って多目的トイレでゆったりできる。
それと今日は後部に荷物室のコーナーをロープで作っていたのに??

  
東海の車輌 車内風景 荷物室?

それとこの頃はやたらと輪行するチャリダーのオジンやら
若いのやらが多いんだ。
今日は外人までいてなかなか良さそうな自転車を持っていた。


高そうなチャリと外人さんの薄い頭

いつも食べるあの「高原野菜とカツの弁当」は小淵沢の停車時間が
30秒しかなくて手に入らず、上諏訪の改札を出て右手の売店で
「牛肉弁当」をゲットしたが結構美味かった。

 
          牛肉弁当

帰りにはどうしても「高原野菜とカツの弁当」をゲットしたくて
必死で我慢して小淵沢でわざわざ降りて手に入れた。
朝5時前に食べてから9時間も食べてなかったから腹すきまくりだったんだ。
おもわず「やったー、これが欲しくて電車を降りたんだよ」と口走ったが、
先に買い終わった母娘が俺の後で同じのを注文したのが可笑しかった。
味は個人的なものなんだから口に合うかどうかは保証できませんぜ。
おかげで帰宅が1時間遅くなったが他のは食べたくないんだから仕様が無い。

飯田線に入ってからは右手に果樹栽培が目立った。
モモやらリンゴやらキウイかブドウなど。
帰りにはトマトの大規模工場みたいなのまであった。


モモ畑かな
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三伏峠から小河内岳の登山道に咲く花

2011年07月27日 | 南アルプス
意外と色々な花が咲いていて楽しめた。
長野側のガレの縁近くにシコタンソウが多く、
ミヤマダイコンソウも多かった。
俺の大好きな「ゴゼンタチバナ」がハイマツの下に
ひっそりと咲いていて嬉しくなった。

 

ミヤマバイケイソウはこれだけ集まると少し不気味だ。
右はミヤマゼンゴ。前者は水場手前の花畑近くにあった。後者は稜線上。

    

ミヤママンネングサ ミヤマミミナグサ ミヤマダイコンソウの群落 シナノキンバイ チングルマ

ミヤママンネングサの黄色がきれいだった。
ミヤマミミナグサはツメクサの一種と思っていたが帰って調べて分った。
ミヤマダイコンソウは接写のいいのが無くこれを載せた。
残りの二種はお馴染みだが、もう一つハクサンイチゲもあったがいい写真が無い。

接写が上手くできないカメラみたいで新しいのが必要かも。

    

ツガザクラ ハクサンチドリ ミネウスユキソウ キスミレ ゴゼンタチバナ

ツガザクラは滅多に見たことが無かった。あとは良く見る花だが
ゴゼンタチバナは清楚で大好きな花。ハイマツの下にずーっと咲いていた。

    

シコタンソウ シコタンソウ群落 イブキトラノオ イワオウギ ウサギギク

シコタンソウがこんなに多いところはあまり記憶に無い。烏帽子岳周辺に多かった。
イブキトラノオも旬であちこちにあった。
イワオウギは久し振りに見た。
ウサギギクも好きな花でこれは結構瑞々しかった。

  

ウラジロナナカマド オサバグサ 右端は薬師岳のオサバグサ

オサバグサの小ささにビックリ。あの薬師岳のと比べるとまるで小人と巨人だ。
ストックの横の小さな白いのが花だ。
このオサバグサは三伏峠への登り途中で出てきたし、オタカラコウもあった。

他に咲いていたが上手く撮れなかった花を載せてておこう。

オトギリソウ ハクサンフウロ タカネグンナイフウロ ミヤマキンポウゲ ツマトリソウ ミツバオウレン
コケモモ ハクサンシャクナゲ イワカガミ 

こうしてみると案外捨てたもんではない。

烏帽子岳への途中にある花畑は鹿柵のお陰で大分戻ってきているらしい。
ミヤマキンポウゲ シナノキンバイ ミヤマバイケイソウなどが咲き乱れていた。


復活中の花畑

小河内避難小屋のK氏によるとクロユリの大群落があったらしいが鹿に食い尽くされた由。
南アルプスのあちこちにマルバダケブキの大群落があるが、鹿が食わないからなんだから
何か堪らんなあ。

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三伏峠でテント三連泊と小河内岳避難小屋

2011年07月27日 | 南アルプス
初日の登りで呼吸器不調で脚が上がらず14:05に
登り始めて着いたのが17:50と黄色信号。

こりゃテント担いではロングかつあの壁登りは無理と
テントとシュラフを置いて行くことにした。
それで三連泊を申し込んで二日目に荒川に行って三日目に
帰ってくる旨を髭のオジサンに伝えた。
幕営料600円と思っていたらトイレ代の100円加算で
700円だった。
人のいないテントだけがあれば遭難と間違われるからちゃんと
いっておかないとまずい。
テントは全部で15張り程度で充分余裕があった。
テント組はボットン(100円)だが宿泊客は水洗(200円)だった。
あの上ホロ避難小屋のと違って足場が広くて怖くなかった。

まあ二日目が捨て銭といえば捨て銭だが、撤収と設営の
手間を考えたらプラスの方が大きかろう。

さてそんな軽量化をしたにもかかわらず、二日目の「烏帽子岳」への登り
でハアハアいって脚も上がらない。
少しは調子が出るかと頑張るも好転の気配も無く、やっとこ
辿り着いた「小河内岳」山頂で断念、小屋でまったりに決定。
しかしまだ9時半だぜ、小屋番も呆れるだろうよなあ。

    
山頂からの避難小屋      堅牢な建物だ

俺もあのテント場でボケーとするのも面白くないし、あの
「阿房列車」も持参してなかったから帰るわけにはいかないもんなあ。

仕様が無いから戸を開けて入ったら中年女性が石油ストーブで暖まっていた。
とりあえず「休憩とラーメンお願いします」と頼んで一息ついた。
出されたカップヌードルを食べながら雑談して、こちらの状況も
話して泊る事にすると告げた。
そのうち姿の見えなかった旦那が現れて当たり障りのない事を
色々話していたら俺より年上の「山お姐さん」二人が到着して、
その後30代後半位の長身の男性が入ってきた。
それで終わりだろうなあと思っていたら5時近くになって
いかにも「山ボーイ」の格好だがガッチリして馬力の塊みたいなのが
飛び込んできた。
結局俺を含めて5人もの客だが、たぶん珍しい来客数だったろう。

     
小屋とトイレの影絵       トイレ横からの悪沢岳

小屋番は塩見小屋を長くやったK夫妻、山お姐さん達はKさんとNさん。
長身男性はS君、残念ながら「山ボーイ」は不明。
NさんがKさんを初めて山に連れて行ったとかで同じ神奈川の横須賀と
久里浜でS君は埼玉の川口。

俺とお姐さん達は軟弱そのものだったが、といってもお二人は結構な
荷物を担いで来たんだから、俺が一番のヘタレではあった。
しかし残る男二人はとんでもなかった。

S君は16日に広河原から入って赤石岳まで歩いてまた帰ってきた由で
「山ボーイ」は熊ノ平から三伏まで来たが2時くらいだったんでここまで
来たとの事。
後でS君と「普通は三伏で寝るよなあ」と呆れたもんだが、翌日の予定が
百間洞までとかというのにさすがと納得。なんでも「光岳」まで行くとか
いっていたが、本当にタフそうな奴だった。

S君も休みは殆ど山で遊んでるらしくて、今回は「聖岳」「光岳」をやって
降りたかったらしいが道が駄目で引き返してきたらしい。
あの「壁登り」はやっぱり辛かったと言っていた。
なんでもいつも酒を奢ってくれる女友達に「たまには花の写真でも撮って来たら」と
言われて荒川岳の登りで「やけに広い花畑があったんで撮って来た」と言っていたから
帰りの電車の中で見せてもらって仰天。物凄い広さに花、花、花だった。
あれ程の規模はなかなかお目にかかれないぞ。
大雪と違っていろんな花が混生しているがその広さが半端じゃない。
鹿対策の防護柵ができていたらしいが、鹿をどうにかしないとえらい事になる。
鹿にやられた花畑の嚆矢は「聖平の花畑」とK氏が言っていた。

それともっと大変なのは「西洋タンポポ」の除去だなあ。
国立公園の植物なんで除去不能などと暢気な事を役人は言っているが早く
引き抜かないと他の花が駆逐される。
九重の一人一石運動みたいに一人一株運動でもやれば少しは減ると思うがなあ。
昔Y氏と行った忠別避難小屋周辺の西洋タンポポを引き抜いて層雲峡の
「ビジターセンター」に持って行って怒られたんだった。
ブラックバスみたいにならない内にやっつけないと酷い目に会うぞ。







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三伏峠から小河内岳

2011年07月27日 | 南アルプス
三伏峠から荒川岳南面花畑を見ようと歩いたが
呼吸器不調と脚の重さで断念し、小河内岳避難小屋で
まったりのトホホな山行となった。
その換わりにこじんまりとした綺麗な小屋で小屋番夫婦、
山お姐さん二人、バリバリの山青年と山談義を楽しんだ。

それにしてもあの荒川岳のカール壁は迫力あり過ぎ。
なかなかスッキリしなかった天気が続いたが、幸運にも
泊った翌朝に晴れて素晴らしい眺望を楽しんだ。

山岳展望四点(クリックで大画面)

   

左から「雲の中の塩見岳」「荒川岳北面」「聖岳と大沢岳など」「富士」

雲の絡んだ塩見はなかなか。
カールより左の尾根のほうが歩き易そう。奥に赤石と聖。
黒い赤石から百間洞への先の聖達はデコボコでかすぎだろう。
毛無山塊を手前に富士。


その時に真正面に見たカール壁に愕然としてしまい
登らずに良かったと胸を撫で下ろす始末。
まるで垂直の壁にしか見えず、どうやってあんな所に
道を付けたんだろうと不思議だった。
それと小河内岳を降りてからの2時間ほどの樹林帯の歩きに
嫌気がさしたのがダメ押しだった。
しかし結構な歳のオジンが行くのに出くわしたんだから
やってやれないことはないんで、自分の体力の無さに
情けなくなるばかり。
身の丈に合った遊びをやるといいながらだからちと
だらしない。
来年の夏再チャレンジしてあの花畑を必ず見に行こう。
山青年に見せてもらった写真を見て感激、絶対に
生で見ないと一生悔やむに決まっている。

来夏の歩き方は

1.さわら島からの入山
2.小屋に食事付きで寝る
3.一日8時間の行動時間

この3点を守ってやる事にしよう。


花や登山道、山談義などは順次アップ予定。
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畑薙にバスが入れないぞ!

2011年07月22日 | 南アルプス
台風6号の豪雨で路肩が崩壊したらしい。
しずてつバスのHPに書いてあった。

南アルプス南部の「聖岳」「赤石岳」「悪沢岳」などは
マイカーしか無理になった。
復旧の目処は立ってないらしいから当分駄目なんだろう。

という事は随分と静かな歩きが南の南ではできるわけだ。

山の天気予報を見たら、行きたい「白馬・朝日」方面は
イマイチだし、「蝶ケ岳」方面も同様。
念のためと思って見た「聖岳」やら「悪沢岳」方面が
一番スッキリした天気予報だった。

という事で調べてみらこんな事態になっていた。
今年は東海フォレストも売り上げ減少で大変だ。

そこで急遽「荒川岳南面カールの花」を見に行く事にした。

三伏峠小屋に幕営、翌日あの荒川岳の壁登りをやって
荒川小屋で寝る。
翌日三伏まで引き返して鳥倉口まで下山だ。
しかし一気に鳥倉までは無理で三伏でテントを張らねば
ならないから、結局は23-26の3泊4日だ。

それでも苦労してテントを担ぐ価値は充分にあるぞ。
なにせ交通費と幕営料だけで済むんだから凄い。
往復18キップだし1万円もかからないじゃないか。
二日目の荒川小屋で夕食と翌日の朝食を食べても1.5万も
しない。

ひょんな事からあの巨大花畑を見ることができるが
残りの北アルプスは天気次第だなあ。
まあここで楽しんだら「蝶ケ岳」からの「穂高」「槍」を
見るだけでもう充分かも。
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「東電OL殺人事件」が冤罪だった!!!

2011年07月21日 | 政治・経済・社会
東京都渋谷区で1997年に起きた東京電力女性社員殺害事件で、強盗殺人罪により無期懲役が確定したネパール国籍の元飲食店員ゴビンダ・プラサド・マイナリ受刑者(44)が裁判のやり直しを求めた再審請求審で、東京高検が、被害者の体から採取された精液などのDNA鑑定を行った結果、精液は同受刑者以外の男性のもので、そのDNA型が殺害現場に残された体毛と一致したことがわかった。


と読売新聞が報じたとの事だが、とんでもないことじゃないか。

マイナリ受刑者が逮捕された当初から一貫して犯行を否認していたにも拘らず
状況証拠だけで起訴し、二審と最高裁がそれに追随したんだから検察・司法
共に責任をとってもらおう。
要するに無罪とした地裁の判断が一番まともだったわけだ。

状況証拠というのが”確実な証拠”でないのに起訴するというのは予断と
偏見以外の何物でもないだろう。
冤罪の殆どがこの状況証拠によるものだというのを押さえておれば
こんな事は無かったろうよ。
検察は「状況証拠」では絶対に起訴をするな!
これがあの捏造事件の原因でもあったんだろうが。

マイナリ受刑者にとっては地獄の14年間だったんだぜ。
しっかり国家賠償するのは当然だが、高裁と最高裁の判事どもには
検察の担当官と一緒にテレビを通じて謝罪してもらおう。
大体が誤審した判事どもに何のお咎めも無いというのがおかしいだろう。
人間失敗したらちゃんと責任をとるもんだろうが。
そういうのが無い法曹界というのが世間離れしているんだ。

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100均の下着とマッサージチェアで助かった!

2011年07月20日 | 温泉/健康
富良野岳から美瑛岳の縦走の後、いつもの旭川の宿で寝たが
翌朝腰がパンパンに張ってまいった。
ザックを背負うのも一苦労で歩くのもしんどい。

これじゃあ明日からの大雪縦走も大変でどうにかしないとまずい。
整体にでも行こうかと思っても駅周辺では無理そうだしなあと
考えていたら、下着を買おうと思って入った駅前のエスタに
マッサージサロンがあった。

下着は山歩き用と街着ようの2組しか入れてなくてさすがに不足。
ユースで洗濯するとして1組買えば良かろうとキャンドゥに入った。
さすがに100均だ。T-シャツ、トランクス、靴下をゲット。

次にサロンに行ったが丁度施術中で1時間後位との事で断念。
4階に行ってみたら10分100円のマッサージチェアがあった。
少しでも楽になりたかったので駄目元でやってみることにした。
これが案外と効くんだなあ。追加の投入を2回やって合計30分。
何と300円で結構張りが取れて随分と楽になってビックリ。
サロンだと40分4000円だったんだから随分と儲かった。

層雲峡のユースにもマッサージチェアがあったので、「大雪」の
風呂の後で利用して随分と楽になったんだ。

意外な二つに助かったが縦走は雨でパーだったのは既報告の通り。
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初めて石北線に乗ってみた

2011年07月20日 | 北海道
もう7-8回も層雲峡と旭川の間を行き来しているが
今回初めて乗ってみたんだ。

羽田に飛ぶ日にいつもの通りにバスに乗ったが、上川の駅で
一緒に乗った「山おばさま」二人が降りる気配だ。
こりゃJRの連絡があるんだと踏んで俺も降りる気になり、
念のため運転手に確認するとすぐに快速が来るらしい。

降り立った上川駅は随分と綺麗になっていた。
駅員にいつ建て替えたんだと聞いたら2008年というから
もう3年も前じゃないか。
観察力の無い駄目オヤジだよなあ。

ホームで「山おばさま」二人と話したら俺がやった「富良野岳」を
凌雲閣からピストンするらしい。
まあお金持ちにはどんどん社会にばら撒いてもらわないとなあ。

やって来た車輌はたったの一輌だった。
北海道の枝線なんだからこんなもんか。
さすがに冷房無しで扇風機だけだ。

  

左から車内風景、車輌、綺麗な旭川駅ホーム

旭川駅も高架駅になっていて随分とシャレた駅になっていたが
駅前に出るのに時間がかかってウンザリ。
何となくジョイントした「山おばさま」二人に一緒にお昼を食べようと
ナンパされ大喜びで付き合わせて貰った。
店は不案内のようだったので俺の行きつけの駅を出てすぐの
エスタに連れていった。
5階に何でも屋の店があって結構旨いし安いんだ。
俺は山の後は肉専門だから当然トンカツ定食、するとおばさま
二人も続いた。
何でも少人数の山の会に所属してる由だが、やっぱり退会者が
増えてどんどん少なくなっているらしい。
南アルプスの縦走が一つ一つの山がでかくて大変だったとか
いろいろと楽しくお喋りした。
なかなか上品な楽しいお二人さんだった。
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夏山の残りは「鳥海」「朝日小屋から黒岩平」他

2011年07月19日 | 北アルプス
メインの北海道の山旅が終了したが残りをどうしようか。
軍資金が結構無くなったからなあ、ちと苦しいぞ。

M氏との「鳥海山」は外せないから、これにあと二つ位かな。

富良野岳から美瑛岳の歩きで腰がパンパンに張って、翌日が
大変だったからもう軽めの歩きしか無理だ。

結局南アルプスの縦走とか蓮華温泉からの登りなどとんでもない
ということだ。
体力に合った山じゃないと酷い目にあってしまいそうだ。

そうなると栂池から白馬大池へのコースかな。
とりあえず大池で寝て翌日のロングコースに備えよう。
二日目は大池から一気に朝日小屋までの辛い歩きだ。
大雪渓から混み混みの白馬のテント場もあるが。
朝日小屋に連泊して黒岩平までピストンしよう。
下山は大変そうだが蓮華温泉へ降りて汗を流そう。

後はとりあえずは横尾と徳沢に幕営しての蝶のピストン。
他に余裕があったら「八ヶ岳」あたりに遊びに行くくらいで終了だ。
赤岳鉱泉にテントを張ってみるのが良さそうだ。

北アの場合は18キップがピッタリだから4枚使い、1枚が
残るなあ。適当なところに日帰りで遊びに行けばいいだろう。

鳥海の歩きかたは普通に鉾立から登るしかなさそう。
本当は百宅口から歩きたいんだが、あまりにタクシー代が嵩む。
仕様が無いので鉾立を入山口にして唐獅子平避難小屋まで。
翌日登り返して山頂を踏んでから湯ノ台口へ下山しよう。

「聖岳」はとうとう登らずじまいになりそうだが、百名山など
目指してはいないしどうってことない。
そんなことよりもあの荒川岳南面の花畑訪問の方が大事だ。
なんとか再訪して、どんな花が咲いているか見てみたいものだ。
しかしこれだけでも3泊4日が必要なんだよなあ。

花だけなら「北岳」が一番お手軽だよなあ。
御池小屋のテント場に寝て二俣の花を楽しめば大して疲れない。
ここも選択肢の一つに入れておこう。


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「ホテル 大雪」の風呂は良かったぞ

2011年07月18日 | 北海道
スッキリしない天気で猫派の山屋としては残念ながら
3日連続の停滞となった。
その間はユースのすぐ隣の「大雪」の風呂に毎日通った。
なにせ割引券使用で550円なんだから東京近辺じゃ考えられない。
あの循環の鶴巻温泉の「弘法の湯」でさえ1,000円だぞ。
ここのは源泉(73度と泉温が高いから加水してるが)掛け流し。

大きな内風呂ととサウナ、外にジャグジーと大き目の風呂。
この外の風呂からはロープウェイと黒岳が目の前だ。
ホテルだからカミソリはあるし、勿論ヘアドライヤー、ローション類も。
日帰りは11時から夜9時までなのでゆっくり入れるが、
おれの場合は3時位から5時近くまで遊んでいた。

従業員の態度が気持ちが良かったし、掃除も行き届いていて清潔そのもの。
大昔に乳頭山から下山したあの「黒湯」でけんもほろろの応対をされて
頭に来たことがあったんだ。
一度くらい泊ってみたいもんだが格安ツアーで行くしかないか。
なにはともあれ温泉大好き派には堪えられない風呂だった。
七階の展望風呂と三階の展望風呂、一階の内風呂の三つの風呂がある。
泉質なら一階の「チニタの湯」が一番かもしれないが七階の展望大浴場が
やっぱり気持ちいい。

   

左からホテル入り口、正面玄関、ロビーに飾ってある書、館内案内

書は北海道在住の作家の作だがなかなかだ。
「雪山楼閣」と書いてある。このホテルの事を言っているのか?
機会があったら行ってみてくだされ。
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