大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

なかなか賢い改修だなあ

2010年10月31日 | 南アルプス
兎岳の小屋の改修は大助かりだ。

昨今の地方自治体の財政難ではとても再建は無理と諦めていたんだが、
ボロ小屋の中に小屋を造るとは良く考えたもんだ。
収容人数は4-5人だろうが、そんなに利用者があるとは思えないから
満員で寝られないという事は無かろう。

この小屋が使用不能の為に縦走がやり辛かったんだぜ。
荒川小屋から百間洞までか、聖平まで一気に行くかなんだから
必然的に前者になってしまうんだ。

一気に行けばコースタイム12時間くらいだからちょっと無理だろう。
まあ前者はリムジンバスを利用する為の条件の「小屋一泊」をクリアするのに
利用する人が多いだろうが。
食事がいいらしいから(トンカツ?)、テント派も栄養補給と休養には都合が
いい小屋だが。

しかし俺みたいな貧乏山屋はなるべく出費を抑えたいからバスに乗りたくない。
おまけに行程を1日短縮できるのが嬉しい。
兎で寝れば茶臼小屋まで8時間の歩きで行けるし、ダムからのバスにも余裕で
間に合う。
これが聖平からだと3時くらいに歩き出さないと間に合わないだろう。

入山を三伏にするのはリムジンに乗りたくないのと、広河原から畑薙までの
ル-トを完全走破することになるからなんだが、あんまり意味無いか。
あの「南アルプス一番のお花畑」を見るのが一番大きい理由だなあ。

そういう意味では何とか海の日の3連休に2日の休暇を足して4泊5日で
歩きたいもんだ。
あの荒川岳への壁登りも遣り甲斐がありそうじゃないか。

来年の夏は大雪には行けないが結構楽しめるなあ。

ここを3連休でやれたら旧盆は「雲ノ平」で遊べるし、「鑓温泉」でマッタリと
いう選択肢もある。
「朝日岳から蓮華温泉」というのも捨てがたいなあ。
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あの兎岳避難小屋が改修されていた!

2010年10月30日 | 南アルプス
今日ネットで聖岳関連を調べていて発見した!

09年くらいに改修されたらしい。
そうと分っていれば今年でも旧盆休みにやれたんじゃないか。
調べ方が足りなかった。

それなら来年の夏は聖岳で決定だ。
やっと聖で行方不明になった会社の先輩の追悼登山がやれる。

ルートはどうするかな。
できれば東海フォレストのリムジンにはお世話になりたくないよなあ。
とすると三伏峠から畑薙第一ダムまで歩くわけだ。
4泊5日でないと無理!
旧盆の休みが5日あればなんとかなるが4日だと駄目。
両方の計画を立ててみるか。

① 三伏からの4泊5日

  初日:鳥倉林道から三伏峠
  2日目:三伏峠から荒川小屋
  3日目:荒川小屋から兎岳避難小屋
  4日目:兎岳避難小屋から茶臼小屋
  5日目:茶臼小屋から畑薙第一ダム

畑薙第一ダムのバスが14:25発だからそれまでに降りなければならない。
コースタイムは降りついてからの林道歩き1時間を入れて6時間だから余裕でOK。
2日目から4日目までの歩きも8時間程度だから何とかなるだろう。
海の日の連休に休みを2日付けられれば旬の花に会えるので最高なんだがなあ。

② 3泊4日

  初日:畑薙第一ダムから横窪沢小屋
  2日目:横窪沢小屋から聖平小屋
  3日目:聖平小屋から聖をピストン後茶臼小屋
  4日目:茶臼小屋から畑薙第一ダム

全行程がピストンという何とも面白くない歩きだが何とかやれる。
赤石を越えて椹島へはバスに間に合わない。

①が大本命だろう。何とか海の日の3連休にやりたいもんだ。

しかし情報はしっかり調べないといけないという見本だったなあ。
 

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来夏は南アルプス縦走だ

2010年10月29日 | 南アルプス
もう来年の山のアウトラインができてしまった。

6月の飯豊の杁差岳。
7月の南アルプス。
8月の雲の平。
9月の中の岳から越後駒ケ岳。
10月の安達太良。
11月の三国川。

南の縦走が一番問題だ。
やり残した聖をメインにすると余り面白くない。
まああまりこだわりは無いので楽しそうな道とすると、
三伏峠から入って南下するのが面白そうでないか。

当然あのテントを担いで歩くわけだが、初日の三伏と椹島は
自炊するが、あとは小屋の食事にしてみよう。
二日目が荒川小屋、三日目に赤石から下山で椹島。
あの荒川南面の花畑を見るのが楽しみ。

これなら3泊4日でやれるだろう。
海の日の連休に1日休暇を付ければOK。
テントがあれば大混雑の小屋を尻目にノンビリできる。
しかしあの東海フォレストのバスに乗るためには小屋で
寝なければだめだったんだ。
二日目を2食付の小屋泊まりにしてテントで寝ればいいだろう。

聖をやるとしたら日程的にピストンするしかないなあ。
あんまり気乗りしないが順番ならこちらなんだよなあ。
赤石までは昔I氏と旧盆の休みを利用して歩いた。

この6回の遠征費用だけで最低10万は要りそうだ。
せっせと小銭を貯めるしかないなあ。
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今から楽しめる紅葉の山

2010年10月26日 | 関東周辺
さすがに関東周辺の低山あたりが対象だろう。
一番近い丹沢もそろそろだなあ。
大昔に11月中旬に塔ノ岳の尊仏山荘に泊ってとんでもない目にあった。
とにかく超満員でフトン部屋に寝せられたがあまりの暑さと両隣の鼾で
まったく寝られなかったのだ。

寄から入り、雨山峠を越えてユーシンに降りて、尊仏ノ土平から塔へ登った。
同僚2人との歩きだったが、静かでなかなかいいコ-スだった。
この時は材料を担ぎ上げてモツ鍋にしたが、これが大正解。
夕食は5交替で8時までかかったと記録にある。

丹沢はまあ置いておくとして、行くとしたら妙義山の紅葉が良かろう。

11月中旬だろうが、そんなに金もかからないだろうから予定に入れておこう。
9月にあのM氏が相馬岳まで行ったがとんでもなかったらしい。
あの「鷹返し」などとてものことに取り付きもできなかったらしいが、賢明な判断だった。
Y氏が昔入っていた山岳会でも事故が再三あったらしい。
腕力がなくなって落ちるらしいが、とにかく鎖に頼らないと降りられないというんだから
困ったもんだ。
鎖に命を預けたくは無いよなあ。

おとなしく「お中道」でも歩いてくるか。
それで充分紅葉は楽しめるだろう。
わざわざ危ない目に遭う必要もなかろうから。
しかしとんでもない人の数みたいだ。
これを避ける手を何とか考えよう。

土曜日の夕方に入ってどこかで寝ればいいんでないか。
その寝る場所が問題だが。
なんとか探してみよう。

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明星ケ岳の花たち

2010年10月25日 | 近場の山
秋だというのに結構な花があったので写真を載せてみよう。

まずテントのそばに可愛いウメバチソウとセンプリがあった。
ハクサンシャジンは道中あちこちに咲いていた。
結構な群落が2ヶ所ほどあったが、なんか色が薄いなあ。

紫のシソ科の花が目立ったが、調べたらヤマハッカだった。
ヤマラッキョウの花も結構派手だが2本程度と少ない。

トリカブトは少なかったが写真がブレていたため載せていない。
しかし撮りかたが下手だよなあ。

アザミはまだ盛りだったし、ノコンギクもあったがこれもブレていた。
リュウノウギクはあちこちに多かった。

アキノキリンソウ、サラシナショウマの生きの良いのも出てきた。

案外と花が多くて低山も捨てたものじゃないなあ。


ウメバチソウ


センプリ


ハクサンシャジン


ヤマハッカ


ヤマラッキョウ


リュウノウギク


サラシナショウマ


アキノキリンソウ


アザミ


名称不明
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明星ケ岳の赤富士 2010年10月23日-24日

2010年10月24日 | 近場の山
のんびりと低山のテントと温泉、洋食を楽しんできた。
朝は赤富士を撮れたし、花も結構あってよかったが夜更けのイノシシの
来訪にはビックリ。

初日は宮ノ下から歩き出したが、堂ケ島渓谷へ下り、遊歩道を宮城野目指した。
大和屋ホテルというのが自前のロープウェイを動かしていたし、ケーブルカーも
あった(どこのホテルか不明)。
渓谷へ降りるお客用らしい。
遊歩道といっても結構タフなコースで足回りはしっかりせねば歩けない。
これが余分な歩きで約1時間近くかかり、明星へ直接突き上げる道の登り口に
15:50だった。降りてくる連中が結構いるんだが皆初心者っぽい。
こんな時間から登りだすなんて変なオヤジだなあという顔もしない。

道は約1時間のコースらしく、しっかりと段差がある準急登だ。
こっちの方があの稲村岩コースよりよっぽど急だぜ。
途中、道の脇の畑に二ヶ所いいテント場があったんだが頂上まで歩いた。
箱根の町と富士が真正面で素晴らしいビューポイントだったが次回にでも寝よう。
日暮れまでに辿り着くか少々心配したが、なんとか17時前に明星の祠の前に着いた。
ここにペグ用の石があったのでゲットし、もうちょっと歩いてテントを張った。

夜の星はさすがに満月だけあってまったく駄目。夏の大三角などの1等星しか見えない。
ハートレー第二彗星は11月6日の白谷ケ丸のテントまでお預けだ。

この夜の2時頃、運よく目が覚めていたんだが、何か「ムホッ、ムホッ」という変な音が
近づいてくるではないか。
ありゃあ、こりゃイノシシだぜとビビリ「カアーッ」と大声を出した途端に気配が消えた。
いやあ、初めての経験だがまいったぜ。
買ったばかりのテントを破られずに済んでホッとしたが、下手したらケガしていたかも。
動物連中も人間が作った「獣道」を結構利用しているもんなあ。

2日目は雲が多かったが運よく富士方面は晴れており、珍しく富士が赤く染まった。
写真を載せてみるがあいにくお花モードだったらしくぼやけている。
それと花が結構多くて低山でも案外と楽しめる。

久し振りの湯本は人だらけで、本当に温泉のメジャーになっていた。
おかげで洋食屋の「スコット」でも満席で40分後に出直す始末。
まあその前の「上湯」で貸し切り状態でゆったりと温泉を楽しんだから良かったが。


大混雑の湯本駅


渓谷降り口


自家製ロープウェイ


畑からの富士


赤富士1


赤富士2


阿弥陀寺本堂


スコットのミックスフライ(あまりの空腹に思わず食べてしまった)
エビフライとポークカツとカニミソ入りのカニクリームコロッケの三品
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今週末は安達太良の紅葉を見たいんだがなあ

2010年10月21日 | 山計画
丁度見頃なんで何とかして行きたいんだが、情けないことに
先立つ物が底をついてしまった。

脚ももう山から4日も経ったのにまだ痛みが残っている。
こんな経験は16年山遊びしたが初めてだぜ。

まあノンビリウォークで楽しめる山しか行けないよなあ。
というか箱根か弘法山あたりでリハビリウォークをして温泉というのがいいかも。
ただ新鮮味が無いのが玉に瑕。
中央線のあの大鹿峠周辺で遊ぶのもあるが、これもいまいちだよなあ。

金の掛からない避難小屋で寝てノンビリ歩きのできる所てないかなあ。
奥多摩は結構ハードな歩きをさせられしなあ。
今までに行った小屋は

雲取避難小屋、酉谷避難小屋、三頭山避難小屋の3つだが、
御前山や一杯水の小屋も結構きついよなあ。
鷹ノ巣の小屋はつい先日登ったから行く気がしない。

満月なんで山の上で寝たら結構いいんだがなあ。
ハートレー第二彗星は観察し辛いだろうが、満月の光の中の風景もおつな物だろう。

あのテントを低山に張ってみるか。

温泉と絡めるとあの明星が岳の草の上がいいか。
翌日塔の沢に下りて「一の湯」でもいいし、「上湯」でもいいが温泉でゆっくりしよう。
昼飯は久し振りにスコットのミックスフライでも食べる事にしよう。

来年の秋は「三国川の渓谷に映える紅葉」「安達太良の満艦飾の紅葉」で決まりだ。

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越後駒ケ岳と中の岳のやり方

2010年10月20日 | 関東周辺
丹後山の下りを歩いてみて即決定した。
十字峡から登って、中の岳の小屋に寝て越後駒へしかない!
下山路に丹後山、中の岳からの道を採るのは自殺行為(オーバー)なので
当然登りに使う。ノンビリ歩けば何とかなるだろう。

十字峡からの登りは最初の急登4時間が辛いが、その後は斜度が緩くなるのが救いだ。
この道の平均斜度を出してみた。

登山口から967M          26.5度
967Mから1075M        16.0度
1075Mから1560M日向山    21.0度
日向山から稜線登り開始地点まではほとんどフラット
登り開始から稜線分岐         18.0度
登山口から分岐までの平均斜度     17度

となっている。

出だしからとんでもない急登というのが一目瞭然。
その後少し楽な登りとなって、急登で日向山。
800Mほぼフラットな歩きの後最後の急登で稜線だ。
日向山まで頑張れば若干楽な歩きが待っているのが嬉しい。

これに対してあの丹後山への登りは最後の300Mほどしか緩斜面が無いのだから
救いようがない。
登山口から小屋分岐までの平均斜度は21度だから、こちらの方が辛いのがよく分る。

越後駒からの下山は当然枝折峠だが、地図をみたら拍子抜けするくらいだ。
16時過ぎの小出へのバスがあるからノンビリ歩けばいい。
あの地獄の下りとはうって変わってルンルンの下りだぜ。

6月の残雪がある時がいいかな。花も結構あるだろうし。
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丹後山からの地獄の下山

2010年10月19日 | 関東周辺
前日の続きだが本当にこんな急下降の下山は初めてだった。

テント場からは食事もろくにとらずに出発した為、シャリバテ状態になり
兎岳までなんと5時間も要してしまった。
そして丹後山からの下山でほとほとまいってしまったのだ。
時間的にはコースタイムより早く降りついたのがちょっと変だが、とにかく
今までの下山でNo.1の急下降だった。

3:45-5:50テント場6:15-(30分食事)-9:00兎岳-9:45大水上山
-10:50丹後山-14:00登山口


出発は3:45と暗い中を歩き出したが、刈り払った道が2M程もある広さなんで
道迷いのしようもないくらい。
月明かりや星明りでも充分に歩けるんでないか。
ヘッドランプで黙々と歩き、1時間で灰ノ又山だった。

引き続き、背丈ほどの笹やツガの刈り払い道を歩いてテント場に着いた。
テント場に近づいてからは草地や背の低い笹原を歩いたが、天気が良ければ気持ち
いい歩きだったろう。
草原の縁の潅木の中にあちこちテント場があり、トイレも用意されていた。
据え置きのスコップで穴を掘り済んだら埋め戻すわけだ。。
水場をテントの初老の夫婦に尋ねたが、余った水をくれるというのでありがたくいただいた。

とにかく2時までに下山しないと駄目なので先を急ぐが足が上がらない。
歩き出してすぐに昨日の青年(テント場に着いていた)に追いつかれ追い越された。
それから20分くらいで後ろからドスドスと力強い歩きでくる人がおり、なんとあの
夫婦の奥さんだった。ダブルストックであっという間に消えたが、旦那は静かな足取りで
後を追っていった。

彼らは30年前にこのコースを歩いたというベテランだったが、当時は踏み跡はあったらしいが
とにかく藪漕ぎが大変だったらしい。
その時に比べたらメチャクチャに楽な歩きだったろう。

テント場からは見晴らしのいい道になったが遠望は効かず、中の岳もガスの中で一瞬晴れそうに
なるんだがすぐまたガスが湧くという有様だった。
途中たまらずガスを出してカレーうどんを食べてエネルギー補充したが足は相変わらず。
結局兎岳は9時着となんかとんでもない遅さだが、この直前にクロスした中年夫婦には
たまげた。

小屋からかと聞いたら、なんと下からだというではないか!?
一体何時に歩き出したんだろうか。車で来たんだろうが十字峡にしか停められないぞ。
とんでもない連中だが旦那が「灰ノ又山までどのくらいでしょうかね」と馬鹿な事を
聞いてきた。
「俺は遅いから分らないよ」と応えたが変なオヤジだ。
それにしてもよく分らないが、恐らく日帰りでピストンするんだろう。
ザックもデイパックですこぶる軽そうだったから。

小屋に寝てテント場あたりまで遊びに行くというのが一番楽しいと思うんだが、その小屋に
辿り着くのが大変なんだよなあ。

丹後山避難小屋は天水のタンクを片付けたり、掃除をする4人の人達がいたが、毎年10月の
第3日曜日にやるらしい。中の岳の小屋も同様とのことで秋に歩く時は要注意だ。

丹後山を越えていよいよ地獄の下山の開始だった。八合までは草地の歩きですこぶる気分が
良いが、その後は潅木帯・樹林帯の歩きかつ結構急な道だ。
周りは綺麗な紅葉・黄葉で楽しいのだが、下りに結構気を付けねばならず大変だ。
真下を見下ろす所も出てくるし、松の大木が多い3合を過ぎてますます傾斜がすごくなる。
こんな急登なんてあの前白根以上じゃないか!
それも1時間以上の長さなんだからもうとんでもないのだ。
足はよれよれになるし、マジで恐怖感さえ湧いてくる始末で、こんな道は最初で最後にしたい。
やっと降り着いた林道からはすばらしい渓谷美の三国川を見ながら歩いたが、本当に苦しい
下山路だったぜ。

十字峡の先であの小屋の作業に参加した男性に乗せて貰い六日町に戻った。



荒沢岳遠望(大水上山付近)



中の岳(小屋付近)



丹後山避難小屋



紅葉(八合から)


紅葉・黄葉をまとめて









三国川の渓谷美














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銀山平~荒沢岳~兎岳~十字峡 2010年10月16日-17日

2010年10月18日 | 関東周辺
待望の荒沢から兎への縦走だったが、期待はずれかつ天気悪く、更に丹後山からの
急下降でいたぶられ散々の山だった。
下山日の午後は紅葉がたっぷり楽しめたのは良かったが。

2010年10月16日-17日 (1泊2日、テント、単独)

1.初日 銀山平-荒沢岳-灰吹山先で幕営
  9:25-10:30前山分岐-12:00岩場注意-13:20前-
  15:00荒沢岳15:10-16:50

浦佐からの奥只見行きのバスには新潟大WVOBの青年と2人だけだった。
これじゃあそのうち運行しなくなるかもなあ。
2人して(俺が先行したが)反対方向に歩き出してしまい20分ロスしてしまった。
まったくの勘違いで情けなかったが、まあ軽いウォーミングアッップと思えばいいと
2人して慰めあった。

前山へは色づいた中をゆっくり歩いて1時間で着いたが、青年はさすがに早く
歩き出してすぐに置いていかれた。
あいにくの天気で荒沢のピークも隠れているが、前のもっこりしたのは見えている。
歩き易い道を1時間半で岩場注意の看板に着いたが、丁度下山のオジンとクロスした。
この時間に降りてくるとはいくら軽い荷でも早いなあ。

岩場自体は慣れていればどうってことも無く、鎖に頼ったのは1,2ヶ所だけだった。
幸いにガスで下がまったく見えなかったのが良かったかも。
八海山の屏風道の方が手強かった感じがする。
この岩場よりも前からの登りがウンザリだった。
登れど登れど主稜線に出ないのだ。
あの利尻の登りと同じでこれほど疲れる登りは無い。

やっと飛び出た稜線を右の山頂方向を見ると、岩を積み重ねたような変な岩峰がある。
これを二つやり過ごしてから少しでやっと山頂に辿り着いたがもう3時!
テント場までは絶望となったが、どこでも寝られるので何てことも無いが、翌日の
下山がちと心配。
何の展望も無いので10分でさっさと先を急ぐが、最初から結構急な下りだ。
道はツガと笹の切り分け道でところどころ木に縦走路の黄色のプレートを打ち付けてある。
こんな道縦走路以外に無いだろうが、まったく木が痛くて泣いてるぜ。

結局こんな道が大半の縦走路なわけで、見晴らしの良い草地を突っ切る所もあるが、何で
一旦廃道になったか理解できた。
折角切り開いてくれた山岳会には申し訳ないが、俺としてはわざわざ刈り払う価値があったの?
という感想だ。
そんな退屈な道を黙々と歩いて5時前にテントを張った。
灰吹山を過ぎてすぐに小さな池が出てきて、そばに1張り分のりっぱなテント場があったが
もうちょっと歩いて雰囲気の良い草地にした。
さすがに1人用のテントは随分と狭いなあ。
しかし薄い布切れ一枚で立派なシェルターなんだから便利なもんだ。

朝のバスの中で女房とメールであの「ハートレー第二彗星」の位置をやりとりしたが
まったくの無駄だった。

2日目は明日アップ。



前夜泊った大和屋旅館の朝食


岩場注意の看板


鎖場(これより数倍長い鎖場あり)


荒沢岳山頂(無粋なタオルだった)


無駄なプレート


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いよいよ明日の晩から新潟だ

2010年10月14日 | 関東周辺
すべて手配が済んだ今日の予報では肝心の土曜が、「晴れ時々雨」に
なってしまったがそのまま決行。

あの岩場も登りでなら何とかなるだろう。
雨の中のテントはちょっと嫌だがどうしようもない。

前夜泊のいいところは朝飯をしっかり摂れるということだなあ。
いつもは大して食べないから大体がシャリバテ気味になる。
しかし大和屋旅館の朝食は量も味も気に入っている。
2年前の八海山の紅葉で泊って大満足だったのだ。

食事の後約2時間で歩き出すというのも理想的だ。
アルファ米の五目飯とラーメンでテント場まで歩けるだろう。

18時池袋発なんで夕食は松屋の牛メシ程度でいい。
3時間ちょいで着くから貧乏山屋にはありがたいバスだ。
新幹線を使ったら1時間半くらいで着くが、バスの往復5,960円の
価格には換えがたい。

飯豊以北の山にはこの夜行バスが使い勝手がよい。

むかし走っていた「ムーンライト越後」が無くなってなおさらだ。
東北の山で残っているのが「鳥海山」「和賀岳」「早池峰」だが
皆夜行バスでやる予定だ。


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今度の土日で荒沢岳

2010年10月13日 | 関東周辺
いやー、色々と悩んだ末に今週末に変更した。
バスの変更も済ませ今夜支払いせねばならない。

先日の鷹ノ巣山でこれは案外早くなってるんじゃないかと思って、
今日あの伝之助小屋に電話してみたら、

「小屋の周辺も色づいてきた」との事。
「山の上はどうなっているかは分らない」とこれまた正直なお話。

情報としては確実な状況だけを教えてくれて充分だ。

こりゃあ、22-23では遅すぎるだろう。
おまけにこの土日がまあまあの天気になったので変更した。
もう運を天にまかせるしかないがどうしようもなかろう。
あの岩場の紅葉がドンピシャなら最高なんだがなあ。

しかし土日にやると休みなしに翌日仕事だ。
これは相当に辛いんだが致し方ない。
折角の紅葉なんだからできるだけ旬を見たいもんなあ。

山の紅葉の状況がわかるサイトがあればいいんだがなあ。
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稲村岩コースは普通の道だった

2010年10月12日 | 奥多摩
奥多摩きっての急登との事だったがまったく普通だった。
あれが急登ならほとんどが急登の山になってしまう。

9:10-10:20稲村岩分岐10:50-(食事20分)-13:05ヒルメシクイノタワ-
13:40山頂(昼食30分)14:10-15:20六つ石分岐-17:25奥多摩駅

強いてあげれば、出だしの稲村岩分岐までがちょっと急かなというくらいで、
尾根に乗ってしまったら傾斜も緩く、どうってことなかった。
その証拠に分岐のちょい上で軽く食べている時に、MTBを担いだオニイが
登っていった。
後から登ってきたオジンに物好きだよなあと言ったが、何のことは無いMTB向きの
いい道だったんだ。

このコースのポイントは稲村岩分岐までの道だ。
沢に落ち込む崖に付けられた道だから尾根道と違って滑落の危険が高い。
雨の後とか雪が積もっていたりした時は充分注意が必要だ。

それとここを意識的にゆっくり歩けば後でバテる事はないだろう。
それからいくら「ヒルメシクイノタワ」とかいっても、ここで食事は無いだろう。
あと30分も歩けば展望のいい頂上なんだから。
4,5人が食べていたが、皆頂上で中休止になっていた。
多分、皆初めてだったので頂上までまだ結構かかると思ったんだろう。

それと頂上まであとどれ位かかるか知りたい時があるよなあ。
こんな時にどうすればいいだろうか。

よく遭遇するのが「あとどれくらいで頂上ですかねえ」と聞くやつだが、これは駄目。
聞かれた方も困るよなあ、聞く奴がどれだけの能力か分らないんだから。
大体こんな質問にはほとんどトンチンカンな答えが返ってくると思ったがいい。

一番いい方法は「頂上から何分で降りてきましたか?」と聞くことだ。
答えを聞いた後でどれ位の速さで降りるか確認してから登る時間を推測すればいい。
普通のスピードで降りていれば2割り増し程度の時間だろうし、メチャ速い
奴だったら倍の時間と見ておけばよかろう。

最後に稲村岩の事を書いておこう。

ホールドがしっかりしているから別に難しくはない。
普通に岩場を歩くことができるんだったらほとんど問題ないだろう。
しかし展望自体は当然だが大したことは無い。
川苔山も稜線近くしか見えないし、手前に採石場が見えて興を削がれる。
岩場歩きが好きなら、まあやってみたらといったところだなあ。

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鷹ノ巣山は色づいた 2010年10月11日

2010年10月11日 | 奥多摩

いやー、まいった。
稜線からもう紅葉が始まっていて、来週末あたりで上の方は見頃になりそうだ。
ということはあの荒沢岳も来週末で紅葉のピークということじゃないか。
しかし天気が悪いんだよなあ。
天気の悪い時に紅葉を見てもつまらないし、やっぱり22日-23日だろう。

ところで鷹ノ巣山は稲村岩のコースから登ったが、奥多摩きっての急登との
話だったがどうってことなかった。
すこぶる歩き易い道でどうして急登なんて事になってんだろうか。
稲村岩も登ってみたが往復で30分かかったがあんまり景色はよくない。

ヒルメシクイノタワ手前あたりから結構色づいていてビックリ。
30分ほどで頂上に飛び出して、結構なスケールの景色が広がっていた。
雲が多いがどうにか富士も見えているし、丹沢や正面の三頭山がでかい。

久し振りの石尾根だったが、すこぶる雰囲気が良くて気に入った。
昔歩いた時も結構良かった記憶があったんだがこんなにいいとは思わなかった。
今日みたいに慌ただしい歩きは面白くないから、今度は避難小屋に寝てノンビリ
歩くことにしよう。

しかし今日の奥多摩はすごい客だった。
奥多摩駅までほぼ満杯の客で、東日原行きのバスは3台も出た。
まあほとんどが川苔橋で降りて、終点までは11人だったが。

2011年12月の記事はここをクリック


奥多摩駅改札


川苔橋バス停


色づいた


風格あるブナ


雲の中の富士


三頭山と丹沢遠景


大岳山と御前山

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山で死なない為に必要な物とは

2010年10月09日 | 山技術
山遊びは楽しいのだがどうしてもいろんなリスクがついて廻る。
下手をすると命を落とすという事態が発生する遊びと言うことを忘れては駄目だ。
それをできる限りなくす為の道具、登山技術があるわけで、これなくしては
安全に遊べない。
道具と登山技術の基本的な物を書いてみよう。
15年程度の遊びで学習したから案外と役に立つと思う。

①道具

道がしっかりついている、山と高原地図の実線の山。

  1.地図 山と高原地図程度で可
  2.コンパス(山用の物)
  3.ヘッドランプ
  4.食料、水
  5.雨具
  6.ツェルトまたはレスキューシート
  7.携帯電話

これだけは最低必要だろう。


さて何故1.2.が必要かというと、道迷いの可能性はどんな山でもあり得るからだ。
昔、丹沢の表尾根で塔ノ岳からヤビツ峠に歩いた時に危うくやりそうになったし、
他でも「あれ変だぞ」と引き返したことは何度でもある。
この時は開策小屋を過ぎてから水にえぐられた凹みを道と勘違いして谷へ向かって
降りようとしてしまった。すぐに気づいてあわてて引き返して何事も無く済んだが。

いったん迷ってしまえば1.2.が無ければお手上げだろう。
まして霧でも出てきた日には一歩も歩けない。

コンパスの使い方は下記参照。
http://www.echigoyuzawa.com/index37.htm

3.は帰りが遅くなる可能性は結構あるからだ。

これも丹沢だったが、オヤジ2人組みが花立山荘の前で3時過ぎにに休んでいた。
こいつらヘッドランプ持って無さそうだなあと思ってつかず離れず歩いたら
やっぱり持ってなかった。晩秋で日暮れが早いのを計算に入れてなかったのだ。
幸いランプはいつも2ケ(頭につけるのと手に持つもの)持って歩いているので
1ケを先頭のオヤジに持たせ、最後尾について歩いた。
渋沢でお礼に一杯奢って貰ったが、こんなとぼけたことはしないように。
特に晩秋からは日の入りがメチャ早くなるので怖いぞ。
暗くなってからは自然林と違って植林帯はまったくの暗闇だ。
自然林なら月明かりでも何とかなる可能性もあるが。

4.は当然だし、5.は雨の日はほとんど歩かないが防寒用として必ず入れている。

6.はテントを持っていればフライシートで代用可。実際俺もそうしている。

7.は歩いている途中で家に「今○○を通過」とメールする為の物。
  歩くルートを書き残してくれば不要なんだが、もし変更したい場合に携帯が通じれば
  メールすれば済む。
  通じない場合は書き残したルート通りに歩かなくてはならない。
  これさえやっていれば登山口に行方不明者として貼り出されることは無い。


藪山などの道がはっきりしていないか、まったく無い場合。

上の基本装備にロープと2.5万分の一の地図が加わる。
ロープは急な下降が結構あって、上からお助け紐的に使うか
本当に支点を取って懸垂下降気味に降りる必要に迫られる可能性が大だから。
2.5万は当然だろう。これが無ければ歩くルートの予測ができない。

それともっとも重要なのはこの地図の読図能力だ。
読図ができなければ地図は何の役にもたたないただの紙切れだ。

おれの場合はまったく駄目なので藪山は歩けないということになる。
経験豊富なY氏と一緒に歩くなら大丈夫だが、しかしこれも万一Y氏に
何かあったらとたんに遭難だ。
自分で読図ができるようにならねば本格の藪山は無理だなあ。

そのほかの沢登りや冬山は必要なギアが増えるだけだ。

道迷いと滑落だけは注意すれば防げるから、充分気をつけて家族を
悲しませないようにしよう。

それから万が一の遭難費用をまかなう保険も重要な必備品の1つだぜ。
この間やっと入ったが、15年近くも無保険でよく遊んだもんだ。
遭難一歩手前が数回、実質遭難だったのが一回あったんだから今考えると恐ろしい。


②登山技術

これは数をこなすうちに自然と身につくものが多いんだが、一つだけ挙げておこう。
ほかの事は自分でいろいろ学習してください。

一番役に立ったのは神奈川県山岳協会の沢登り教室に参加したことだった。
夏に遊ぼうと思って参加したが、3点確保を身につけたのは当然として
岩の上を歩くのが楽しくなったのが最も大きな収穫だった。

岩場歩きは大なり小なりあらゆる山にあるから、岩に慣れているのと
そうでないのでは歩くスピードが格段に違う。
前にも書いたがあの北穂から奥穂への途中の涸沢岳で恐怖で歩けなくなった女性を
サポートしたことがあった。
岩に慣れていればこんなことは起きないだろう。

沢登教室や岩登り教室はどこでもやっているだろうし、もしなければ
非常手段で山岳会に入って身につける手もある。
本当はこれが一番正当なのかもしれないが、どうしてもつるむのが嫌で
入らなかったし、今後も入らないだろう。
それが嫌でなければこの方法が良いだろう。 

 


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