大雪の空

46歳から始めて嵌ってしまった山歩きの記録と野球などの雑記帳。時々帰郷中の島暮らしの日常。

北海道の山お役立ち情報 ③ 山編

2011年02月26日 | 北海道
登ったのが「利尻岳」「大雪の旭岳からトムラウシ」「羅臼岳から硫黄山」の
三つだけだから余り役に立たないかもしれない。

1.利尻岳

登山コースは現在使われているのは「鴛泊」「沓形」の二つ。
人が多いのは前者だが、コース自体は上部が砂のザレだし、
安全だが面白くは無い。
後者は変化に富んでおり、格段に面白いが、ニセピークが次々に
出てきて結構精神的に疲れる。
それと頂上近くの岩ザレのトラバースがいやらしいし、その後に出てくる
短いツルツルの直登がヤバイ。
俺は「沓形」を登って「鴛泊」を駆け下りた。
この山の最大の注意点は崖のヘリには絶対に近寄らないことだ。
崩壊が進行中で俺が行った時も頂上の祠のすぐ後ろまで崩れていたから
多分移動させた筈だ。

幕営派には天国みたいな島だ。
鴛泊コースの入り口に団体向けの小屋つきの広いキャンプ場があるし、
港近くにもあったから好きな方に寝ればいい。
それからチャリで一周なんぞを楽しむこともできる。これが一番
面白いかもなあ。

食い物は当然「ウニ」と「ホッケ」だろう。
港で食ったウニはソフトボール大の「ムラサキウニ」でメチャウマだった。

2.大雪

ここの唯一の欠点は「旭岳」がミニ富士山でまったく面白くないという点だ。
まあ、俺の個人的な感想だからそんなに気にすることは無いが、全コースが
ザレと思ったがいい。
俺にとっては「富士山」に次いで面白くない山のNo.2だ。

さてそういうわけでここを歩く時はほとんどが黒岳から入山している。
層雲峡ロープウェイが使えるし、ガスカートリッジも駅でゲットする。
朝早いフライトならその日のうちに黒岳石室に入れるだろう。
午後のなら層雲峡に寝る事になるが有名ホテルからユースまでいろいろある。
ユースと「ホテル大雪」「朝陽亭」は銀泉台行きのバス停が目の前だから便利。

「黒岳石室」は詰め込んで30人程度だが、いざとなれば古い小屋に入れるから
60人位は大丈夫だ。
水が旨くないからこだわる人は下から運び上げたがいいだろう。
寝場所は上下2段になっているんだが上の方がお勧め。
石造りで案外と湿っぽくて上のほうが少しは暖かいらしい。

テント場は小屋のすぐ前にあるがそんなに広くはないし、キタキツネが居ついてる
みたいだから食料に気をつけねばならない。

ここから白雲の小屋までは花だらけのご機嫌の歩きが楽しめる。
渡渉が二度あるが水が多くなければほとんど問題なかろう。
今まで5回歩いたが何の問題も無かった。

白雲の小屋は一番大きいが混むのが難点だ、といってもここに寝なくちゃ駄目だから
人で埋まるわけで仕方がないんだが。
普通は団体は一階に寝かせられるがハイシ-ズンはちと辛いかも。
しかし北アルプスみたいなオイルサージン状態程ではないから安心だ。
今まですし詰め状態で寝たことが無いんだが、多分結構テント持参が多いからだろう。
体力があればテントを必ず持っていくこと、ここは何とか小屋で寝られるとしても
この先の「ヒサゴ沼避難小屋」は小さいから、本当にすし詰め状態になる。
テント場は広くて30張りはOKだろう。

途中の「忠別岳」の先に「忠別岳避難小屋」があるがここが気に入っている。
中高年組は無理しないでこの小屋に寝る日程にすれば安全で楽な歩きができる。
あの「トムラウシの事故」もこの小屋にさえ寝ていれば避けられたんだがなあ。
テント場は狭いから10張りが目一杯かもしれない。
小屋に30人はOKだからまあ無理して張る必要も無いが、ツアー客が入る時が
あるからなあ。
Y氏と寝た時にこのツアー組がやって来て、”入る-入れない”ですったもんだした。

最後の「ヒサゴ沼避難小屋」は本当に狭いんだ。30人も寝たらすし詰めで、
当然泊り客が多いからトラブルが結構起きているんでないか。
海の日の連休は文字通り「地獄の泊まり」だろうから、時間が自由なら絶対に避けるべし。
7月の10日過ぎに寝たがゆったりできた。
テント場は湿っぽいからグランドシート必携。
残雪が多いと斜度70-80度はあろうかという雪壁を登って稜線に出る。
水際の雪の上は絶対に歩かないこと。いつ崩壊するかわからないから。
実際に目の前で崩壊したのに出くわしたんだから間違いない。
それから言わずもがなだが雨風が強い時は極力停滞すること。

コ-スの話は書かないことにしよう。
歩く楽しみが無くなるだろうから。
とにかく日本離れした、雄大で花一杯の超ご機嫌な山歩きが堪能できる。

3.羅臼岳から硫黄山

ここは羅臼平までとんでもない蒸し暑さだから水がタップリと要るぞ。
途中の弥三吉清水でタップリ汲めるが生では飲まない方がいい。
あのエキノコックスが怖い。といっても俺は堪らず生で飲んでしまった。
その後出てくる水場の水はとても飲む気にならなかった。
羅臼岳への最後の登り途中の岩清水なら生で大丈夫だろうからここで汲むのが
いいだろう。真夏は水量がほとんど無いかもしれないが。
ここは小屋など無いからテントで寝るしかない。
羅臼岳からすぐの三ツ峰と先にある二つ池のテント場で寝ることになる。
二つ池は湿っぽかったから三ツ峰の方がいいかな。
俺が寝た時は雪が多くて雪の上に張った気がする。
水は当然雪解け水だからまずいし、生は厳禁。
残雪の多いほうが歩きやすいから良く調べて予定を立てたが良かろう。
下山日には飛行機は無理だから「木下小屋」か「ホテル地の涯」に宿泊かな。
二つ池に寝て早く下山できれば乗り込めるかもかもしれないが。
バス停がホテル前だから便利ではある。
3段か4段になっている無料の露天風呂が楽しめる。

北海道の山で問題のエキノコックス対策としては煮沸するか携帯用の
濾過器を使うかだ。
北海道の山屋さん達は結構平気で生で飲んでいるのが不思議だが。
まあ生は避けた方が無難でしょう。
キタキツネは歩いていて良く見かけるし。




これで大好きな北海道の山の紹介も終了したし、当分このブログのアップはやらないことにする。
今までこんな地味なのにアクセスしてくれた皆さん有難うございました。
やりだしてほぼ1年経ったし(正確には11ケ月)、他に面白そうなテーマが見つかったので
そちらに時間を割きたいのと、ほぼ書き尽くしたので一区切りつけることにした。
お互いに元気で怪我しないように山遊びを楽しみましょう。
どこかの山で会えればラッキーですが、まあ分るわけもないか、小屋で話したりすれば分るかも
しれないけど。




コメント (1)
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道の山お役立ち情報 ② 宿編

2011年02月24日 | 北海道
宿はピンからキリまであるが、当然ながらキリの方の情報だ。
金のある人は好きな所に寝れば良かろう。
まあしかし何処へ行っても中国の方々が溢れ返っているのは
覚悟しておくこと。

さて、なるだけ経費を抑えたい我々としては安い宿を探す訳だが
まず公共の宿やユースホステルを利用しよう。
一番安く上げるにはあちこちにあるキャンプ場に寝るのがいいが、
さすがに中高年組はちとしんどかろう。

たとえば、利尻岳の時は町営の「利尻町自然の家」に2泊したが、
素泊まりで備え付けの鍋釜で料理するシステムだった。
沓形コースからの登りに利用した。

十勝岳方面では温泉施設の「白銀荘」に寝たが、この時は温泉に
浸かっただけという変なことをやったんだ。
ここは食材を持ち込んで自炊する方式で、事前予約が必要。
また近くに「青少年交流の家」もある。

ユースホステルは名称と違っていくつになっても利用できるから
心配無用だし、昔やっていた一堂に会しての歌やらなにやらは
今はやっていないのがほとんどだ。

俺が使ったのは

① 知床縦走での「清里イーハトーヴユースホステル」
  
この時は釧路に飛んで、JRの釧網線で清里ユースに入って
翌朝JRとバスで羅臼岳登山口の木下小屋まで行った。
この小屋は自炊のみだが前日に入って翌朝一番で登る手もある。
縦走後に一泊して翌朝女満別空港から帰ったんだ。


② 大雪での「層雲峡ユースホステル」

このユースは使い勝手が良くて結構泊っている。
朝一番にユース前から銀泉台行きの始発バスが出るのが便利だし、
黒岳ロープウェイも徒歩5-6分だ。
小屋泊まりの縦走が体力的に無理な人は、この始発バスで銀泉台から入山して
黒岳まで縦走してロープウェイで下山するのがお勧め。
天気さえ良ければ本州の高山とは一味違った歩きが楽しめるぞ。

旭岳の麓の旭岳温泉には「白樺荘」があるからこれも利用できる。
旭岳に登るだけならここの方が便利だろう。

この他に利用価値があるのが格安旅館だ。

旭川市内の”ビジネス旅館「美岐」”は大雪の下山後に寝て、翌朝の
第1便で帰ったんだ。
調べればいろいろとあるから自分に合ったところに寝ればいい。

参考までに各施設の電話番号を書いておこう。
ネットで調べられない人には役に立つだろうから。

1.利尻町自然の家 01638-5-1820(利尻岳)
2.吹上温泉白銀荘 0167-45-4126(十勝岳方面)
3.国立大雪青少年交流の家 0166-94-3121(十勝岳方面)
4.清里イーハトーヴYH 0152-25-3995(斜里岳)
5.木下小屋 01522-4-2824(羅臼岳)
6.層雲峡YH 01658-5-3418(大雪・黒岳)
7.大雪白樺荘 0166-97-2246(大雪・旭岳)
8.ビジネス旅館「美岐」 0166-26-2883(旭川)

最後に気になるガスカートリッジについて

旭川空港にあるという情報もあったが確認できなかった。
層雲峡ロープウェイ駅には PRIMUSは売っている。
EPIも売っていたと思うが要確認。(01658-5-3031:りんゆう観光)

宿泊施設に他の山道具と一緒に送る手もある。
使うタクシー会社に買ってもらっておく方法もある。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

北海道の山お役立ち情報 ① フライト編

2011年02月23日 | 北海道
こんな地味なブログにわざわざ立ち寄ってくれる人が平均70人も
いるというのは有り難くもあり、恥ずかしくもありといったところだが
何かお役に立てればと思って少し続けてみようか。

北海道の山といっても

① 利尻岳と礼文島

② 大雪・トムラウシ

③ 知床縦走 羅臼岳から硫黄山

の3つだけだが。

基本的に2ケ月前の格安航空券を利用する事。
ANAとJALは会員向けに2ケ月よりも前に申し込みの
受付をしているからそれを利用しないと不利になる。
他にはエア・ドゥとスカイマークがある。
スカイマークは札幌千歳と旭川だけだが、よく使っている。
このスカイマークは普通料金の設定が安いので格安料金も
大手よりは安い。
便数が少ないのが難点かつすぐに安いキップは売切れてしまうのが
ちと困るんだが。

さて具体的に役に立ちそうな事に入ろうか。

① スカイマーク

この羽田・旭川線を使うと大雪やトムラウシ方面に便利なので
ほとんどこれで飛んでいる。
上手くいくと2ケ月前の最安値5,800円で行ける可能性も
あるが、まあほとんど無理だ。
大手と違って200人前後の飛行機を使うのですぐに満席になるんだ。
それで次に安いキップを申し込んでゲットするのがいいだろう。
これなら比較的入手しやすいが、時期によっては3番目や
4番目のキップしか入手できない事もある。
月から金の午後便が狙い目。
その日に黒岳石室に入るには午前便利用となる。
旭川から層雲峡や旭岳温泉へのバスの最終便の時刻に気をつける事。

② その他大手

どこも似たような価格設定になっているので気に入った会社を
選べばいいだろう。
注意点は夏のハイシーズンは札幌以外は混み合ってなかなか安い
キップをゲットできないことだ。
それで仕方なく札幌へ飛んで、レンタカーやバスなどで移動する手を
使わなくてはならない。
JRの周遊パスなどもあるが使ったことがないのでよく分らない。

③ 航空券と宿セットの利用

これは2ケ月前でなくてもOKでもっと早く申し込むこともできる。
案外とこれは使えそうだがまだ利用したことが無い。
フリ-・プランで2日とか3日とかのがあるからこれを利用して
帰りを6日後とか10日後とかにする手がある。
帰る日が日曜とかだと結構な割り増しを取られるから注意すること。
例えば羽田・札幌便を利用して指定の宿に寝て3泊4日で遊んで
帰るとかができるわけだ。
指定の宿で寝ずに(宿泊券を捨てるわけだ)現地の宿に泊ることもできる。
指定の宿での宿泊が条件というのもあるみたいなので注意すること。
いろいろ出ているから旅行サイトで捜してみるべし。

次回は宿について書いてみよう。





コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今までで最高の”花畑と花”

2011年02月22日 | 山その他
何といっても大雪で見た”花畑”を凌駕したのを見ていない。

北アルプスの白馬岳周辺や南アルプスの荒川岳南面のが
どの程度か分らないが、恐らく規模的に超えることは無かろう。

去年見た「クモマユキノシタ」の大群落は単一種の花畑としては
日本一の規模だろう。
北海岳の先から白雲岳手前まで埋め尽くしているんだから
もう空前絶後のスケールだった。
花自体がすこぶる目立たないから「チングルマ」などと違って
話題にならないのが可哀想だが。

いわゆる「花畑」という規模のなら大雪は何処にでもある。
黒岳の「チシマツガザクラ」の群落も凄かったし、「アオノツガザクラ」
「エゾノツガザクラ」「ウルップソウ」「エゾコザクラ」など百花繚乱だ。
しかし「チングルマ」はいたるところで見かけるが、歩く時期の関係で
「エゾノハクサンイチゲ」の大群落に出合わないのが残念ではある。

単体の花でのNO.1は富士見ベンチで寝て周遊した北燕岳の時に
見た「ウサギギク」の一株だった。
北燕の先の稜線下で出合ったのだが、あまりの瑞々しさに度肝を抜かれた。
以前書いたこの記録の中で、「ローマの休日」のヘプバーンみたいだったと
書いたがそれ以上だったかも。
とにかくジャストの1日にぶつかったとしか思えない透き通った黄色には
本当にまいってしまった。
あれほどの透明感のある黄色には今後も出合えないだろう。

これ以外で強烈な印象として残っているのは

1.浅草岳で見た「ヒメサユリ」「シラネアオイ」

  カーブの先に見えたピンクの花とその後に出てきた紫の花に
  山に似つかわしくなく派手だなあと感じたが、さすがに綺麗で
  今でも好きな花。
  まあこの二つのお陰で花に目覚めてしまったんだ。

2.伊豆「万三郎岳」の「シャクナゲ」のトンネル

  ピンクのトンネルの中を歩いてビックリしてしまったのを
  思い出す。
  これ以上の規模のは大雪などで見たが、なにせ初めての
  「花のトンネル」だったので忘れられない。


3.二つ池先の「チングルマ」の原

  羅臼岳から硫黄山への縦走の時に巡り合ったんだが、緑の中に
  白いチングルマが広がる原に幅30cm位の一本道が延びていて
  何とも言えぬ寂寥感に包まれたが、それが不思議と心地良く、
  何とかもう一度歩いてみたいと思っている。
  規模自体は何処にでもある原なんだが、知床の縦走路という
  思い入れのせいだろうか、とにかく感激してしまったんだ。  


花だけは偶然に左右されるが、何かしら旬の花に出会えるのが楽しいよなあ。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

南の縦走は旧盆休みに決定

2011年02月21日 | 南アルプス
今日、今年の休みのスケジュールが出た。

8月の旧盆の休みが13日からの5連休。
これに1日休暇を付けて予備日をつくろう。
1日位は雨が降るだろうし、そんな日には絶対に
歩きたくない。
展望はないし、花も雨に打たれて見られた物じゃないときたら
何の楽しみもないからなあ。

地図を良く見ると三伏峠小屋と荒川中岳の間の小屋二つが
素泊まりのみというのが絶妙だよなあ。
椹島や荒川小屋から三伏は滅多にいないから、荒川小屋の
手前に食事提供の小屋を出しても三伏からだったら素通りだ。
しかし高山裏の小屋だけで充分だと思うがなあ。
東海フォレストさんの考えがよく分らん。

結局7月の海の日の三連休は一泊二日でどっかに遊びに
行く程度だなあ。
どうせ何処も混み混みだし、近場の谷川岳や巻機山あたりが面白いかも。
やるとしたら六日町で寝て清水からのルートで登ろう。
本当は白馬鑓温泉に行きたいんだが、なにせ超満員で”芋の子洗い”
状態が分りきっているんじゃなあ。

しかしこの2月は歩かなかったなあ。
まあ、雪が厭な「コタツ猫」状態なんだから仕様が無い。
暖かくなる3月中旬あたりから真面目に歩こう。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

まいった!かみさんがギックリ腰

2011年02月20日 | 温泉/健康
昼過ぎにチラシを取ろうとして、変な体勢から手を伸ばしてやっちまった。
初めての経験で余りの痛さに驚いて呻いていたが、こればかりは
やった奴じゃないと分らないよなあ。
「ギックリ腰のベテラン」が傍にいて良かったぜ。

まあ2日は動けないから勤め先に明日は行けぬと連絡させた。
絶対安静が唯一の対処法なんだから仕様が無い。
それでも3日もすれば痛みが薄らぎ何とか歩けるようになるんだから
人間の身体は良くできている。

要するに死ぬまでの痛みの持続はないということで、3-4日で採食行動が
できるようになっているわけだ。
「身体をもっといたわってくれや」と警告を発しているらしい。
手首、指先、腕など時々強烈な痛みに襲われることがあるだろう。
たまらず整形外科に駆け込んで電気治療をやってしまうが、これはほとんど
意味が無いのに去年気付いた。

2-3日したら痛みが薄らぐので治療のお陰と思っている人がいるだろうが
それは大きな勘違いだ。
電気なんかで治っているんじゃあなくて自然治癒しているだけ。

医者としてはそんなことを正直に白状してしまうとオマンマの食い上げだから
口を結んでいるんだ。
医療機器会社とつるんで必要の無い保険点数を稼いでいるわけだ。

これに気付いてからはあちこちが痛みに襲われても医者にも行かずに自然に
治るのを待っている。
捻挫とか骨折とかなら病院へ駆け込むがそれ以外の原因不明の痛みは
「体の悲鳴」だから静養するに限る。

さて晩飯の支度でもしようか。
こんな時は当然「豚シャブ」だが、豚とほうれん草があればOKなんだから
もう最高の「簡単・お助け」料理だぜ。
おまけに毎日でも飽きないというのが素晴らしい。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

机上登山 ⑤ 茶臼小屋から畑薙ダム

2011年02月20日 | 南アルプス
さあ、いよいよ長かった縦走の最終日だぞ。
山歩きで一番辛い下りだが、これをやらないと下界に戻れないんだから仕様が無い。

14:00までにバス停に着かなくてはならないからいつもの通りに
早立ちしなければ駄目だ。
最悪5:30には歩き出せるように4:00起床だろう。
ウソッコ沢小屋までは尾根道なんで暑そうだ。
急な道だから膝にこないように時々は後ろ歩きで降りよう。
あの地獄の「越後・丹後山」からの下山でもこれのお陰で歩き通せたんだ。
勿論のこと左右が切れ落ちていない安全な場所で無いと無理だが。

コースタイム2時間で「横窪沢小屋」だ。
井川山岳会の管理する小屋で、良さそうな雰囲気だが二度と寄ることも
無さそうだなあ。
ここで水の補給をして「ウソッコ沢小屋」までまた一頑張りだ。
この小屋は相当に古くてボロボロだが、当然ながら客が少ないので静かな夜が過ごせるぞ。

いままでで一番凄かった小屋は倒壊寸前といった風情の中アの「旧池山小屋」。
なにせ床には穴があちこちに開いているは、かしいでいるは、ゴミまであるはと
とても寝られる状態じゃなかったがどうしようもなかった。
比較的綺麗なところに新聞紙を敷いて寝袋で寝たが、さすがにこんな小屋には
二度とお目にかかれていない。

この「ウソッコ沢小屋」を過ぎれば途中まで沢沿いの道だから少しは涼しいだろう。
最後の「ヤレヤレ峠」という地名が厭らしいなあ。
どんだけひどい道なんだと突っ込みたくなる名前だ。
まあしかし此処まで来ればあの大吊橋はもうすぐだ。
橋を渡りきってから1時間の車道歩きは余計だが、日傘を差してノンビリ歩こう。
バスに乗り込む前にせめて身体を拭きたいが、途中で誰か見つけて上手く車に
便乗できれば風呂で汗を流せるし最高なんだが。

静岡への長いバスの旅を終えて、家に辿り着くのは21:00頃だ。
このバスが荷物代を徴収するのが頭にくるよなあ。
厳密なサイズの規定があるか最初に突っ込んでみる手はあるなあ。
膝の上に載せても取るなら理屈が通らないし、やってみる手はある。
調べてみたら重量が10K超えると運賃の半額を取られるらしいから多分OKだ。
しかしそれなら体重の重い奴からも徴収しないとおかしいだろうぜ。
ザックを背負って70KGまでは運賃のみ、それを超えたら10KG毎に1,000円
割り増しとかにしないと理屈に合わないだろうが。

この縦走をやり遂げればもう南アルプスの長丁場の縦走はない。
気に入ったところに一泊二日や二泊三日で遊べばいいわけだ。
まだ見ていない「タカネマンテマ」や「ミヤマアケボノソウ」などの花を見に
北岳肩の小屋のテント場での連泊が楽しそうだ。
あの「鳳凰三山」はもう一度花の時期に歩いてみてもいいなあ。
南御室のテント場で寝て、前回同様に「ドンドコ沢」から青木鉱泉に降りるだろう。
余計なバス代もかからないし、わざわざ広河原へ降りることもなかろう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

宿も梅もイマイチだった

2011年02月19日 | 近場の山
宿はワンルームみたいに狭かったし、とてもじゃないが
まともな値段では無理だろう。

モニター宿泊だったんで思う存分いろいろと助言した。
8,400円の宿泊代にしたいとかで、とても無理だから
6,300円でどうだと書いた。
恐らくシングルの洋室を無理やりツインの和室にしたんだ。
まあ考え方を変えないとリピーターは獲得できないよなあ。
しかしアンケート用紙に裏表書きまくっているのは俺だけ
だろうなあ。
隠密のチェックマンの依頼が来るかも。

帰りに寄った下曽我の梅は予想通りに遅咲きが三分咲き程度で
華やかさはイマイチだったが、見事な老木に会えたし、ミカンと
梅干をゲットしたのでまあまあ。
それと綺麗な紅梅の枝垂れを見ることができたので充分満足。

松田のハーブガーデンの河津桜はまだ五分咲き程度。
小田急の車窓から見ての感想だが多分合っているだろう。
あの寒さで少し遅れているらしい。

しかし相変わらずの土日の湯本駅の人の多さには驚く。
強羅行きの登山電車のホームは長蛇の列で、乗れない人が出るんじゃ
ないかと思うくらいだが不思議と全員乗り込むんだ。
今日初めて強羅から湯本まで40分もかかるというのに気付いた。
一応は山岳電車だし、勾配が結構キツイから案外かかるんだ。
対面の明星の山肌が赤茶色の地肌にうすーく緑の色が浮き出て
きてる様だったが気のせいかな。
コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

机上登山 ④ 兎岳避難小屋から茶臼小屋

2011年02月16日 | 南アルプス
さあ、あの96年の赤石からのエスケープから15年振りのリベンジだ。
コースタイムは前日とほぼ同じ8時間30分という長丁場だぞ。
しかし待望の「聖岳」の頂を踏むんだから辛いとか言ってる場合じゃない。

昔勤めていた会社の先輩Ku氏が行方不明になったのは99年の夏だった。
T氏と白根三山の縦走をやった一週間後位に聖で遭難(?)したのだった。
当時64-5歳だったと思うが、とにかく足腰の強い人だったんでなんで”遭難”と
不思議な気持ちだった。
一緒に尾瀬で遊んで帰りのバスに乗り遅れまいと必死で歩いた大清水への道では
結局追い着けなかったんだ。
当時の俺は「バリバリの山狂い」だったんだから、その強さがわかるだろう。

そんな人が聖なんかで遭難するわけがないと思ったし、今でも遭難したのが
信じられない。
遭難なら聖平小屋からの聖沢沿いの下山路での滑落だろうが、ほとんどそんな
事故は起きていないんだよなあ。
予定ではその道は歩かずに茶臼への道を採るんだが、三日目に百間洞の小屋に寝た
場合は同じルートを歩くわけだ。

さて聖の登りと下りはザレ道が長くて歩き辛いらしいが、歩幅を狭めてコツコツと
歩くしかなかろう。
岩場なら大歓迎だがザレはどうしようもないよなあ。

頂上で上手い具合に晴れてくれれば大展望を満喫できるんだがなあ。
なかなかそう上手くいかないのが現実で、赤石の時もガスの中で何にも
見えなかったんだ。

聖平への下山路は最初のザレた道がいやらしく、その後も樹林帯に入るまで辛そう。
水場が小聖との鞍部にあるから水はそんなに持たないで済む。
聖平小屋で大休止して茶臼を目指そう。
樹林帯の歩きで太陽に照らされないから少しは楽だが蒸し暑いかもなあ。

途中の「上河内岳」は縦走路から往復20分らしいから行ってみよう。
眺めが結構よさそうで、エアリアには「兎岳」「赤石岳」が美しいと書いてある。
「竹内門」や亀甲土を見て最後の宿の茶臼小屋に到着だ。
最後の夜くらいはビールでも飲んでみてもいいなあ。
多分「茶臼岳」はどうでもよくなっているだろう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

机上登山 ③ 荒川小屋から兎岳避難小屋

2011年02月15日 | 南アルプス
今年の夏山の最難関の歩きの日だ。
赤石岳はまあ良しとしてもその後に控えている脇役達が
それぞれに手強いんだから辛い。

大沢岳(2,819)中盛丸山(2,807)
小兎岳(2,738)兎岳(2,818)
の4つだが、その前に小赤石と赤石がある。

大きな登り返しが5つもあるんだから大変だ。
赤石からの百間洞への大下りで結構痛めつけられているから
その後のアップダウンがボディーブローのように効くわけだ。
ここを乗り切れば残るは「聖岳」を踏んでの茶臼小屋までと
畑薙第一ダムへの下山だ。

ピーク到着の度に甘い物と水の補給をする事。
適度な塩分も摂らなければ駄目だし、塩コンブと飴玉か
ブドウ糖を舐めながら歩こう。
それと極力日傘を活用してダメージを少なくする事。

これを守ればそんなに苦労しなくていいと思うし、
最大の問題の水場も兎岳近くにあるから何とか歩けそう。
この水場で3Lも汲めば翌日の前聖の先の水場までは充分だろう。

兎岳への最後の登りをこなしたら、すぐに兎岳避難小屋に到着だ。
荒れた小屋の中にシェルターを作ってくれたのでゆっくり寝られる。
夕方の赤石、悪沢方面の景色や夜の満天の星が楽しませてくれるだろう。

という感じだが、こんなに上手くいくかどうかは分らない。
天気もあるし、体力の問題もある。
疲れて駄目だったら百間洞の小屋に転がり込むしかないなあ。
しっかり鍛錬して兎の小屋まで辿り着こう。

コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイゼンの効用は”安心感”

2011年02月14日 | 山道具
これだけ寒いと山では相当の積雪だろう。
丹沢でも結構積もったろう。
今しがた西穂高での滑落事故のニュースを見たが
”滑り”が雪歩きの最大のリスクだよなあ。

アイゼンは物理的な滑り止めの道具だが、着装の安心感が
最大の効用かもしれない。
俺があの朝日連峰の小朝日の先で遭遇した「プチ遭難」の時が
そうだった。
戻ろうとした途端に雪の斜面が怖くなって足が動かなくなったが、
6本爪を装着したら瞬時に恐怖心が吹き飛んだ。

軽アイゼンを買うなら最低6本爪でないと駄目だ。
4本のは安定感も無いし、雪がダンゴになったら歩くのも大変だ。
おまけに6本なら剥げた靴底の替りにもなるしなあ。
まあ丹沢なら6本爪で充分だろう。

昔丹沢の雪で遊んだ時は、雲海の上の白い大倉尾根がいい景色だった。
今度の日曜は雪がタップリあるだろうから、雪遊びにはもってこいだぜ。

外は大雪になっているが、明日の朝はマジでアイゼンを使った方が
良さそうだぞ。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

関東で雪とは本当にもうすぐ春だ

2011年02月11日 | 山計画
昔は「台湾坊主」が発生しだしたらもうすぐ春だと言っていたと思うがなあ。
「台湾坊主」とは台湾付近で発生する低気圧のことだ。
日本の南方を低気圧が通過する時に太平洋側に雪が降るわけで、ちょうど
今度の雪がそれだ。
この「台湾坊主」という呼び名をほとんど聞かなくなったなあ。
政治的な禁忌用語にでもなったのかな。

西高東低の冬型の気圧配置では日本海側で雪となって、太平洋側では好天に
なるわけだ。
おかげで関東に住む俺達はのんびり日溜り山行を楽しむことができる。
それにしても今年の豪雪は凄まじ過ぎるよなあ。
これだけ積雪があると今夏の花は遅れ気味になるのだろうなあ。
「浅草岳」などの奥只見周辺の山は相当に遅れそうだ。
飯豊や朝日、鳥海や月山など結構な影響があるだろう。

南アルプスや北アルプスがどうなのかよくわからないが、梅雨明けの時期と
花の開花時期を考慮すると、海の日の連休はまったく山日和で無い確率が高い。
旧盆の時期に南の縦走となるのを想定していなければ駄目だなあ。
そうなると花の旬を過ぎているかもしれないが致し方ない。
来年に延ばすのは体力的にちと厳しいし、旧盆の方が日程的には余裕があるかも
しれない。

5月末あたりに「二王子岳」、7月初旬に「朳差岳」がいい塩梅かも。
海の日は空白になってしまうのか。
まあ、どこに行っても超満員だから家でのんびり休養がベストか。
今年の夏山は東北と南で楽しむしかなさそう。
後は何とか白馬鑓温泉を楽しんでみたいんだが、解体後の10月しかなさそう。

雪は降り続いているが、ボタン雪だから積もりはしないだろう。
それにしてもあの「お天気お姉さん」は災難だったなあ。
それでもテレビに普段どおりの顔で出るんだから立派なもんだ。


コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

机上登山 ② 三伏峠から荒川小屋

2011年02月05日 | 南アルプス
さあ、二日目は荒川岳への壁登りだ。
その前にあの樹林帯の黙々歩きが待っているが。

朝飯はしっかり食わないと後の歩きが辛いから
餅入りのラーメンかカレーが良さそうだ。
米はアルファ米でなくて「さとうのごはん」にしよう。
これにゆで卵とピーマンでも添えれば結構豪華だ。

食べ終えたら紅茶とチョコレートでゆっくりすべし。
胃が落ち着いてから歩き出さないと足が上がらない。
このテントの片付けも大分慣れたと思うが最低15分は
かかるし、ザックのパッキンとかも入れると結局1時間近く
かかるんだよなあ。

そんなこんなで出発には1時間半くらいかかるだろう。
長年の習慣で目覚まし無しでも4時には目が覚める。
ベロンベロンに酔っ払ってもそうなんだから、人間の身体は
良くできていると感心する。
しかし4時半には出発したいから3時には起きないとまずい。
北アルプスの「笠ケ岳」と同じ状況だが、あの時はその日の
下山だったからなあ、厳しさが格段に違う。

さて、高山裏避難小屋の先の水場までは6時間のコースタイム。
烏帽子岳、前小河内岳、小河内岳、大日影山、板屋岳と五つの
ピークを越えて行くんだから一仕事。
定期的な休憩と水の補充と飴やブドウ糖を歩きながら
しゃぶればガス欠にはなりにくかろう。
この水場に12時までに辿り着けなければ「聖岳」へは無理。
もしできなかったら荒川小屋で寝て、「赤石岳」から椹島へ
エスケープするしかなかろう。

水場でフリーズドライとラーメンの本格な食事を摂って最低
30分はのんびりしないと歩き出しても足が上がらない。
この水場から「荒川前岳」まで約700Mの標高差を
登らなくてはならない。
ここは標高を稼ぐほどに良くなる「塩見岳」方面の眺望を
励みにしながら、浮石に気をつけてのんびり歩けばいい。
当然ジグザグの道だろうから、コンスタントな歩きで
地道に高度を稼ぐしかない。

ここを5時間程度でこなして「荒川前岳」の山頂を踏んで、
あの待望のお花畑だぞ。
時期的にはチングルマあたりの開花期だろうか、残雪の
量に左右されるから行ってみてのお楽しみだ。
山頂で南アルプスを丁度真ん中から眺め回す大展望を
ゆっくり楽しむおまけが付いている。

なんとか歩き通して18:00までに荒川小屋のテント場に
辿り着きたいなあ。
しかしこの日はハードだよなあ。
4時半に歩き出して18時の到着だと約14時間の行動時間。
多分もう少し短いだろうが、最低12時間は行動するだろう。
この日の疲れ具合でエスケープするかそのまま歩き通すか
決定しよう。
もしエスケープとなったら、「聖岳」は結局登らないままと
いうことだなあ。
この山を単独でやる気はまったく起きないから仕方が無い。

こりゃ、3月からは結構マジで鍛錬の山をやる必要だあるぞ。
もしこなせないようだったら全て一泊二食の小屋泊まりに
するしかないだろうが、何とかテント泊まりにしたい。







コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

机上登山 ① 鳥倉林道から三伏峠

2011年02月03日 | 南アルプス
この夏の一大イベントの南アルプス縦走を机上でやってみることにした。

なにせ昨日からやっと少し春めいたが、あまりの寒さに山なんてとてもやる気にならない。
しかし、この暖かさで梅が一気に開花しているかも知れず、明後日は下曽我から国府津までか、
渋沢から下曽我までかのどちらかを歩いてみるか。

今年の海の日の連休は7月16日-18日とちと微妙だぞ。
これだと下手するとまだ梅雨が明けていない可能性がある。
おまけに梅雨末期だから大雨の確率が高いときている。
それはそれとして楽しんでみる事にしよう。

電車は当然あの高尾6:14発松本行きだ。
これに乗ると上諏訪で9:19発豊橋行きに乗れる。
待ち時間で上手くいけば足湯を楽しめるかも。

伊那大島には11:37に着くから、12:25発の鳥倉登山口行きに
余裕で間に合う。
約2時間かけてやっと登山口に着くがトイレもあるし、ゆっくり準備を
してから歩き出そう。
タクシーの相乗りができれば時間的に助かるんだが、電車の中で捜しておこう。

登山道は適度な傾斜の歩き易い道だが、ほとんど花も無く、黙々と
歩くしかないのがちと辛い。
まあ、これが南アルプス登山の通過儀礼と諦めて、ゆっくり、のんびりと
マイペースで歩くべし。
針葉樹の薄暗い道を3時間も歩けば今日の宿の三伏峠小屋に到着だ。

テントの申し込みをしたら小屋の傍のテント場で、ゆっくりと
食事の支度でもしよう。
明日からの長丁場に備えて結構豪華な食事にしてみるか。
ここと兎岳避難小屋の食事と、縦走中の昼飯だけは背負わなければならない。
せめて初日の晩飯くらいは水物を持って行く事にしようか。
昼飯と兎の小屋ではフリーズドライの食事だもんなあ。
それとアミノバイタルを飲んでみよう。
07年夏のトムラウシの時にヒサゴ沼の小屋で同宿した横浜の山岳会のオヤジが
結構効くと言っていた。
その後一回ぐらいは試してみようと思っていたが、結局今まで使っていない。
6月までにどこかで試してみる事にしよう。
あまりこういうサプリメント類は使っていないから案外と効くかもなあ。
疲れがとれて翌日の歩きが楽になるなら使わぬ手は無いからなあ。

2日目からは長丁場の歩きが手ぐすね引いて待っている。




コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山は計画立案が一番楽しい!

2011年02月02日 | 山計画
何事もああだ、こうだと計画を練る時が一番面白い。

山もそうなんだが、人の計画にしか乗らないのが多いのが不思議だ。
何せ何の危険も無いし、辛いことも無い。
おまけに当然だが金もかからない。
こんな面白いことをなんでやらないんだろうか?

ほとんどが単独なんだから、やり始めから自分で計画して来た。
大体がアバウトなくせに、山だけは案外と細かいところまで決めている。
一番大事なのは予算を立てて、毎月目標額を積み立てることだなあ。
なにせ乏しい小遣いの中から捻出せねばならないんだから、現役の頃とは
雲泥の厳しさなんだ。

今年は夏山の南アルプスと北アルプス遠征がハイライトだ。
北海道に行かないから少しは予算が少なくて済むが、営業小屋を使えば
それなりの額になる。
一泊二食などにしたら北なら9,000円は最低必要だし、南でも8,000円は
かかるだろう。
物価が上がらないのに、山の小屋代だけは右肩上がりなんだから堪らんよなあ。
おまけにピーク時は超のつく混雑振りなのに安くならないのが下界とまったく
同じというのが理不尽だぜ。
しかし下界は一つ布団に4人詰め込んだりしないんだぞ。
せめて1,000円値引きしますとか言えないもんかよ!!!

とまあ実現する可能性が皆無に近い望みは捨てて、何とか安くする手を考えよう。
当然一泊二食は無理だし、素泊まりもメチャ高いのでパス。
北などは6,000円などとふざけた値段だが、箱根の普通の温泉旅館で二食付き
5,000円(期間限定の特別料金だが)で泊れるところがあるんだぞ!

今考えているのはちと辛いんだが、テントで寝て食事を小屋で食べさせてもらうという
方法だ。
これの利点は何泊になろうが担ぐ荷物の重さが前もって分るという点だ。
春先からこの重量を背負って歩く訓練を重ねていけばいい。
それと一人静かに寝られるというのが最高だ。
他人のいびきやら歯軋り、どうでもいい自慢話も聞かずに済む。
真夏なら1.5KGのテントと寝袋・下着で3KG以内に納まるだろう。
水も行動中のだけを持てばいいから、上手くいけば9KG程度で済むかもしれない。

食事をしっかりしたのにしないと、長丁場の歩きには耐えられない。
レトルトやらフリーズドライではどうしてもボリューム不足でシャリバテしてしまう。
重要ポイントの朝食をしっかりしたのにしないと駄目なんだ。
今までこれを怠ったばっかりに随分と辛い歩きをしてきたんだ。
朝と夕の二食で3,000円で大丈夫だろう。

これを基本に具体的な計画を立てることにしよう。






コメント
  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする