音楽の喜び フルートとともに

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シーボルトが持ち帰った曲作り

2023-06-08 21:00:00 | ロマン派
ご近所の紫陽花が素敵です。
色が変わっていくので全然飽きません。










フランツ フォン シーボルト 神聖ローマ帝国司教領ヴュルツブルク生まれ、ミュンヘン没


はプラントハンターで日本で結婚したお滝さん(柄本滝)


を置いてドイツに帰国した後(日本地図を持っていたために国外退去処分になりました)、彼女に未練があり、何度も手紙を送り、紫陽花の学名をotaksaと名付けました。

ライデン植物園に433もの日本からの植物を持ち帰りました。

ライデン植物園のシーボルトの胸像

日本庭園

シーボルトは音楽にも造詣が深く1823年出島商館の外科部屋でピアノを弾いたという記録が残っています。

1819年製作のイギリスのウィアム ロルフ&サンズのスクエアピアノを持ち込みました。

これが日本最古の現存するピアノです。
このピアノは1829年、シーボルトが帰国する際に山口県萩の豪商熊谷義比に譲られ、現在熊谷美術館に所蔵されています。


痛みが酷く何十年も弾かれませんでしたが、昨年完全修復され12月に演奏会が開かれ、今年5月からは美術館で一般公開されているそうです。

ピアノの日 7月6日は、シーボルトがピアノを日本に持込んだ日です。

そして、シーボルトはドイツに日本の歌を採譜して持ち帰っています。

ヨーゼフ キュフナー(1776-1856年)


にそれを元にした曲作りを依頼しました。
1836年彼は7曲からなる「日本の旋律」を作曲しています。
和声は全てキュフナーの創作です。