音楽の喜び フルートとともに

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デンマークの短い夏

2023-08-07 21:00:00 | ロマン派
堺のサンスクエアホールでモーツァルトのフルートカルテットk285 Ddur演奏してきました。
左から直子先生と久米と金重さんと。
向かって左から、着物ドレス、打掛けドレス、帯ドレスです。

任務を果たせてホッとしています。
発表会といえど直子先生の生徒さんレベルが高くて緊張しました。

久しぶりの大阪市内。
いいお天気でやっぱりすご~く暑かった。

ニルス ウィルヘルム ゲーゼ(1817-1890年)コペンハーゲン生没

1845年ヨハン ゲオルク ヴァインフォルト画ゲーゼ
はデンマークの作曲家、指揮者、ヴァイオリニスト、オルガン奏者、教師です。
コペンハーゲンの建具職人兼楽器製作者の息子として生まれました。
デンマーク王立管弦楽団のヴァイオリン奏者としてキャリアをスタートします。
1840年彼の演奏会用序曲「オシアンの思い出」がその楽団で初演されました。
コペンハーゲンで初めの交響曲を演奏するのを断られた後、その楽譜をフェリックス メンデルスゾーンに送りました。メンデルスゾーンは彼を後押しし、1843年ライプツィヒでこの曲をゲーゼ指揮により演奏。
観衆に熱狂的に迎えられます。

ゲーゼはデンマークの奨学金を受けて、ライプツィヒに移り住みます。
ライプツィヒ音楽院の教師として働き、ゲヴァントハウス管弦楽団

の副指揮者として働きます。
この頃正指揮者はメンデルスゾーン、他にもシューマンと親交を深めます。

1847年、メンデルスゾーンが亡くなると正指揮者に任命されます。
しかし、1848年にプロイセンとデンマークとの間に戦争が勃発し(シュレースヴィヒ=ホルシュタイン戦争)、
レンズブルク要塞の占領
コペンハーゲンへの帰国を余儀なくされました。

コペンハーゲン音楽協会
1755 年からコペンハーゲンにある音楽協会
の理事となり、オーケストラや合奏団を設立し、デンマークでも最も有名な音楽家になりました。
またオルガニストとしても活躍し、コペンハーゲン音楽院
アンデルセン大通りの元の音楽院
を設立し、後進を指導しました。

8つの交響曲、ヴァイオリン協奏曲、室内楽、ピアノ曲を作曲し、大規模なカンタータも作曲しています。
その中にはデンマークの民間伝承に基づいたものも含まれています。

北欧に「夏」の標題のついた曲が多いのは、短い夏への憧れがあるような気がします。

田舎の夏の日op.55
Ⅰ.Early: Allegro vivo 朝早く
II. Stormy 嵐
III. Solitude of the Woods 木々の間
IV. Humoresque ユーモレスク
V. Evening: Merry folk life
夜、楽しい田舎生活