完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

運気の流れUp   ~アルビレックスの3連敗~

2008年03月31日 | スポーツ
私は中年である。

Jリーグの08’シーズンが開幕して半月が過ぎたが、わがアルビレックスは
昨日のレッズ戦も負け3連敗を喫した。

ついに今季1勝もしていないのはアルビレックス新潟だけとなった・・・。


我が地区においてプロスポーツというのは「悲願」であった。

「スポーツ不毛の地」という言葉は、我が地域のためにあったような言葉である。

アルビレックスの盛り上がり方は、リーグ1のビッグクラブに成長した「浦和レッズ」の
サポーターと比べられることが良くあるが、実は全く違うものだと私は思う。

雪が降らず冷たい風の吹く関東の浦和と、日本でも有数の豪雪地帯での我が地域。

今のところサポーターの数や熱狂性で一歩譲っているが、全く違う感覚でクラブを
応援している。

だいたいホームにしている都市の人口とかを計算に入れなければ、単純な観客動員の比較で
その土地のJリーグ熱狂度を測るのは少々乱暴ではないだろうか。
(そうした意味では「鹿島」なんてスゴイってことになる)


まあ、細かいことはよしとして、アルビレックス新潟はJリーグファンからしては
少なくとも「優勝候補」に上がるほどのチームでは無い。

しかし、昨季はチーム史上最高位の6位になった。

また、今までホームでは強くて連敗が多いチームではなかった。

やはり、常時3万人を越えるサポーターがいれば、選手も一生懸命にならざるを得ないと
いうことだろう。

しかし、今季は開幕以来3連敗。ナビスコカップも含めると1引分4敗である。
悲惨の一言である。


私は勝負事において「運気の流れ」をよく考える。

だいたい「運気」というものは、この世の中のすべてにおいてを司っていると私は
思っている。

それを踏まえて今季のアルビレックスのように最初に「どん底」を見たチームは、
後は上っていくだけだ・・・って言いたいところだが、世の中そううまくいかない。

すべての運気は均すとプラスマイナス0になる。

しかし、その間での策を誤ると結果的にマイナスで終わることもしばしばなのだ。

今まで経験したことの無い「3連敗」という状況は、よほど「うまい手」を打たないと、
プラスに向かっていかない。


今シーズンは優勝候補に挙がっていたチームが軒並みスタートダッシュに失敗して
なかなか勝ち点を上げられないでいる。

鹿島アントラーズのみがそれに成功した。

そして、アルビの次の対戦相手がそのアントラーズ・・・。

運気の流れから言えば「あれ?!」という感じで「アルビレックスが勝つ」公算が強い。
(ただ単に、私流の予想であるが)

昨年のレッズが優勝できなかったのに似て「好事魔多し」連敗中のチームに、トップを
走っているチームが「初白星」を献上するのはよくある話だ。

しかし、これは私の判断する「運気」からだから、普通に考えたら戦力的にはほとんど今の状態では勝ち目はあるまい。

それでも「マイアミの奇跡」の例を引くまでもなく、サッカーほど「何が起こるかわからない」
番狂わせが起きやすいボールゲームも無い。

そして、何度もこの話を引き合いに出すのだが、昨年の鹿島自体が5節まで勝ち点が無かったのだ。

もしこのままアルビが最下位を走り続けるようなことのになったならなったで、
それこそチームもサポーターも、本当に「試される時」が来たと自覚すればよい。

それはJリーグのどのチームにも訪れる可能性のある「降格」という機会が、今季
アルビに来ただけだ。

今シーズンのアルビレックスとそのサポーターの状況を皆さん注目してほしい。

あなたの応援するチームにもいずれそのときがやってきた時の、良いシュミレーションに
なるはずだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが人生における「熱狂」を感じれるプロスポーツに出会えますように。

                         may

次のアントラーズ戦2-1でアルビの今季初白星です。










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知人の死  ~人間の裏側~  

2008年03月30日 | Weblog
私は中年である。

知人が自殺した。

友人ではなく知人であったため、詳しいことはいまだわからず噂が伝わってくるだけだ。
しかし、この世にもう知人が存在しないことだけは確かだ。

長く内臓を患ったことを悲観しての自殺とのこと。歳は私よりひとつ下の46歳。
子供の小学生が二人いた。


彼を「弱虫」と非難することは簡単だ。

人間の「裏側・内側」というのは、その本人にしかわからない。

うつ病などは「心が風邪を引いた」程度の病気であるという。
それ位に周りの人間が偏見を持ってはいけない病気だと。

中年を過ぎ初老にかかろうとする男にとって、少しもうつ病のことや自殺のこと、
自分が大病をしたらという心配が無いとすれば、それはすごいことだ。

逆にそうした人には違った心配をする必要があるが・・・。


「人間の死」というものが、自分にとって身近になるのはこうした中年以降のこと。

若いときにそうしたものをイメージできるのは特殊な状況においてだけだ。

しかし、若かろうが老人であろうが、それを意識しようとしまいと死というものが
間違いなく生きるものすべてに訪れるものであり「例外」は無い。

私はそのことをいつも「強く」意識しながらでしか生きることができない中年である。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「死」というものを意識することで「生」を深く感じれますように。

                         may

合掌





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ブロクを開設して2年   ~考え直す時期のような~

2008年03月29日 | Weblog
私は中年である。

この3月でブログを開設して2年が経過した。

すでに生活の一部として定着しているが最近「ダレて」いるのが自分でも分かる。
内容が面白くない上にUpするのが遅い。

        「時間が無いから・・・」

こんなことは理由にならない。

時間が有り余っているのは「子ども」だけだ。

ならば、時間が無い中で「ブログをUpする理由」が何であるかが問題である。


それはどこかに自分自身を世間に「発信したい!」という意識があるからだろう。

人間大抵は「組織」というものの中に取り込まれて「歯車」化して生きている。
その中で少しでも他の「歯車」と違うのだという自己顕示欲を誰代持っているものだ。

前のUpで書いたように「中年」から「初老」にかかることを強く意識する中で、
しかし、歳であることを意識しないブログをUpしていこうと思っている。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、幸せになりますように。

                         may

数少ないこのブログの読者の皆さん、これからもよろしく。


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時の流れに・・・Up    ~今起きていること~

2008年03月20日 | Weblog
私は中年である。

すっかり春めいてきて、雪深かった我が地域もスギ花粉の舞い上がる時期となった。

・・・といいたいところだが、不思議なことに20年来の花粉症の私が今年は症状が
軽い。

変な時期に風邪を引いたせいもあるのだろうけれど、鼻水も出ないし眼も痒くない。

まあ、外に出ている時間がかなり少ないのも軽い理由だろうけれど・・・。

もしかして、花粉症が治ったとか・・・。そんなことは無いか。


ということで、日々の中で世間の事件が多すぎてブログでのUpが間に合わない。

何とか気になっているものをまとめてUpしようと思う。


まず

        「チベット暴動」

どなたかのブログでも触れられていたが、チベット自治区の存在自体がどういうものか
知らない人も多いと思う。

私もほとんど知らないが、ただ「チベット」という国が無いことだけはたしかだ。

日本が中国を侵略したと、ずっと言い続けている国がチベットは中国だと言い張っている。

どの国にも矛盾している部分はあるが、あの国はそれに開き直るクセがあるように見える。

      「食品の安全・チベット暴動・北京オリンピック」

今だ「知的財産所有権」の確立しない国なのだ。どこかが壊れているとしか思えない。


その二

          「日本銀行総裁空位に」

「こうした重大事を政争の具とすることはゆるされない!」などと、自民党の議員タチが
テレビなどで発言しているが、これまでの「数の論理」で散々重大事をおもちゃにして
来たのはお前らじゃないか!
自分たちに数の力がなくなった途端に、今まで相手が言っていたせりふを繰り返す。

たしかに民主党もどうかと思うところはあるが、今まで長きに渡って日本の行政を
好き勝手にしてきた報いは受けてもらわねばならない。たっぷりと、じたばたすればいい。


そのサン
 
        「メタボ検診4月から開始」

「ゆとり教育」の時もそう思ったのだが、頭の良い人たちの考えることはバカなことばかりだ。

学校の授業時間が減れば、単純に学力が落ちるのは当たり前だ。逆に根本的な学力に対する
取り組みを変えることを目標にしていたならば、20~30年経たなければその成果は
出ないだろう。一体「教育」をどういう物にしたかったのかが良く分からない。

この「メタボ検診」もそうである。

何の時もそうなのだが、やるのであればもっとしっかりとしたシステムを作ってからに
して欲しい。

単純に「ウエスト85cm(女性は90cm)」以上の人間は医師の診断を受けさせ
6ヶ月に渡って指導する。そして、それが解消されないとその人が入っている健康保険組合に
ペナルティを課すという。この数字の医学的根拠もずいぶん薄いという話だ。


だいたいバカじゃないか?

大きなお世話じゃ!

ある番組で大竹まことが言っていた「勝手に死なせろよ!俺はタバコが吸いたいんだ!」

そのうちに「顔の造作が個性的」だから、整形手術を受けるように国が勧告して
従わない人には罰金を払わせる。なんていいだすぞ!

だいたい、そんな検診をすれば病院に行く人間ばっかり増えて、逆に保険料が今より
かかってしまうじゃないか!

メタボに対する策を講じなくて良いといっているのでは無い。もっとしっかりした
効果的なことがあるはずだ。

ゆとり教育の時と同じく「やり方」が間違っているといいたいだけだ。
このままでは「年金問題」の二の舞になるぞ!


まだまだ、Upしたいことはたくさんあるがとりあえず今日はこれまで。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、政府のやることに注視しますように。

                         may

私なんかウエスト85cmギリギリだもんね~~。


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「刑事コロンボ」にはまる(未)   ~隔週販売定期購読の虜~

2008年03月13日 | Weblog
私は中年である。

春といえば「花粉症」である。

しかし、今年は変だ。

毎年2月の半ばから「あっ来た!」って感じで鼻水がダラダラと出だして眼が痒くなる。

しかし、今年は1月の終わり頃に鼻が詰まってドーンとだるくなった。
「ちょっと早いな」と思いながら、医者に言って花粉症の薬をもらってから気がついた。

少しも眼が痒くない・・・。「これはタダの風邪!?」

そして先週の半ば頃、ひどく頭痛がして肩が強烈に凝ってしまった。

いまはそれほどでもないが、やっぱり調子が悪い。

鼻も詰まって、咳が出て胸が痛い・・・。

20年来の花粉症の大家の私が、これは「花粉症ではない」と判断しているのだが。

ちなみに眼はほとんど痒くない。

ともあれどちらにしても体調が良くないことだけは間違いない。こうした時は気力が
でないなぁ。

☆☆☆すっかり春です。でも、突然雪が降ったりするから怖い。13日7:27☆☆☆

さて、「刑事コロンボ」というアメリカのテレビドラマを知っているだろうか。

日本での放送は最初はNHKで土曜日の夜だった記憶がある。

私が中学生だったから30年以上も前のことだ。

当時はまだ、土曜の夜は「8時だよ!全員集合」の好調時。ほとんど、最初の頃は
しっかり見た記憶が無い。

しかし、主役のピーター・フォークの吹き替えの小池朝雄が急逝するにいたって、
俄然興味を抱きだした。

内容は1話完結の推理ドラマ。

なりより「犯人探し」ではなく「トリック暴き」の手法が、その緻密さに驚いた。

時は流れて次にこのシリーズを放映したのは日本テレビ系列。

実際はこのときに見た記憶のほうが強い。

しかし、悲しいかな連続ではなく、月一ないしは二月に1回の放映で見逃すことも多かった。

裏話としてだが、脚本家の三谷幸喜がドラマ「古畑任三郎」を手がけるについて、
担当プロデューサーと「刑事コロンボ」カルトクイズで、どちらが主導権を握るかを
かけて勝ったからああしたドラマができたと聞く。


昨年頃からディアゴスティーニ社は、様々なメディアを週刊ないし隔週刊にして発売を
始めた。

この会社からはずいぶん前に「グレート・アーティスト」(全100巻)と「アーティスト・
ジャパン」(全40巻)を購入したことがある。

もちろん週刊の定期購読だ。(ちなみに1巻500円だった)

☆☆☆今日は強い南風が吹くという。この地方での「春一番」なり。14日7:07☆☆☆

・・・最近雑務に追われ、更に集中力が途切れがちになりブログも他に書きたいことが
出てきてしまう。

特に最近はいろんなことが起きている。

ということで、ノラないこの項は未了とすることにする。

ただ、「コロンボ」については、別の形でUpすることが出てきそうだ。

今回も最後まで付き合っていただきありがとう。

これを読んだみんなが幸せになりますように。
                                may

ブログUPが世の中のスピードに追いつけない状況です。
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進む「時代小説」(後)Up   ~続き~

2008年03月09日 | 
私は中年である。

日本の調査捕鯨船に、環境保護団体が薬品の入ったビンを投げつけて捕鯨を妨害していると言う。

人間という生き物は非常に「矛盾」の多い生き物だ。

それはある程度仕方の無いことだと思う。そして、その矛盾は「感情」というものが
その根幹であることは間違いないだろう。

環境保護団体と言うものにも色々あるだろうが、胡散臭いものも多いと聞く。
政治的にこれを利用することもいかにもありそうだし、そこに金を出す人間もいるのだろう。

魚を獲って食べても良いけれど、鯨を獲って食べてはいけない。ということを納得できる
説明をしてくれる人はいるのだろうか・・・。

牛を食べても、豚を食べても、鶏を食べても、植物をたべても「生命」を奪っていることに
変わりは無い。人間はそうした「罪深い」生き物なのだ。

お隣の韓国にはいまだに「犬食」が公然と行われていると聞く。それとて単純に非難してよいとは
思えない。

その国の「食文化」であるなら、ヒステリックにそれを非難するのは控えた方が良い。

論理的には、こんな単純なことを理解できない人はいないと思う。しかし、そこの
「感情」が介在すると今のような状況になるのだろうなぁ。

平和的な解決を望むばかりである。


さて、先回の時代小説の話の続きである。

3冊目は

     「夏草の賦」  司馬遼太郎著

である。

秀吉の天下統一直前の、四国土佐の「長曾我部元親」の話である。

はっきり言って、司馬氏の小説にしては傑作の方ではあるまい。

上巻はずいぶんのどかな話だな、と思って読んでいると下巻に入っていきなり
政治的、戦国時代的な話になる。

前のUpでも書いたが、歴史においてのメインストーリーは「信長・秀吉・家康」で
あろうし、その前は「川中島」や足利氏・源氏平家であろう。

天下統一のためには、どうしても日本の中心部(東海・京阪地域)を制することが
地理的にも必要だ。

これは今も昔も変わらない。

ゆえにその他の地方の戦いは、サイドストーリーにならざるを得ない。

この歳になってやっと、そのサイドストーリーにもメインストーリーに負けないくらいの
物語性があることに気がついた。

この小説は典型的なそうした物語である。

続けて3作品を読んでみて思うのだが、時代小説というものは結局その当時の「政治」の
積み重ねを描いたものだろう。もちろん、それを主人公という「個」の視点、行動に
返還しているけれども。

私がそうした本を好んで読むのも、現在生きている自分の置かれた政治的な状況を
認識したいからなのだろう。

そうした意味でも、資料的なものはそれとして読んでおかねばならないが、主人公の
「息遣いが聞こえる」タイプの小説が好みだ。

特にこの頃、史実的な流れがそれなりに理解できてきた中ではサイドストーリーにこそ
面白みがあると感じ始めている。

「夏草の賦」などは、この後の四国土佐に「功名が辻」の山内一豊が城主として入り
残っていた長曾我部の侍を迫害したことが、ひいては幕末の雄「坂本竜馬」を生んだ
ことを考えると、非常に意味深い。

こうした時流れの中のパーツが埋まっていくように、小説を読むことのおもしろさは
中年になったからだろう。

益々、自分の中の「戦国時代~明治~現代」というジクソーパズルのピースが埋まって
いくことに快感を覚えそうだ。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、自分の中の知的ジクソーパズルが完成しますように。

                         may


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進む「時代小説」(前)Up     ~続けて読んだ~

2008年03月06日 | 
私は中年である。

・・・最近調子が悪い。変な頭痛がする。

そのためか集中力が落ちていて、仕事にしろ、プライベートにしろ遅遅として進まない。

前回のブログも、そんなことで未了にしてしまった。

今年は多いという「花粉」も私の周りではまだ多くないようだ。しかし、もうすぐだ。

それらを思うとネガティブになってしまう。

年度末も近いし・・・。

中年になると物事についつい「悲観的」になる。

せめてブログ位は明るく行きたい物だ。


ということで「時代小説」を続けて何冊か読んだ。

まず、

    「天と地と」(上・下)   海音寺潮五郎著

ずいぶん前に書かれた本で、昭和48年頃の大河ドラマになった作品だ。
(ちなみに主役の上杉謙信は石坂浩二)
かすかだが、その映像を覚えている。

前にどこかに書いたけれど、上杉謙信の幼少期から晩年まで描いた関係で
子役、青年役、晩年役と主役が交代していた気がする。


海音寺潮五郎という歴史小説の大家の作品で、超有名小説の「天と地と」であるが、
そのドラマのイメージも含めて

・・・あまり、面白く無いなぁ・・・。って感想だ。

これも新聞連載だったらしいが、長期連載の割りに小説の構成がなされてなくて
どこが見せ場だったか、クライマックスはどこなのか?

ラストシーンも尻切れトンボで突然終わってしまう。

有名な「川中島の一騎打ち」をクライマックスになっているかと思ったら、大して
おもしろい描写になっていない。

ただ、なんと言っても自分の住んでいるこの地域が小説の舞台となっているし、来年の
大河ドラマの「天地人」の予備知識としての意味はとても大きい内容だ。

もちろん、これは私個人の感想なので充分楽しめる小説になっていると感じる人も
いるだろう。繰り返すが、来年の大河ドラマの予備知識として読むことはお奨めしたい。


つづいて

      「壬生義士伝」(上・下) 浅田次郎著

である。

これはグッと最近(でも無いか)で、映画にもなった。
最近の歴史物の特徴でもある「サイドストーリー」物だ。

「新選組」といえば、近藤勇・土方歳三・沖田総司の話と20年ほど前までは決まっていた。

しかし、近年は島田魁やこの小説の「吉村貫一郎」などを主役に据えることで、新選組の
本当の姿を描き出そうとする試みが見られるようなってきた。

同じように酷評ばかりして申し訳ないが、この小説も構成が余りよく感じられなかった。

どうやらジャーナリストが取材をしているらしいタッチで、構成されているのだが
よほど注意していないと話が前後して読みにくい。

すでに新選組のことがかなり世間に知れ渡っていて、単純な方法では飽きられてしまうのは
良く分かるが、もっとオーソドックスにまとめた方が伝わったことは多かったのでは
無いだろうか?

しかし、私の知りたかった「斉藤 一」の話のところは秀逸だった!

実は私はこの斉藤一を調べてちょっとした文章を作りたいと思っていた。
でも、この本のこの部分を読んでしまったらその意欲がなくなってしまった。

私が書きたいと思っていたことがすべて書かれているのだ。

人間などというものは、どこまで言っても「矛盾」でできている。

後年にその人がどうであったかなどと想像してみても、意味など無いのだが新選組に
おいてこの斉藤一なる人物は、ある意味その「矛盾」の代表のように思える。

あれだけの血で血を洗う新選組において、腕が立って生き残ったのもある意味不気味だ。

なればこそ、その矛盾がこの本の一部でいくらかは解消された思いだ。

・・・ということで、実はもう1冊読んだ本があるのだが、ちょっと長くなったので
続きは、後編に続くことにする。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが、不偏なる時代小説の真髄に触れますように。

                         may

しばらくUpが滞ってすいませんでした。




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現体験唯一のスポーツ(未)     ~スキーナイターに行って来た~

2008年03月02日 | Weblog
私は中年である。

27年の時を越えて「三浦和義」氏がアメリカに逮捕された。

三浦事件といえば、保険金詐欺事件の走りのような事件で当時は沸き立っていたものだ。
しかし、私の相棒は歳が26歳で「ロス疑惑って何ですか?」と言っている。

・・・人間の時間の感覚を実感させられるのは、こういうときだ。

自分にとってこの27年は非常に重みのある年月なのだが、感覚的に「27年」も経った
というものでは無い。

つい昨日のことのようだ。

☆☆☆やっと、朝晩が明るくなってきたです。3月3日7:24☆☆☆

さて、中年になって体力に自信が無くなりプライベートとしてスポーツに割く時間も
なかなか取れない。

自分にとっての「時間」の重みが変わって来たからだろう。

そうした中で、今だ原体験としてやっているのが「スキー」である。


日本有数の豪雪地帯に住んでいながら、ホンキでスキーを始めたのは二十歳を越えて
からだ。

なにしろ私の若い頃は、スキーはとてもお金のかかるスポーツだった。
(スキーはあまり良いものでなくても10万円。ウェアで8~10万円。さらにリフト券は今と同額ぐらい。
その当時で同額ってことはほぼ倍の額と思ってよい)

しかし「このまま、冬の間ウダウダしていてはイカン!」と思い切ってスキーを始めた訳だ。

☆☆☆さすがに3月。2月中のような寒さの雰囲気が無いですな。4日7:24☆☆☆


・・・どうも調子が出ません。この項はこのまま未了といたします。

申し訳ないです。       may
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