完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

いつまでも持っていたい「謎」の答え      ~「利休の闇」読み終わりました~

2017年11月17日 | 




私は初老男である。




いよいよ雪が山に降ってきた。





里に下りるもの近かろう・・・。






雪国の民はただ「耐える」のみだ。








日本人の「滑稽」であり「愛すべき」ところは、さまざまあるだろうが、







何の変哲もない物事を、突き詰めて「道(どう)」にまで突き詰めていくことがあるだろう。








いわく「柔術」「剣術」という格闘技を、たんなる「技術」でなく「道(どう)」にして精神性を伴わせて突き詰めていく。









格闘技ではなくとも「華道」「香道」「茶道」などがある。








その中でも





             「茶道」






                    に興味が前々からあった。










とすれば








当然







            「千利休」




                      にたどり着かざるをえない。






そして、利休にたどり着けば







              「その死にざまの怪」



                    


                            にたどり着くだろう。





だいたい、武士でもないただの茶人がなぜ切腹を命じられ、なぜ従順に腹を切ったのか・・・・。








ずっとそれが知りたかった。








その謎と利休という人の極めた「茶道」というものの本質が。








しかし、この歳になって本気で茶道に取り組むのもねぇ。






しかも、知りたいのは利休の死についてだし・・・・。









そして本屋で何気なく見つけた。








             「利休の闇」 加藤廣著






                              である。






加藤廣は史実を丹念に調査してストーリーを組み立てるドキュメント性の高い小説を書く人だと私は思っている。







もちろん、真実というものはどこまでいっても分かるものではない。









しかし、少しでも納得できる「答え」が欲しい。








それが好奇心を抱く者の欲求である。







豊臣秀吉の天下統一期を表す場合、この利休を描かぬわけにはいかない。







時代劇・歴史小説好きの私は、何度となくこの利休の事に触れてきた。








そうした中で、やはりこの小説が一番「抜けている部分」を埋めているような気がする。








やはり、日本文化の象徴になりつつある「茶道の巨人」の事であるから、映像にするとその目指した「詫び寂び」を前面におし出さざるをえない。







しかしこの本の内容の通り、いかな茶道の巨人といえど「俗物的な欲」がなかったどころかこうした人は、その欲が一般人より強かったのではないかと想像してしまう。







そこところを「下種な表現」で映像化した時に、本当の「利休」という人物とその死の謎が腑に落ちるのではないだろうか・・・。








今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、抱き続ける好奇心を持ちますように。









                 May










いつか、映像化した利休の話をUpしようと思います。いわく「利休」(三国連太郎主演)いわく「利休にたずねよ」(市川海老蔵主演)・・・・。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

やっぱり、思った通りです。     ~ベルギー戦の日本代表~

2017年11月15日 | スポーツ



私は初老男である。






今朝ベルギー戦があったのを、うっかり失念していた。









まあ、朝方に個人的な「オオゴト」が起きていたので、どっちにしても見れなかったけど・・・。









スコアだけ見て判断するのは、もちろん間違いなのだが、とにかく「0-1で負けた」ことだけは事実である。










「だから、ブラジル戦より善戦だった」と結論付けてはいけないのかもしれないが、どうやらブラジル戦のような「チンチン」にやられたのではなさそうだ。










なぜこういう試合内容だったか?











今の日本代表のスタイルは、やはり「個人技に頼らない組織で攻守」であろう。












つまりは、形態的に「ヨーロッパスタイル」に近い。












日本人プレーヤーは「ヨーロッパ・リーグ」での活躍も多く、そのスタイルにマッチしている。












型の似たチーム同士であれば、やはり「良く噛み合う」からゲームが落ち着く。












そして、こうしたゲームは得てして「一瞬のスキ」が勝負を分ける。










・・・そうした時に「ゴールの匂いを嗅ぐ選手」がいるかいないかは大きい。








ベルギーのルカクは、まさにその選手だった。









日本にはこうした選手は、多分過去に2人しかいなかった。










         「釜本邦茂」と「三浦知良」







                             である。










・・・・・やっぱり、に日本代表に最終的に必要なのは「組織の完成度」と「自分勝手な決めきるFW」ってことに私は思える。












これって、南米サッカーと欧州サッカーの融合ってこと?そりゃ理想だわなぁ。












今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、なぜ日本が南米サッカーに弱いか考えますように。











                May












でも、ブラジルとベルギーとの「縮まりそうで縮まらない差」の大きさはほとんど変わらないんだよね。。。。








コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

一気に壊れてきているね。    ~様々な個所の「崩壊」~

2017年11月14日 | 時事ネタ



私は初老男である。





そろそろ年末である。






混乱の「2017年」を象徴するような政治的・行政的出来事が今日起きた。









            「希望の党・小池代表辞任」









この人は、一体何がやりたかったのだろう?











政治家、というより「人間」というのは逆風の吹いたときにこそ「真価」が問われるものだ。











最終的に「逃げ出す」という判断をしたのであれば「最悪のタイミング」であろう。









逃げ出すのであれば、もっと前にやるか、本当に党の形をしっかり形成してからでなければ「無責任」の誹りは免れまい。










これは小池百合子という個人の所業であるが、残念ながら「だから女は・・・・」という言い方をされてしまう。







日本の政界において女性地位が、世界レベルでも最下位に近いといわれている中で、こうした行動は、尚更その地位を下げてしまうことになるだろう。







・・・・一体「希望の党」って何なんだったのだろう・・・。








加計学園が認可された。











私には限りなくクロに近く見える。










実は問題なのはこれからなのだ。










「特区」の名のもとに、岩盤規制を壊したという見方はできなくはない。(私には自分の友達に便宜を計ったようにしか見えないけどね)









しかし、これだけ大きな「疑念」を払拭せずにことを進めたことによって、これからさきに「似たような事例」が出てきた場合、安倍総理はいかに進めていくのか。








という問題である。











政治的・行政的には滞ることは無いかもしれないが、国民の「疑念」というものは簡単に消えるものでは無い。










どんな方法をとっても、これから国民に「疑念」を抱かせることになるだろう。








この疑念の影響は、本人の思っているほど「小さく」ない。









そして、それは安倍総理が目指している総理大臣再任をかなり大きな確率で阻むことになると私は思っている。








天網恢恢疎にして漏らさず。(思わぬところで「足をすくわれる」よ、安倍さん)









物作り日本の信頼も「日産の無資格検査」「神戸製鋼データ改ざん」で、一気に崩れて行っている。











今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、日本人の中にある「脆い」部分が崩れ始めていることに気が付きますように。








                  May



私なりにちょっと早いが2017年の今年の漢字一文字を発表しよう。







              「崩」






                        である。








政治への信頼・日本のモノづくりに対する信頼が「崩れ」てしまった年だ。
















コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

いまさらのブラジル戦      ~本当にブラジルに勝てると思ってる人がどれくらいいるのだろう?~

2017年11月12日 | スポーツ



私は初老男である。




いま、サッカー解説の中西氏がブラジル戦を振り返っている。




そして、張本氏が「日本はパスのミスが多かった」と言っていた。





やっぱり、この人はすでに話芸としての「張本ブランド」になっていて本質が見えていない。







ていうか、偉そうにスポーツの御意見番をやっているが、それぞれのスポーツの「芯になる部分」を見るセンスも無ければ見ようともしていない。








お前はそうした「目」があるのかと言われると困るのだが・・・。










この試合の日本のミスが多かったのは「相手がブラジル」だからであって、ほか国であったらこれほど「ミス」にならない。








ブラジル相手に他の国と同じようにパスが決められるようになれば、元々これほどの点差にはなっていないのである。







本質的にこの点差はそうした単純な「パス精度」に如実に表れていて、さらに先ほど中西氏が解説していた通り、サッカーにおいての「細かいテクニック」(※後解説)においては、中学生と成人ほどの差が日本とブラジルにはある。








日本のサッカーというのは、ブラジルサッカーにおいて「一番やりやすい相手」だと思う。







日本人の勤勉さ・潔さ・精神性は、サッカーにおいて「諸刃の剣」であって、付け込まれると「今回のように」脆い。







「勤勉さ・潔さ・精神性」のまるで反対の「自分勝手・あきらめの悪さ・意地悪さ」が、国民性としてブラジルにはある。






それは国の成り立ちの部分から、国民性はできているので簡単に変わっていくものでは無い。





実際、私の今回の試合の評価は・・・。







        「少なくとも、前回よりも良かった」





                          である。








ブラジル人の国民性が徐々に、グローバルになっていくのと同時に日本人の国民性もグローバルになっていく。









それに従って、両国のサッカーの差は縮まっていくはずだ。










そうした意味で今の日本がサッカーでブラジルに勝てるのは、ずいぶん前の「マイアミの奇跡」の時と同じ「偶然」とブラジルの「ミス」が重ならない無い限り、限りなく「0」に近い。









ただ、こう言っておいてなんであるが、人間でもチームでも成長というのはグラフの比例線のようになるのではなく、ある日突然階段を上るようにするものだ。










本気のブラジルに、ひょこっと勝つときは「次回の対戦」に来るかもしれない。









ヨーロッパサッカーのドイツ・オランダレベルのような「規則性」と「個人技」がうまくかみ合うその時が。





今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、日本人の国民性を大切にしますように。






                       May




そうした意味で、本田圭佑がメキシコで活躍できているのは彼の本質が日本人の国民性からちょっと外れているからじゃないかなぁ。・・・・こうした人はサッカー的には日本に必要だ。



※サッカーにおいての「細かいテクニック」とは、今回のゲームで最初のPKになったシーン
吉田がブラジル選手を引き倒したのは、バスケットで言う「スクリーンプレー」をやって来たからだが、吉田としては相手のスクリーンは「ブロック」でありファールであると主張する。
だが、ビデオを見ると肩と背中・腰で吉田を邪魔しているが「手」は出していない。
つまりこれはサッカー的に「ファールではない」のだ。
吉田の主戦場であるプレミアリーグであれば、当然「流される」プレーだが、この試合ではそうではなかったということ。














コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする