完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

私は裁判員には・・・   ~落語に見る裁判制~

2009年05月27日 | 時事ネタ
私は中年である。

今日、民主党が鳩山代表になって、はじめての「党首討論」があった。

報道番組でダイジェストを見たが「目糞、鼻糞を笑う」って感じだったなぁ。(どっちも脛に傷持つ身だからね・・・)

前々からいっているように、私は民主党が自民党より良い政治をすると思っているのではない。

少なくとも今の「弛みきった自民党政治」よりは「実力不明の民主党政治」の方が期待が出来る。

また、政権交代することで自民党政治自体もウィルスのように「変異」することだってありえる。だからこそ、次の選挙では是非「政権交代」を望むのだ。

早く「総選挙」にならないかなぁ・・・。でも、麻生総理はどうせ「続投」はないから任期満了まで引っ張り続けるだろうね。


私は今「落語」にはまっている。

むかしは「桂枝雀」今は「古今亭志ん朝」を中心に楽しんでいる。

残念ながら二人とも故人だ。

この二人を聞いていて思ったのだが、落語家と言う人たちは独特の味がなければ大成はしない。

桂枝雀はの特徴は落語における最大のテーマ「笑い」を追求し続けたことだ。古典落語といいながら、登場する人物達は現代の「ドン臭い」人たちのままだ。
しかし、その旺盛な探究心が災いし精神を病んでしまい自殺してしまった。

古今亭志ん朝は、自分の中に流れる「江戸っ子」の血を古典落語の中に生かし、あたかも江戸時代から抜け出して来て私達を江戸の町にいざなってくれた。しかし、病に倒れ帰らぬ人に・・・。晩年の志ん朝がどんな名人になるか楽しみにしていたのに・・・。

現在の落語家は独特の味を持っている人が、ずいぶん少なくなってしまった。

まあ、落語の本場「江戸」にも「上方」にも遠い地域に暮らしている私には、現役の落語家サン達に会うことが早々あることではないので、私の認識不足であることは間違いないが。

落語の本質的な話は、またの機会にじっくりとしたいと思う。

話は「大工調べ」と言う古典落語での話。特に志ん朝に物を効いてもらうとよい。

あらすじとしては、

大工の与太郎(落語で典型的人物)はちょっと「足り」ない。ためた店賃の代わりに大家に商売道具の大工道具を取られてしまう。

それを助けようとした棟梁の政五郎が、与太郎に一両を渡して大家のところに行かせるが・・・。

ホントに大雑把で、何も分からないかも知れないが、このあと結局大家と政五郎のケンカになり政五郎が見事な「啖呵」を切るのが聞き所。与太郎にも大家に毒ずくようにせっかけるが、与太郎の啖呵はどうにもならない。

普通は、この時点で話を終わりにする噺家がほとんどなのだが、志ん朝は完全なオチまでやっている。

道具を返さない大家を「お上」に「お恐れながら」と訴えでて「お白州」で南町奉行のお調べが行われるが、ことは思わぬ方向に・・・。

と言うことで「裁判員制度」の話になる。

あまりに「マクラ」が長くなってしまったので、次回に続くことにしよう。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなのところに「裁判員候補者」の通知が届いたかな?

                             may

ほんとに党首討論は「目糞・鼻糞」だったね。


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みんな冷静に考えよう     ~マスコミをどれくらい信じればよいか~

2009年05月20日 | Weblog
私は中年である。

すっかり、ブログUpが久しぶりになってしまった。

数少ない読者のみんな、すまん。


と言うことで、私がUpをしない間にも世の中はずいぶん混乱が続いている。

豚インフルエンザ(あ、こう呼んだらいけないのか)は、まあ、国の対応としては仕方がないのだろうけれど、まあ、社会は混乱するだろうね。

最近、結局普通のインフルエンザと変わらないくらいの「威力」のものらしいと判明して、徐々に騒ぎも沈静化してくるんだろう。

これだけグローバルな世界に生きている私達は、いつ本当の「魔物」の来襲されてもおかしくない。

残念ながら、そこには「運の良し悪し」でしか生き残れはしない。

中年になると変に「諦め」がよくなるなぁ。まあ、かく言う私だって、それなりに見苦しくあがきはするだろうけど。


さて、小沢民主党党首が辞任して、鳩山氏が後任に選出された。

それを自民党の議員達が「院政だ!あやつり人形だ!」と騒いで、それにノッカッてマスコミも大々的に報道したりしている。

しかし、みんな冷静に考えてみて欲しい。

「政党」の政策と言うのは、トップが替わったことによって、そんなに代わるものだろうか?

まして、敵対する「自民党」の政策が前提としてある中で、それに対抗すべく小沢氏の言っていた「政権交代」のための政策が大々的に変わるとしたら、それの方がおかしくないだろうか。

まして、選挙の時に半分は「比例代表制」で「政党」を選ばなければならないのだ。

それは、その「政党の政策」を選ぶのであって「個人の意見」を選ぶのではない。

とすれば、民主党の政策が突然変わるほうがよっぽどおかしくないだろうか?


コイズミ氏のあとの安倍だって、結局コイズミの「あやつり人形」になれず政権を投げ出し、そのあとの福田だってコイズミ氏の亡霊に手を焼きながら、やっぱり政権を投げ出し、コイズミ氏の亡霊を感じていない麻生って人は、そういうものを感じないだけ漢字も読めないし、失言を繰り返す。

そんな政党の方がよっぽど叩きどころが多い。

千葉県知事になった森田健作って人のこともずいぶんエグイ話が聞こえてくるしね。

この人は宮崎県知事の東国原知事・大阪府知事の橋下知事などとは、同じ「知事」と言う名がついているが、かなりキナ臭い人物だ。

あれだけ自民党ベッタリで政治活動をしておきながら「完全無所属」っていって選挙に出る感覚が分からない。遠くない将来、この人は大事件を起こしそうな気がするのは私だけだろうか?

話が逸れた。

ここでいつもいっていることを繰り返すが、私は「民主党」を支持しているのではない。

政治においては何事も「緊張感」が必要なのだ。

自民党の政治家達は、何をやっても選挙では「勝てる」と思っているから緊張感がない。

それによって今のグダグダの政治が出来上がった。もちろん「官僚」と言う種族もそうだ。

自民党がずっと政権を握ってグダグダの政治家がいるから、官僚達も好き勝手やっているのだ。

これが最低アメリカの政権ぐらいに民主党と共和党の間を行ったり来たりすれば、おのずと官僚達も考えるようになる。

それもこれも、自民党をここまでにした我々「国民」が悪いのだ。

自分が「選挙で落ちるかもしれない」と政治家に思わせれば、もっと真剣に政治をやるようになると私は思うのだ。

蛇足だが、小沢氏に「説明責任を果たしていない」っていっている人が多いけど、あれ以上の何が聞きたいのか私には分かりかねる。

彼の秘書が完全に「有罪」と決まったのであれば、それなりの責任は取らざるをえないだろう。

しかし、それだって他の自民党議員のやったこととそれほど大きく違うとは思えないし、その人たちの騒ぎは結局ウヤムヤになってしまった。

こうしたマスコミに踊らされて「本質」を見誤らないように気をつけようじゃないですか。

しばらくぶりにUpしたら、少々支離滅裂になってしまった。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「物事の本質」(特に政治の本質)を見失いませんように。

                             may

とにかく一度「政権交代」させてみようぜ。その方が必ず今と違った形を見出すことになるから。


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懐かしさと新しさの交錯する時  ~時代劇にはまる~

2009年05月02日 | テレビ
私は中年である。

麻生内閣の支持率が上向きらしい。

日本国民は何を考えているのやら・・・。

確かに民主党の小沢投手は、違った小沢党首は政治献金を貰った。しかし、前々からいっているように、人間に「欲」と言うものがある限り、こうした金の授受は絶対になくならない。

さらに言えば政治家への献金と言うのは、単純にその個人の「欲」から出ているのではないと思う。

言い古された言葉だが「政治にはお金がかかる」

実際小沢の手にこのお金はほとんど残っていないだろう。

間違って欲しくないのは、私は「政治献金」や「賄賂」が良いなどといっているのではない。

人間に欲がある限り、私達のような一般民から国会議員まで、何らかの「お金の授受」は存在し続けるだろうし、その金の意味するところがどこまで正当性のあるものかはずっと「灰色」でい続けるだろう。

そんな中で民主党の支持率が、下がるのは分かる。

しかし、それに伴って麻生内閣・自民党の支持率が上がるのが分からない。

間違いなく自民党の方がこうした「お金」の事に関しては枚挙の暇がない。

まあ、このまま麻生内閣は「しかるべき時にしかるべき決断を」と言いながら任期満了まで解散しないだろうなぁ・・・。

政治と金については、今度じっくりやりるつもり也。


さて「時代劇」の話。

昨日「木枯らし紋次郎」と「必殺仕事人2009」が、午後9時の同時間に放送された。

    
どちらかを録画してみればよいのだろうが、なんかそんな感じじゃなかったので、チャンネルを変えながら両方を同時に見た。

大河ドラマを私が好きなことは、このブログを読んでいてくれる皆は知っていてくれるだろうが、むかしからこの「必殺シリーズ」も好きだったし「木枯らし紋次郎」「子連れ狼」「座頭一シリーズ」なども大好きだ。

それでいて「水戸黄門」「遠山の金さん」とかは、あまり好みではない。少々健全過ぎるのが鼻に突く感じなのだ。

木枯らし紋次郎は今回特別出演していた元祖紋次郎「中村敦夫」が、やっていた1972年当時のドラマをリアルタイムで見ている。

いや、正確にはリアルタイムではないな。我々の地域でこの頃は放送されているテレビ局は4局しかなくて、何週か遅れで金曜の11:30頃からの放送だった。

私は11歳。小学5年生くらいだった。

当時の11:30と言うのは、今の私にとっての2:00くらいの時間に相当する。

そして、金曜日だから次の日を気にせずに見れた。って思うでしょう?

その頃はまだ土曜日に午前中だけ学校に行かなくてはならなかった。

だから当然「寝不足」になって学校に行くのを覚悟して見ていたのだ。

眠い目をこすりながら見た「紋次郎」は、今まで自分が見たことのないタイプのヒーローだった。


今回の江口洋介の紋次郎も悪くなかった。演出としての「江戸」ではなく地方都市としての宿場が、いかにもそれらしく人通りが少なく寂れた感じなんかは、昔のドラマを彷彿とさせてくれた。

今後、レギュラードラマとなって、もっと味を深めてもらえば良いと思う。


さて、必殺仕事人2009はなんと言っても効果音やBGMが、昔のままなのが私のような往年のファンにはうれしい。

ジャニーズ系の役者が多いのは少々気になるが、中村主水役の藤田まことを入れることで雰囲気を壊さずにいる。

和久井映見がちょっと役不足の感があるなぁ・・・。

そして、今回の14話でびっくりするような演技を見た。

仕事人に仕事の依頼をする母親が、号泣しながら娘の恨みを吐露するシーンが余りに迫力があって瞠目したのが、エンド・ロールを見ていた更に驚いた。

その母親役をやっていたのは「烏丸せつこ」だったのだ!

以前にこの人のことをブログでUpしたのを覚えている人がいるだろうか。
(調べてみたら06’6/18だった。興味のある人は一読を)

あまり目立たないタイプの女優だが、今回のこの演技には驚いた。

これからも「上手いバイ・プレーヤー」になって欲しいなぁ。

こちらは6月までの放送が決まっている。うれしい限り也。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。
これを読んだみんなが「時代劇」の面白さを見出せますように。

                             may

こうした時代劇があるから、大河ドラマや現代ドラマもメリハリが利いて面白さが増すのさ。






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