完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

主夫は大変?    ~家庭の料理を実践する~

2012年07月27日 | 料理
私は初老男である。

最近熱帯夜が続いていて夜中に目が覚める。

大体3時とか4時頃だ。

暑さに耐えきれず、扇風機のスイッチを入れて涼んでいると・・・。

周りが明るくなるかならないうちに「蝉」が勢いよく鳴き始めた。

う~ん。夏だなぁ・・・。


さて、ずいぶん間が空いてしまった。

「主夫」になると、結構時間をとられる。

「主婦」というのはつくずく大変だと、実感している。

そこで、私の「主夫」振りを主として料理の点でUpしようと思う。


世の男たちの中には「料理が得意」などと、声高らかに言っている人がいる。

しかし、「金」「時間」をかけておいしいものができなければ、よっぽどどうかしている。

主婦の料理は、お金と時間をかけずに毎日おいしい物を作り、さらにその「片づけ」をやらなければならないのだ。(特に男どもはこれが苦手なのだ)


私は調理師なので、実は料理を作ることも片づけることもほとんど気にならない。

しかし、やはりことは簡単ではない。


何より、せせこましい。

大きい調理台で、40cm×25cmのまな板。

それに2玉のキャベツを豪快に繊切りにしていく。

10個のジャガイモをピーラーで一気に剥いていく。


・・・なんてことを家庭でするわけがない。

人参一本。玉ねぎ半分。きゅうり一本半。を刻むのに、ちょこまかちょこまかと小さいまな板を洗っては切り洗っては切り・・・。

鍋に湯を沸かしても、なんでこんなに沸かないのか・・・。


一家4人分の分量をつかむのは意外に大変だった。


まあ、現実にやってみて分かったことは、料理においての大前提は変わらないってことだ。


前段でも書いたけど、主婦の料理ってのは「短時間」「ある材料」「おいしい」ができなければならない。

しかし、たいてい最後の「おいしい」って部分を「オロソカ」にしがちだ。

まあ、一日仕事をして帰って、のさらにもう一仕事はイヤになるわなぁ・・・。


私は調理人としての意地で、その「おいしい」部分に手を抜けないのである。

でも、それはそんなに大したことではないですよ。


大体主婦の料理は、短時間で作るために「上手に」手を抜く必要がある。

だが、料理には「抜いていいこと」と「抜いてはいけない」ことが歴然とあるのだ。


ここを間違うと「おいしい」の部分が揺らいでくる。


餃子・コロッケ・天ぷら、なんてのは時間のあるときにしか作れないものだ。

だから、そうした揚げ物や長時間煮込む料理などは、出来合いの物・冷凍食品をそれなりに工夫をしなけりゃね。


それでは今日の献立から、手を抜いてはいけない部分を説明しよう。


「冷やしうどん(竹輪・きゅうり・もやし・わかめ)」

「スティックてんぷら(ナス・かぼちゃ・にんじん・するめ)」これはスーパーの惣菜。

「鮭ぞうすい」


状況としては娘を迎えに行ってスーパーに寄り、買い物をして帰宅。

夕飯の支度を始めたのは7:00ちょうど。


献立を見て、ほぼ答えは出ているようなものだが、つまり「冷たいものは冷たく」である。

今日のような暑い日に冷やしうどんは、とにかく「冷たく、極力冷たく」これに尽きる。

この暑さだから食べているうちから温まってくる。


鮭ぞうすいは、逆に少しぬるめに仕上げる。

そうでなくても、冷え冷えの冷やしうどんから、雑炊を食べればそうでなくても熱く感じるはずだ。

大体、なんで鮭ぞうすいか?って言われそうだが、まあ、ごはんが余っていたからなんだな。

これで調理時間が25分ほどだろうか・・・。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、料理での大事なところで「手を抜きません」ように。

            
               May


包丁の使い方とかは初めから無視したけど、こればかりは「数をこなす」しかないからね。



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どこまでもどこまでも。     ~個室の中の人々~

2012年07月16日 | 時事ネタ
私は初老男である。

九州地方が豪雨に見舞われている。

昨年今頃、わが地域も同じような災害に見舞われ不安な夜を過ごしたことを思い出す。

こうした災害に見舞われる度に、大自然の中にいる我々人間は、なんて無力なのかと再認識せずにはいられない。

どうか被災なされたみなさんに心休まる時が、早く訪れることを心からお祈りします。


さて、前回続いて「時事ネタ」をもう少しUpしようと思う。


もう、聡明な読者諸君は気付いている話であるが・・・。


前回もUpした大津市の例の事件。

「これってマズイよな・・・」って感覚が欠けている話。

これはつまり「本質」を見失っているということだ。

教師の本質は何か?

それは「子供との信頼関係を作ること、守ること」だろう。

たしかに、今の世にあってはなにかと「訴訟問題」となり、単純に一教師・一学校長の意識とは別のところで回ってしまっている。

故に、あんなアホみたいな会見を開いたりする。

それももっと上手にやればいいのに、世間の人の反感を買うように買うようにやっている。

こうなってしまうと、たとえ訴訟に勝っても世間は許してくれない。そう子供たちも。

それとも某合衆国のように、訴訟に勝ちさえすれば良いと言うのだろうか?

学校における本質、子どもとの信頼関係を失った学校がどうなるか・・・。


最初に書いたように、この構図は何かに似てはいないか?

そう、どこかのコメンテーターが言っていたが「東電の対応」にそっくりなのだ。

電力を供給する側が、追うべき責任をすべて「想定外の地震」のせいにして、少しも反省する様子がない。

そして、厚顔無恥にも自分たちの身も切らず「電気料金の値上げ」を、さも当然のごとく「要求」する。

訴訟に勝てばよいと思っている大津市の中学校・教育委員会と同じく「これってマズイよな・・・」の感覚がまるでない。


と、ここまで書いてきて、さらに何かに似ていると思わないか?

そう、今の「民主党政治」にそっくりなのだ。


東電にもっと身を切れ!の値上げの前にやることがあるだろう!と怒っているが、それはまさにアンタらのことじゃ!

マニフェストを何一つ守らず、それを「守らないのが悪い」という同志を邪魔者扱いし、政敵である自民・公明と手を組み「消費税増税」を決めてしまった。


これを読んでいる皆さんに言っておきたい。

つまりは、今のこの世間で起きていることの「変事」はすべて「同じ根」でできているのだ。

そう、それは私たち日本人の「これってマズイよな・・・」って感じる意識の欠如。

日本人の美徳であった「いいかげんさ」が、悪い方の「いいかげんさ」になってしまっている。

「なあなあ」で物事を進めていくのも、最後の最後にある「ある一線」を守ることで成り立っていたものが徐々に崩れつつあるのだ。

政府が東電に苦言を呈するたびに「どの口がそれを言うか!」って口を捻ってやりたくなる。


これらの自分たちの「個室」の中で物事を進めている人たちは、その個室がじつは「透明なカベ」でできていることに、気付いているクセにその部屋に簡単に入ってこれないことをいいことに、このままことを「終結」させようとしている。

しかし、その個室の人たちは、いずれその部屋を出ざるを得ないのだ。

そうしたとき、外の世界はどういう風にその人たちを見るか、どういう風に接するか、覚悟をしておいた方がよい。

我々外の人間は、いつまでもそのことを忘れてはいけない。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、最後の一線を守る「覚悟」を忘れませんように。



         May


「個室」の中は、その中だけの「常識」がまかり通っている。その中で「外の常識」を発するのは、実はすごい大変なことだ。

よくわかる・・・。

しかし、中学生なら仕方がなくても「教師」「社会的に重要な会社の社員」「政治家・政府」と言う人たちは毅然と立ち向かわなければならない時があるのさ。
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「これってマズイよな・・・」     ~どこまで間違うのか~

2012年07月12日 | 時事ネタ
私は初老男である。

人間は幾たびか、生活のリズムが変わるときがくる。

初老男になってからの変化には、慣れるまでに時間がかかる。

それも、身体的なことよりも精神的に辛い。


いわゆる「主夫」にならねばならなくなったのだ。

しかし、日頃から「自立した夫」を目指して精進してる初老男とすると、その仕事一つ一つが苦痛と感じることは無い。

問題なのはその仕事にとられる「時間」なのだ。

人生の残り時間の少ない初老男にとって、これが本当につらい。

まあ「忙しい人ほど多くの時間を持つ」って言うからな…。


さて、これくらいに世間に注目されると初老男としてはUpしたくないのだが、あまりにひどいので一言。

大津市の例の話である。

日本人の感覚として「これってマズイよな・・・」ってことがあると思う。

それは時代が変わっても、そうは変わることは無いと思うのだ。

しかし、それがわからない奴や恣意的にわからないフリをしている奴が増えた増えた。


人が一人死んだのである。

中学生だった。

そのことにおいて、一番責任を感じなければならない人たちは、どこかで自分の行動に「これってマズイよな・・・」って思わなかったのだろうか。

初老男はその関係者が保身に走る感覚はよくわかる。

しかし、いくらなんでも今までの対応は「マズイ」だろう。

出てくる事実・新事実が「真実の追求のため」とか「いじめを防止するため」のものであるなら納得もしようが、すべては保身のための行動でしかない。


加えて警察である。

警察が「完璧」で「正義の味方」である。

そんなことを信じている人はおるまい。

それも、先に述べたように限度の問題である。

やっぱり「これってマズイよな・・・」って感覚を守ってくれれば、こんなことにならなかったのに。

3度の被害届の受け取りを拒否しておきながら、一転「暴行容疑で家宅捜索」

こうした事件で警察が、ここまでやるのは初めて見た。

こうしたことをやると、今度は「冤罪」を生む危険がある。

まさに「犯人捜し」になって、ほんのちょっとのことを大々的に取り扱うことになるからだ。


結局、こうしたことの最大の被害者はこの「中学校の生徒たち」である。

明日も授業はおこなれるであろう。

しかし、それが正しく進められるわけがない。


このことがひいては、生徒たちの将来に大きく影響することは間違いない。

もし、関係者の中で「これってマズイよな・・・」と、認識していれば、そのこと前提に行動を起こしていればこれほどの騒ぎにならなかっただろうに。


単純である。


「人が一人死んだ」ことを重みをちゃんと受け止めればよかっただけなのだ。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「これってマズイよな・・・」って感覚を忘れませんように。

 
                 May

きれいごとで「いじめを無くそう!」と言うのもいいが、結局いじめは「未来永劫無いならない」のである。それを前提に考えるべきなのだ。







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訃報次々と     ~地井さん・小野さん・塚越孝さん~

2012年07月03日 | Weblog
私は初老男である。

・・・先回のUpをすっかり忘れて、新しい気持ちでUpしようと思っていたら、また一気に酒を飲ませるようなニュースが出てきた。

             
               「整備新幹線に3兆400億円」


増税法案が通ってすぐに、この発表・・・。

バカか?

どう見ても増税した分が、そこに回るように見える。

私だけだろうか?

「3区間の整備により、ビジネス・観光の交流を促進し、地域の産業や社会に大きな効果をもたらすだけではなく、災害リスクへの備えなどの観点で多重的な幹線交通体系が確保され、持続可能で活力ある国土を築くための礎となることを期待しております」

羽田雄一郎国土交通大臣はそう語ったが、ずっと下を向いて資料を○読みしたのは、ご覧のとおり。

これも、本人はそう思っていないだろうことが見て取れる。

やっぱり、増税した分がこうしたところに回るのね。(現実にはそうでないのかも知れないが、どう見てもそういう風に見える。)

これだって、野田ダチョウ倶楽部が「GOサイン」を出したからこその発表だろう?

完全に「洗脳」されてるんじゃない?

それとも、我々国民がどんなふうに思っても、関係ないってこと?

大飯原発再稼働反対デモを見ても「大きい音だね」

・・・。

この人は、本当はとんでもない「悪人」か、そうでなければ、とんでもない「善人」かのどちらかだ。


国民感情を考えれば、これらのことにせめてなにか「クッション」をよういできないのかなぁ。



地井武男が死んだ。

役者と言うのは、そのキャリアでずいぶん様相を変える。まあ、それは役者に限らないか・・・。

地井武夫は、若いときは猛々しいがあまり深みのある演技をする人ではなかった。

印象深いのは「犬神家の一族」(昔の方ね)での佐武(すけたけ)役。珠世役の島田陽子に「俺の女になれ!」と迫るシーンは、のちにあんなほのぼのした演技をする人になるとは想像もできなかった。

言うまでもないけれど「ちい散歩」のような番組はとても大変だ。

本人に魅力がないとこんなに評判にならない。

「若大将」こと加山雄三があとを受けたというが、光を浴び続けた人は厚みが足りないからなぁ。カッコはいいけど・・・。


小野ヤスシが死んだ。

この人は実は私くらいの初老男でも彼の「最盛期」を知らない。

話によると「ドリフターズ」の初期メンバーだったとか・・・。

かすかに覚えているのは「ドンキーカルテット」というコミックバンドで「鳥取県の産んだ偉大なる芸術家」なんて言ってた頃だ。

思えば、現在まで脈々と続いてきた「お笑い」の原点は、戦後のこの人たちがその基礎を築いたといってもよいだろう。

ハナ肇・植木等・いかりや長介なんてメンバーの一角として存在していた小野氏。

ご苦労様でした。


最後に塚越孝さん。

この人を知っているのは、かなりのラジオ通だろう。

と言うか、初老男にとっての「ラジオ番組」といえば、なんといっても「オールナイトニッポン」

まあ、カメ&アンコーっていうところまではさかのぼらないけど「鶴光・タモリ・中島みゆき」あたりが全盛のころに、ほぼ家に帰ってから寝るまでラジオがなっていた。

・・・そのころ自分の部屋にテレビを持っている奴は「お坊ちゃん」だけだったからね。

その私が、一時的にラジオを聞かなった頃にジワジワと有名になったのが、この「つかちゃん」こと塚越孝だった。

アナウンサー出身で、とても落ち着いた声を持ち、そういわれなければ誰だかわからないくらいにラジオに溶け込んでいた。

今やそうしたラジオパーソナリティは、逆に需要が少ないのではないかなぁ・・・。

ラジオの一世代とともに去って行った。

みんなみんな・・・さようなら。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、自分の生活に「潤い」を与えてくれた人たちに、感謝を忘れませんように。


                  May

なんとなくだけど・・・。70歳代ってのが寿命のポイントかな・・・?私は後20年くらいしかないなぁ…。






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