完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

ほぼ同じ歳の「名物MC」に思うこと          ~みのもんたとタモリ~

2013年10月30日 | 時事ネタ
私は初老男である。


みのもんた氏の会見が70分もかかったってねぇ。


まあ、彼の話をするのももう「時事ネタ」にくくるには無理があるようになってきたので、今回を最後にしようと思う。


ほんとうのところ、今回の事件でみのもんた氏は番組を降板するべきか?って考えるに・・・・。


やはり、私としては「しょうがね~んじゃね~の・・・」って感じだ。


たしかに30過ぎの社会人の男が犯罪を犯したことで、70ちかい父親が責任を取らされるのは「理不尽」だろう。


しかし、父親が政治・社会・犯罪等の事柄を中心に放送しているワイドショーのメインMCをやっている人間であるなら話は別だ。


みのもんたと言う人のキャラクターとして、非常に微妙だが「タレント」ではなく「司会業」が一番しっくりくる職業名だろう。


これが「ケンミンショー」のような、バラエティばかりのMCであれば、マスコミの対応もちょっと違ったことになっていたはずだ。


70ちかい年で、あの仕事っぷりは、見方によれば「節操がない」っておもえる。


それもかなりのギャラをもらっていただろう。


結局、一般市民から見ればやっかみ半分ってとこもあるしね。



そして、とどめを差したのが「あの会見」だ。


偏見であるって言われれば否定はしないけど、あの会見は「芝居」っぽくないか?


小倉さんが言っていたように、涙あり笑いありで皆を楽しませて言いたいこと言って、結局「ケンミン~」の方は下りないって話だし。


たしかにマスコミに恨みの一つも言いたいのもわかるけどさぁ。


なんかテレビ番組の中のワンシーンを見せられたような胡散臭さが見て取れる。


さいごの「バカ野郎」ってセリフもわざとらしい。みのらしい。



まあ、見方によれば一番上手に着陸するべきところに着陸したって感じ。


これで、まあ「禊」(みそぎ)は済んで、あとは「人のうわさも七十五日」。


半年もすれば彼の仕事も、少しずつ増えてくるだろう。


まあ、かれにその気がなければ別だが。

結局「潔さ」なんて、彼にとってあんまり意味がないってことさ。(それより「仕事」「仕事」)



おなじような年の「タモリ」の「笑っていいとも!」が来年春に終了するという。


私は仕事の関係で、ほとんど生であの番組をみていない。


まあ、日曜日の「増刊号」を見るぐらいだ。


私は思う。タモリと言う人の良さが「あの番組」では「ずいぶん前」に生かされなくなっていたのではないだろうか。


もちろん「タモリ」の名前があって、あの長さを誇ったからこそ続いてファンもいたのだろう。

しかし、本当のタモリの魅力・実力が発揮されているのは、某深夜番組の「タモリ倶楽部」でとどめを刺す。

そうした意味で、タモリは「司会業」というより「タレント」って感じが強い。


番組進行で、ちょっとした機転の良さを見せる程度では、彼の魅力・実力は発起できないのである。


いつのまにか、タモリはあの番組の中で「終身名誉監督」みたいな位置に置かれていないだろうか。


番組内の各コーナーは、曜日別のレギュラーが仕切り総合司会のようなパターンになったのはいつごろからだったろう・・・。


ともあれ「超人タモリ」も、みの氏とほぼ同じ歳。お金もいっぱいあるだろうし「いいとも!」の呪縛から解き放たれて、他の番組でのキレをよくしてもらいたいなぁ。


大体、あれだけの年月月金帯の昼の番組をこなすなんて間違いないく「超人」だもん。


タモリ倶楽部見たことない人は、ぜひ見てごらん。その「ゆるさ」にタモリの本質がみえるから。



こうしてみると「みのもんた」と「タモリ」


これほど対照的な芸能人も珍しい。


子どものいないタモリが、みの氏のような「会見」を開くことはありえないが・・・というより、タモリは会見を開かなければならないことを起こしたりはしないだろうなぁ。



今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを呼んでいる皆さんも自分の「立ち位置」を甘く見ませんように。


              May


みの氏の会見と同じ違和感を「海老蔵」と「泉ピン子」の会見の時にも感じたんだよね~。
ってずいぶん昔で、覚えている人の方が少ないか。


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日本は「無自覚帝国」か?         ~まるで「例の国々」みたいだ~

2013年10月26日 | 時事ネタ
私は初老男である。


・・・前々回のUpが途中であることは、自覚している。


それを続けようと思っていたら、またぞろ「潔くない」事件が続発している。


まず


     「阪急阪神ホテルズの食材問題」



報道によれば、どうやら会社幹部の言う通り「誤表示」の部分もあるらしい。


しかし、やはり一流ホテルの食に関することと考えれば「無自覚」をしか言えないだろう。



だいたい、ホテルのレストランと言うのはかなりの人数の調理人がいるはずだ。

その人達は、このことをどう思っていたのだろうか?



続いて


         「米の偽装販売」



三瀧商事は2010年から今年9月まで、中国、米国産のコメ計791トンのほか、酒やみそなどに使われる加工用米を混入させたコメ4386トンを国産銘柄米などに偽装して販売したとされる。


米の偽装販売なんてのは、何十年も前から(食管法があった頃から)珍しくないのだが、この規模の大きさはやはり「無自覚」だろう。


さらにさらに


       「生活保護費2.6億円不明 市職員聴取」


これも、たまにある事件ではあるが「2.6億円」てのはひどすぎる。


結局、みのもんた氏は番組を降板したが、やっぱり「潔さ」に欠ける感は否めない。


しかし、先に示した事件や「みずほ銀行事件」「プロ野球統一球問題」などなど、彼の「往生際の悪さ」など小さいことに思えてしまう事件の目白押しである。



人間は結局のところ「欲望」に勝てない。


これは歴史が証明している。


しかし、あえて言えば全世界の中で「日本人」が一番その「欲望」に打ち勝ってきた。


近隣のアジア諸国が未だ「著作権法」を成立できていないのも、その「欲望」を隠そうともしないが故である。


欧米人に見分けがつきにくい東アジアの民族であるが「日本人」だけは、見分けがつくという。


それはなぜか?


その行動に「欲望に負けない規律がある」からである。


「列に割り込まない・騒がない・お金をごまかさない」こんな私たちにとって当たり前のことが、東アジア諸国の国民たちは守ることができない。


そう「欲望」を隠そうともしないからだ。


いまや東アジアの諸国は、世界の嫌われ者になりつつある。


そして、その国民たちはそのことにあまり痛痒を感じている風がない。


かの国と日本との「差」はなんであるか?


それは「恥」の精神だと私は思う。



・・・・・・・しかし、今の日本で起きている「恥知らず」な事件の数々は「欲望を抑えられない」日本人の出現を意味してるのではないだろうか。


滝川クリステルが「お・も・て・な・し」と言って獲得したオリンピックであるが、その言葉が色あせるような状況になっている。


私は思う。


日本人には「これってマズイよな・・・」という心のブレーキがあったと。


様々な意味で「高度な成長」を続けてきた日本は、すでに「爛熟期」を迎えつつある。


そうした中でこうした「心のブレーキ」が甘くなってきてしまった。


もう一つの日本人の特徴である「組織における連帯感」が、その「これってマズイよな・・・」って感覚を「欲望を抑える」って感覚を忘れさせてしまった。


「潔さ」「これってマズイよな・・・」「恥」その感覚を取り戻すのは今しかない。


いま日本はその「岐路」に立たされている。



今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「これってマズイよな・・・」って感覚を忘れませんように。



             May


人間が「一線を越える」ことなど実は簡単なことである。だからこそ「簡単」には越えてはいけないのだ。


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なるほど。「深い」ね。       ~映画「許されざる者」(クリント・イーストウッド編)見ました~

2013年10月20日 | テレビ
私は初老男である。

つい最近まで、季節外れの暑さで扇風機をまわしていたのに、台風の後いつもの秋になった。


北海道の帯広では雪が降った。

我が地区でも、高い山では初冠雪。


毎年毎年繰り返される春夏秋冬。

・・・ああ、メランコリックな気分だ~~~。



さて、我が地域出身の世界的名優「渡辺謙」氏が主演した映画「許されざる者」が、ヒットしている。



私はまだ見ていない。


っていうか、ここ数年映画館と言うものに入ったことがない。


近くに映画館がないから。(ここはド田舎か)



そうこうしているうちにBSでこの映画の元となったハリウッド版(クリント・イーストウッド主演)「許されざる者」が放送された。



私が初老男を自認する位であるから、むか~しのテレビのことをよ~く覚えてる。


なんたってあ~た「ローハイド」とか「拳銃無宿」なんてアメリカドラマをうっすらだけど覚えているんですから。


「カウボーイ」とか「ガンマン」だもんね。


派手に拳銃をぶっ放し、ライフルを撃つ。

カウボーイハットが飛び、ガンマンが馬から落ちる。


う~~~ん。なつかしい!


そうした感覚で、この放送をみた。


☆☆☆ここから先は映画のストーリーの内容に立ち入っているので、映画を見る気がある人は注意してください☆☆☆


全く予備知識なしで、この映画を見て「変に暗い西部劇だなぁ・・・」と思った。


だいたいイーストウッドが、結構歳を取っている。(調べてみたら62歳だったらしい)


見たことのある役者がいるなぁ、と思ったらモーガン・フリーマンではないか!(映画「セブン」での名演が記憶にある)


私の子どもの頃はアメリカという国は「分かりやすさ」が信条だった。



   「強いものと弱いもの」「ヒーローvs悪役」「男と女」「個人対大勢」



「トムとジェリー」って知ってます?

「力道山vsデストロイヤー」って分かります?(って片方日本人やん)

「スーパーマン」「バットマン」「スパイダーマン」etc


やっぱり、日本の「曖昧さ」に比べると本当に「白黒はっきり」しているでしょ。


しかし、この映画においては、その「アメリカの信条」が反映されていない。


私が見るに、登場人物に「悪人」がいない。


少々「やりすぎ」ってところがある人はいるが「悪い」とまではいえないだろう。


唯一悪人がいるとすれば「過去のマニーとネッド」であろう。


保安官は行動は「やりすぎ」だが「正義のため」である。

娼婦たちの怒りも「やりすぎ」だが「怒り」は理解できる。

マニーの賞金稼ぎも「ほかの方法」がなかったかと思うが「生活の苦しさ故」というのは理解できる。

娼婦の顔を傷つけた農夫も「やりすぎ」だが「殺される」のは理不尽って気がする。


昔私が子供の頃に観た西部劇とは、だいぶ違うイメージの映画だ。


イーストウッドと言えば「ダーティハリー」の時とは、ずいぶん変わって人間的深みの増した演技で「歳を重ねるのもわるくないな」って思える。


さらに、違うなって思ったのは男の「性欲」についての描写がドラマの芯になっている所。


実際、その部分は人間の生活が原始的であればあるほど重要なはずだ。


陽が昇れば起き、陽が沈めば眠る。というような生活をしてれば人間の本能的な欲求に素直になっていくものだ。

今の生活に慣れ切ってしまった現代人には、このことの意味が分からなくなっている。


だから、この手の映画を見るときは、ちょっと意識の切り替えが必要だと感じる。


アクションシーンも、派手さはない。


最後まで見て思った。


この映画は「日本的」なのだと。


イエスかノーかでなく、単純に悪人やヒーローでない。


皆が皆、自分の意識に素直に生きている。


その中で人生の一端で起きた事件。


それがこの映画ではなかろうか・・・・。


この映画を日本版でリメイクしようとしたのは、理にかなっているなぁ。


元々日本的な内容だからこそ、イーストウッド版以上に違和感ない演出で映画化できていることを期待している。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを呼んでいる皆さんも、人間の芯の部分は日本人の感性が一番人間らしいことに気が付きますように。



              May


・・・・映画の最後に保安官がつぶやく「家まで建てたのに・・・・」のセリフは胸に迫るなぁ。







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「潔さ」って日本人の美徳?(パート2)      ~現代日本人の「潔さ」考~

2013年10月14日 | 
私は初老男である。

まずまずの三連休であった。


しかし、私はあまり楽しめなかった。


まあ、遊ぶばかりが「良いこと」でないのは理解している歳だ。


人間ちょっとした「ストレス」がある方が、健全な人生を送れるようにできているのだ。





と言うことで「パート2」をお送りします。


さて「諭旨免職」と「懲戒免職」の違いを、調べてもらっただろうか。


それを実行した人だけがわかるのだが、まったく今の「みのもんたの事件以降の対応」にピッタリリンクする処分だね。


実を言うと前回の「パート1」で話をまとめようと思った。


しかし、話をまとめようとすればするほど、まとまらないことに気が付いた。



まあ、先回のUpの中で武士が「切腹のやり方を日頃から考えている」といい、自分もさもありなんと考えて初老となった人間として、いまの日本における「潔さ」は本物なのか疑わしくなってきた。



みずほ銀行の記者会見などは、数日でアッサリ「前言撤回」である。


そして、その関係者「元頭取」は朝のワイドショーの取材に、大した罪悪感ものなく「知ってましたよ」・・・。


日本男児はいずこに・・・。



まあ、そんなことを嘆くことに逡巡する気は・・・実はない。



初老男となった私は、若いときには考えられない位に「背負う物」が大きいことを認識している。


それは、若いときには想像も出来ないくらいのものだ。


なんたってあ~た、毎日大きくなっていく「赤ん坊」なんてのが身近にいるようになれば「現実」を直視せざるを得ないぜ。


そして、そのためなら「潔さ」さえ失う事執着しないくらいに「背負う物」は大きい。


つづく
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「潔さ」って日本人の美徳?(パート1)      ~みのもんたに見る現代日本人考~

2013年10月12日 | 時事ネタ
私は初老男である。


すっかり怠け癖が付いた。

気合いの乗らないときはブログをアップする気力も沸かない。


今年は、下役をほっぺた押しで押し付けられて様々忙しい。


それには結局「責任」もついてくる。


初老男になればそれも仕方のないこと。


分かっているけど、めんどくさいなぁ。



さて「みのもんたの息子騒動」は、もう説明する必要もないだろう。


みのもんたの倅が、他人のバッグを盗みカードを使って金を引き出そうとして捕まった。

簡単に説明するとこうである。







・・・・・・・ずいぶん間が空いてしまったが、ちょうどこの事件に動きがあったので再開しよう。


みのもんたの息子が8日付で「諭旨免職」になったとのこと。


・・・なにか今回私が書きたいことのすべてが、この処分(?)にすべて現れている。


日本人が世界に誇る「精神性の高さ」は=「武士道」に通じていることは、疑いの余地はないだろう。(いまだに「侍~」ってつけるチームとかが多いからねぇ)


そして、その「武士道精神」の端的な表れは、私は「潔さ」なのだと思うのだ。


「あきらめが良い」ってのとは、少し違う。


最後まで勝負を捨てない。

このことは「潔さ」と矛盾しない。


そして、その「潔さ」の究極が「切腹」であろう。


何かの本で読んだのだが、いまや「切腹(ハラキリ)」は世界共通語なのだそうで、フランスあたりでは自殺=ハラキリって使うらしい。


では「切腹」とは、何であるか?


やはりそれは「名誉ある死」の形だろう。


皆さんも包丁とかカッターとかで指を切ったりしたことがあるだろう。


私は調理人なので、最大12針縫う怪我をしたことがある。


イタイよね~~~~。


それがアナタ自分で自分の腹を掻っ捌くってんですから・・・。


エライ覚悟はいるわなぁ。


それを武士って人たちは「見苦しくないように見事に切腹するやり方」を日頃から練習していたんだと~~~。


介錯なしに切腹する場合、左腹に刀を突きたて、そのまま右腹に切り進む。


その刀を引き抜き、鳩尾に突き立て下腹部まで切り下げ、それさえ引き抜き、最後に首の頸動脈を断ち切って絶命するという。


その時に痛みで後ろに引っくり返らない様に、切腹刀を載せてきた三宝を尻にかうのである。(ちゃんとした切腹にシーンには、この仕草があるから注意して見てごらん)



・・・ついつい、好きな時代物の話になって、芯を外してしまった。



私も初老男を名乗る歳である。


事において「切腹」ほどではないが、すべてにおいて「覚悟」は持っているつもりだ。


自分の「引き時」や、その「引き際」を具体的に考えることも度々となっている。


そして「芯」の話にもどる。


今のみのもんたの

「出演する『みのもんたの朝ズバッ!』と『みのもんたのサタデーずばッと』への出演を自粛する。ただし『秘密のケンミンSHOW』などのバラエティー番組への出演は従来どおり続ける。」


っていうのは、あの歳の「日本男児」にしては、あざとくないかい・・・。



「降板」ではなく「自粛」(つまりは、ほとぼりが冷めたら出てくるってことね)


「報道系」はダメで「バラエティ系」はOK(使い分けがうまいね)



日頃からの「言いたいことを言う」形で切り込んでいくスタイルの司会者としては「キレ」が悪いなぁ。





・・・さて、しばらく間を開けたら「まとめ」が下手になって(誰だ、前からだって言うのは)文字数が多くなりすぎた。


大した内容にならないかもしれないけれど・・・・・・パート2に続きます。


今回も最後までお付き合い頂きありがとう。これを呼んでいる皆さんも「潔さ」の意味を考えますように。



       May



ちなみに「懲戒免職」と「諭旨免職」が、どう違うか?


自分で調べてください。


それからパート2を読んでもらえると幸いです。

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