完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

やっぱり「その気にさせる」のがむずかしい。     ~笛の師匠奮闘す~

2023年02月19日 | Weblog

 

 

 

私は中老男である。

 

 

 

今年は雪が少なかった。

 

 

 

だが、その分気温が低い気がする。

 

 

 

だから、春の訪れはいつも通りなんだろう。

 

 

 

でも「花粉」だけは早い感じね。

 

 

 

さて、4月の末のお祭りに向けて「お囃子の笛」の練習をしている。

 

 

 

お囃子の屋台の中には「大太鼓1・小太鼓2・笛4~5」の人員が必要なのだが、ほぼ1日中お囃子を奏で続けるので、それが「二組」必要になる。

 

 

 

つまり18~20人のメンバーが必要なのだ。

 

 

 

しかし、新人で招集できたのは・・・・「5人」

 

 

 

経験者に声をかけて非常招集。

 

 

 

それでも12~13人だろうか。

 

 

 

中でも「小太鼓」がいない。

 

 

 

実はお囃子のなかで「小太鼓」は「最重要の存在」なのである。

 

 

 

大太鼓はお囃子の「華」であり、目立ちたがり屋が担当することが通常。

 

 

 

小太鼓は「冷静さ」と「正しいリズム感」をしっかり持った人でないと務まらない。

 

 

 

小太鼓が乱れるとお囃子全体が収集がつかなくなる。

 

 

 

かなり不安であるが・・・。

 

 

 

考えても仕方がない。

 

 

 

さて、笛の件である。

 

 

 

自分が「教える側」に回ってみると、気が付くことがある。

 

 

 

「やる気のある人」に教えるのは「簡単」だということ。

 

 

 

そうなのだ。

 

 

 

乾いたスポンジはすぐに水を吸い込む。

 

 

 

 

楽器を教えるのは「感性を伝える」ことなので「知識を教える」のとはかなり違う。

 

 

 

特に和楽器は五線譜で表わされる西洋楽器と違うので、なおのこと「互いの感性」が大切になる。

 

 

 

そういえば時代劇などでも「〇〇町のお師匠さん」てお人が、一対一で小言を言いながら教えている。

 

 

あれが和楽器や和の音楽・芸能なんだろうと思う。

 

 

日本は学校の「音楽」の授業で、かならず何かしらの「楽器」を経験する。

 

 

なので、たいていの人が「西洋楽器」の方式で音楽をやろうとする。

 

 

だが、縷々述べているように和楽器は特に「感性」で取り組まないとうまくならない。

 

 

これは俗にいう「頭の良い人」ほど、こうしたことが苦手のようだ。

 

 

 

それでも「やる気」のある人は、ゆっくりでも曲を覚えていく。

 

 

 

いまのところ、覚えなければならない「4曲」のうち2曲まではそれなりになった。

 

 

 

週に2日の練習しかしていないにしては上出来だろう。

 

 

 

しかし、前途多難だなぁ。

 

 

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、やる気を出してことに当たりますように。

 

 

 

          May

 

 

 

このUpをしていて思った。和楽器の習得って「英語のコミュニケーション」に似てる。日本の英語って教科はコミュニケーションをとることを目指しているのじゃないもんね。

 

学科としての「英語ができるとこ」と「英語が喋れるコト」はまったく違うことだもの。

 

 

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「いい出来」だったです。   ~THE LEGEND & BUTTERFLY観てきました~

2023年02月18日 | Weblog

 

 

 

私は中老男である。

 

 

2月の中旬になったわが地域は、結果的に「小雪の年」ということを確認した。

 

 

例年の一ヶ月先のような雪の状況だ。

 

 

早く春にならないかなぁ。

 

 

 

前売り券を買っていてなかなか行けなかった

 

 

 

            「THE LEGEND & BUTTERFLY」

 

 

                             を観てきた。

 

 

 

考えてみればこのところ映画というと「時代劇ばかり」だ。

 

 

 

記憶にあってこのブログでもUpしたものも少なくない。

 

 

 

いずれも「司馬遼太郎モノ」だった。

 

 

 

残念ながら、私的に「及第点(75点以上)」を付けたものは無い。

 

 

 

「関ケ原」(30点)「燃えよ剣」(60点)「峠」(65点)というところ。

 

 

 

原作がある映画は、どうしても「原作の意図」に忠実なものを求めてしまう。(私の場合です)

 

 

そうした場合「あくまで『原作』である」ことをどれだけ許容できるかによって、だいぶ評価が分かれるであろう。

 

 

 

映画はエンターテインメントである。そのことを本当はかなり理解しなければならないんだろうなぁ。

 

 

 

ということで・・・。

 

 

★★★★この先「ネタバレ」があります。映画を観る気がある方は気を付けてね。★★★★

 

 

 

とにかく最初の感想は

 

 

 

      「綾瀬はるかは今『女性』としても『女優』としても円熟期を迎えている」

 

 

 

                                      ということ。

 

 

 

現在37歳になったらしい。

 

 

 

もちろん「若手(若い)」という歳ではない。どころか、すでに「ベテラン女優」と言ってよいだろう。

 

 

 

しかし、今の彼女は20代を演じても50代を演じても不自然でない「容姿と演技力」を持っている。

 

 

 

しかも「アクション」がしっかりしている。馬に乗ることも「堂に入っている」のはスゴイ!

 

 

 

今これだけのアクションと演技力を持っているのは「彼女だけ」と言っても過言ではない。

 

 

 

あと3年経って40代になると・・・。かなり無理になるだろう。(特にアクション)

 

 

 

まさに今が「旬の女優」だ。

 

 

脇役たちも非常にいい味を出している。

 

 

本田博太郎の織田信秀・北大路欣也の斎藤道三・中谷美紀の各務野(かがみの・濃姫の侍女)・橋本じゅんの丹羽長秀・市川染五郎の森蘭丸・宮沢 氷魚の明智光秀そして斎藤工の徳川家康(これはちょっと驚きますよ!)

 

 

 

監督の大友啓史の「うまさ」なのだろうけれど、脇役たちが決して目立ち過ぎないのにちゃんと「存在感」がある。

 

 

 

さて。。。。木村拓哉である。

 

 

 

この人の評価はとても「むずかしい」

 

 

 

俳優のことをUpした時には、いつもこのことを記す。

 

 

 

俳優(特に男優)には、そこに「役」がいる場合(俗に憑依系って人)と「俳優」がいる場合があるということだ。

 

 

 

前者の代表は「菅田将暉・真田広之」後者の代表が「田村正和・木村拓哉」だと思う。

 

 

 

後者の場合、その俳優自身が好きでないと感情移入しにくい。

 

 

 

なんか彼だけ映画にフィットしていない感じが序盤には特に強かった。

 

 

 

ストーリーは原作が無い(よね?)ために、先が読めなかったが・・・。

 

 

 

「なるほど」という感じ。今まで幾多の作家や役者が「織田信長」像を作ってきたが、たぶんこの映画のような解釈の信長像は「初めて」だろう。

 

 

 

以前の大河ドラマ「麒麟がくる」・今回の大河ドラマ「どうする家康」にも重要な人物として登場するが、それとは違う解釈なのだ。(どうする~はまだどうなるか分からないけれど)

 

 

 

そのことによって「濃姫」との関係がはっきりして、それこそがこの映画の見せ場になっている。

 

 

 

後半になればなるほど「木村拓哉の信長」は良くなってくる。

 

 

 

 

とても「いい出来」(85点)と私は思った。

 

 

 

 

だが、もう「15分」短くすればBESTだったと思う。最後の最後でホンの少しダレたのが惜しい。

 

 

 

大河系の内容の時代劇は「史実」は変えようがない。

 

 

 

とするならば、その史実に至るプロセスを「いかに解釈するか」がポイントになる。

 

 

 

映画の随所に「麒麟がくる」を意識しているところが多分にあるのは、撮影時にはまだその大河ドラマのイメージが強く監督をはじめキャストたちにも残っていたからではないかなぁ・・・。

 

 

 

 

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも旬の女優の出ている映画を楽しみますように。

 

 

 

           May

 

 

 

題名を「THE LEGEND & BUTTERFLY」にするのに、さんざん迷ったんじゃないかなぁ。

 

題名がBUTTERFLYなのに、役名が「濃姫」になっているし(カッコ書きで「帰蝶」ともあった)、映画の中では二人ともお互いに相手の名前を一度も呼んでいないもの。(お前様とか、お主とかしか言っていないよね?私の聞き逃しですか?)

 

 

 

 

 

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