完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

再確認したこと。     ~やはり「ある一線」がどこにあるか、だな~

2015年07月17日 | 時事ネタ
私は初老男である。



三日続けてブログをUpするなど、ブログを始めた初期の頃以来である。



それだけ今回の「政治の行方」が初老男にとって「重大」であるからだ。


政治のことに限らずどんな事柄についても、人はそれぞれ「ある一線」を基準にして態度を決めている。


この「ある一線」と言うのは、微妙な差をはらみながら各個人個人の「決定要素」になっている。



今、国会で起きていることを「容認」する人、どころか「陳腐」とまで言う人がいる。



そうした人たちの「ある一線」と言うのは、多分に「ユルい位置」にある。



今回の安保法案が「戦争につながるわけがない」と言い切っている人の記事を幾つか見つけた。



今回の委員会強行採決の前に辻元議員がやりあっていた事柄を、こうして人たちはどう考えるのだろう。



「真っ黒に塗りつぶされた資料」に対するやり取りである。(浜田委員長が「出すって言ってんだから、いいだろう!」って開き直ってた)



国会の「委員会」にこうした資料を提出して通ってしまうのである。




2013年12月6日第185回国会で成立した「特定秘密保護法」があるからだ。



野党議員どころか政権与党の議員でさえ、政府がこうした法律を盾に「黒塗り資料」しか手に入らない状況にできるのだ。



このような状況でも「心配ない、心配ない」って言える人は、すでに「楽天家」などと言うレベルではない。



私は「妄想家」である。



これは、その妄想家のちょっとした妄想である。



今回の法案が成立した場合・・・。



「志願して自衛隊員」になった尊い意識の青年たちが、かなりの数退職するのではないだろうか。


自衛隊員は「やってられるか!」って、怒っている人も多いだろう。



そして、自衛隊員になろうとする若者が激減するのではないだろうか。



そうした場合どうなるか?



結果的に今回のような茶番劇をくりかえして



          「徴兵制」



を復活さえることしか、国防を守る術は無いんじゃないですか?



今回の政府のやり方を容認している人たち。



こんな方向に絶対向かないって本当に言えます?



初老男の「妄想だ!」って言い切れます?



私には一連の安保法案の攻防で「どんなこともこの方法でやれる」っていう「ジョーカー」を政権は手に入れたように見えるけど・・・。



ここまで言っておいてなんであるが、私は「安倍晋三」という人や、その周りの自民党議員一人一人の個人を信用できないと言っているのではない。



「人間」というもの自体が「信頼に値しない」生き物だと思っている。



だから「好き勝手にできないようなシステム」を課すことでしか、信頼することができない。



すべてにおいてである。


国家における「憲法」「立憲主義」と言うものがそれだ。


だからこれらを無視してことに向かって行く安倍政権は、私にとって「信頼無視の危険集団」に成り下がった。


政治的要件を論議するにも資料を黒塗りにし、守るべき規則を捻じ曲げ、とにかく「結果」を無理矢理導き出すような「ゲスな集団」に。



「厚顔無恥」にもほどがあるが、本人達だけが気が付かない。



今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも「越えてはいけない一線」と言うものを大事にしますように。


             

                  May


「国民への理解を深めるように努力する」っていうけど、意味ないジャン。理解されなくても「成立」しちゃうんだから。そう、理解してもらわなくても。
























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これほど混乱している政治は、見たことがない。    ~安保法案を整理する~

2015年07月16日 | 時事ネタ
私は初老男である。


強行採決された。


今までも、自民党の強行採決なんて度々あって珍しくはない。


もう忘れている人ばっかりだろうけれど、安倍総理と言う人は第一次安倍内閣の時に、それまでにないほどの数の「強行採決」を行っているのだ。



今回強行採決をしておいて、本人さえも言っている。



           「国民の理解が進んでいない」



(そりゃ理解してもらおうと思っていないから、進むわきゃないわな)



私の分かる範囲で今回の「騒動」を整理してみようと思う。



まず、安倍晋三という政治家は


○アメリカとの同盟関係を更に深めようとしている。


○それによって緊張関係にある東アジアの国々(中国・韓国・北朝鮮)との関係に「安全保障」を確保しようとしている。


○そのためにアメリカ議会で「集団的自衛権」を含む安全保障法制を「この夏までに成立させる」と演説してきた。


この3点がすべてであり、今回の強行採決の理由でもある。



現実問題として「集団的自衛権」を含む安全保障の問題は「憲法改正」によらないと、どう考えても無理がある。(だから、かなりの憲法学者が「違憲」と答える)


いかに詭弁を弄しても、この法案が「合憲」であるというのは無理がある。


本当は憲法改正を先にやりたいのだろうけれど、アメリカ議会で「演説」(約束)してきてしまった安倍総理には時間がない。



もちろん、安倍晋三と言う人には、こうした「アメリカ追従」が日本にとって「最良」であると信じているから、こうしたことを無理やり通しているのだろう。


けれど、その「盲信」が一般人の初老男の目には「とても危険」に映るのだ。(多分、本人もそこまでの自信は無いんじゃないかなぁ)


ここでハッキリさせておきたいのだが・・・。


初老男は、今のままの「国家防衛体制」でよいとも思っていない。


憲法9条があったから、平和だったというような「平和ボケ」してはいない。


この集団的自衛権を含む法案を「精査・発展」させていけば、決して「大反対」する法案ではないと思っている。(繰り返すけど「時の政治家を信じて」全部任せてなんていう、今の形じゃダメだよ!)


ただ、自分の都合で成立させることは「国家防衛体制」よりも日本の「立憲民主主義」の方を壊れてしまう。


今は亡き三宅 久之氏が「民主主義は時間がかかる」と名言を残した。


チャンと手続きを踏んでいけば、今の法案もこれほどの混乱はなかったはずだ。


しかし、今の世界情勢において、安倍総理のメンツにおいてこうした「強引」な方法がとられた。


先回のUpで強調したが、昔の自民党は「自浄作用」が機能していて「これでは国民の理解が得られない!」と国民の意見を内閣に進言し、そのことによって党自体が信頼され続けてきた。


だが今の自民党の政治家は党首・党幹部の顔色を伺い、自己保身のために汲々と押し黙っている。


それとも、本当に自民党の政治家全員が、今回の法案を「全面的に正しい」と思っているのだろうか・・・・。


「審議時間が110時間を超えた」というのも10本まとめてであって欺瞞としか言いようがない。


すべては「この夏までに成立させる」という、安倍総理のアメリカ議会での演説を現実のものにするためにことが進んでいる。


これだけの「無理」を重ねれば、絶対に「しっぺ返し」がやってくる。


間違いない。


無理の度合いが大きければ大きいほど、しっぺ返しも大きくなる。


それが、単に「安倍総理」個人であればいいけれど「国民」にまでトバッチリがきそうだなぁ。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、残念ながら自分のところにトバッチリが飛んでくることを覚悟しますように。


 
           May


まさか初老男になって、こんな「政治の劣化」を見ることになるとは思わなかった。


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意外な「最後の理性」       ~石破地方創生担当相と言う人~

2015年07月15日 | 時事ネタ
私は初老男である。



昨日、久しぶりに「田中真紀子」氏がテレビに出演していた。


相変わらずの「快活ぶり」である。


この人の話は「大変」面白い。



田中角栄元総理の演説のビデオも流れたが・・・・。


田中真紀子よりさらに数倍面白い。



角栄氏と真紀子氏の違いはなにか?



単純には説明できないなぁ。



彼女がそのテレビ出演で言っていたことが、以前から私の言っていたことと完全に「一致」していた。



        「与党内からの反乱がなぜ起きない?」



田中角栄氏が総理になった頃は、完全なる「派閥政治」の時代だ。


自由民主党は「政権」を保持しながら、その中で「主流派」「反主流派」を形成しながら「有権者の支持」を得てきた。


そのバランスが「三・角・大・福・中」(これがわかる人は、50代以前にはいないだろうなぁ)あの頃は絶妙だった。


「安・竹・宮」(この「安」が安倍晋三の父親・安倍晋太郎である)の頃に時代が変わってきて、とどめを刺したのが昨日テレビに出演していた田中真紀子氏が生んだという「小泉純一郎」である。


彼は「私が自民党をブッ壊します!」て言って、本当にそれ以前のある意味「正しかった自民党」を崩壊させてしまった。


以前のブログを読んでもらうと分かるのであるが、この小泉と言う総理大臣に熱狂した国民達と言うのが私にはどうしても理解できなかった。


出身政党の自民党の中に支持基盤を持たずに政権を運営して好きなようにやった総理大臣は、後にも先にも彼だけだろう。


その時に「例の」北朝鮮問題担当で顔と名前を売って、ノしてきたのが「安倍晋三」である。


安竹宮の3人が記者に「これからの日本をどうしますか?」と聞かれて、しばらく押し黙り「私たちは自民党の番頭役から出世しようとしただけですから、そうした大それたことは・・・」と、答えたのを覚えている。


このころから、今の自民党になる土台が作られ始めていた証拠であろう。


今日のニュース番組で小林よしのりが、やっぱり同じことを言っていた。


「今の与党の議員たちは、ただの「駒」プライドは無いのかね?」


代議士の地位を保つのに汲々として、自分の政治姿勢がまったく見えない連中。



そうでない政治家としての「最後の理性」を発揮したのが、



        「石破 茂」


であったことは意外であった。


少なくとも彼は「政治家としての理性を発揮」した。


小泉純一郎は正しいかどうかは別として、国民の方を向いていた。


安倍晋三は「国民のためにある政治」を「政治のために国民がいる」形に一気に舵を切り「戦争のできる国」に今日してしまった。


微かな望みは、この「石破 茂」と言う人の「最後の理性」である。



今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、自民党を勝たせたということは、こうなることを「容認した」のだということを自覚しますように。


      May



曖昧にしておいた方が都合がいい部分がたくさんあるってことは、結局のところ「ヒトラー」のような人物を生む素地が出来たってことだ。どんな言い訳をしようとそれだけは間違いない。
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なでしこは頑張った!     ~スポーツにおける技術・戦略の限界~

2015年07月11日 | スポーツ
私は初老男である。


なでしこジャパンが準優勝だった。


「今頃」って言われそうだが、ちょっと気になったのでUpすることにした。



日本人は「器用」である。


様々調べてみると、これほど多様なスポーツに手を出している国はほとんどない。


大抵の国は「国技」なるスポーツがあって、それを中心に競技人口が形成される。


そうした中で「女子サッカー」なんて、いまだに決して「メジャー」でなんかない。(なでしこリーグファンの貴兄にはお詫びします)


その女子サッカーの先回のワールドカップで、優勝してしまうところが「我が日本の潜在能力の高さ」ってやつだろう。


しかし、残念ながら、今回のアメリカ戦の結果は「順当」以外の何物でもない。


市場規模が違い過ぎるのである。


逆になでしこの準優勝は「出来すぎ」ぐらいなのだ。



もちろん、どんな競技であろうともやっている限りは「上へ上へ」と向上する気持ちがなければいけない。


でも、女子サッカーの場合、もう個人・企業レベルでの可能性は「いっぱいいっぱい」なのではないだろうか?

男子のJリーグでさえ観客動員の減少に苦しむ現在、なでしこリーグの観客動員を上げていくことはほとんど無理だろう。

しかし、これからの女子サッカー界を盛り上げるとしたら、それしか方法は無い。(その興業収入でプロ選手を増やすことしかないやね)



純然と決勝戦の話をする。


すべてのスポーツにおいて「身体能力の差」を埋めるのは「技術と戦略」であろう。


なでしこジャパンが、ここ数年世界の上位にランクされている理由はまさにそれだ。


しかし、今回の決勝戦でハッキリしたことは「身体能力の高いチーム」が「技術・戦略を身に着けられたら敵わない」ということだ。


バレーボールなんかが象徴的。


日本が編み出した「A~Cクイック」「一人時間差」なんてスゴイ技術だけれど、身体能力の高い国がマスターされたら、日本はそれに手を焼くようになった。(しかも「アンテナ」なんて、横の攻撃を封じるルールまで作りやがって!)


なでしこは決勝戦で今まで通りにアメリカの「高さ」を封じることで「接戦」に持ち込もうとしていた。


だがアメリカは「高さを意識させておいて」グラウンダーのコーナーキックで先制点を挙げた。


なでしこ対策が功を奏したってこと。「力で押し込む」だけでなく「戦略」を使いだした。


表とみせて裏。高さと見せて低さ。


これは戦略の初歩である。しかし、単純であるがゆえに引っかかりやすい。


これからの「なでしこジャパン」の行く道は、戦略的には「更なる技術の向上」だろうけれど、今以上の向上はかなりきびしい。(すべての選手が「宮間」レベルになれるのなら別だが)


・・・結局、この「身体能力」に対する「技術と戦略」問題は男女を問わずすべての日本のスポーツ界に共通した問題なんだろうな。


すぐに「リオ・オリンピック」予選が始まる。・・・ヘタすると、なでしこは出場できないんじゃないだろうか・・・。


これだけ具体的な話をしておいてなんであるが、今回のワールドカップで「運」を使い果たしか感じが無いでもないからなぁ。



今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんがスポーツを多角的に観戦できますように。


            May



なでしこは、あの「壊滅してもおかしくない状況」で「アメリカのソロ」から2点を取ったのだ。それは決勝戦に進んだ「潜在能力の証明」であったと思う。







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