完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

いよいよ中年卒業?    ~LOH症候群は男の更年期?~

2010年12月23日 | Weblog
私は中年である。

さて、年の瀬である。

今年は雪が遅れている。

日々の生活の上では、雪が降らなくても大して問題はない。

どころか、なるべく降らないでいてくれた方がありがたい。

しかし、クリスマスを目の前にして、雪がないのは地域の経済的にはこまる。

まあ、私が心配してもしょうがないのであるが・・・。


さて、先回予告していた「LOH症候群」についてUpしようと思う。

前々から、女性の「更年期障害」に対して男にもそれがあるのではないかと言われていた。

しかし、世間的にも医学的にも表だってそうした話を聞いたことは無かった。(って私だけが知らなかったのだろうか?)

私の周りでも、女性たちはしきりに「辛い、つらい」とこぼしている。

女性には男よりはっきりとした体の周期があるから、その異変に気が付きやすい。

なればこそ、小さな変化さえも敏感に反応する。そうでなければ「妊娠」などという神に匹敵するような現象を受け入れられるはずがない。

「種の保存」という動物としての最大の存在理由を受け持つ性別の女性は、当然そうした敏感さを持つが故のバランスを崩しやすいと言える。

対して男である。

男が「浮気」なる物をするのは、それこそ「本能」であると何かで読んだ。

女性にとっての「種の保存」が妊娠であり、それによって「女は弱し、されど母は強し」なる名言が生まれた。

男は「種の保存」において、対相手を多く持たねば、健全で強い自分の「種」を残せる保証がないのである。

そのため、広くその可能性を求めると、人間意識の道徳からは反するであろう「浮気」や、さらに深く反する「不倫」などの行為を、どこかで正当化している。

女性の中でさえ、なんとなく「しょうがない」と思っている部分があるのではないですか?

こんなことを書いたからといって「浮気」や「不倫」を正当化しようと思っているのではないですよ。

さて、話を進めよう。

結局、男にも「更年期」があった話。

ちょっと前であるが、某国営放送の「ためしてガッテン」という番組で、この「LOH症候群」の話がでて、思わずわたしは頷いた。

現実にその番組で紹介されていた男性二人程ではないが、今年の私は、例年に比べ「何かが」おかしかった。

やるべきことは、しっかりやってきたつもりだが、やはり「余裕」が無かったと言う感じなのだ。

それでも以前やれていたことがやれなくなった。

単純に歳を取ったということで終わらせていたが、この番組をみてまさにこれだ!と確信したのだ。

そこでこの番組のホームページで紹介されていたチェック表を試してみると、見事に「中程度のLOH症候群」とされた。(実がもう2点で「重度のLOH症候群」に入るところだった)

もちろん一番の原因は「加齢」である。

人間半世紀も生きてくれば、体のそこここに異変が起きる方が当然だろう。

それが、個人的なレベルでなく、ごく一般的に誰にでもくるものであるなら、それこそが「更年期」であり「LOH症候群」であろう。

回りくどくなったが、女性ホルモンの分泌が弱くなるのが「更年期」であるなら、男性ホルモンの分泌が弱くなるのが「HOL症候群」であると私は解釈した。

事実、チェックリストにのっていたポイントはほとんどそれらしい内容のことばかりだ。

私の場合、特に夏の暑い時に本当に何もやる気が出なかった。

そうした意味では、どこからが暑さのせいでどこからがHOL症候群のせいなのか微妙なところだった。

こうしたことは、自分ではなく周りが気がつくことのほうが多い。

私も家族達に言われて、初めてそうなのかと思った。

ちょっと長くなってしまったが、結論を言おう。


もしこれが本当にHOL症候群であれば、真剣に取り組まなければならないだろうし、そうでなく単なる老化であるとするならば、真剣に取り組まなければならない。

あれ?おんなじじゃないか?

実際、私の住んでいる地域においてLOH症候群の検査治療が出来るような病院があるかどうか疑問だ。

気休めにもならないが、秋以降暑さが収まってくると徐々にやる気と体力が戻ってきてもいる。

チェックされた項目にそれが外れる要素は余りないが、どっちにしても中年を卒業して「高年」になったというべきだろう。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。まあ、わざわざブログのタイトルを変える必要もないだろうからこのままにしておくけど、意識としては高年になる準備期間に入った男の心境をこれからもUpしていくつもりだ。

                         may

気がついたひとがいるだろうか・・・。「LOH症候群」が途中「HOL症候群」なっていることを・・・。こうしたマチガイに最後になるまで分からないなんてのが、HOLじゃなかったLOH症候群の顕著な症状なのですな。



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ジンクスを破れなかった・・・    ~大河ドラマ「龍馬伝」終わる~

2010年12月06日 | テレビ
私は中年である。

すっかり、怠け者なってしまった・・・。

仕事もブログも自分の楽しみにしていることさえも、億劫で何もやる気になれない。

病気なのだろうか?

なんて思っていたら本当に病気らしい。

「LOH症候群」というものらしい。

これに関しては次回Upしようと思う。


さて「龍馬伝」の話。

余韻に浸っていたかのように気がつくと龍馬伝が終わって八日余り。

長い大河ドラマの歴史の中でも、キラリと光る秀作だったと私は思う。


・・・ずいぶん間が開いてしまった。すいません。

続けます。


話によると今回の「龍馬伝」は、昨年の「天地人」に年間視聴率で上回れなかったという。

最終回の視聴率も低調だったらしい。

これだけ世間が「龍馬・龍馬」といっていたのにである。


そもそも大河ドラマは国民的番組だから「王道」を行かねばならない。

そんな意識が作る方にも、見るほうにもあるものだ。

今回の「龍馬伝」はその王道のギリギリを踏み外した気がしている。


王道であることにおいて、クラシックな「舞台」のような演出が多々行われる。

それこそが時代劇の王道・歌舞伎・能狂言にも通じる雰囲気が出てくるものだ。(昨年の「天地人」なんかその典型だな)


しかし「龍馬伝」において、そのような演出はほとんど見られなかったと思う。

カメラの性能を最大に生かすべく、普通に人間が見ないアングルを多用し「映画的広がり」を全回に渡り徹底していた。

それが今までの大河ドラマに慣れた視聴者にとってどう映ったか・・・。

そのアングルでの画像に迫力を感じながらも、広い野外でのシーンが少ない上に、話を詰め込みすぎたために説明でしか場所を特定できないという欠点が気になった。

町並みも懸命に作り変えて土佐・江戸・京都・長崎を表現しようとしていたが、映画っぽい演出である「暗さ」が禍してその差が分かりにくかった。


大河ドラマ通の人なら知っているだろうが、大河ドラマにおいて「幕末物はウケナイ」というジンクスがある。

たしかに、幕末物「竜馬がゆく」「勝海舟」「花神」「獅子の時代」「翔ぶが如く」「新撰組!」と聞くと大河ドラマの中では残念ながら「ウケナイ」と表現せざるを得ないだろう。

ただ、その中で唯一「篤姫」は、非常に評判がよかった。

それは女性を主人公に据えたが故、しかも「宮崎あおい」という旬な女優の名演があってこそだろう。(実はこの篤姫の内容は、今回の龍馬伝とほぼピッタリと重なるのである)

龍馬伝は主演に福山雅治を抜擢し、これだけの奮闘をしたにもかかわらず、低迷した視聴率。

つまり、坂本龍馬のことは「過去から未来へ」とずっと人気があり、大河ドラマに取り上げられたといって急激に上がったり下がったりするものではないということが証明されたような気がする。(福山のファンだけど大河は見ないって女性がかなり居たんじゃないかなぁ・・・)

だいたい「幕末・維新」は決定的に「時代劇」と呼ばれるものとは次元の違う物であろう。

その中でもそのちょうど接点に人物として存在するのが「坂本龍馬」と言う人なのだ。

今回のドラマを全編見た人は分かるであろうが、彼は「武士」としての生を受け「人間」として自我に目覚めた。それゆえに旧世代の「武士」たちに殺されることになった。思想ではなく実践として「人間」になったが故に暗殺されたのだ。

「人間平等」の思想を、現代日本への扉を開けたのは彼なのだ。

ドラマの中で龍馬が脱藩に至ったかという部分の心情の弱さ、なぜ「おりょう」を妻にしたかという部分の不可解さ。など全編を通して重要な部分がぼやけてしまったのが心残りだが、その斬新なカメラワークと、福山雅治のおおらかな演技は充分評価できる作品だったと、私は思うのである。

今回も最後までお付き合いいただきありがとう。この龍馬が登場する時期の話は、実は別ブログを立ち上げたいほど言いたいことがあるのだが、まあ、これからもチョコチョコUpします。

                         may

前のどこかでも書いたけど、今回のドラマの「一番のシーン」は龍馬ではなく、近藤長次郎が武市半平太にむかって「私には『志』があります!」と言い放つところ。見方によると龍馬の片方の分身が長次郎。もう片方が岩崎弥太郎だった気がする・・・。




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