完全無欠な「もうすぐ前期高齢男」日記

「もうすぐ前期高齢男」に進級「老いの自覚」を中心にUpしていきます。

私がプロ野球を嫌いになった理由      ~「飛ぶボール」騒動顛末~

2013年06月25日 | 時事ネタ
私は初老男である。

こんなことは信じたくないのだが・・・。

私の好きな作家「色川武大」別名「阿佐田哲也」が言っていた。

「人間、不調の波は『最低3カ月』は続く」


勘弁してほしい。


ここ一カ月ほど「不調」である。

今が最低で「底を打った」と思いたいのに、武大先生はまだまだこの状態が続くとおっしゃる。


とにかく、今は頭を下げて耐えるしかないのか・・・。



さて、もう説明する必要はないと思うが


「プロ野球で使用されている統一球が今季から公表のないまま飛ぶように変更されていた」


私は初老男である中では珍しく「野球をやったことのない」男の子であった。


これは私の世代としては「かなりの変人」である。


昔から「ひねくれて」いたのだ。


まあ、単純の大勢でやるスポーツに子どもの頃から苦手としていた。


そのころから、自分の失敗を人が思う以上に自分自身が許せなかった。

心のせま~い私は、失敗した仲間を表面上は励ましながら心の中で罵倒していた。


だから、自分がミスしたときに仲間も心の中で私をコキオロシているとおもった。

それに耐えられなかった。


野球と言う競技は特に、まさにその象徴的なスポーツだ。

だから、数回やっただけでもうやる気が失せた。


しかし、プロ野球では伝説の「王・長嶋」をリアルタイムで体験した世代なのだ。

・・・いい時代だったなぁ~~~。



話が持って回ったが、今回の「統一球問題」は、前々から私が言っていたことを再確認することになった。

そして、この問題の後ろには、さらに問題になっている「体罰問題」が隠れているように思える。


今回の事件で不思議なのは・・・。


     
      選手が「大騒ぎ」をしないこと


                     だ。


この問題によって一番「不利益」を被ったはずの「選手会」は、私の目から見ると「何事もなかったかのように」交流戦を終わり、ペナントレース後半戦を戦っている。

これこそは少年野球から高校野球、大学野球・ノンプロ野球を続けてきた選手たちが「体罰」を受けて「指導者の言うこと」を「おとなしく聞いてきた」ことの表れに見える。


その成立自体が「なんとなく」「いい加減」であり、数年前には1リーグ制にしなければ衰退は免れないところまで行った競技ならではの状況だ。


このブログでどこかに書いた覚えがあるのだが、日本のプロ野球はアメリカのメジャーリーグのような地域と企業・選手が一体となった形で出来上がったのではない。

ある1球団が昭和9年にできて、その球団が名実ともに「盟主」となり君臨し日本式の「プロ野球」を「繁栄」させてきた。


現在でも、ある1球団のオーナー・監督の発言力は強いと聞く。

そのオーナーが選手会にむかって「たかが選手が・・・」と発言したのを私は忘れない。


何よりもまず、不利益を被っていた選手たちがストさえ辞さずにこの問題を正さねば、日本プロ野球機構は一向に改善しないだろう。


自分の名前の入ったボールでゲームが行われていることに、何の痛痒も誇りも感じない人間が「コミッショナー」という「天下り」さきでふんぞり返って高い給料をもらっていることに、選手会は黙っている。

「上の人」の「体罰」に慣れている選手たちの行動らしいねぇ。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも日本のプロ野球が「正しい形」で発展することに貢献しますように。


       May


この問題の調査する「第三者委員会」のメンバーの桑田真澄が入ったというニュースが入ってきたが、あんまりきたいできないなぁ。なんだかんだ言ったって、結局彼はプロ野球選手だったんだからねぇ。
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これが今の日本の実力さ。     ~コンフェデイタリア戦~

2013年06月23日 | スポーツ
私は初老男である。

朝、ちょうどコンフェデのイタリア戦の前半終了で勤務時間になってしまい、いまBSの再放送で後半を見ている。


日本がブラジル戦の反省から、イタリアとの善戦を引き出した、と見る人が多いと思う。


私の見方から言えば、それは間違いだ。


昨年、日本がブラジル戦のまえにフランスと闘って勝利した試合を覚えている人も多いだろう。


日本は今、フランスやイタリア相手なら10回対戦すれば最低1回、もしかすると2回は勝てて、2~3回は引き分けることができるレベルに、すでになっているのだ。


ただ、ブラジルには見ての通りだった。


ブラジルに勝てなくて、イタリアにこれだけのゲームをできる。


それは、ブラジルをあわてさせることができなかった日本は、イタリアをあわてさせることはできるレベルだということだ。


説明はいらないだろう。

今日の試合を見れば一目瞭然・・・。


しかし、やはり「あわてさせること」はできても「勝ちきれる」レベルには、ちょっと足りない。


ホンの数センチ違えばゴールになったシュートが最低3本はあった。


しかし、その数センチは単純に「運が悪くて」決まらなかったわけではない。


その数センチを決める力が、今のザックジャパンには備わっていない。



その昔「ドーハの悲劇」という伝説があった。


ほんの数秒を守りきることができずにワールドカップに出場できなかった伝説だ。


その数秒を守りきる術を身に着けるために、日本代表は「4年」の時を必要とした。


日本代表が自国開催を除いてワールドカップの予選リーグを勝ち抜くまでに「8年」かかった。


今回の「数センチ」を決めきれるようになること。

それは見方によればワールドカップの決勝トーナメントの1回戦を勝ち抜くため、ワールドカップベスト4への道と言えるだろう。

果たしてその「数センチ」を確実に決めるのに「何年」必要になるのか・・・。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、日本代表の成長を見逃しませんように。


         May


あと、4時間ほどでコンフェデ杯の最後のメキシコ戦が始まる。


もしかしたら、このメキシコ戦でその数センチを詰めるきっかけがあるかもしれない・・・。






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まあ、ほぼ思った通りですな    ~コンフェデレーションCUP ブラジル戦~

2013年06月16日 | スポーツ
私は初老男である。

最近とみに集中力が無くなってきて、さらに体力が落ちてきている。

そうなってくると、頼りになるのは・・・・「モチベーション」

何をやるについても、そのものに対する「情熱」をどの程度持てるかがポイントになる。


若いときは、何においても興味があることの全方向に同じくらい力を注げたのになぁ・・・。


徐々に、必要なことだけしかやらなく(やれなく)なってくる。

まあ、しゃあないか・・・。



さて、いま「コンフェデレーションCUP」を見ている。


何がすごいって7万人収容のスタジアム。

更にすごいのは、その中で外国人に販売されたチケットが「3~400枚」だけだって。

いま、後半3分で2点目を取られたところだ。


毎回、強豪国(特にブラジル)と対戦すると、日本がどれだけ強くなったかが計れる。


特に今回は、ワールドカップ前年の公式戦。

いつも以上の「本気のブラジル」との対戦だ。


一番の印象は

      オモシロいサッカーの試合は「時間が早い」

                          ってこと。


Jリーグの試合などは、結構ダラけて画面から目が逸れることがある。

しかし、このレベルはちょっと目をはなすと決定的なシーンを見逃してしまうから気を抜けない。


やっぱりブラジル選手はうまいね~~。

一対一で、ブラジル選手からボールを取れる可能性は「ほとんどない」もんね。


逆に日本選手は自分のボールを取られそうで、ほとんど周りを見れて無い。


それでも海外で活躍している選手を中心に日本選手も堂々とプレーできている。


今後半33分。そろそろブラジル得意の「球回し」(ボール保持)が始まってる。

あと10数分。

得点の匂いがしないなぁ。


このゲームは、完全にブラジルの想定通りのものになった。


いつもブラジルとの対戦でいうことだが、がっぷりに組んで「五分」の試合ができるわけがない。

だから、ブラジルとよいゲームをするには前提が必要となる。


「早くに失点しない」「最少失点に抑える」


最低でもこの二つである。

と言っているうちに試合終了のホイッスルが鳴った。

結局0-3での敗戦。


ブラジルが「勝たねばならない」大会で「一番やりやすい」相手に「想定通りのゲーム」をやって「着実」の勝ち点を取った。


どれか一つで良いから、日本にはこの鍵カッコを外してほしかったんだけどなぁ。



今のブラジルといい勝負をするには、とにかくブラジルを「慌てさせる」しかない。

しかし、それは非常にむずかしい。

日本選手のプレーでブラジル選手の見たこともないプレーってあるのだろうか?


最後に日本にとっての最大の計算違いを、私なりに探すとすれば・・・。

「ピッチの荒れ具合」だろう。

日本の選手は「王国ブラジル」で7万人収容のスタジアムのピッチがこれほど荒れているとは思っていなかったのではないだろうか。

パスサッカーを目指している日本には、ある意味致命的な計算違いだ。

もちろん確かめたわけではないが、日本のピッチや欧州のピッチで、しかもこれほどのスタジアムのピッチがこれほど荒れているということはまずないだろう。

逆にブラジル選手は、これくらいの状況でもほとんど数センチ単位でボールをコントロールできる。

だから、この試合の失点シーンもその数センチの精度で決められたといっていい。

重ねて言うけど、日本は着実に進化している。


しかし、ブラジルの「あのレベル」には、まだほど遠いってことだ。


日本に光明があるとすれば「乾のシュート」


ちょっと前にあるブラジル人選手が言っていたという。

「日本は怖くない。シュートを狙ってこないからね。」

ブラジル人は、チャンスと見ればハーフラインの手前からでもシュートを狙ってるってことだ。

この試合で自分の意識で、しっかり打ったシュートはこの乾だけに見える。


まあ、あとグループリーグ2試合頑張ってほしいな。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、おもしろいサッカーを見逃しませんように。


          May

久しぶりの割に、文字数が多くなったなぁ。・・・あっと、チャンネルを変えたらゴルフの全米オープンやってる、続けて見なきゃ。





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もしかすると私史上最高だった!     ~「鼓童」公演に興奮~

2013年06月10日 | Weblog
私は初老男である。

・・・ずいぶん間が空いてしまった。


精神的にブログをUpする気になれなかった。

すべてのことについて「嫌気」がさしているからだ。


まあ、50代の初老男がこんな嫌気を感じるのは、多分「正常」だからだと思う。



こんなことは別に珍しいことではないので、そのうちに治るだろうと思っているうちにこんなに間が空いちゃったってことですな。


さて、先週の日曜日に念願だった「鼓童」のコンサートに行ってきた。



・・・良かったよ~~~~~~~!


私が見に行ったコンサートの中でも1・2を争う素晴らしいコンサートだった。



「鼓童」のことを知らない諸兄を多いであろうから、ちょっと説明しておこう。


新潟県は佐渡ヶ島(佐渡市)を拠点に活動する和太鼓の芸能集団である。


年間に佐渡・国内・海外をほぼ1/3ずつ過ごしながら活動している。

近年は人間国宝「坂東玉三郎」が演出を担当して、そのパフォーマンスがさらに向上している。



実はこの鼓童の公演は、前々から「是非行きたい!」と思っていたのだが、結局あれこれの所用に邪魔され見ることができなかった。

今回も実は会議があったのだが、そちらを何とか動かしてもらって何とか行くことができた。(会議参加の皆さんに感謝)


観客はと言うと・・・・。


初老男の私を上回る中老・長老の方々が目立つ。


しかし、私の隣は若い女性がふたり。(ムフフ)


最初にアナウンスがある。

まあ、いつもの奴だ。

その最後にいつもと違うことを言った。

「演出上の都合で『避難経路』の表示を消灯します」(非常の時は点灯します)


なぜか、このアナウンスで私はワクワクしてしまった。

まあ、それなりに様々なコンサートを見てきたがこうした演出は初めてだ。


完全な暗闇の中からそれは始まった。


大抵のコンサートは、こうした文章でその内容を伝えることができるだろう。

こうしてブログをやっている人間であれば、そうしたことをやりたいからこそ続けているのだ。


しかし、残念ながら私の文書力ではこの鼓童のパフォーマンスを表現することは無理だ。

暗闇の中から、体全体に浴びせられる「音」とその「衝撃波」それは、体験してみなければわからない。

ことにこの「太鼓」と言う楽器は、音よりさらにその伝わってくる「衝撃波」の方がその本質だと今回気が付いた。


その証拠に、あまりの感動に帰りにその場で売っていた前のシリーズのDVDを買ってきたワクワクして再生してみると・・・。


残念ながら、本当の公演の半分以下しか迫力を感じなかった。


最後の曲「祭囃子」の圧倒的な迫力と、アンコールでの全員の拍手で公演が終わると周りのおば様方が思わず「良かった~」と声を上げた。


そう、私もそう思う。

私が見てきたコンサートやリサイタル、それらの中でも「ライブ感」と言う意味では「史上最高」だったと思う。


今回も最後までお付き合いいただきありがとう。これを読んでいる皆さんも、ぜひ「鼓童」見て自分の「鼓動」とのコラボレーションを体験しますように。


       May


前に見たアフリカ系パーカッション集団のコンサートと、この鼓童との違いは何か?

それは、パーカッション集団はすべての曲に「ノリ」を求めてくるが、鼓童のパフォーマンスはそれを「許さない」ところではないだろうか・・・。

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