電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

ステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』2022/2月号を読み、「レジェンド文具」を考える

2022年02月10日 06時00分45秒 | 手帳文具書斎
隔月刊のステーショナリー・フリーマガジン『Bun2』が通巻100合に到達しました。私が初めて読んだのは、2006年の9月(*1)でした。この頃はまだ季刊(年4回刊)で、「2006 Autumn」号は「手帳活用術」を特集していました(*2)。隔月刊行になったのは2007年2月号からで、「万年筆を使いたい!」という特集でした。以後、およそ16年。今号の目玉は、

  • 「ブング・ジャム的Bun2大賞」ベスト文具を決定!
  • 2022年の文具トレンドを探る

というものです。

まず「ブング・ジャム的Bun2大賞」のほうですが、万年筆では「カクノ」、シャープペンシルの「クルトガ」、ボールペンでは「ジェットストリーム」「フリクションボールノック」「ブレン」、ノートでは「ソフトリングノート」などが選ばれています。条件としては「Bun2大賞」が設けられた2008年から2021年までを対象としており、それ以前に発表されたものは含まれていません。それではというわけで、当ブログを開始した2004年12月以降に、自分で購入し使ってみて選定したらどうなるか、試しにやってみました。

  1. ボールペン 「パワータンク」「ジェットストリーム」
  2. 万年筆 「Preppy プレッピー」及び乾きにくい「スリップシール機構」を持つ製品
  3. インク 「プラチナ古典ブルーブラック・インク」
  4. ノート 「ツバメノート」「ソフトリングノート」
  5. メモ  マルマン「MEMO PAD」

こんなところでしょうか。ツバメノートやプラチナ社の古典ブルーブラックインクなどはずいぶん長い歴史を持つ製品ですが、私にとっては再発見に近く、いずれも圧倒的に使用頻度が高いものです。



もう一つの「2022年の文具トレンド」のほうは、ゲルインクの特性を活かしたボールペンの多色展開が流行しているようです。この流れはノートやペンケースにも及び、カラフルな多色展開、しかもソフトでナチュラルな方向性。コロナの時代に、優しい印象を志向しているようです。

(*1): 手帳とバッグ〜楽しくも悩ましい問題〜「電網郊外散歩道」2006年9月
(*2): 『Bun2』のバックナンバーの内容〜『Bun2』公式サイトより

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