電網郊外散歩道

本と音楽を片手に、電網郊外を散歩する風情で身辺の出来事を記録。退職後は果樹園農業と野菜作りにも取り組んでいます。

満開のサクランボに四月の雪〜大丈夫だろうかと心配

2022年05月01日 06時00分14秒 | 週末農業・定年農業
人間の暮らしの面では、「暑さ寒さも彼岸まで」という言葉がおよその指標になりますが、当地の農家では、「八十八夜までは遅霜が心配」と言い習わしています。八十八夜をすぎればまず大丈夫、ということはそれ以前は不安が残るということでしょう。実際に、昨日は雪が降りました。もうヒマラヤユキノシタの花も終わり近いのに、葉っぱに積もった雪が夜の気温低下を表しています。




朝、草の上にも桃の樹の根回りにも、雪が残っていました。



時期的には、まさにサクランボの満開の時期に当たってしまいました。真っ白に開いているはずの花弁がしおれたようにぺたんとなっています。うーむ、この影響がどのくらいになるのか、今の段階では読めません。昨年の場合は4月10日頃の低温と霜の影響でサクランボが実らなかったための不作でしたが、今年は満開期の低温ですので、心配です。農家はお天気しだいとは言うものの、2年続けての不作となると専業農家が受ける打撃は大きいでしょう。私のような定年週末兼業農家は、年金や非常勤の給与所得など別の収入の道があるために打撃を軽減できますが、専業農家はそうはいかないだろうなあ。

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