ねこ吉のよしなしごと

どうでもいい事ばかり書いていますが・・・。すっかり備忘録になってます。

してもらう人生 してあげる人生

2022-03-15 21:02:51 | 日常のこと


人は2種類に分かれるかな・・・。
いつも、何でも人にしてもらう人と、つい、放っておけなくてお世話してしまう人の2種類。

義弟は、何でもしてもらう人だ。
何もできない人間。兄であるたぬ吉に何でもしてもらう。

5年前、義母が亡くなってから独居老人だ。

もともと、ねこ吉は義弟が苦手。
いわゆる、マザコンで「かまってちゃん」です。

面倒臭い人なので、ねこ吉はかかわりになりたくなかったけど、たぬ吉の手前そういう訳にもいかなかった。
義母亡き後、たぬ吉と一緒に実家通いをしてたけど、いよいよ我慢できなくなって3か月を過ぎたころ、お盆や、回忌法要以外、ねこ吉はかかわらないと宣言した。

以来、月命日にたぬ吉が様子を見に行っていた。

きっと、少しずつ義弟の変化はあったのだと思うけど、気づいてもたぬ吉は黙っていたんだと思う。
たぬ吉も現実から目をそらしてたのかも・・・。



去年の震災記念日に、転んで顎を切ったのに、来てくれた救急車を断固拒否。

救急隊員から電話があって駆け付けて、結局病院に連れて行った。

その後何回か、病院にたぬ吉が付き添った。

怖がりだから、一人で病院に行けない。
予約をドタキャンする。

去年、ねこ吉は実家の部屋に入って嫌な予感がしていた。
ゴミだらけだった。



約1年後、真夜中に自分で救急車を呼んで病院に行ったが、差し当たって何処も悪くないので、CTの検査予約だけして返された。

その後、たぬ吉が何度か検査に付き添い、結果も一緒に聞いた。

特別寒かった1月に何度も振り回され、付き合わされ、たぬ吉は疲れからか、「コロナではない肺炎」になった。
たぬ吉は、義弟のせいではないというけどね。

究極は2月18日、家の様子がおかしいことに気づいた隣人が民生委員に連絡。
ほぼ意識不明で入院。現在に至る。
ほぼ回復して、現在リハビリ病棟で入院中。

飲まず食わずでアルコール漬けで、瀕死だったのだから、現在、「三食昼寝付き、2時間リハビリ」という天国のような生活。
元気になって、電話が出来るようになっても、「迷惑をかけた、すいません。」の一言の礼のことばもない。

礼儀にうるさかった義母は、義弟をどういう育て方をしたんだ。
まぁ、謝ったりお礼を言う人なら、こんな迷惑をかけないよね。

たぬ吉も弟には超甘い。何故そんなに庇うの?
「兄貴が頼り」と言われて酔ってるの?
一人っ子で育ったねこ吉には判らない。



去年も、今年も救急車騒動の時は二人で駆け付けた。介護申請はねこ吉がした。

こちらの事情を、高齢福祉課で切々と訴え、何とか3か月入院させてもらえることになった。
本当に、ねこ吉はよく頑張った。

今、他にも山ほどの事情を抱えている。
睡眠導入剤を飲まないと眠れない。

しかし、昨日は睡眠導入剤も効かないくらい腹が立っていた。

ゴミ屋敷と化した実家の掃除をどうするか?義弟に出来る訳はない。退院後義弟は何処に行くのか?
たぬ吉が、とことん義弟を庇うので、ねこ吉は怒髪天。喧嘩になった。

ある友人に打ち明ければ、「ねこ吉さんは真面目だねぇ。放っておけばいいのよ。」という。
別の人に言わせれば、「5年の間に実家を片付けておけばよかったのに。」という人もいるだろう。

春だというのに、八方塞がりで憂鬱な事ばかり。
義弟のように、逃げれたらどんなにいいか。

ねこ吉は、かつて何にもできない頼りない子供だった。
何でも母が頼りだった。

振り返れば、ねこ吉は、いつの間にか「してもらう人生から、してあげる人生」になっていた。

ここまで書いてきて、嫌なブログだなぁと思う。

「嫌なことは書かない」と決めていたのに・・・。

最近は、ねこ吉の憤懣やるかたない気持ちを書いて、自分で自分をなだめてる。
備忘録でもあります。

花の写真だけが綺麗で虚しいです。