クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

修道院のミィーちゃん

2008-01-18 05:03:12 | Weblog
吉祥寺・井の頭公園近くの、女子修道院にミィーちゃんは暮らしている。この修道院では、ワン・ニャンを飼う事は、今はご法度。ミィーちゃんは修道院の男性にしか出来ない、小間使いのAさんご夫妻と、別棟に住んでいる。オチビの頃からAと一緒に住んでいた分けではない。一昨年の梅雨の頃、修道院に迷い込んで来たのを、Aさんが見付けて保護した。修道院の責任者のシスター(霊母)からは、当然のようにお小言があったと言う。しかし、Aさんは怯まず「この子だって、大切な命だ。生きる権利がある」と答えたという。ミィーちゃんは野良さんではなく、捨てられたのであろう。
交通の便の良いこの付近には、高級マンションが幾つも建っている。そこに済む人が引っ越す時、ニャンコさんを捨てて行く事が、よくあるという。何と言う無情。怒りを越えて悲しくなる。ミィーちゃんもそんな境遇だったのだろうと、家内は推測する。それ故、ミィーちゃんの年齢は定かでないが、クーと同じ4~5歳位だと思われる。
ミィーちゃんは、Aさん夫妻だけでなく、猫好きなシスターや家内のようにお手伝いをする方々、用事で訪れる司祭等にも可愛がられている。ミィーちゃんのフィールドは、広い修道院のお庭だ。晴れた日は、芝を敷き詰めたお庭で遊ぶと言う。修道院の建物には入らない。雨や雪の日はAさん宅で過ごすという。ミィーちゃんにも時々プレゼントがある。ニャンコさんを好きな方々から頂くという。家内も昨年の暮れ、クー&ココの首輪を買った際、ミイーちゃんのも一緒に買い、クリスマスプレゼントとした。
ワン・ニャンと一緒に暮らすのは、一時の衝動だけであってはならぬ。家庭にどんな異変が起きようとも、その子の生涯を看取る強い決心が必要だし、我が子を育てるような、真の愛情が求められる。昨日書いたが、ビートさんのように大震災にあっても、杏さん、白梅さんと苦楽を共にする事こそ、真の愛情であろう。
ミィーちゃん何時までも元気でね。