クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

木漏れ日の中で

2008-01-31 05:11:05 | Weblog
昨日は年金の裁定請求書を書いたり、残っている年次休暇の消化もあり、休暇を取った。家内が出かけた後、クーの居る部屋をのぞくと、早春の柔らかな木漏れ日の入る出窓で、静かに休んでいた。ココにバトルを仕掛けられる事も無く、前の道も往来する人や自転車もめったに無い。クーにとっては、至福の一時である。
クーはこの出窓がお気に入りの場所だ。朝は散歩に出掛ける、近所のワンちゃん達と挨拶をし、小鳥の鳴き声に耳をかたむけ、眠くなれば、温かな陽射しの中で、誰にも邪魔される事なく眠れる場所である。5月下旬頃になると、生垣にバラが咲き始め、出窓にもその良い香りが入ってくる。クーは花の大好きに女の子。花の良い香りにうっとりとなる。バラが終ると紫陽花が可憐な花を咲かせる。お向かいの門の階段には、パンジーの鉢が置かれ、オチビの頃抱いて外に出ると、この花に顔を付け、香りを楽しむのが日課であった。
春暖かくなると、クーは朝からこの出窓に行く。僕が出勤する時は、お見送りをしてくれる。「クータン行って来ますよ」と出窓越しに言えば、「ミャー」「お父さん行ってらっしゃい」と返事が返ってくる。帰宅した時も出窓でお迎えをしてくれる事が良くあった。僕の姿を見ると急いで玄関に行き、扉を開けると、下駄箱の上に座り「ミャー」「お帰りなさい」と。こんな事をされると、本当に癒され、愛おしくなるのである。