クーたんとココ君のお家

燕尾服を着た女の子クーたんと神戸から来たやんちゃ坊主ココ君の小さなドラマ。

偶然見付けた美術館

2008-07-16 07:31:31 | Weblog
旅の最終日、ホテルを9時半に出て、舞子公園迄10分程歩く。日差しは強いが、海風が心地良い。明石海峡大橋の舞子海上プロムナードに上がる。ここは、橋のお腹の中に出来た遊歩道。僕が小学生の頃父が「この海峡は潮の流れが速く、泳いで渡った人は誰も居ない。ここに橋が出来るぞ」と言っていたのを思い出す。遊歩道からは、舞子の街、垂水の街、明石の街が良く見える。目を転ずれば、淡路島・岩屋の街も直ぐそこに。
東京行きの新幹線迄まだ時間がある。思い立ち、淡路に高速バスで行く事にした。舞子高速バスストップは、駅の真上にある。丁度入って来たのは、東浦バスターミナル行きであった。時速80㎞で走るバスは、約4分で橋を渡り切り、淡路島に入った。三ノ宮の喧騒から、僅か30分でのどかな島に。国立の施設?淡路夢舞台を経由して、終点東浦バスターミナル迄20分で到着した。橋を下りてからの国道には、電柱が無く、すっきりとしていた。
バスを降り、前を見ると、前面総ガラス張りの大きな建物があり、東浦町立(淡路市立)中浜稔猫美術館とあった。全く知らないが、興味をそそられて中に入ってみる。大きな墨絵の猫が迎えてくれた。館の中は、中浜氏の描いた猫の墨絵と貼り絵が一杯だ。2階には、長さ30mの壁一面に、淡路島・猫浜物語が展示してある。圧巻であった。そして、表情豊かに描かれた猫たち。
中浜氏は、1944年この東浦の生まれ、店舗設計の仕事に携わるが、経済優先の風潮に疑問を感じ、墨絵を描き始めたとの事である。毎月曜日休館。入場料大人500円小・中学生200円だ。この美術館の裏は、サンビーチ海水浴場となっている。隣には、農産物と花の直売所もある。京阪神からは手軽に行ける。須磨などより澄んだ海で遊び、猫美術館の見学も楽しいだろう。
この美術館には神様が「楽しい所に連れてってあげるよ」と案内して下さったに違いない。主に感謝。