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前世はあるのか? 森下典子さんの前世のお話

2016-11-02 11:13:11 | 死について

 

いつも面白い本を紹介してくださる

「民話、語り手と聞き手が紡ぎあげる世界」

akiraさま。

そこで紹介されていたのが

森下典子さんの前世への冒険

「デジデリオ・ラビリンス」(集英社)。

 

森下女史のお茶の世界を

初心者にも納得できる筆致で描いた

「日々是好日ーお茶が教えてくれた15の幸せ」

(新潮文庫)。

 

 

これを拝読していなかったら、「前世」なんて

一笑にふしたところです。

彼女自身、「あなたの前世はイタリアの名のある

彫刻家だ」と言われたとき、鼻先で笑ったとか、

まあ、そうでしょう。

 

ところが「前世が見える」という京都の女性に取材、

「書籍ではわからない細かいところまで、正確に描写、

イタリア語も理解できないのに、文字を辿ると

確かにイタリア語~~」などという数々の不思議を体験。

 

ついには彼女自身がイタリアに赴き、

その事実を確かめることに。

すると、ことごとく当たっているという不思議。

 

 

自分の「前世」だと言われた男性が

本当に実在したのかを訪ねるのが

最大の趣味になった」という。

わかるわあ。

 

前世とかあの世とか、頭では受け入れなくても、

(受け入れている人もいるでしょうが)、

普通の人間は、どこかで「そうかなあ」なんて

思っているかも。

それを具体的に口にされたら、それも名のある

「美青年」といわれたら、

時間と経済が許せば

まあ、探ってみたくなるのは

無理はない。

 

 

右側が「前世」の青年、らしい。

イタリアのフィレンツェへの旅行記だけでも

面白いのに、言われたことがことごとく

当たっている面白さ。

 

彼と愛し合った「男性」は、

「いつか生まれ変わって会おう」と約束して

亡くなったそうです。

で、その人と会う日は来るのか?

今生ではないかも。

森下さん、確か、独身。

 

旅を終えたとき、彼女は

「生まれ変わるかもしれないし、それはないのかも

しれない。でもどこからか来て、どこに帰るにしても

人生は心からしたいと望むことをするためにある」と

思ったとか。

 

輪廻を表す曼荼羅。

 

 

面白かったのは、本の初頭で、

「前世が美しい人気彫刻家だなんて、

今の私と違いすぎる」

との森下さんのつぶやきに、

「あなたは前世では才能があったけど、

欲情にまみれて

享楽的な人生を送ったから、

今世ではがっくり格が落ちた

との答え。

 

輪廻って、「今世で徳を積ませるための宗教的な方法」

の一つとも思えるけど、

信じるにしても信じないにしても、

前世のワタシ、どんなだったか気になりますね。

 

あなたは信じますか?

 

でも私の次の生まれ変わりも、

きっとたいしたことないなと

いうのはわかる。

ごめんなさね、とその方に先に謝っておこう。

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コメント (2)
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