メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『トゥルーへの手紙』

2007-09-30 23:55:55 | 映画
『トゥルーへの手紙』(2005)アメリカ
監督:ブルース・ウェバー

男と女と1匹の犬と海。これだけあれば天国みたいだ。
以前どこかで見た、自然の緑の中で蝶とたわむれるレトリバーの鮮やかなジャケ写に惹かれて
観てみたいと思いながら機会がなかったけれど、やっと出逢えた。
単にわんこ好きのためのわんこの映画かと思って観たら、もっと深いメッセージがあった。
写真家としてすでに著名な活躍をしている監督が9・11の体験以降考えさせられたことについて、愛犬たちに宛てた手紙という形のドキュメンタリーで、まさに映像の詩。
わんこ目線でとらえた波は、たくさんの命をふくんで、絶え間なく押し上げてくる。
伝説的サーファーも出演。「波がない日はどうするんだい?」「波のない日なんてないさ」

これまで交流のあった著名人らと犬との生活を語る中で、日常にある平和の重要性をとく。
けっこう長いシーンがとりあげられてるエリザベス・テイラーの子役時代の名作
『名犬ラッシー』も近いうちにぜひ観てみよう。
これまであったたくさんの戦争、それを命がけで逐一報道したカメラマンの姿も心をうつ。

ドリズ・デイほかgood old music ばかりのサントラも映像をさらに美しく飾っている。
特典には動物保護団体への寄付金を募る広告ほかわんこ映像もいろいろ入ってて楽しい。
ウェバーのほかのドキュメンタリー映画にある『LET'S GET LOST』て、勝手のニューアルバムのタイトルでもある。
ジャズと映画好きな武藤さんのことだからなにかしら関係があるのかも???

先日、書店の写真集コーナーで見た『戦場に行った動物たち』にも通じる。
生死を身近に見る前線で兵士たちに飼われていたわんこ、実際に戦場で働いていたわんこなどの写真で、兵士たちが人間性を取り戻し、殺し合いの現実を一瞬でも忘れたかのような表情が印象的だった。




DOGS
 for
PEACE!

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yahoo de i-dep

2007-09-30 23:54:55 | 日記
i-dep スペシャル
yahoo動画であいでっぷ特集ってすげいや!♪believe のPVがついにフルで見れたv
夕方だと思ってたけど、朝日なのかな?星空もあるし。これってCG?だったらすごい。
過去の2曲もひさびさ見た。♪Raibow の子どもが踊る姿はいつ見ても幸せな気分になれる。
どこの場所のコもこうして楽しく踊れればいいのにな。
前からレインボーを聴くとサンバの踊りがぴったりだと思ってたから、これを聴いたら
世界中どこの国の人も思わず腰を振りたくなるだろう。


ケイトに「クラッシュも聴いてみたい♪」てリクエストしたら、貸してくれたのがこっちだったw
Crash
たしかに今作はかなり素晴らしい映画だったが。

The Future Is Unwritten
そして彼女いわく「映画観たらサントラを聴きたくなるだろうから」って貸してくれたのがこの1枚。彼女はサイコーの営業マンだな。
裏ジャケ写真に写ってるライブ中と思われるストラマーの腕に「ミッキーマウスを殺せ」と日本語で書いてある。タトゥー?書いた?
ランド好きのF氏が聞いたら怒るかな。

From Here to Eternity- Live
クラッシュ初のライブアルバムとのこと。帯には「8年のライブ活動から選りすぐりの音源を集めた全17曲」て書いてある。
こんなに入って激安!映画でもゆってたけど、ジョーは「レコードは高すぎる」て
2枚で1枚分の値段で売ったりして、かなりレーベルを泣かせたとか。

ライナーノーツを読んでたら、こないだ書いたストラマーのラジオのリスナーの数は
英語圏のリスナーだけでも4000万人、全世界では1億2000万人以上が聴いているとのこと。
だいぶ間違えていたので訂正。失礼しました~

メルマガをチェックしていて見つけた。なんだかわからないけど、ステキ。
■フィリップ・ジャンティ・カンパニー『世界の涯て Lands End』


ところで。今年中にまたBYGでバンバンを聴きたいってずぅっと思っていたのに、
やっと決まったその日はハッチさんとかぶってました
サムズは今野さんとかぶってるし、頼みの?ジロキチもオール明けで体力がもちそうにない・・・
うぅーーーん。。悲しすぎる。。これから年末にかけてまたどかどかといろんな
楽しいイベント増えるもんね。

昨日からずっと雨。
寒いからついホットカーペットを出してしまった。


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『ガラスの墓標~CANNABIS』

2007-09-30 00:19:50 | 映画
『ガラスの墓標~CANNABIS』(1969)フランス/イタリア/西ドイツ
監督:ピエール・コラルニック
出演:セルジュ・ゲンズブール、ジェーン・バーキン、ポール・ニコラス ほか

「これはドラッグの話ではない。愛とアクションの映画である」

セルジュとバーキン。この2人が創りだした世界は映像、音楽など幅広いジャンルを超えて、
この時代のカッコよさを伝える象徴的な存在だったんだな。
セルジュのカッコよさはジャン・ポール・ベルモンド同様よく分からないけど、
ヨタった感じが見ているうちに味が出てくる。
でも今作はやっぱりバーキンの美しさにただただ見とれるべきだろう。
自然に揺れる髪、大きくて虚ろな瞳、しなやかな肢体をおしげもなく見せている。
しなやかというのは弱さじゃなくて、むしろ強さなんだ。

story
殺し屋のセルジュはアメリカ人の相棒ポールとともに好き放題、闇の世界で名を馳せていたが
空港を降りたところでハメられて、腕を撃たれたセルジュは機内で出会った大使の娘
ジェーンに電話して助けてもらう(番号をちゃんと聞いてるところがぬかりないw
「傷が治ったら行ってしまうんでしょ?わたしもいっしょに行くわ」
復讐にも手ぬかりなく絶妙のコンビのセルジュとポールだったが、ジェーンと落ち着いた
生活をしたくて「足を洗いたいんだ」と決別をきめたせいでその関係が脆く崩れてゆく。

ノリとしては『太陽にほえろ』とか『Gメン'75』みたいな感じ。
大規模な麻薬取引がらみのマフィアと刑事の抗争、男同士の友情、カーチェイス、
銃撃シーン、そして美しい女。盛り上げる時はテーマ曲が大音量みたいな。
屋根をつたって逃げるところなんて面白い。鶏卵の工場での銃撃戦も見せどころ。

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『LOST IN TRANSLATION』

2007-09-29 20:25:39 | 映画
『LOST IN TRANSLATION』(2003)アメリカ/日本
監督:ソフィア・コッポラ
出演:ビル・マーレー、スカーレット・ヨハンソン ほか

代官山Air が舞台のひとつで使われていると知って興味を持って借りてみた。
言葉や文化の食い違いでスレ違う姿を描いていて、つまりコミュニケーションの喪失。
自分がここ数年ずっと考えさせられている1対1のコミュニケートの難しさの話だった。
ヴィム・ヴェンダースの『東京画』も思いおこさせる。外国人から見たフシギの国・ニッポン。
ゲーセンやパチンコ屋、カラオケ、怪しげなストリップバーなどなど。
ちょっぴり本来の姿とはズレてる部分も感じるけど、リアルに撮れてるんじゃないかな。

story
高額な酒のCM出演のため来日した有名俳優のボブは、ホテルに泊まって、
慣れない通訳のせいで戸惑いながら仕事に追われている。
結婚25年目の妻からはしょっちゅう電話があるが、改築する家の絨毯の色を
どうするかってことばかり。
人気カメラマンと結婚して2年目のシャーロットは、大学で哲学を学び、卒業して
そのまま今の生活になったため、夫の仕事中はひとりホテルに残されて、
都内近郊を歩くが、自分が何をしたいのか分からず悩んでいる。
そんな歳の違う2人が、眠れずに深夜のバーで出会い、いっしょに夜の都内で
遊ぶうちに心の交流が生まれる。


わたしもこうして眠れずにホテルの窓に腰掛けて、ずぅっと夜の街を眺めていたことがあったのを思い出した。
下を走る途切れない車が 延々と夜の時間をつなげている。
わたしはこのヒロインのように寂しいからという理由で電話をしたことは一度もないし、
誰でもいいから側にいてほしいと思ったこともない。
なにせ電話が苦手だから会いたいと思ったとしても自分からはかけないんだな。
「寂しがりやの甘えん坊」をアピールしてる人もなんだか苦手だ。
小さなウソをたくさんついて、一緒にいることもできるだろうけど、わたしはウソも苦手だ。
つまるところ、わたしは一人でいることに慣れてしまって、孤独感には強いんだな。

お酒と煙草と夜。
この3つで恋に落ちたカップルは世界でどれだけいるんだろう?70%?90%?
わたしはどれも苦手だから、その意味では三重苦みたいなもんだなw
欧米には便利なおやすみのキスも、日本じゃあり得ないしね。
視線を合わせてじっと見つめ合うだけでも、想いは十分伝わるだろう。
でも、それも苦手だ(じゃあ、四十苦だ/苦笑
きわめて日本人的だとも言えるな。

ボブは脱獄計画を立てたりして、日本がキライになったかのかと思いきや、
妻との電話で「これからはもっと健康的に生きたいんだ。毎日日本食が食べたい」
妻「じゃあ、ずっと東京にいればいいんじゃないの?」
『関係を続けるにはどうしたらいいか。この関係がずっと続くものとお互いに思いつづけることだ』って文を読んだことがある。
「もう東京に来たくないわ。これ以上楽しい思い出はできないもの」

ラストに流れたはっぴいえんどの♪風をあつめて がしんみりと心に沁みた。
雨あがりのような雲のかかった空がすがすがしい。

風をあつめて
風をあつめて 風をあつめて
青空を翔けたいんです
青空を

ビル・マーレーはあったかい役者だな。




どこに住もうと
なにに属そうと
誰といようと
わたしたちはいまだ見知らぬ他人だ
けれども
わたしはあなたを見つめながら
話しかけることができるだろう
そして夜が更けたら
いっしょに踊ろう
あたたかいメロディにあわせて
あたたかい指と指をからませて
-totally strangers- '07.9.29 草稿

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夏・秋・冬

2007-09-29 12:04:08 | 日記
こないだ送ったゆうぱっくの箱に果物やらがいっぱい入って実家から送られてきた
夏の桃、秋の梨、冬のりんごが見事に揃ってる!ほかにも巨峰も入ってたし、
週末は果物たくさん楽しめるな。ありがとううう!!!
普段はお礼の電話が遅れて小言を言われるから、届いてすぐ電話したのに、
いつもなら人の話も聞かずにマシンガントークの母親がどこかうわの空だから変だな
と思っていたら、「いまTVでいいのがやってて、見たいから切るね~」って。。汗
気儘な家族であります/苦笑


わたしはまったくコスメに興味がなくて疎いんだけれども、最近よく店頭でも見かける
美肌一族シリーズは、昔の少女漫画タッチのイラストと、それぞれの商品のコメントが面白くて
気になっていたら、会社で隣りのコが入力していたから、聞いたらちゃんとストーリーが
あるらしく、資料に詳細が見れる2次元コードリーダーがあったから早速アクセスしてみた
(ネタは押さえておきたい人
美肌一族コスメティックラブストーリー
なんだマンガじゃないのか。小説にイラストがついてる感じ?
ヒマなときに読んでみようw(書籍でも出てるみたい

富士丸な日々
富士丸くんのサイトにこないだ開催されたバンバンの勝手にウッドストックの動画が貼ってあったv
わんこに引っ張られながらMC&主題歌を歌う福島さんが可笑しい!w
山と川の大自然の中でいつもよりイキイキしてる富士丸くんの写真もイイ!
雨が降って寒そうな感じだけど、きっとライブは楽しかったんだろうなあ!

『ヒートアイランド』
F氏からの情報で谷中っちと松尾部長が出てるらしい。あら、ポチたまの了くんもいる。
てか、谷中さんの役名がアンドレって!爆 日本人じゃないのかな?
うぅーーん・・・ギャングものか?DVDになったら観るかも?

あらいぐまラスカル
ひさびさ動画チェックをしてyahoo動画で『あらいぐまラスカル』を見た(あら9/30までだ
自分が見て育ったって思い入れもあるけど、名作シリーズはやっぱりいいなあ
ストーリーものんびり、絵にもあったかみがある。って見てたら、作画が宮崎駿なんだ/驚
ほかにも『アルプスの少女ハイジ』や『母を訪ねて三千里』なんかにも絡んでて、
そか、わたしの子ども時代は宮崎駿の世界観に大きく支えられていたんだなぁ。
もっと調べたら、ラスカルは実話を基にしていて、実際スターリングさんが少年時代を振り返って書いたものみたい。
わっ!実写版まである!あれっ?ハウザーがセントバーナードからレトリバーになっちゃってるw

ブラサキワンマンチケも今朝、無事ゲット。年末が楽しみ♪

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『LONDON CALLING』(ネタバレ注意

2007-09-27 23:55:55 | 映画
『LONDON CALLING~THE LIFE OF JOE STRUMMER』(ネタバレ注意

これはかなりイイ。
ベストなタイミングで観たせいもあって、今まで観た音楽関連の伝記的なフィルムの5本指に入るかも。
初めて入った渋谷アミューズCQNは、こないだリンチの『INLAND EMPIRE』を観た劇場と似たような狭さとスクリーンサイズで、お客はクラッシュからのオールドファンも、
若いコもいたが、わたしと友だちみたく何も知識のない人が観ても、1本の映画として
そこかしこにステキな創意工夫が散りばめられていて、とってもアートな作品だった。

タイトルはクラッシュのアルバムタイトルでもあり、代表曲のひとつでもあり、
またストラマーがパーソナリティで全世界1億2000万人以上のリスナーがいたらしい
30分のラジオ音楽番組名『Joe Strummer's London Calling』でもあったんだ。

自分がいなくなった後の伝記映画のナレーションを本人がやっているのはとても不思議だった。
外交官の父の転勤でドイツ、インド、スペインと移り住んでやんちゃだった幼児期から、
ロンドンの寄宿学校に入れられて「やるか、やられるか」のいわば弱肉強食の逃げ場のない
閉鎖的世界で暴力の頂点に立たざるを得なかった学生時代。
ストーンズを聴いてバンドを組み、ウッディ・ガスリーにちなんでウディと呼ばせてた時代。
バンド101ers が波に乗ってたのに、ピストルズのパンクにヤラれてすっかりそれまでの
ヒッピー的暮らしから一転させてしまう変わり身の早さ。恋人も友人もすっかり入れ替えて、
合わないメンバはどんどんクビにしていく姿に友だちは「最初イヤな奴だと思った」
とゆったけど、そうじゃない気がするなあ。

心臓疾患を抱えて1分1秒たりとも余分な時間がない中で、好奇心の塊のような
彼にとって、本当にやりたいことが見えていたなら、その理想的な形になるまでの
試行錯誤の段階は当然あって、どのみちヒッピーやパンクブームなどは時代の流れで
そのままそこに留まっていても先に進めないって分かってた先見性の表れじゃないかな。
改めて聴くと意外とパンクって政治色が濃いんだな。レゲエとも通じるか。
とにかくわたしもあのバカっぽいまでにストレートな感情剥き出しの音楽が好きなひとりだ。

いとこやそれぞれの時代を共にしたメンバがジョーの大好きなキャンプファイヤの炎を囲んで語ってるのもイイ。
ジョニデ、マット・デュロン、ジム・ジャームッシュほかアンディ・ウォーホルの顔もあったな。
ライブシーンではシェインが騒いでるシーンがそこかしこにあって思わず笑ってしまった。
クラッシュでエゴの固まりと化し、どうにもならなくなって解散した後に一人の旅がはじまって、
もうクラッシュを知らない世代になったときにやっと再始動したそのきっかけが
ポーグスのピンチヒッターってゆうのもまったくムダのない神さまの采配じゃないか。

晩年のやる気マンマンだったメスカレロスとのシーンは前回ケイトから借りたDVDとも
数シーンかぶってて、ここでも♪Johnny Appleseed が入ってるのが嬉しい。
今作のサントラも相当イイことになってるだろう。なにせ選曲がストラマー本人だし。
それにしてもあれだけ幼少期からの映像が残ってるってゆうのは裕福な家だったんだな。

今作を観たら誰でも、ストラマーという複雑で柔軟で人間臭い人間を愛さずにはいられなくなるだろう。

bounce.com

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感情

2007-09-27 23:54:55 | 日記
映画を観に行く前、友だちとタワーで落ち合って、噂のあいでっぷの展開っぷりを実際確かめてきたv
ペンギンさんがいっぱいでかなりカワイイことになってる。特典DVDも流して太っ腹。
『rockin'on』でのインタビュー記事もチラ見したが、勝手の武藤さんの連載読みたさに
bounceをもらってきた友だちは、重いからってゆう理由で必要なページだけ破いてからわたしにくれたんだけど、なんとっ!!!あいでっぷ&ソットボッセ記事が満載/嬉
ほんと、必要なものは自然と手に入るものですw

bounce.com

タワーのインディーズチャートは1位っ!!!!めでたい!祝×10000


昨日のランチの時間に再び管理会社に電話して、例の騒音の苦情をゆった。
まともな青年の声で、「それは大変申し訳ありませんでした。早速注意します」って
やっと話の通じる人が入ってよかった、よかった。
でも、さっきはまたデカイ声で歌っていたなぁ

わたしは1年を通じてほとんど「怒り」って感情を忘れてしまってる節があるために、
こうして怒るべき時にどうしていいのか分からなくなってる。
まあ、怒りに限らずどんな感情も常に冷静に傍から見ているもう一人の自分がいるために
すっかり他人事みたくなってしまうから、ワンテンポもツーテンポも遅れるうちに、
そのうちどうでもよくなってしまうんだ。

問題と同化せずに、人間的な感情を豊かに表現するにはどうすればいいのかな。

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湖の底

2007-09-25 21:09:51 | 日記


言えなかった言葉は どこへ行くんだろう

伝えられなかった思いは どこへ行くんだろう

暗い湖の底に深く沈んで 黙り込んだまま

なにかの冗談で釣り上げられるのを ずっと待ってる



交わされなかった目と目

つながれなかった手と手

秘密の鍵は握りしめたまま

たまには転んで笑ってみようか





ぽつぽつと考えながら帰る満月の夜。
まさに中秋の名月
月見のだんごはないけど、広島帰りの会社のコから桃太郎のきびだんごをもらって食べたv
あれ?たしか桃太郎伝説は高松のほうだったような・・・?
月を見よう


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2007-09-24 12:02:28 | 日記
贈った父の誕プレが届いたと昨日お礼の電話が来た。
今回贈ったのは実はマンガでw、知人のおススメしてた『岳』。現在4巻まで出てて、
9/28に5巻が出る予定みたい。山好きにはたまらないってレビューでも評判よさげだし。
父が意外とアニメ好きだってことに最近気づいて(いや、昔、パーマンを真剣に見てた
記憶はあったけどw)、最近ハマってるのは名探偵コナンらしい(全然見たことないが
「TVアニメと違って読まなきゃならないけど、面白そうだ」てゆってくれてたv
70代の父親にマンガを贈る自分もどうかと思ったけど、喜んでくれてなにより。
ほかにも書店のDVDコーナーに邦画のクラシックが増えてて、大好きな小津の『東京物語』
を見つけたから、父の好きな時代劇といっしょに2本買って同梱。
あとは、会社でもらってきた膝のサポーターやらお茶・珈琲などなどいろいろ入れたら、
母も福袋みたいだと喜んでくれてた。
メロディの鳴るメッセージカードにも驚いていたし(随分前からあるけどね

心配なのは、隣りのウチのシベのベルちゃんが急に弱ってしまって、ここ5日間くらい
何も食べなくなってしまったらしい。
動物病院に運んで注射を打ってもらったり、栄養食みたいなのももらってきて
なんとか食べさせようとしても、まったく食べる気配もなくグッタリしてるとのこと。
歳がみーちゃんと近いから、お互い気をつけなきゃいけないっていつも話してるんだけど、
もともと寒い国生まれのシベだけに、今年の猛暑がこたえたんだろうか。

一方、みーちゃんはここのところやっと涼しくなってきたから、食欲もふつーになって
(普段から小食だけど)、散歩も楽しんでるみたいで安心。
以前に比べたら、カーテンを開けてもソワソワと起き出してくることがなくなって、
小屋に入ったまま反応がないときが増えたみたいだけど。


以前いた派遣先の方が海外旅行に行った際のお土産でいただいたお香のセットを
そーじのあとに焚いてみた。
野菜みたいなフシギな形をしてて、トレーもついてるからマッチで火をつけたら
それぞれ色ごとにいろんな香りがしてとっても癒される
いろいろと試してるうちに部屋の中がお香のかおりでいっぱいになってしまった
もともとお香は好きで自分でもときどき買って楽しんでる。
目から入る色、耳から入る音と同じくらい、「香り」もヒトにいろいろ働きかける。
赤く燃えてる様子はなんだか生き物のようで、ゆったり出る煙は時間が流れてることを感じさせる。
日本でもたしか平安時代とかまだ香水なんてないときでも、香を焚いて着物にうつしてた
って読んだことがある。ちゃんとファッションの一部だったんだろうな。

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『shane THE POGUES:堕ちた天使の詩』

2007-09-24 11:06:30 | 音楽&ライブ
ケイトが「これ見たらもっとシェインのことを好きになるよ」と貸してくれたDVDは、
shane THE POGUES:堕ちた天使の詩

その通りもっと好きになってきた。
ほとんどなくなった歯の間からヨダレを垂らしながら、皮肉をゆってはあの独特の笑い方。
(ケイトが劇場に見に行ったときは、出てきたお客がみんなあの真似をしてたんだとかw
とんでもないバカに見えて、実は全然いろいろ考えてる人なんだってところがミソなんだ。
(まあ、ほんとにバカで愚かなだけの人なんていないけど

アイルランドの田舎で歌の上手い少年は、音楽一家の中ですくすく育ったが、職を探して
一家でロンドンに移ってからは環境と学校などのシステムのせいで、すっかり酒とドラッグ漬けになった。(歯が抜けたのは飲みすぎとドラッグのせいか?
文化や環境の違いからくる反アイルランド・人種差別も根強くあったんだな。
J.ロットン(アイルランド系なんだ/驚)のいるピストルズにのめり込み、
NIPSてポップなラブソングを歌うバンド時代はふつーに可愛い。ルースターズみたいだ。
故郷への誇りからアイルランドの民族音楽を演りはじめたことからスターダムへの道がはじまった。

モノを書くのが得意で父から作家になれると言われたとき、「音楽という表現活動で食べていく。最近では音楽を通じて表現するほうが効果的で幅広くコミュニケートできるんだ」と言ったらしい。
若い頃からずっとプロのミュージシャンになるって一本筋の通った生き方してるんだ。

奥さんもステキ。飾らなくて、シェインをありのまま受け止めて、理解してる(ときに難しいことだ。
パブやクラブで飲んだり、踊ったり、仲も良さそう。実際一緒にいたらそーとー大変だろうけど。
家のソファに座ってインタビューを受けているシェインの横で一生懸命メモってたのは何だろう?

アルバムをプロデュースしたコステロや、PVに出演してるジョニデの姿も!
お決まりの特典は、メンバやニック・ケイヴのインタビューが恐ろしく長くて永遠つづくんじゃないかと思った
過去形で喋ってると、本人が死んだみたいに聞こえるけど、生きてるよね/苦笑

Dirty Old Town
ガス製造所の塀の脇で 恋人に会い
古い運河のそばで 夢をみて
工場の塀の脇で 彼女にキスした
薄汚い くたびれた町

シンプルで情景が目に浮かぶ詩にぐっとくる。こんな詩が日常の生活の中で自然に出てくるんだからやっぱ天才なんだな。
飲みすぎが原因でメンバから愛想尽かされて追い出されたのかと思ってたら、
マスコミがシェインばかりを取り上げるせいで9人で1バンドだという団結のバランスが
壊れてしまったのが本当のところか(ほかにもいろんな要因が複雑に絡んでた
スターになってメディアに振り回されたり、家族をおいてツアーを回りつづけることのリスクも大きいんだな。


A Rainy Night in Soho
俺はおまえを愛してきた
長い間 何年も 何日も
おまえの悩みに俺も泣いた
おまえのおかしな仕草に俺も笑った
俺たちは友達と一緒に成長した
友だちが失敗したところも見てきた
何人かは天国へと召され
何人かは地獄へ落ちていった
俺は雨やどりをして
おまえの腕の中に入った
ソーホーの雨の夜
風が得意げに音を立てた
悲しみの歌を俺はおまえに歌い
おまえは俺に喜びを話した
あの古い歌はどうなったのか
あの少女や少年たちはどうなったのか


FAIRYTALE OF NEW YORK
もすごくイイ。
男女で歌う曲で、幸せだったねって前半と現在の変わり果てた姿に散々悪態をついたあと
女「あなたは私の夢を持っていっちゃったのよ」
男「その夢を俺は今でも大事に預かっているよ 自分のと一緒にしまっているのさ
  俺はひとりでやっていけるような強い男じゃない
  君がいなければ夢を持つことさえできないんだ

 ニューヨーク警察の合唱隊が歌い上げる
 ゴールウェイ・ベイをバックに教会の鐘も鳴り響いてた
 クリスマス・デイ」

2人が歌い終わった後にゆっくり踊るシーンにまたじぃーーん。。
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