メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

カセットコンロスワンマン@青山CAY

2012-11-30 23:55:55 | 音楽&ライブ
青山CAYのあるスパイラルホールにはギャラリースペースや、ちょっとした雑貨も置いてあるそうだが、
行ってみないと分からないし、以前も7th floorライブに一人参加した時、
そこでゴハンを食べたら緊張したから、こんどは周囲のファスト店で済ませよう計画

普段全く接点のない青山界隈。表参道からタクシーに乗る人とか見ると一生縁がないなとふと思ったり。
年末はなぜか街頭インタビューも増えるから嫌。いたるところでカメラクルーが張っている

奇跡的?に「丸亀製麺」を発見したから、一人釜玉に決定→明太釜玉うどん


会場に入って、比較的ステージに近い席に座って、メンバもよく見えたv
ステージが広いから、各メンバーのスペースも心なしかいつもより余裕があるように見えたし。
でも、バックの絵がなんだかNHKホールっぽい雰囲気を醸し出していたな
前列のお客さんが麺的なものを食べていてビックリ うどんもあるのか



【1st stage】(セトリはいつも通りうろ覚えです/謝
♪カリプソ・ア・ゴーゴー
♪Possum And Opossum

いきなり和田さんのギターの弦が切れたり、曲順を飛ばしたりしてハプニング続出
新譜と2枚組アルバムが物販にあるって宣伝中、クラシックセレクションについて熱く語っていたけど、
コンロスにはそもそもそんなにメンバー変遷があったんだろうか?
毎回お客さんの口角が下がっていることを気にするのもネタなのかな?
メンバーの統制がとれてそうで、皆個性派揃いだから、自由度もちゃんとあって、ほんと絶妙なバランス。

今夜の進行について、事細かく説明があった後にしばし休憩w


【2nd stage】
WADA MAMBOで♪歩いて帰ろう などをじっくり聴いた。
和田さんのメガネ姿もオシャレ。オシャレセンスがある人は本当に羨ましすぎ。

 

辻コースケさんのダイナミックなパーカスを体中で浴びて
和田さんが「楽屋も振動してました。2時間もいたら発狂するんじゃないかな」て毒舌を吐いていた

そのバチが当たったのか?、第2部も最初からギターの弦また切れてたしw
アンディはクラリネットを楽屋に忘れるし「コミックバンドみたいになっています」by 和田さん

でも、弦を張り替えている合間のインスト曲が良かったから、たまに切れてもいいと思います
トレス?てギターは温かい音で、1曲終わった後、アンディが「もっと聴きたい」と言ったから、
「じゃあ、アンディのリクエストにお応えしてもう1曲」て

♪パスポート
♪ラブソング
♪フォー・ミルス・ブラザース
♪キャロライン
♪メロディ
♪ブーガルーガール
Ah-ha

さっき作った曲ってのも披露したりしたのも楽しい試みだったv
頭の中にたくさんのメロディやリズムがストックされてるから、いつでも産まれちゃうのかな?凄

フェイスブックの「いいね!」問題も次第に克服してきたようで、
大勢のいいね!があっても騙されずに?程よいテーブルセッティングにしたら丁度よかったとのこと/爆
コンロスのお客さんは、たとえ席があっても座らない人も多い。
自分のタイミングで前に出て来て、楽しそうに踊るコもいるし。とても自由なんだよねv


encore.
最初の曲名忘れちゃった
♪シェイム&スキャンダル・イン・ザ・ファミリー

今夜ものすごく盛り上がった影の立役者は、ユーコ&フーミンさんて可愛い2人組の女子が、
座ってた方たちを誘ったお陰かも。「立ち上がって踊らにゃ損」状態で大盛り上がり
ときどき酔っ払いのパワーは偉大だとも思う(翌日何も覚えてないとしても
和田さんも「こんなに好かれているとは思わなかったです」なんてゆってたし/爆
久々カラダを動かして、帰りは汗だくで暑かった!行って良かった♪
コンロス、ファンのおふた方ありがとうううう!!!

コメント

notes and movies(1993.6~ part1)

2012-11-30 11:33:59 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
今回はベージュのノートをご紹介。

  

photo1:これは基本形。
photo2:'93ウィンブルドンのピート・サンプラス優勝に感動したらしい。
photo3:気に入った歌詞のメモも多い。これはディランの♪Knockin' on Heaven's Door
(実際は武道館ライヴのレゲエver.が好き

若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『ミストレス』(1991)
監督:バリー・プリムス 出演:ロバート・デ・ニーロ ほか
映画人の懲りない面々。1本の映画を創ろうとするには、本当にあらゆる人間が関わってくる。
観客には見えないが、それらの様々なヴィジョンやアイデアによって
2時間前後を映像や物語で埋め尽くす訳で、これはその前段階の話。
いいシナリオがあって、プロデューサーが監督を連れて資金集めに悪戦苦闘する様子が描かれている。
デ・ニーロが製作とあればヒットするしないなど関係ない。
日頃の鬱憤晴らしに「どうだ!」とばかりに撮った1本。

元プロテニス選手までが金を武器に映画界に顔を利かせてくるなんて設定はちょっとショッキング。
それぞれが自分の愛人を女優にしようとするから大変。
アクの強い人間同士のギリギリの妥協の毎日、
最初のシナリオのピュアで崇高な精神がどんどん俗っぽく変わっていく可笑しさ

さて、C.ウォーケンは1カットのみ。それも自殺する画家の役で、
『ディアハンター』以来の共演を見たかったのに残念ながらそれは実現せず。
作品の良し悪しや才能のあるなしに関係なく、映画製作は競馬と同じ、
当たるか当たらないか、やめられないビッグな賭け事なのかも。


『スキャンダル』(1976)

監督:ベルナール・ックイザンヌ 出演:ジェーン・バーキン、ジャック・スピエセツル ほか
今まさに観たいと思っていた、センスあるセクシャルな作品。
バーキンがドキッとするような艶美な表情を持っていたなんて初めての発見。
それはロリータっぽいシャルロットにも通じているのがよく分かる。

出口をふさいだ密室で抱き合ったり、様々なことを親密に語り合う2人に、
限られたスペースの中でも若い男女には自由と愛があるって感じる。
題材は決して明るいものじゃないのに、晴れ晴れとしてむしろスッキリしたエンディング。
ジャックは'70年代のブリティッシュ・ロックンローラーみたいな雰囲気があって、
純粋さと危険さ、陰と陽の複雑に絡み合ったいい演技を見せている。
「父親を殺すってどんな気分?」「誰でも一度はやっているのさ、夢の中で」

ジェーン・バーキンも大好きな女優さんのひとり。


『スール その先は・・・愛』
監督:F.E.ソラナス
どこまでも蒼一色。5幕ほどの区切りで構成されている。
労組や仕事がない者たち、政府や軍の冷たい仕打ちなど
これはアルゼンチンの実際の歴史を舞台にしているのだろうか?

幻も現実も、死人も生きている者も一緒に存在する不思議な世界。
時々、天使だろうか?子どもらが数人駆けてゆく。
思い出と現実も交錯している。

「Sur」とは南の意味。仕事や自由、愛、それぞれが求めるものがあると
皆スールに行き着き、迷い、この地を愛している。
静かな夏の夜にはピッタリの一夜の夜会を観ている気分。


『CHAMPIONS』(1984)
監督:ジョン・アーヴィン 出演:ジョン・ハート、ジュリア・アダムス ほか
期待通りの感動が得られる1本。
映画化されたり、本になる人物は、勝者か、逆に悲劇のヒーローだが、
これは苦闘の末、運命に勝った男の物語。原作者が本人だというのも要因だろうが。

障害物レースでタイミングの一瞬のズレでフェンスに激突する馬
スローでとらえるカメラワークが最高に美しい。
「馬は生きる芸術品だ」と言われるのもよく分かる。
ラストの大詰めレースのシーンでは、バックの荘厳な音楽が
息も詰まるほどの興奮をかきたて最高の効果を盛り上げている。

また、当時44歳のジョンの演技はいつもながら血が通っている。
『のるかそるか』は賭け事がメインだったけど、今作は競馬のスタッフ側から見た真の勝負を描いている。


『POSSESION』
 
出演:イザベル・アジャーニ、サム・ニール ほか
想像通りだったけど、これほどキョーレツに異常だとは予想していなかった。
ポゼションとは“憑きもの”という意味もある。
夫の長い不在中に息子と2人で寂しく暮らしていた妻が、愛人の他にも化け物と寝ていたって話/驚
久々にカルトとスプラッタとサイコを一挙に観たって感じで、食事中には決してオススメできない
エイリアンをヌルヌルにしたみたいなアレは、結局、死神だったのだろうか?
どちらにせよ、もし通りでこんな人たちに出くわしたら絶対近寄りたくない。
地下道でアジャーニ扮するマリアが最低でも5分間は延々と暴れ狂う演技は、
本当に何かにつかれた状態そのもので観客を不安と恐怖で一杯にする。

ダミアン以降、サイコ役が板についちゃったニールだけど、
エキゾティックなルックスだから、もうちょっと別なジャンルに出てもいいのでは?
狂気そのものの両親と環境に置かれた幼い息子がひたすら哀れ。
でもこの世にはきっと気づかれずに心を病んでいる彼のような子どもがいるってことを
知らしめているところが今作の唯一意味がある部分。
これは夫婦の絆の話とも言える。
愛する者のためなら何でも許す夫の姿が印象的。


『尋問』(1982)
出演:クリスティナ・ヤンダ ほか
とてもヘヴィなポーランド映画。
主役のヤンダが華やかな歌姫だった頃から次第に極限まで衰弱し、
人間性も、感覚も、若さも、一切消えうせてしまった変わり様は素晴らしい演技力。
喜びや希望、ほんの少しの人間性すらない秘密警察の監獄の担当官の歪んだ愛情。
妻の不貞を嘆いて去って行った夫が、子どもの様子を見に来ていたという事実。
ヒトの愛情とはなんて不思議で複雑なものかがひしひしと伝わってくる。

それにしても、ユダヤ人大虐殺などに関わった役人たちは、一体どんな思いでいたのだろうか?
心底腐りきっているか無感覚でないかぎり、毎日の尋問は自身に対する問いかけでもあるはず。
ここでは体罰はあまり描かれていないが、政治犯、とくに女囚に対しては実際は卑劣な性的虐待の事実もある。
「極限の誠実など存在しない、例外はないんだ」「怖いの?」「ああ少しだけ」


『タワー』(1992)
監督:リチャード・クレター 出演:ポール・レイザー ほか
実際、普通の家庭でもオートロックや照明、風呂など、ボタン1つでコンピュータがなんでもしてくれる現代。
セキュリティのブームは加速しているけれども、結局、自分を守るのは自分自身なんだと鋭い警告を投げかけている作品。
よりよい労働環境を与えるどころか、融通のきかない殺人コンピュータのCAS。
近未来、これと似たビルがあちこちで見られる日もあるかもしれない。
完全制御のエレベータがブンブン動いているシーンは芸術のようだけど、
いくら完璧なオフィスでも、問題はやはり仕事の質であって、
こんなハイテクなオフィスビルを建てても、ブラックユーモアの種になるのがオチだろうね。


『アミティヴィル1992』(1992)
監督:トニー・ランデル
まさに現代のホラー。高級住宅地に住む家族に起こる惨劇なのに、
どこかしら'70~'80前半のサイコホラー全盛期にも通じる不吉で悪魔的な香りがする。
まるで『エクソシスト』や『オーメン』でも観ているような。
実際いくつかの似通ったアイデアが使われている。

時計という道具が造られてから、その便利さにとりつかれ、
今もこれからも、その魔力に身も心もすっかり縛られてしまっている私たち。
自らがつくった罠に自分でハマっちゃうなんてまったく皮肉な話だ。
だからラストシーンにはなんだか爽快な感じがした。


『ファンタズム』
監督・脚本:ドン・コスカレリー 出演:マイケル・ボールドウィン、ビル・ソーンベリー ほか
タイトルは幻影、幻想、幽霊の意味。
観終わるとなんだか不思議な悪夢から覚めたよう。
手に汗握る悪夢と違って、どこか暗示的で、覚めてからもなにかしら心の奥にもやが残るような悪夢。
勇気ある主人公のマイクがとてもキレイな少年で、兄弟間のやりとりがぶっきらぼうながら温かいのがイイ。

当時は『キャリー』のショッキングな終わり方みたく、続編があるぞと思わせる全然完結しないエンディングが多い。
実際『ファンタズム2』があるから、ありがちな二番煎じになってなきゃいいけど。
ヒトの夢は映画よりも奇抜で、とっぴょうしもない展開なのに現実味に溢れていて、
いつも突然始まって、意味もつかめないまま終わってしまう。
これは、誰かがある晩に見た、そんな不思議で悲しい夢なんだ。


『カミーユ・クローデル』(1988)
出演:イザベル・アジャーニ、ジェラール・ドパルデュー ほか
1900年。すでに偉大な彫刻家として名を馳せていたロダンと、
彼の教えを受け、彼の下で仕事をしたいと野心を燃やすカミーユ
彼女の感性は、ロダンをも越えるほどの才能で、2人の間には常に極限の愛と
プロの芸術家としての対立が絶えなかった。

先日読んだエルヴェ・ギベールの本の中で彼が書いて、
イザベルがセザール賞をとったというのは今作だろう。
彼女の表情には、どこか研ぎ澄まされた狂気が宿っている。
ついに悲劇に終わる女の半生を見事に演じきっている。
見終わった後は絶望のどん底に落とされた気分。
「彼女は才能があるが故に破滅した」そもそも才能とは一体何なのだろう?
本当の芸術が見える目とは?耳とは?その心の中は?
人はこれほど激しく生きられるものなのか?

カミーユ本人の古ぼけたモノクロ写真は晩年のもののようだが、
お世辞にも美しいとは見えない老女だった。彼女が本当にこの話のヒロインなのか?
「私は彼に全てを捧げ、その代わりに虚無を得た。その3倍もの虚無を・・・」

【読書感想メモ】
『ぼくの命を救ってくれなかった友へ』エルヴェ・ギベール
コメント

notes and movies(1993.6~ part2)

2012-11-30 11:33:58 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。part1からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『ランブリング・ローズ』(1991)
 
監督:マーサ・クーリッジ 出演:ローラ・ダーン、ロバート・デュバル ほか
少年が年上の女性に初めて恋などを教わった思い出を追想する。
『君がいた夏』ほか、映画史においてずっとひきつがれているジャンルの一つ。
ローズというヒロインの、悲しい過去があるにも関わらず奔放で自由でセクシーで
なんとも形容しがたい魅力は、ローラ・ダーンの魅力によって数倍ステキに輝いている。
彼女を雇う奥さん役は、ローラの実母のダイアン・ラッド。

信じられないくらい博愛的というか、心が広い物分りのいい奥さんで、
ローズのために虎のように戦う知恵と思慮深さを持っている。
デュバルがこれまた信じられないくらい理想的な夫かつ父親役を演じていて、
その包容力だけじゃなく、人間的魅力が逆にセクシーに見えるからフシギ

そして、少年時代を演じるのがルーカス・ハース。
可愛い子役から俳優として成長するのは難しいが、今作では少年の微妙な感情の動きをよくとらえている。
ゲスト出演のようなジョン・ハードは、見応えある演技があまりなかったのがちょっと残念。

予告を映画館で観た瞬間から、とてもいい映画だろうと思っていた。
「ローズは鞄いっぱいに愛をつめてやってきた」という宣伝文句もピッタリすぎると思ったのを覚えている。
なぜ現代にこんなセンチメンタルな話が作られ、ヒットしたのか考えるとフシギな気もするが、
今作にはアメリカ人が折に触れて懐古する、自然の中でのびのびと暮らしていた頃のグッドオールドタイムが描かれている。

近所に流れる澄んだ川、そこにかかる木の橋、オレンジ色の屋根と白い壁のある家
そこに住む平和で温かい家族~私たちが失った世界が映画の中では活き活きと描かれていている。
映画に求められている娯楽性が今作には溢れている。それが理由かもしれない。


『The Rocky Horror Picture Show』(1975)
 
監督:ジム・シャーマン 出演:ティム・カリー、スーザン・サランドン ほか
サイコー こんなファンキーなロックオペラを今の今まで知らなかったなんて全く信じられない
デカダンスというより、'70年代グラムロック全盛期を映画化したような妖しい極致の世界。
真っ赤な唇が「SF映画の2本立て。私も行きたい、深夜興行の映画に~」と紹介する
アイデアなんか今までに全然なかったパターン。

思い切りキョーレツなのが、フランケン演じるティム・カリー
単なる演技とは思えないほどのユニセックスぶりで、
ハデハデなメイクにコスチュームは、ジギーの頃のボウイを彷彿とさせる?!
スーザンまでガーター姿なのに、他の男性のほうがずっとセクシーに見えるからフシギ。
悪趣味というよりエキサイティングで、ゲイの皆さんには金字塔的作品。

(今やアングラな映画No.1みたいに紹介されているもんねw


『レイジング・ケイン』(1992)
監督:ブライアン・デ・パルマ 出演:ジョン・リスゴー ほか
正直いって期待していたよりインパクトが弱かった。
デ・パルマは一流の監督だし、リスゴーにサイコ役は十八番だし、
多重人格者の犯罪を題材にしているところも現代風で、良いスタッフが揃えば完璧な作品が出来上がるはずなんだけど・・・
まず、カーターが多重人格になってしまった経緯などのシーンがない。
それに「真実は小説より奇なり」人の脳が作り出す全く別の人間を映画によって創りあげようとするのは相当困難だろう。
『ケープフィア』や『揺りかごをゆらす手』のほうがより日常生活に潜む危険と恐怖をえぐり出している。


『エルム街の悪夢2 フレディの復讐』(1986)
監督:ジャック・ショルダー 出演:マーク・パットン ほか
斬新なアイデアと、フレディという他では観られないキャラでいまだに新作が作られているシリーズ。
この頃のフレディはまだ素直で、その後の何をされようが全然効き目のないモンスターでもなく、
ジェイソンよりしつこい奴でもなく、一応ハッピーエンディングになっている。
相変わらずSFX技術を利用したショッキングなアイデアがきいている。
「眠りから産まれる不死身のモンスター」なんて改めてホラー映画の題材にピッタリだよね。
人間は眠らなきゃ生きていけないし、眠れば悪夢を見るしの悪循環。
フレディの正体は一体何なんだろう???


『ショック・トリートメント』(1981)
監督:ジム・シャーマン 出演:ジェシカ・ハーパー ほか
この前、衝撃的ショックを受けた『ロッキー・ホラー・ショー』の第2弾
前作でも活躍した典型的カップルのブラッド&ジャネットが俳優を変えて登場するほか、
またまたリチャード・オブライエンが強烈なキャラを発揮しているし、
ホスト役だったチャールズ・グレイもいる、ファンには嬉しいキャスティング。

前作のキョーレツなティム・カリーを筆頭とするハチャメチャセクシャルぶりにはかなわないけど、
これは誰にでもある成功欲、変身願望等を満たすにはいい1作。
荒唐無稽で真実などかけらもない、単にのし上がるか堕とされるかのテレビ局
ショービジネスの世界もちょっぴりのぞける。
もう一人強烈に印象的なのは、バートってゆう番号案内役。人間じゃないみたいで可笑しい。
こんなシャーマンの永遠に続くパーティにもっと浸っていたくなる。


『夜の天使』(1986)
監督:ジャン・ピエール・リモザン 出演:ジャン・フィリップ・エコフェ ほか
ヌーベルバーグのトリュフォーやルイ・マルらの後継者として期待されている監督作品。
主演のフィリップも期待の若手俳優。
夜勤パトロール員で、昼はありとあらゆる軽犯罪から殺人未遂までやってるなんとも理解しがたい男の話。
「1秒1秒、生を味わっていたいんだ」ってゆうのがその根拠なのか?
彼女も彼女でいつも驚かされたがっていて、似た者同士? ラストはちょっと粋。


『愛に渇いて』(1991)

監督・脚本:エリン・ディグナム 出演:ロビン・ライト、ジェーソン・パトリック ほか
平均80年の寿命を意識的に生きるって一体どういうこっとなんだろう?
それも半分以上は若くないということは?

“アポロが崖淵で言った。「こっちへおいで」「そこは高くて危険です」
 「崖淵に立ってごらん」「落ちてしまいます」「崖淵においで」
 彼らが来ると、アポロは押した。彼らは宙に舞った・・・”

この何十年の長い命を意識的に生きていくには、必ずそこには支えがいる。友人もいる。愛する人たちが要る。
ルーンはそんな世界で傷ついている女性すべてかもしれない。
彼女は次の人生、次の愛、次の幸せを見つけただろうか? あるがまま自由で自然な自分の姿も。
原題の「denial」は、否定、否認、拒絶、拒否、自制の意味。
ロビンの長い金髪はメルヘンチックでメランコリック。
自分自身の姿を鏡で見ているような、とても悲しい作品。


『愛にふるえて』(1988)
出演:ダイアン・レイン、クリストファー・ランバート ほか
こんなファンタジーを大人が演じると永遠の愛の物語になる。
ステキな音楽、青い海と砂浜、いつまでも消えない砂の城、
他にもいくつも望みを持っていながら、現実を恐れて誰の救いも必要としない男と、その心を開こうとする妖精。
限りなくシンプルな設定のラブストーリーだけど、あんなに綺麗な海の前でならたやすく起こりうる感じがする。
この共演がキッカケでダイアンとランバートが結婚しちゃったのもなんだかうなづける。
「愛している」の大安売りみたいだが、でもやっぱり愛すること、誰かを必要として、
いつまでも一緒にいたい気持ちは自然な欲求で大切なのかも。
天才子役から成長したダイアンは、なかなかその力量を発揮できる作品がないのが残念。
今作がイタリア映画なのがちょっと意外。心の渇きを癒すにはイイ一作。


『GOLDEN EYE もうひとりの007』(1990)
出演:チャ-ルズ・ダンス ほか
キャッチの「観ないで死ねるか」てほどの作品じゃなかった。
原作より映画で一躍ヒーローになった007シリーズだから、
やっぱりフィクションのジェームズ・ボンドには勝てないってことね。

話はサスペンスってゆうより、ロマンスがメインで、見どころはなんといってもダンス
メジャーな作品選びをしていないだけに、あまり知名度はないけど、完璧な魅力を持つ俳優の一人。
冬より夏のバカンス、異国が似合うのに、喋り方や身のこなしは優雅で紳士的な英国人。
夜のビーチに寝転んでいる姿なんか美そのもの
たぶん若い頃より、今が一番魅力的。でも本当に歳をとってしまう前の渋さをもっとスクリーン上で見たい。
出演情報などは少ないけど、ひとつ残らず観てみたい。


『STORMY MONDAY』(1988)
出演:スティング、メラニー・グリフィス ほか
話がいまいちつかめなかった。スティング出演作ってことで選んだ1本だけど、
今作では特別な役というより、小さなクラブに愛着を持っている経営者を渋く演じている。
大きな楽器を弾くシーンもある(ウドベ?)フリージャズバンドはよかった。
アメリカ国歌をジャズ風にアレンジしてgood
ブレンダン役の俳優もこれといった個性はないけど美形。
メラニーは甘ったるい声のせいかちょっと幼稚っぽく感じる。

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notes and movies(1993.6~ part3)

2012-11-30 11:33:57 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。part2からのつづき。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『STING NOTHING LIKE THE SUN THE VIDEOS』(1988)
このアルバムを聴いたのは、もうずいぶん前だけど、改めてメッセージに耳を傾けて聴き直してみた。
説明書によれば、このアルバムと前回観た『STORMY MONDAY』撮影前に母親が亡くなったそうで大変な時期だったらしい。
作品全体はシンプル。♪THEY DANCE ALONE は政治的メッセージの強い曲で、詳しくは分からないけど重みのある映像。
この頃は、髪を伸ばしてたけど、やっぱし今みたくショートスタイルがずっといい。


『STING unplugged アコースティック・ライヴ』
素晴らしい スティングの音楽はどれも洗練されたセンスがある。
時に洗練されすぎていて退屈することすらあるけど。
比較的小さなスペースにシンプルなセットと、観客が混ざり合ってて、その真ん中でバンドがプレイしている。
観客まで洗練された人たちに見える。

何年収録のものか分からないけど、最近のアルバムの曲が入っているからごく最近か?
一緒にポリス時代のビッグヒットナンバーも相変わらず歌っている。
本人のインタビューで「ライヴはアルバムの再現じゃない。ツアーが終わる頃にはその曲は進化しているか、
簡素化しているか、とにかく全然別のものになっている。ライヴは曲を進化させるものだ」

いくつになっても鍛え上げられたスリムな体。でも、彼の一番の魅力はやはりその声。
どこにもない独特の声。喋っている時でもある種の音楽を聴いているようだ。
「僕はどんなカテゴリーにも分けられたくない。ジャンルなどなくしてしまうのが自分の役目だ」
黒人ピアニストのプレイが一番よかった。滑らかでハートフル。
同類は集まるっていうけど、皆“静”のイメージがする人たちばかり。


『PERMANENT VACATION』(1980)
監督:ジム・ジャームッシュ 出演:グリス・パーカー ほか
80年代にしてはなかなか新しい感覚の作品。
とてもリアルで、出演者は演じているとは思えないような存在感がある。
ティーンエイジャーのアリーが点と点を結んで浮かび上がる絵のような自分の一部を追ってゆくという設定。
「あるサックスプレイヤーは、時代を超えた音を出して誰にも理解されずに仕事がなかった。
 友人の勧めでパリに行ったが、やはりうまくいかず、屋根にのぼり飛び降りようとすると、突然空から光がさす。
 スポットライトのように。彼は♪虹のかなたに を吹くが、続きがどうしても思い出せない。
 警官が近寄り、彼はジャンプしたが奇跡的に助かり、救急車のサイレンが聞こえた。ドップラー効果だ」
このジョークのオチがよめないけど、この作品で一番気に入ったセリフ

「一つ所にいられない。終わりなき休暇ってところだ」
休暇を取れずにせかせかしている私たちには、彼の生活は羨ましいけど、
「明日することがない人は不幸だ」って言葉もあるわけで、
彼は自分のことをクレイジーだというけど、単にレイジーなだけじゃないかしら?
でも、否定できないのは彼の一部が私たちの中にも必ずあるってことと、
周りに合わせることなくやりたいだけやってる彼はとても誠実だって言える。
フーテンしている奴ほど、いい教訓をはいたりするものだけど、アリーもなかなかいいことを言っている。
きっと今でも彼みたいな奴はどこかにいるだろうけど、私はもっと別の刺激や知識を求めていたい。

いろいろゴネている彼もやはり自己主張し、表現し、最終的には人とのコミュニケーションを求めているようにしか見えない。
作品中曲らしい曲はなく、始終、鐘の幻聴みたいな音がずっと流れているのが気になる。
この少年の先の物語をもう少し見ていたい。静かに港を離れてゆく船。
「そこを離れる時は、そこに住んでる時より懐かしく思える」この気持ちもよく分かる。
波が画面いっぱいになって、もっと大きなスクリーンで観ていたい気がした。


『STING tne videos』(1988)
♪If you love somebody set them free ではセクシーなサングラスとスタイリッシュな服で登場。
バンドは別撮りらしく、揺らいだり白黒に霞んだりして凝った映像。(中略)
後半は先日観た『STING NOTHING LIKE THE SUN THE VIDEOS』からのもの。
スティングの純真さは純真さからじゃなく、ファンキーさはファンクからじゃなく、
いつもそのインテリでハイセンスな感覚からきていて、プレイも映像もそこから生まれている。
ビデオもいいけど、観ているとライヴに足を運んでみたくなる。
最近はもっぱら慈善活動にはげんでいるけど、ライブ活動もどんどん見せて欲しい。


『都会のアリス』(1974)

監督:ヴィム・ヴェンダース 出演:リュディガー・フォーグラー ほか
『ペーパー・ムーン』を観ているようだった。
1ヶ月間アメリカを放浪して雑誌記事を書かなきゃいけないのに、
毒された街と人々、溢れかえる情報の渦に自分を見失い、自分で自分に飽き、
どこへ行っても変わることなんてあり得ないと思っているこの男は監督自身を投影しているのだろうか?

居所を探してあてもなくさまよう男と少女の旅。これはどこまでも、いつまでも続いて
私たちはその様子を一部始終見続けることができるんじゃないだろうかという気がしてくる。
人はなにも1ヵ所に定住することが決められている訳じゃない。
この主人公も、ロードムーヴィーを撮り続けるヴェンダースも、
放浪癖のある人たちは皆、風を食べて、常に動き、前進していることで生きている。
時にそんな人たちがひどくうらやましく感じられるものだ。

アリス役の子が美人でハキハキと主張しているのがイイ。
男のルックスはちょっと冴えないけど、2人していろんな行程を経てゆくのを観ていると、
都会で暮らす私たちを砂漠で水飲み場を見つけたラクダのような気分にさせてくれる。
「空き家て墓みたいね。家墓ね」


『THE TRIAL』(1993)(銀座テアトルにて

監督:デヴィッド・ヒュー・ジョーンズ 出演:カイル・マクラクラン ほか
『カフカ』よりずっとよかった。
久々にスクリーンで観て、より映像の確かさ、幻想的な世界を味わうことができた。
まさにカフカの不条理な世界。人が人を裁く、公正であるはずの裁判が、
裏のつながり、権力の横行、女たちの色仕掛けが働く、まったく馬鹿げた茶番劇だったという
かなり反体制的な内容。現代だから公平な目で判断され得る作品だ。
マクラクランが見事に熱演していて、一手に作品を引っ張っている。
それがとても自然で真に迫った迫力ある演技なのが少しビックリした。
一瞬にして女たちを虜にするその美貌も大いに利用され、光り輝いている。
強烈な皮肉とあらゆる要素を含んで、立派な芸術作品に出来上がっている。


『THE TRIAL 審判』(1962)
監督・出演:オーソン・ウェルズ 出演:アンソニー・パーキンス、ジャンヌ・モロー、ロミー・シュナイダー ほか
たぶん最初にこちらを観ていたら、それほど感銘を受けずに、
単なるパーキンス演じるサイコものとして片付けていたかも知れないけど、
先日観たリメイクと比べることで、その細部やセリフの概略は同じでも、微妙な違いが見えてきて、
とても面白く観させてもらった。撮った年代の違いでもあるからだ。

例えば、モロー演じる娼婦が事件とはまったく関わり合いがないことや、
リメイクでの法の門番と被告人の寓話を今作でははしょってあるのが大きな違い。
女たちの性的誘惑などの描写もやはりこの時代だとかなり遠まわしで抑制気味。
成り行きをいちいちセリフで言わずとも済ませられるのは、私たちが世紀末的映像に慣れてしまったからかも

キャストが華やかで、ウェルズの演技力が他と一線を画して素晴らしいのがひと目でわかる。
抑揚のきいた経験豊かな輝きがある。
昨年エイズでこの世を去ったパーキンスも独特の個性があった。
端整で静的美形なのに、なぜかいつでも脅かされているようなサイコ的雰囲気を漂わせ、
カイルとはまったく別タイプながら、同じカフカ役を演じて観客を魅了している。


『man trable』(1992)
出演:ジャック・ニコルソン、エレン・バーキン ほか
ニコルソンとバーキンの共演ってだけで期待度100%のワクワク感!
さすが筋金入りの2人の演技。どちらもプロ、拍手喝采で楽しむほかない
同じラブコメディでも設定や話の切り口、キャストであらゆる形に生まれ変わるもの。
この2人なら何をやらせても文句なしの出来になるんじゃないかな?
当時56歳でどうみてもしがないオヤジのニコルソン(失礼だ
髪をボサボサにしていくら滑稽にしても、笑えると同時にどこか他にない惹きつけられるものがあるのはフシギ。
バーキンは今作ではちょっと大人しめだけど、あのっ独特の皮肉っぽい笑い方といい、
今最も脂が乗っている時だけに、彼女だけの個性とコケティッシュな魅力をもっとスクリーンで観たい。
冒頭の犬のアニメも可愛いけど、なにがビックリしたって変質的な電話のメッセージに
スティングのI will watching you の一節を使っていたこと!


『The Nightcomers 妖精たちの森』(1971)
原作:ヘンリー・ジェイムス『ねじの回転』
監督:マイケル・ウィナー 出演:マーロン・ブランド ほか
なぜだかファンタジックな邦題がつけられちゃってるけど、原題は「夜這い人」?
「時に愛するが故に、殺したくなるものだ」

原作も撮影年代もとても古いけど、いまだに人気が高いブランドの魅力を探るにはいいかも。
私には分からないなあ。すでに立派な樽腹で、外見に似合わない少女っぽい声。
でもなにか分からないけど、泥まみれの中でも光る真実性がある。
今作でも子どもたちに真実を伝えようとしているのだけれど、
まだ社会での経験も年齢も浅い彼らには、その言動の表面しかとらえられず模倣することしかできない。
それはとても滑稽であると同時に取り返しのきかない危険に満ちている。
この子たちにもう一度正しい教育をしようとしてももう遅いんじゃないかしら?
クイントの人生観のお陰で『アダムス・ファミリー』のカルトなガキ並に悪ガキなんだもの。


『Stranger Than Paradise』(1984)
監督・脚本:ジム・ジャームッシュ 出演:ジョン・ルーリー、エスター・バリント ほか
訳も分からずに手にした1本なんだけど、訳が分からないなりに良かった。
時代性も主題もへったくれもなく、いとことその友3人の微妙な会話ややりとりを淡々と描いている。
同世代として会話のとぎれたみょーな間や、そのおぼつかなさなんかが共感持てて、
このフーテンしている野郎の思いつき休暇につい付き合っちゃった感が残る。
なんといってもフロリダで突如現れたファンキーな黒人
一人でまくしたてて行っちゃうノリには参った
Screaming Jay Hawkinsの音楽もすごく渋くてブルーズィ。

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notes and movies(1993.6~ part4)

2012-11-30 11:33:56 | notes and movies
過去のノートにある映画感想メモシリーズ。
part3からのつづきで、ベージュのノートはこれがラスト。
若かりし頃のメモなので、不適切な表現、勘違い等はお詫び申し上げます/謝罪
なお、あらすじはなるべく省略しています。


『The Rainbow』(1989)
監督:ケン・ラッセル
『トミー』や『サロメ』を撮った後の作品にしては案外古典的でノーマル。『白蛇伝説』の毒消しに撮ったのかしら?
グエンティンてゆう活動的で昔にしてみれば発展的な少女の思春期とそこから脱するまでを描いている。
昔の小説の映画化らしいが、現代の女の子にも通じるモラトリアム 現象を見ているようで、
ふと自分とも重なる部分も見つけてしまう。

常に先へ進むことばかり考えて、自立した自由な生活を夢見るんだけど、
結局は面倒をみてくれる親元という帰る巣があることを知っていて、
実は巣立ってない状態で一人じゃ生きていけないんだってことが分かってる。
今は女性も職業を持つのが普通だけど、本当に男女平等になったかといえばそうじゃない。
結局は個人の主体性、考え方が問題になるのよね(もう分かってたんじゃん/驚

グエンティン役の女優は女教師役の女優同様、現代にはない独特の個性がある。
「男は自分の勝手な要求にピッタリの女を見つけると愛していると言うのよ」
「男から情熱をとったら何も残らないわ」
でもやっぱり女にも男と同じくらいの偏見があることも確かなんだ。


『永遠に美しく・・・』(1992)
監督:ロバート・ゼメキス 出演:メリル・ストリープ、ゴールディ・ホーン、ブルース・ウィリス ほか
傑作 どぎつい性描写なし、エグいスプラッタシーンもなし、だけど始まりから終わりまで
友だち、家族みんなで100%楽しめるユニバーサル風娯楽映画
1993年の正月映画として『ドラキュラ』と対照的な話題を呼んだ今作がもうビデオで観れるなんて幸せな世の中だ。
美貌も経験も積み上げた円熟の極みの女優2人の怪演がなんといっても見どころ。
そして映像カラクリの特撮技術が進歩するほど、そこに広がる架空現実世界は無限に広がってゆく。
♪Forever Young と歌ったディランもビックリ! 永遠の若さ、永遠の命ってどうゆうことか、
今作をじっくり観て考え直したほうがいいってゆう人類へのメッセージなわけ。
ここまで人間の永遠の夢を完全に皮肉ったところはお見事。
天才的医師ながらどこか冴えないボケまくりな外科医をブルースが今までとはうって変わった演技をみせる。
ラストのオチまで最高! SFXよりビックリなのは、ホーンが48歳!?
全然変わらない魅力で輝いている若さの秘訣を教えて欲しい。


『米米CLUB大全集Vol.14 ANTI SHARISHARISM 右脳と左脳の恋物語』(1991)
「右脳編」は、小野田商事の物語。新入社員のてっぺーちゃんが入って3日目でてごめにされちゃうってゆう危ない寸劇
「左脳編」は、衣装の違うライブ映像を組み合わせたメドレーもあるし、シュークリームシュとのダンスシーンもいい。
115minいっぱい、ステージいっぱい、人数もいっぱい使って、ついでに観客まで使っての
まさに他じゃめったにない米米ならではのサーカスみたいな、なんでもありの楽しいステージ
金かかってるゾってゆう派手さと凝りようが見物。
キメる時はちゃんとキメて盛り上がり、ボケるところは完璧にボケまくる。
観客も一体とゆうより、石井さんのペースにハマって操られている感じw
今、日本で一番イッちゃってるバンドってゆう雰囲気が漂っているのと、
バンドのメンバそれぞれが自分のパートの役割を創っていて、自身も楽しくてしかたない感じが伝わってくるのがイイ。
石井さんがデザインした衣装やセットもスゴイ!

なんでもいいんじゃないの


『カラヴァッジオ』(1986)
監督:デレク・ジャーマン
16Cの天才画家ミケランジェロ・カラヴァッジオの生涯を古典的に描いた作品。
ゲイだったのか? そのスキャンダラスな生活をセピア色に上品に撮っている。
時代背景や詳しいことは全く分からないが、そうとう昔なのに人々の生活、
とくに貧民の暮らしや考え方は今に近くて、日本の昔とは比べ物にならない感覚。
ホモセクシュアルも結構歴史が深くて、いまさら不自然でインノーマルじゃない気がしてくる。
でも、この時代にはエイズは存在していなかったのかな?
ミケーレ役もラヌッチオ役も美形ぞろい。
男女入り組んだ複雑な愛憎関係を画家の才能とともに繊細なタッチで描いている。
『ジュリア ジュリア』でも使っていた「愛する者を探せど見つからず」という聖書の一節を引用しているのが印象的。


『Roger Corman's FRANKENSTEIN unbound フランケンシュタインの解放~禁断の時空』(1990)
監督:ロジャー・コーマン 出演:ジョン・ハート、ラウル・ジュリア、ブリジッド・フォンダ ほか
まさに近未来のSF映画 ここに再び運命的出会いを感じた。
今作が日本未公開のままビデオショップの中に埋もれているなんてもったいない!
この監督作品をぜひすべて観てみたい。

長い間、映画界でドラキュラと同様に受け継がれているモンスターだが、
コッポラが完全に古典に忠実に撮ったのに比べ、彼は現代を超えてはるか未来の文化とまで対面させ
バイロンや、女流作家メアリー・シェリーまでいた1800年代にタイムスリップしてしまった!
なにからなにまでハチャメチャなアイデアなのに、ゾッとするほど現実感がある。


キャストがまた最高。ジョン・ハートは『エイリアン』以来の本格的SFで原点回帰し、
スタイリッシュな未来的スーツ姿も、中世の衣装も見事に着こなして、メアリーとのロマンスまであるし、
ハードアクションもピッタリはまって、信じられないくらいカッコいい
博士役のラウル・ジュリアとの共演は舞台を見ているような錯覚を起こす。
注目されている若手女優ブリジッド・フォンダがメアリー役、ジェイソン・パトリックがバイロン役。
そして、数々の未来的セットをデザインし稼動させた撮影スタッフもまた素晴らしい
未来万能型の車は、いつか実用可能なんじゃないか?と思えるリアル感。
今やSF映画は夢物語ではなく、何年か先に実現するかもしれない可能性がある。


「meet my monster...」
人造人間を創り上げた博士を「神を冒涜した」と責めたが、科学の進歩もまた自然を侵し、人間を無力なものにした。
でも、科学者なのにタイムパラドックスという大きな危険を知らないのかしら?
「殺さねばならない私は一体誰なのか?」
フランケンは恐れられると同時に悲哀に満ちた者として存在していることが人気の秘密ではないだろうか。
これは完全永久保存版で文句なく脱帽の一作。

(これももう一度観たい1本なんだよなあ!



【その他の読書感想メモ】
『五番目のサリー』ダニエル・キース
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ますむら・ひろし画文集『イーハトーヴ波』

2012-11-28 21:36:16 | 
ますむら・ひろし画文集 イーハトーヴ波(朝日ソノラマ)

ますむらさんの本は、フツーのマンガのように通りすぎることができない。
一つ一つのセリフが詩のようで、シンプルなのに難解。
一つ一つのフレーズの中に大宇宙が入っている。

それを同時に視覚化してくれているから、分かり易くなるかと言えばそうじゃない。
きっとその絵を模写してみて初めて、それを描いた画家のこだわり、
世界観の断片にやっと触れることができるくらい、広い広いイマジネーションが詰まっているんだ。

だから、こんな本を手にとったら、机の上に乗せて、思わず姿勢を正して、
じっくり鑑賞したくなってくる。
その詩と絵の世界にとっぷり浸かる必要がある。

限りなく自然と生き物が調和していて、
日常にあるとてつもないフシギを謎解く楽しみで
時間を豊かにたっぷりと使いながら。



『アタゴオル』には、コンクリート道路や、鉄骨の高層ビル
ヒトを押しのけて走る鉄の自動車などの人工物が一切出てこないから好きだ。
そうゆう“便利なモノ”が増えるたび、ヒトのココロは弱くすさんでいったから。



「アタゴオル編」
ヒデヨシの傍若無人な伝説の数々が書かれていて可笑しい
タコや魚柄の服コレクションも見逃せないポイントの一つ。
あれ?これまでよく見たことがなかったけど、
ヒデヨシくんのヒゲの先って「み」の字みたくカールしてるんだっけ?

「ラビットタウン編」
これはまだ読んでないけれども、世界観としては「アタゴオル」と似ている。
ヒデヨシがウサギになったようなキャラ、テンプラくんに似た少年も出てくるし。


ところどころに風景写真も載っていて、
「信濃川流域から出土する火炎土器」のページには、
ますむらさんが創ったタコ型縄文土器の写真も載っている

ますむらさん宅の庭には、緑と水がたくさんあってイイな
自作のプールは、冬は露天風呂にもなるんだ
タイルの模様までタコって笑う!

ところどころに出てくる岡田光夫さんて誰だろう?もう亡くなられた方かしら?



【静けさ瓢箪】
静けさを好むシンミリ瓢箪は、今も進化している。
騒がしいヒデヨシが嫌いで、怒りの棘を生やすようになり、
月夜の晩に成長するようになったりして、種を守ろうとしているのだが、
ヒデヨシの通り道では、疲れきって完全に絶滅している。

まるで自分に似てるなって一番共鳴した一文←ヒデヨシくんは大好きだけど、騒音に弱いため/苦笑



【風の又三郎】
気に入った絵は、なぜか貸し出しの最中に傷ついたり、ひどい時は紛失されてしまう。
僕のお気に入りだったこの絵も、どこかで紛失の憂き目にあい、いまだに行方不明。
まるで「風の又三郎」みたいな話だが、ちっとも嬉しくない。
僕は今も嘉助や一郎みたいに、この絵に逢いたがっている。


その他にも、まだまだますむらさんの作品あり。
筋肉少女隊「リルカの葬列」CDジャケット/驚
『コスモス楽園記』
『ペンギン草紙』
ヒデヨシくんが出演したTVCMもあるそうな



『「心の境界の再構築」と「想像力の鮮度」の専門店
 鍵を無くした方は、もっと深く眠ってから来てください』

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ドラマ『くろねこルーシー』

2012-11-27 23:44:49 | ドラマ
ドラマ『くろねこルーシー』
正来賢考・汐野翔/原案、倉木佐斗志・十月サクヒ/著
出演:山本耕史、京野ことみ、塚地武雅、鷲尾真知子 ほか

『幼獣マメシバ』『イヌゴエ』などの動物ドラマシリーズの一つ
映画版は2012年10月公開、2013年1月DVDリリース決定

番宣スポット1

story
自称「日本一黒猫に目の前を横切られる男」鴨志田陽は、
父が他界、母が入院、黒猫2匹を飼うよう命じられ途方に暮れる。
会社はクビ、パートナー美紀には子どもが産まれるという困難も次々とやって来る。

先代の黒猫ルーとシーを伴って「黒猫占い」という占い師をしていた父を
なんとなくカッコ悪いと思って恥じていた陽は、
神経質過ぎるほど陽に気遣ってくれる父がうとましかった(なぜか敬語だし
でも、父の占い通り、占いの学校に通って、占い師の道に入ってゆく。。


塚地くんが主人公かと思いきや、違うんだよね。
でも、そのダメっぷりや、あったかいお父さんっぷりはお見事!
サブタイトルにいろんな迷信が使われているのも可笑しいw

黒猫のルーとシーはもちろん可愛い! よく喋るし、よく動く!
「赤ちゃん猫はけして一人では生きていけない」
「4時間ごとにミルクを与えなきゃいけない」など
にゃんこを飼うビギナーのお手本にもなりそう。


でも、今作で一番リンクしたのは、働くとはなんぞやみたいなところ。
「働くのに一番必要なのは“覚悟”」なんだってさ(by ハロワのおじさん

「占いに来る人は、本当は自分で答えが分かっている場合が多い。
 人生の本当の答えは自分で決めるもの」

「世の中には怖い事がたくさんあって、だからバランスをとるために嬉しい事がある。
 怖い事ばかりでは怖くないし、嬉しい事ばかりでは嬉しくない。
 怖い事がなくなるから嬉しい。嬉しさがなくなるから怖い」

「ヒトは弱いもので、だから占いとか、いろいろなものに頼りたくなる。
 ココロというものは、いったん弱ると脱脂綿のように養分を欲しがる。
 だから養分を補給するいろいろな仕事が世の中にはある

これまで見聞きした“働くこと&仕事の意味”の中で、
今のところこのセリフが一番しっくりと心底に着地した。

「まだ自分になにが出来るのか不安です。
 でも、この不安を引き受けるのが覚悟なんですね

いろんなクラシック曲がBGMに使われていて、トビーの曲も流れていたな


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4回目カウンセリング

2012-11-27 18:22:39 | 
4回目カウンセリングは、またプリントの説明で前回のつづきから始めて、
やっと最後までたどりついた(ふぅ・・・
そこで、一番ネックと思われる親子問題のことも少しずつ触れていった。
11月最後の回で、翌月のことも聞かれたので、ひき続き週1で通うことに決めた。
やっとこれから本題に入ろうかってところだから、
カウンセラーさんも「もっと突っ込んだ話をしていきたい」ってゆってた。

紹介してくれたクリニックに関しては、1箇所は直近の会社の近くだから通いづらいし、
もう1箇所は電話で聞いたら初診は30分で1万円(保険外)、再診は保険内だが、
医師の診断によっては診れない患者(総合失調症など)もあるし、
内科の検査が必要と診断されたらそれも別途で1万円
カウンセリングもしているが、毎回ではなく必要に応じて・・・などなど
なんだかあまり希望にそぐわない
しかも、「2ヶ所ある事務所を1ヶ所に統合するため、現段階で初診は受け付けていない」と言われた。
他にないかなあ・・・???

 

ベニエ(シナモンシュガー)@Cafe Du Monde
ツイッタでバンバンバザールの♪ニューオリンズにて の歌詞に出てくる
“熱々ドーナツ”がカフェデュモンドのベニエのことだとつぶやかれていたのを見て
都内でも食べれる店があるかどうか検索したら、なんと!ぶくろのスパイス内にあった
ランチにはまだ早い時間だったから、ベニエ1個+ドリンクのセットを注文。
もちもちした生地で思ったより食べ応えありv
甘いシナモンシュガーがたっぷりとかかっていて、ホッとするひとときでした~

 

御嶽神社
図書館に行く途中で神社を見かけたので参拝。立派なお稲荷さんもある。

 
口元が柳沢慎吾似のオキツネ様




池袋図書館
ぶくろでバイトをしていた時に一度来たことがあるような、ないような???
豊島区民でなくても身元確認できるものを提示すれば、当日カード作成可能で貸し出せるとのこと
他区からの依頼があれば相互貸し出しもしているv
マンガもいろいろ置いてあったから、これから取り寄せで利用するかも♪

1Fの英米文学なども充実してたけど、2Fの児童書コーナーはイイ
こんなに蔵書や設備が充実しているのに利用者が激少なかったのが寂しいほど
「ここに住んでもいいな」って思える場所の一つに決定

【ビックブック】(ビッグじゃないのねw)
「ぞうのはな」ってゆうタイトルの本当にデカい本を発見
こんなに大きな本初めて見たっ!驚驚驚

【ノンフィクション】
ここのコーナーも1棚ほど使って、たくさんの実話本が並んでいたから、
気になる本のタイトルを片っ端からメモった。

館内パトロールとして、ちゃんと制服を着た男性が定期的に見回っているんだよね/驚
返却期限を2日過ぎたら、次の予約が出来なくなるとかゆうポスターも貼ってあったし、
出入口には警報が鳴るセキュリティーも設置されてて、都内の図書館って感じがしたな。
マナーをなかなか守ってもらえない現状があって、仕方なく対処しているんだろうね



なか卯
鶏塩うどん(小)+和風牛丼(ミニ)で500円はほんと安いし、ハズレなし
平日昼間はおじさん1人で店をまかなっているのか!?

 

赤札堂@池袋店と池袋ジョイシー店
そこかしこで見かけるけれども一度も入ったことがない赤札堂。
友だちに聞いたら、なかなか安いお店だとのことで、
こちらも検索したらぶくろに2件もあったから行ってみたv

池袋店のほうは食品が主で、ジョイシー店は生活雑貨と衣料品が主。
布団やちょっとした家電まで売ってて幅広い/驚
最近、いろんなスーパーに入って目新しい缶詰めを探すのが好きになっているから、
ここでもちょこっと調達v

今日も晴れて、よい1日でした~!

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『ジェネラル・ルージュの凱旋』(2009)

2012-11-26 21:17:32 | 映画
『ジェネラル・ルージュの凱旋』(2009)
原作:海堂尊 監督:中村義洋
出演:竹内結子、阿部寛、堺雅人、羽田美智子、山本太郎、正名僕蔵、高嶋政伸、尾美としのり、野際陽子 ほか

阿部寛出演作シリーズ。
田口・白鳥シリーズの3作目、映画化としては『チーム・バチスタの栄光』の続編にあたる。
病院内の物語をここまで克明に描けるのは、そもそも原作者が医師だったからか!納得。
でも、原作と映画の内容はちょっと違うって書いてある(ウィキ参照
海堂さんは、本編にも出てくる「オートプシー・イメージング」を推奨する活動も兼ねているんだ。

trailer

story
田口公子は、前回のバチスタの件からなぜか倫理委員会委員長を任されてしまっているw
その田口のもとに「救命救急センターの速水部長はメディカルアーツと癒着している」との匿名の告発文が届く。
同じ文面ながら「花房看護師長も共犯だ」という一文が抜けたものが白鳥にも届いた。

速水は以前、デパート火災で多数の犠牲者が出た際、
ドクターヘリも飛ばせず、ベッドや人員不足のために「患者の受け入れ拒否」をせざるを得なかったことを悔やんでいたが、
周囲からは“ジェネラル・ルージュ”と呼ばれて、才能はあれど敵はわんさかいる。
そんな不穏な空気の中、メディカルアーツの磯部が病院の屋上から投身自殺した。
交通事故で脚の骨にヒビが入って入院した白鳥は、田口とともに再び事件解明に乗り出す。


阿部ちゃんの髪型がクリクリしてて変じゃない?
最初に小児病棟に入れられて、ギプスに「ガリバー」て書かれちゃってるし/爆
オチまできっちりつけてくれてグッジョブ
それに不定愁訴外来専任看護師・藤原さんは、相当な古株で情報通だってことが判明。

人が人を助けるために皆で全力を尽くす救命救急シーンは迫力があったし、泣けた。
でも、人の命が色でカンタンに優先順位が決められちゃうのは辛すぎる・・・
たしか『仁』でもあったね。


今作でも病院が日常的に抱える問題が数々取り上げられている。

まずは、救急医療現場の現状。
・人員不足でも患者は減らないから1ヶ月も自宅に帰れない医師たちの慢性的な過労
・回復した患者もとどめて入院病床を満杯にして、救急患者を受け入れられないようにしているとか?
・救急患者の中には自殺未遂者も多く、退院しても繰り返すことが多々あるため、根本的なメンタルケアの必要性がある。

病院経営の問題。
・包帯などは消耗品で、いくら使っても病院の収入には結びつかない?
・赤字部門は切り捨てられる。

そして、精神科も取り上げられていて穏やかに観ていられなかった。
これからは心療内科、神経科はどんどん需要が増えるから、
クスリをじゃんじゃん出して患者を薬物依存させ、病院経営を潤そうってセリフには不安感が増した

「経済原理が優先されたら、日本の医療は崩壊するぞ
このセリフに本作のメッセージが込められている気がした。


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ポジティブ・ディシプリン(前向きなしつけ)

2012-11-26 16:01:34 | テレビ・動画配信
アクセス解析
普段は有料のgooブログの「アクセス解析」がまた無料で1週間お試し体験できたから内容を見てみた。
解析の詳しい内容は、去年8月のブログを参照のこと→here

その日書いたことを主に読んでくれているのかなって思っていたけど、
意外と映画や、本のタイトルなど「検索キーワード」は多種多様/驚
ちなみに21日のキーワードの1位は「婚前特急 ネタバレ」
2位が「氷河鼠の毛皮」や、「自由が丘 雑貨めぐり」(←これ多い!)などなど。

フィギュアスケートネタを書くと、その選手のファンの検索も増える。
カウンセリング等の検索もちょこっとあるから、同じ状況で悩んでいる方の
ちょっとでも手助けになるなら、これからもできる限り情報を提供していこう。


わが子がかわいく思えない!?@あさイチ
「子どもに触るのも、触られるのも嫌だ」「次男は可愛いのに、長男は好きになれない」
などの深刻な悩みを抱えながら育児をして精神を病んでしまう女性が増えているという話題で、
これは子育てだけに関わらず、一般的にも言えることで、自分の状況ともどこかリンクしているなと思った。

「母性は本能ではなく、育てていく過程で親も一緒に学んではぐくまれていくもの」

「子どもは“授かりもの”ではなく、“預かりもの”。
 親の言う通りに一方的にしつけて育てるのではなく、その子らしく育てばよい」

「親との価値観の違いに気づいて子どもは自立し、親も子離れするのが健康的な形」

など大事なキーワードがたくさん出てきた。
現代は、30代、40代になってから、60代ぐらいの親に対して互いの価値観の違いについて
悩みをぶつけるケースも増えているという。まさに自分の状況と同じ/驚

「いくつになっても遅くはない。関係修復には本気でぶつかっていくことが重要」

子育てについてのワークで、
1.子どもに対して今して欲しいことをメモに書く。
例:
・登校の時間に遅れそうになっているのに自分で靴下を履かない。着替えないのを直す。
・言われる前、叱る前に、自主的に行動して欲しい。
ついイライラして叱って、自分がやってあげてしまう。

2.子どもが20歳になった時を想像し、どんな人間になっていて欲しいか考える。
例:
・自分で考えて行動できる。自立していること。
・社会に貢献できる大人。
・優しい人間になってほしい。

ここに矛盾が見えてくる。
自立させるには、過剰に世話を焼かないことが重要だし、
優しい人間になって欲しければ、むやみに頭ごなし叱らないことも必要。

日本は「完璧主義社会」だという。
なんでも完璧にこなすことが求められる。
でも子育てはカンペキにこなすことなど不可能で真逆のこと。
“完璧な母親”を目指すのではなく、適度に力を抜くのがポイント。
夫や周りも「子育ては母親の仕事」と押し付けない。子育ては共同作業という理解が大前提

以前も取り上げた「体罰を与えないしつけの仕方」がスウェーデンほかの事例を挙げて紹介されていた。
「親のしつけ方を今さら責めても、親自身がまたその親から同じように育てられたという連鎖があるから追及してもキリがない」
って主治医は言っていたけれども、
ガマンせずに、自分が傷ついていたことを今からでもちゃんと吐き出して
お互いに理解し合うこともやっぱり大切なんだ。


客観視
自分が何を悩んでいるのか混乱して見えなくなっているのが最も辛い。
友人や第三者に相談して、悩みを話し、問題点を客観視して整理してもらうことから始めると良い。

医者のやり方・言うことがいつでも正しい、自分に合っているとは限らない。
いろんな人の意見を聞いて、自分の求めている答えを自分のやり方で探っていくのも大事だよね。


  

図書館に行くたびについ撮ってしまう秋の色。
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