メランコリア

メランコリアの国にようこそ。
ここにあるのはわたしの心象スケッチです。

『エーリカ』

2008-10-31 23:29:43 | 
『エーリカ』あるいは生きることの隠れた意味
エルケ・ハイデンライヒ作 ミヒャエル・ゾーヴァ絵 三浦美紀子訳

図書館で借りた本の話。
ミヒャエル・ゾーヴァの絵との出会いは思えば随分前のことだ。
多分、書店か文房具屋の端っこにあるポストカードのラック(ポストカードも好きで何気によく見るんだけど)を回して見てた時、動物が描かれてるとってもシュールな画風に釘付け!→here
色遣いはダークだけど、思わずぷって笑ってしまうユーモアがあって、その時つい2~3枚買って帰った記憶がある。
その後もポストカードのラックを見る時は、彼女の絵を無意識に探すクセがついてしまったけど、
こうして絵本の挿絵も描いてるとは知らなくて、こないだ図書館で偶然見つけた瞬間「これはっ?!」て嬉しくなって跳び上がりそうになった。

Michael Sowa関連サイト

ヤヴァイ・・・2009カレンダ-もある!

ほかにもシュールな画風で好きな絵本画家にビネッテ・シュレーダーも大好き。
『ほらふき男爵の冒険』ほかで見かけてひと目で好きになって、カレンダーとカードがセットになったものを購入して、まだシールとか残っているんだけど、手元を離れるのが寂しいくらい気に入ってた商品だった。

Binette Schroeder関連サイト


このEhonNaviてサイトわたし向けかも♪


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みすず

2008-10-30 19:29:25 | 
こないだ図書館で借りた本の話。

ピーターラビットの絵本
『ミス・ポター』を観て、初めて内容に触れてみた←子どもコーナーで本気で絵本を探す大人
子どもの手のひらに入るくらいのミニサイズだから絵もミニミニで、
しかもたくさんの動物たちが出てくるから動物好きにはたまらない
絵はとっても写実的でありながら、ここまで擬人化する想像力の豊かさにビックリ。
(順不同)
8 のねずみチュウチュウおくさんのおはなし(リンク先で中身もちょこっと見れる
7 2ひきのわるいねずみのおはなし
3 フロプシーのこどもたち
9 まちねずみジョニーのおはなし
10 りすのナトキンのおはなし
6 こわいわるいうさぎのおはなし
11 おひるのジマイマのおはなし
2 ピーターラビットのてがみの本

まだまだつづきがあるはず。


『金子みすずの情景』展望社 きりえ:三坂仁
ついつい本気で見てしまう児童書コーナーのたくさんある中でも、この素朴なきりえにほっとした。
どれもいつかどこかで読んだことのある詩。彼女が書いていたんだ。
少女の視点から書かれたやさしい文面ながら、詩の内容はかなり達観した仏教思想な世界で感動。

金子みすず(ウィキ

金子みすずWorld



私と小鳥と鈴と
私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のやうに、
地面を速くは走れない。

私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のやうに
たくさんな唄は知らないよ。

鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。


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『叛乱』

2008-10-30 19:15:12 | 映画
『叛乱』(1954)
監督:佐分利信/阿部豊 原作:立野信之
脚本:菊島隆三
出演者:鶴丸睦彦、丹波哲郎、津島恵子、香川京子、永井柳太郎、三宅邦子、外崎恵美子、木暮実千代、藤田進 ほか

近所のレンタル屋の1週間100円VHSシリーズ。
最近気になる史劇ものを探しつつ、今まで数々のジャンルを観てきた中で唯一足を踏み入れたことがない
「戦争」てカテゴリーもかなり充実してることに気づいたので、試しに借りてみた。

監督が佐分利信と分かってびっくり。日本映画界の重鎮ながら歳をとっても色気のある役者さんで好き
ほかにも若き頃の丹波哲郎ほか、女優陣も津島恵子、香川京子、木暮実千代ってかなり豪華キャスティング!驚
藤田進もカッコいいんだよね。まあ、みんな軍服で敬礼やら敬語やら堅い動きばかりなんだけど

有名なこの二・二六事件も、歴史音痴なわたしにかかると「歴史でそいえば習ったかも・・・?」となる。
とにかく政治や歴史は苦手なんだけど、そこには教科書には絶対ない人間臭いドラマがきっとあったはずで。
あくまで映画として楽しんで、昭和の知らない影の部分もいろいろ見てみようかと思う。

storyはgoo参照のこと

国を立て直そうと立ち上がったのに、最後は謀反とされ死刑にされた無念さは想像を超えるものだったろう。
最期に遺した遺書や書、句とかはホンモノだろうか?
部下の兵のこと、天皇のことを想って最後まで判断をつきかねていた安藤大尉が部下と酒を呑み、
休んだ娼家で農村の苦境で売春をしている少女の話を聞いてついに決心をして、
事を起こしてからは、みなが諦めた中でも最期まで闘い続ける姿がいかにも武士道な感じ。

昔の邦画はいまのみたくなんでもかんでも男女の恋愛ドラマに焦点をあててお涙頂戴的な演出は極力抑えて、あくまでシンプルに戦争映画に徹しているのがかえってイイ。


会社のランチでハマケンも早く観たい!て日記に書いてた『レッドクリフ』の話になって、
有名な『三国志』ながら読んだことがないから、「これ観たらあらすじ全部分かるかな?」て聞いたら、
「全然違うと思うよ!だって恋愛話とか出てくるし、何年も戦争してるのに2時間弱におさまるわけないじゃん」とばっさり/苦笑
マンガで読むほうが分かるってゆってたw でも、やっぱ興味あり。観たいかも。
また3部作とかゆわれると、ほかにも途中のがいろいろあって忘れちゃうんだけど、流行ってるのか???

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『さびしんぼう』

2008-10-29 21:00:25 | 映画
『さびしんぼう』(1985)
原作:「なんだかへんて子」山中恒著 監督:大林宣彦
出演:富田靖子、尾美としのり、藤田弓子、小林稔侍、岸部一徳、秋川リサ、浦辺粂子、根岸季衣 ほか

「人が人を恋ふる時、人はみなさびしんぼうになる」

trailer

尾道3部作も『時をかける少女』と『転校生』は観たけど、今作はジャケの富田靖子のメイクが怖くてなかなか手が出せなかったが、やっとこれで完結v
「いつ来ても懐かしい感じのする町」と冒頭で紹介されるように、セピア色のような色合いで統一されてるのがあったかい。
母親の幼少時代と、初恋の少女とが交錯するフシギな話で、なんだか夢を見た後みたい。

story
カメラ好きな高校生ヒロキは、母親に借金をしてカメラを購入し、フィルムまでは手に入らない。
隣接した女子高の放課後、いつもひとりでピアノを弾く橘百合子に恋をしている。
彼女が弾くショパンの♪別れの曲(架空のタイトルらしい) を覚えてしまい、自分でも練習している。
それは母の思い出の曲でもある。
ある日、突然、部屋の中に妙な白塗りメイクとオーバーオールを着た女の子が現れる。
名前は「さびしんぼう」。百合子につけたあだ名と同じ。母親の幼少時代にも詳しい。
最初は自分にしか見えてなかったのが、そのうち周りにも見えだして大混乱!
自転車がパンクした百合子を助けて、フェリーで対岸へ渡り、自宅近くまで自転車を届けた際、
「いつも君を見ていたんだ」と告白するが、翌日、フェリーまで迎えにいくと完全無視。
自宅にはバレンタインのチョコレートと「もう会いません」との手紙。
一方、さびしんぼうも「17歳の誕生日がきたら行かなくちゃならない」と別れの挨拶にやって来た。。


尾美としのりは、『時をかける少女』では酒屋の息子、今作では住職の息子の設定。
いつも地元に根ざした家柄なのに父親の仕事を継ぐかどうかで揺れ動いているような青年役が多いな。
素朴なんだけど、意外とストレートな告白をする青年はいまどき珍しい潔さで気持ちがいい。
坂の多い尾道を下駄で駆け下りたり、全速力で走ったりするシーンは相当苦労したんじゃないかなあ!
『時をかける少女』でもそうだけど、学生が家では古風な着物を着ていたり、
同級生同士の男女でやけに他人行儀な丁寧語を話していたりするのがまたフシギな感覚におちいる。
あんなに理解不能な大人の代表だった父(小林稔侍)が、急にくだける風呂のシーンも唐突だしw

DVD特典は、大林監督によるロケ地の探索。見てたら無性に尾道に行きたくなった。
本編ではカットされた富田靖子が歌ってるラストシーンもありw
それから大林監督×原作者との対談。
大林監督の話はいつもあったかくて面白いから、映画のコメンタリーもあったらついまた最初から観てしまうところだったが、幸か不幸かそれはなかった。

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長い旅

2008-10-28 23:55:55 | 日記
火曜はお休みをとって、たまりにたまってた「平日にしか出来ない用事」を列記して端から片付けた。
朝9時に出て、帰ってこれたのはなんと夜の7時すぎ。歩きまくること刑事(デカ)並/汗

区役所
国保から社保へ切り替え(あっちゅー間)、例のかき集めたレセプトと領収書を見せて還付金推定2万ちょい。
苦労した甲斐があったってものだが、それもすぐ未納金に充てられる/涙

郵便局
国保と都民税払う。

銀行
ランチ友から「自動積み立てをしてる」て話を聞いて、急に「やらなきゃ・・・」と思い立つ。
が、駅前の銀行が激混みな上、申し込みは通帳の支店でしか受け付けないと言われ遠出した/凹
ファイナンシャルプランナーなんてコジャレた肩書きのお兄さんに、なにがなんだか分からぬまま漠然とした将来の不安を訴え、3種類ほど勧められた。
米ドルにすれば金利が3.5で増えるし、相場が上下しても申し込み時のまま変わらないとかなんとか。
保険もついてて、「自分は死んだら10万ドル妻に降りるように設定してあります」だって。
まったく分からないから資料を後送してもらうことにして、とりあえず無難な自動積み立てにしてもらった/苦笑

皮膚科
ここのところ頭皮やカラダのやわらかい部分に湿疹が出てたから、やっと重い腰を上げて行ったのに、
女医さんなのはよかったけど、「乾燥性皮膚炎ですね。軟膏出しておきます」と3秒で終わり。
止まってるわたしに「まだ、なにか?」的な表情だから、「はい。ありがとうございました」と出てきた。
なにか・・・なにか、もっと説明ください
最近のお医者さんはみんなパソコンに記録をつけるほうが忙しくて、患者さんの顔も見ないし、
話もしてくれない気がするのは、わたしだけ???

ここで空腹で行き倒れそうになって、ミスドで遅めのランチv
最近ドーナツとミニラーメンのセットがお気に入りなので、わざわざyahooモバイルで調べてしまったw

定期購入

買い物
Right-on で値ごろだからって、またまたハーフパンツ、トップス3枚、靴下まで買ってしまった!(こんなことだから貯まらんのじゃないかっ!
それから、TSUTAYAが半額クーポンデーだったからまたいろいろ借りてきたv
ラスト、ドラッグストアで生活用品を息絶え絶えで買って、、、

ゴーーーーーーーーーール!!!

長い旅でした~。どんだけ歩いたろう?天気がよかったから歩くのは気持ちがよかったけど。

(翌日は全身筋肉痛だった。。

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豪雨

2008-10-27 23:55:55 | 日記
月曜のちょうど帰る頃になって突然の雷鳴
傘を持ってきてなかったMさんを入れて、会社を飛び出した時が一番の本降りだったんだよね(結果論
さしてても、さしてなくても同じくらいに2人でびしょ濡れになって、
ぎゃあぎゃあ言いながら、途中の駅まで一緒に着いた頃にはもう小降りになってた(まあ楽しかったけど

こないだMさんに録画してもらったサザン特番のテープのダビングを頼むためにライブ友と待ち合わせ(いつもお世話になっております/深礼
初めて入るアジアンキッチンの「ゴイクン(海老と蒸し鶏の生春巻き)」も「ミーゴレン(インドネシア風焼きそば)」も「ガイガパオ(鶏挽肉のバジル炒めご飯)」も美味しかったあ!
いつものごとく楽しい時間を過ごして、HMV寄ってから帰った。

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『点と線』

2008-10-26 16:37:19 | 映画
『点と線』(1958)
原作:松本清張 監督:小林恒夫
出演:高峰三枝子、山形勲、加藤嘉、志村喬、河野秋武、小宮光江、三島雅夫 ほか

空白の4分間。時刻表を駆使した完璧すぎるアリバイ工作。
鉄道ファン、推理ものファンにはたまらない見応え充分のサスペンス映画。

story
博多・香椎の海岸にキレイに並んだ男女の死体。ヒ素による心中として片付けられたが、
疑問を持った鳥飼刑事は独自に調査をすすめる。そこに汚職事件の犯人を追う若手の三原刑事が加わる。
聞き込みによると、死んだ佐山とお時は東京駅から仲良く乗る姿を見られていたが、
13番ホームから15番ホームが見通せるわずか4分間で、見たのはお時の働く料亭の女2人と安田という男。
安田は毎週1回、結核を患う妻を見舞いに鎌倉に行く途中だったとゆうが、三原はその完璧すぎるアリバイを怪しむ。
問題の10月下旬、安田は九州とは真逆の北海道へ出張しており、青函連絡船の乗客名簿、旅館の宿帳にもサインが残っていた。
が、その乗船証明はあらかじめもらっておくことが出来ること、部下の佐々木も乗っていたのに名簿にないことを割り出す。
事件は急展開し、汚職の責任をかぶせられた佐山と、安田の愛人だったお時を心中にみせかけた殺人の真相が明かされる。


男女の死体を前に、「こんなに寒いさびれた場所を選ぶだろうか?」と疑問を持つ地元のベテラン刑事役の加藤嘉と、若い刑事を見守りつつ要所要所しっかりサポートする警部役に重鎮・志村喬、この2人がしっかりと今作をひき締めている。
それからなんといっても高峰三枝子が素晴らしい。結核を患って長く病床にいる妻役で、
「妻の役目を果たせないから」と夫の2号さんを容認しながらも嫉妬に苦しむ艶っぽい女の姿はまさに適役。

長旅など夢の彼女にとっては、時刻表を見ながら架空の旅をする、その変わった趣味が本作の重要なカギとなっている。
鉄道といっても蒸気機関車だもんね/驚 あんなにモクモクと黒煙を吐いているのを見ると、
情緒を感じると共に公害も心配になってしまう
北海道、九州に行くにも列車の長旅。一応、飛行機も出てくるけど、まだまだ普及する前の話。
映画に出てきた札幌の風景は、時計台のほかはなんとも寂れた感じで驚いた。

特典は予告と当時のポスターと思われる写真。「総天然色」と書かれた文字と、水彩画のように塗られた写真がレトロでステキ。
情緒たっぷりな映像にモダンなジャズのサントラが似合ってる。


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『柳生一族の陰謀』

2008-10-26 12:10:26 | 映画
『柳生一族の陰謀』(1978)
監督・脚本:深作欣二
出演:萬屋錦之介、千葉真一、松方弘樹、西郷輝彦、大原麗子、原田芳雄、志穂美悦子、室田日出男、真田広之、小林稔侍、夏八木勲、成田三樹夫 ほか

trailer

「親に会うては親を殺し、弟に会うては弟を殺し、仏に会うては仏を殺す」

東映(京都撮影所)東映太秦映画村の開村2周年記念、12年ぶりの本格派時代劇。
深作欣二監督初めての時代劇挑戦。冒頭の口上が『仁義なき戦い』風なのが面白いw
時代劇を撮っても素晴らしいなあ!これだけの役者をかき集めて、みな役に徹しきってる。
カメラのアングルもNHK大河ドラマにはない角度から撮ってたり、背景の景色もまた素晴らしいし、
これは劇場の大スクリーンで観たらきっと数十倍は楽しめただろう。

story
徳川二代将軍秀忠が急死。理由は食あたり。不審に思った柳生但馬守宗矩は胃袋内からヒ素を確認。
秀忠は長男家光をその醜い容貌と吃音(どもり)故に廃嫡とし、次男忠長を跡継ぎに決心していたため、
但馬は家臣らが毒殺に関わったことを告げ、家光に天下を継ぐ決意を促す。
真相をたしかめようとする忠長と対立し、心ならずも兄弟の政権争いへと発展。
この戦で名を上げ、古里への帰還を切望する柳生一族は家光側に、
柳生を倒して正式に小笠原流の剣術を認めさせようと切望する小笠原玄信斎は忠長側へつき、
そこへ全国各地から一旗上げようと詰め寄せ加勢する浪人たち、
兄弟争いで徳川家を混乱させ、王政復活を目論む公家らも加わる。
公家が殺されたことで忠長陣は劣勢になり、城を退いた後、忠長は兄の命により自決。
が、忠長を慕う踊り手・出雲阿国の訴えから、但馬の策略に疑いがかかる。。


天下をとるためには親も兄弟も殺す、無常と分かっていても時代の流れに逆らえないことも多かっただろう。
女芸人と忠信との愛、屈折した親子愛の人間ドラマ、壮大な合戦とその裏工作。
兄と弟、家臣ら、柳生VS小笠原、武家VS公家などの、それぞれ命を懸けた二転三転する展開に時代劇ファンならずとも惹き込まれる。
権力抗争なら深作監督の十八番だしね。成田三樹夫がマロ側だったのが残念w

最後の最後で「史実には残っていない」って言われて、ちょっとガッカリ
片目を覆った姿で有名な柳生十兵衛も本当は違ったってウィキにも書いてあるし。
どうせ撮るならなるべく史実に忠実に撮って欲しいな(そしたら映画を観るだけで歴史に詳しくなれるかも?


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『復活の日』

2008-10-25 21:03:23 | 映画
『復活の日』~VIRUS(1980)
製作:角川春樹 監督:深作欣二 原作:小松左京 主題曲:ジャニス・イアン「You are love」
出演:草刈正雄、夏木勲、多岐川裕美、永島敏行、千葉真一、渡瀬恒彦、緒形拳、オリヴィア・ハッセー、グレン・フォード、ジョージ・ケネディ、チャック・コナーズ、ロバート・ボーン ほか

trailer

「1982年 秋 世界は死滅した。南極大陸に863名の人間を残して」

ジャニス・イアンのことを調べてたら今作を知って、奇しくも緒形拳も出演していた。
小松左京と言えば以前観た『日本沈没』も壮大なパニックもの。
製作スタッフもキャストもこれ以上ないくらいの豪華な顔ぶれ故、『人間の証明』などと並ぶ見ごたえ充分。
ウィキによれば、製作費用25億円、撮影日数1年以上、初の南極ロケとのこと。
きっと、製作過程は本編を超えるドラマがあったんじゃないかと想像できる。
世界滅亡の危機に立ってもなお、国と国との小さなこぜりあいをするヒトの愚かさがえぐり出される。
邦画もまだまだ名作が眠っていたなあ・・・

story
いろんなウイルスの形に化けて、その威力を無限に拡大させる世界最強の生物兵器MM-88を持ち出した科学者からスパイの手に渡り、事故により雪山にバラまかれた。
「イタリア風邪」と呼ばれるウイルスはあっという間に世界中に死者の山を作り、
ワクチンはおろか、菌の特定もままならないまま、各国家首脳も倒れてゆく中、
アメリカ大統領は軍に隔離されていた科学者から聞いた「低温では活動しない」という特徴から
南極隊に連絡をとり、彼らがまったく汚染されていないことを知って最期の希望を託す。
生き残った彼らは会議を開き、8人の女性隊員に半強制的に子孫を作ることを命じる。
地質学者・吉住は1ヶ月以内に巨大地震が起こると予測。
それによってアメリカの核自動スイッチが作動しミサイルが発射され、それを受けてソ連の報復も行われ、照準が南極基地であることが明かされる。
イギリス潜水艦でホワイトハウスに向かい、自動スイッチを切るための隊員2名が選ばれるが。。

外国人俳優によるシーンが多いため、英語のセリフだが、さすがに草刈正雄の英語は流暢。
ちなみに翻訳にはナッちゃん(戸田奈津子)も絡んでるv
生き残った男が巨大な太陽をバックに立っているシーンはこないだ観た『THX-1138』とソックリ。
ウイルスで世界滅亡って映画は他にもいろいろあるけど、世界滅亡ってヒトを惹きつけるテーマなのかな?

何日もあてもなく歩いたとしても、生き残り隊と出会う確率はそう高くないと思うし、
核爆発から4年間も放射能汚染から免れられるだろうかとフシギに思った。
しかも核発射スイッチがあったホワイトハウスって、ヒトが海岸から走って行ける距離にあるの?
それから、会議に向かう除雪車の中で草刈が飲んでいたのはダイドーブレンドコーヒー???
そんな細かいことまでいろいろ気になってしまった。。苦笑


ジャニス・イアンはサタデー・ナイト・ライブで♪Seventeen を歌ってるのを見たのが最初。
下のアルバム内の♪Passion Play や♪Silly Habits がお気に入りだけど、残念ながら動画には見当たらず。

ザ・グレイテスト・ヒッツ~アップ・ティル・ナウ

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タイミング

2008-10-23 22:11:33 | 日記
会社の定時が以前よりいくらか早めなのをいいことに、毎日いろんな用事でふらふら。
今頃、黒のハーフパンツが欲しくなって探してもどこにも見つからず

物事にはそれ相応のタイミングがあって、タイミングって大事だよね。
そのグッドタイミングがわたしの体内時計はかなり遅れてる。
1度目のチャンスが通り過ぎてだいぶ過ぎてから、「あぁ・・・あれが?」と振り返る。
2度目でやっと「これはチャンス・・・なのか?」と思いつつ、また通り過ぎるのを見守る。
3度目には、もうどうでもよくなってる。ってな具合/苦笑
欲しいモノが欲しい時に手に入らない(もしくは買いそびれる)のはもちろんのこと、
人の出会いだってこんな風に逃してることが多々あるんだろうなぁ。

お店に入るたび、あいでっぷかnote native さんのアルバムが流れてるのはよいタイミングv

GOOD TIMIN'/JIMMY JONES
小さい頃兄と一緒に、叔母・叔父のクルマにのっけてもらった時、
うしろのスピーカーからこの曲が流れてたことをおぼろげながら覚えてる。


バンバンラジオを2回ほどまともに聞けてなくて、今週はやっとちゃんと聞けたv(サイトの更新全然止まってるね
ジャズのスタンダード♪Sing, Sing, Sing/Louis Prima とか、弱冠18歳の青年の演奏によるタンゴとか聞き応えあった。
ぶらりんこコーナーは前回の「崎陽軒 シウマイ弁当」に引き続き駅弁シリーズ?で、
今回は「ますのすし」だっけ?富山の駅弁なのか?すごいインパクト大な見た目w
そもそも新幹線にめったに乗らない上に、駅弁てほとんど買ったことがないから、
この名前はよく聞く有名な駅弁のどちらも食べたことがないけど、ほんとに美味しいのかな?

あ、そいえば横川駅の「峠の釜めし」は好きだった!
親友が都内に遊びに来た時にお土産代わりに買ってきてもらったっけ。
焼き物の容器が風情があるんだけど重いんだよね
駅に止まる数分間にダッシュで降りて買うのもスリリング。
電車が出ると従業員がみんな深々と頭を下げて見送ってくれるのが名物だったんだけど、
新幹線になって横川駅がなくなっちゃったから、あの風物詩もなくなってしまった。
「峠の茶屋」で復活したけど、味が微妙に違うって思うのは旅情がないせい?


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