山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

石仏巡礼も捨てがたい

2010-11-19 20:09:49 | 石仏・石造物
 まだまだ鳳来寺シリーズが続きます。
 石段の続くこの参道沿いに豊富な石仏が迎えます。
 その中でも、「智拳印」という忍者みたいな印相をしている「大日如来」を発見しました。密教の中心思想である世界やいのちの源を体現している仏です。
 この印相は、仏とあなたは一体ですよという意味だそうだ。
 真言宗の寺に沿った石仏だ。空海さん、初めて出会った石仏です。

        

 かなり摩滅した「地蔵菩薩」。
 右手に錫杖、左手に宝珠。素朴な表情がいいですね。

              

 いわゆる「半跏思惟坐像」ですね。奈良の中宮寺の像はあまりに有名ですが、この「如意輪観音」は女性です。願いはなんでもかなうという観音様で、信仰心の厚い女性に人気があったということです。

                  

 全ての人をもれなく救うという「千手観音」ですかね。この観音様は「聖観音」の化身でもあるというので、蓮の花をしっかり持っています。
 これは苦しんでいる人々をしっかり掬い取ろうという意味があるそうです。

 鳳来寺の石仏は磨耗が激しく表情や年代がわからないものが多かったのですが、偶然多様な仏様を撮ることができ、同じように見える石仏の違いがわかりました。
 これだけでも収穫がありましたね。
 合掌 !!
コメント
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