山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

路傍の花にも公平な春が

2013-05-03 21:11:17 | 植物
 近くの小さな国道にも春が来ている。
 どこが崩れてもおかしくない国道沿いの花を見てみる。
 「ノリウツギ」らしき白いアジサイもどきの花が控え目に咲いている。
 「ガクウツギ」にも似ていてなかなか同定できない。

    
 崖のあちこちに薄ピンクの「モチツツジ」らしきツツジが、これもつつましく咲いていた。
 自動車を運転しているとつい通過してしまうほどに控え目なのだ。

            
 さらには、春には少ない紅色の花の「ヤブウツギ」も突然現れる。
 そうだ、紅白のウツギが崖下のあちこちに見られるのだ。
 春はいのちある者にあわただしい躍動を与える。

                    
 路傍のかたわらには、黄色のメタリックな「キツネノボタン」が咲く。
 いつもウマノアシガタとまちがえてしまうくらい、似たもの家族だ。
 これも歩いてみないと発見しにくい。

       
 その隣に、「ニガナ」や「ジシバリ」の黄色軍団が続く。
 春は黄色から始まる。

 崩落現場からそれほど遠くない国道にも、多様な草木の花が春を謳う。
 まぶしい青空が春とコラボする。

 人間はそれを受け取ることで、生きる元気をもらう。
 都会にいるとそれを受け取る感性が萎縮する。
 地下を複雑に掘るより、もっと山里に行こうよ。
 原発を輸出することによる利益より、もっと魅力的な環境を残そうよ。

        

       
コメント
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