山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

五月晴れの地滑り現場

2013-05-05 20:49:40 | できごと・事件
 木立に囲まれた林道のような国道を走る。
 すると、突然崩落現場が目の前に飛び込んでくる。
 別世界にワープした感覚だ。

     
 崩落が若干落ち着いたということで、農作業が開始された。
 待ちに待った日常の時間である。
 この杉川界隈にはいくつもの崩落現場を抱えている。
 豊かな自然の景観は、つねに自然の脅威と隣りあわせなのだ。

          
 それは人生そのものと似ている。
 マスコミもすっかり席をはずしている。
 日常と非日常とがせめぎあっている。

                   
 災害対策本部も仮設テントからプレハブとなり、長期戦の構えである。
 地元・浜松市・静岡県・国との連携が迅速な対応ができたモデルだという。
 
 かつての日本人は大きな災害は、「祟り」と捉えられた。
 祟りを経験することで、民衆の世論がささやかれ、権力者の傲慢さが修正された。
 災害から官も民も学んだということだ。
 いまこそ、自然への「畏れ」のルネッサンスが求められている。
 
 
コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする