山里に生きる道草日記

過密な「まち」から過疎の村に不時着し、そのまま住み込んでしまった、たそがれ武兵衛と好女・皇女!?和宮様とのあたふた日記

アヤメの回廊も夢ではない

2013-05-21 21:12:59 | 植物
 畑の回りに移植したアヤメが次々咲き出した。
 イメージではどうも湿った場所が想定しがちだが、アヤメは陸生なのだ。
 意外に生命力がある。

  
 

 雨に濡れたアヤメも風情がある。
 群生も見ものだし、1本の花でも見栄えが良い。

              
 いまは片側だけの群生になっているが、これをつなげていって回廊ができないか。
 花が一段落したらやってみたい。

                       
            

 庭ではハーブのセージの赤い花が咲き出した。
 気に入っている「キングサリ」の花も見事。
 
 過疎地の荒れていた一角に少しずつ、花の競演が見られるようになった。
                           
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白蟻・ムカデ・油虫と戦闘中

2013-05-20 22:39:37 | 生き物
 きょうみたいな蒸し暑い日は、シロアリが孵化する日だ。
 脚立や殺虫剤を用意してキャツラを待ち伏せ。
 お昼ごろ、予想通りシロアリが卵から孵化して玄関の網戸に集中していた。

 アリの殺虫剤を撒いて殲滅。
 昨年より少ないようだが、油断は禁物。
 間違いなく柱が食われていることには違いない。

                      
 いよいよ、来なさった。
 さいわいにも、風呂場で溺れて死んでいたが、大きさは15cmほどはある。
 全裸の状態ではムカデの対応が難しい。

 ただ、ムカデはカナヅチなのだ。
 だから、風呂桶に沈ませればいいのだ。
 意外にムカデはトロイので、冷静に対処すれば捕獲率90%はいく。

         
 和宮様がご苦労なさっているのは、ソラマメに付いた油虫だ。
 絵筆で油虫を洗剤の液に落とすだけで効果があるが、時間がかかる。

  
 「同志よ、頼むぜ」とテントウムシに呼びかけているが、彼はマイペースというか、油虫の多勢に圧倒されている。

                            
 ペットボトルの下が黒くなるくらい油虫を捕獲する。
 それ以上に手ごわいのは「ウリハムシ」。
 とにかく翅があるから逃げてしまう。
 それどころか、すぐ戻ってきてしまう。

 陽気が暖かくなるにつれて、ついに虫との全面戦闘に突入だ。             


                     
 
コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山川草木に人の暮らしと「ドラゴンママ」と

2013-05-19 22:15:14 | 旅行・散策
 天竜の山間の龍山町での「森林散策会」。
 初めての会場の「ドラゴンママ」は、地元のママたちが作った仕事おこしの拠点。
 すぐ隣には、静岡県の棚田10選に指定された「瀬尻の段々茶園」。
 戦前から個人が手作業で石を積み上げて作った茶園。
 高さが100mもあるという。

                      
 急峻地に見えた茶畑はいかにも山間の暮らしを伝える。
 ここには歯を食いしばって山に生きる覚悟と達観した余裕が感じられる。
 経済効率では計れないものさしがある。

 
 天竜川の対岸にも小さな集落が展望できる。
 あちらからこちらを見れば、同じ光景が見られるに違いない。
 山村に暮らすひたむきさがここでも感じられる。

         
 目標の「不動の滝」は見事なフジを左右に従えていた。
 そこかしこに見える大岩の迫力もまた見所だ。
 近くに「役行者」の石像があったので、ここは修行の場にもなっていたのだろう。

                     
 大空と山、それに天竜の水。
 そこに屹立する人間の魂の痕跡。
 それにしても、近年は薄弱になった人間の暮らし。

                          
 それだけに、500円の「ドラゴンママ」の手づくり弁当がありがたい。
 山村に生きるママたちの心意気がこめられている。

 忌野清志郎の「メルトダウン」の歌を聞きながら家路に向かう。
 彼が生前に早くも感じた科学的・精神的「メルトダウン」の直感に敬意を払う。
 天竜に輝くドラゴンママたちの誇りは、今日の日本の精神的メルトダウンを救うドラゴンに違いないと思うばかりだ。
 
                
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

キャベツ・ブロッコリーは順調

2013-05-18 20:25:12 | 農作業・野菜
 龍山の店で買ってきたキャベツ・ブロッコリーの苗が順調に育っている。
 ブロッコリーはまもなく食卓に行きそうだ。
 キャベツは結球を開始し始めた。
 さいわい、寒冷紗のおかげで虫の被害もない。

                           
 まわりの雑草も元気が良かったので草取りも実施。
 ブロッコリーの原産地は地中海沿岸だそうだ。
 
 サトイモ・ウコン・ショウガはまだ芽が出ない。
 この三つは寒さのせいかもしれない。

              
 冬越ししてがんばった「トウミョウ」は、元気を持ち直してついに花が咲いてしまった。
 とっくに収穫しても良かったのだけど。
 「スナップエンドウ」は、強風と寒さでまだ立ち直れない。
 「ニンニク」は葉を大きく延ばして期待できそう。

 「キュウリ」「エダマメ」が芽を出してきた。
 東京の人に植えてもらった「トマト」も順調な生育だ。
 野菜は野菜なりにいつもより遅い春と戦っていた。
   
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

新茶をやっと収穫へ

2013-05-17 21:49:48 | 農作業・野菜
 昨日、わが家の小さな茶園の新茶を収穫した。
 茶園を管理してもらっているのはオイラではなく、カリスマYさんだ。
 Yさんは、全国ニュースになった地滑り茶園の当事者、つまり被災者なのだ。
 
                             
 全国ニュースでも県のニュースでも淡々とインタビューに受け応えていたYさん。
 異変をいち早く報告していたので、行政の対応も早くできたのだ。
 収穫の途中で一服していたらYさんの携帯に電話が入る。
 「避難勧告が解除された」という。

                   
 新茶の収穫は連休中から始まり、毎日のように収穫の機械音が山里をにぎやかにしている。
 わが家は気温が低いのでいつも最後のほうの収穫となる。
 今回は風の通り道である真ん中の茶畑のデキがイマイチなので、そこだけ来週もう一回収穫することになった。

 収穫後、Yさんと積もる話を1時間くらいする。
 「自然の中で仕事ができることがありがたい」と強調する。

 息子も父に劣らず博学である。
 お茶の様子の分析力は動物のような感性がはたらく。
 次世代のホープの存在が頼もしい。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

スイカズラ、黄から白か、白から黄か

2013-05-16 21:55:55 | 植物
 酷使してきた自動車の車輪4本を替える。
 歩いて車を取りに行く。
 崖の上のほうに「スイカズラ」の群落があちこち見える。

  
 スイカズラは、昼より夜のほうが芳香が強いという。
 匂いは確かに強いが、夜に試したことはない。
 夜行性の蛾に来てもらう戦略らしい。

        
 花の色が変化するはずだ。
 白から黄へか、黄から白か、なんども忘れる。
 調べたら、白から黄だった。

                    
 スイカズラは、「ニンドウ」とも言う。
 冬でも緑の葉を保持しているので「忍冬」と書く。
 別名は、花が白から黄になるので「金銀花」ともいう。

 身近な花だが五感を刺激するなかなかたくましい「木」でもある。
 ちなみに川崎では「ツキヌキニンドウ」という赤い忍冬が玄関前を飾っている。 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

粉末ウコンに粉末ショウガづくり

2013-05-15 21:10:56 | 食彩・山菜・きのこ
 ウコンを植えつけた残りを天日で乾燥する。
 ショウガやキクイモもいっしょに天日干し。
 このところ晴れが多いので順調だ。

 
 「ミルサー」で粉末状にするが、完全な粉末にはならない。
 細かい網目を通らないものは、すりこ木でさらに粉砕。
 するとかなり細かい粉末ができた。

         
 これなら商品にしても遜色ない。
 といっても、手間を考えると赤字となる。
 和宮様の夜なべの成果でもある。
 ウコンは二日酔い防止ばかりか動脈硬化や抗ガン効果で注目されている。

                
 ショウガの粉末も同じやり方で作る。
 ウコンとショウガ入りの熱湯を飲んでみる。
 ショウガ味が強いがハチミツなどと一緒に飲めばさらに飲みやすくなる。

 先日撒いたピーマン・エダマメ・キュウリなどの芽が出てくる。
 あわてて畝を拡大していく。
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ビタミンな「ビタミン菜」

2013-05-14 21:43:55 | 農作業・野菜
 昨年の秋に撒いた「ビタミン菜」(アブラナ科)を収穫。
 烈風と寒さを経た冬越しの野菜には敬意を表したい。
 期限切れが心配だったが、90%近くの発芽率だった。

            
 茹でたてのビタミン菜を食べてみる。
 甘い。
 採りたての優位さだ。

 ビタミン菜はビタミンAが豊富という漬け菜の一種だそうで、大阪白菜とターサイとの交配種だそうだ。
 昼食は久しぶりの牛肉と炒めたビタミン菜をレタスで巻いて食べる。
 植物繊維が強いので、肉と一緒も良い。

このところ、口笛をふくような野鳥の声が聞こえてくる。
 サンコウチョウかイカルか。
 和宮様はイカルだと判断。
 姿が見えないが、その音色に癒される。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

ニワゼキショウの混沌が面白い

2013-05-13 21:54:06 | 植物
 先日公園に行ったときも、きょう近所の空き地に行ったときも、ニワゼキショウが多様であることがわかった。
 不覚にも今までは、赤紫色の花がすべてと思っていた。

                                
 それが白い花弁があるのがわかった。
 中央の根元が濃い紫だったり、筋模様が濃いもの、薄いものもある。
 しかも、真っ白のものもあった。

                      
 それはひょろっと背が高く、花も小さい。
 中央の根元は淡い紫色。
 調べてみると、それが「オオニワゼキショウ」と言うらしい。
 花が小さくてなかなかピントが合わない。

                
              

 「セキショウ」の葉に似ているので「ニワゼキショウ」と命名されたようだが、この外来の植物は小さな空き地にマイワールドを群生している。
 誰も見向きもしない近所の荒地に、こうしたワールドを観察できることが愉快である。

                
 
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

山里の田舎暮らし体験を行う

2013-05-12 22:34:01 | 出会い・近隣
東京から大人6人、小学生2人、計8人が一泊二日でやってきた。
 山里の豊かな自然と生活の体験をやろうということである。
 初日は一日中雨だったが、わが家の雨プロ迎賓館から雨にけぶる新緑の自然に感動し、夜は七輪クッキングを楽しむ。

 
 翌日はすっかり晴天。
 野鳥の声を聞きながら焚き火常設場で朝のバイキング。
 畑で採れた野菜をはじめ、朝の焚き火コーヒーがまたうまい。
 朝食後は山菜採りに挑戦。

    
 やや伸びすぎたワラビ・タラノメを収穫。
 ついでに、シイタケ・ニンニクの葉・ヤマウドも収穫。
 これらが昼食の食材となる。

                                                   

嬉々とした小学生とともにおとなは新茶を摘み取り生茶づくりに夢中。
 新幹線に乗って田舎暮らしを体験しようというくらいだから、親子の感性と意欲はさすが素晴らしい。

  
 トマト・トウモロコシの植え付け・種まきを率先して行う子どもたち。
 昼食の冷やしうどんのお手伝いもなんのその。
 田舎の空気は子どもたちの心身をみずみずしくする。

 都会の擦れた生活に染まっていない人たちとの出会いは、われわれを勇気づける。
 作業に追われるわれわれの「スローライフ」に、うまい清涼飲料をいただいたような時空だった。
 ごちそうさま。
           

   
コメント (3)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする