ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

ホンマに許されるんやろか?

2006-09-06 11:27:49 | 社会問題
毎日でもなかったけれど、研修以降続いていた会社側と社員側の意見交換も終盤を迎えました。

会社側は、「個人的な理解度の差もあるし、いつまで話をしても埒が明かないので、これからは個人個人に話をしたい」と提案、個人的に話をするという各個撃破は資本側の常套手段なので、社員側は「信頼関係を破るようなことはするな」「せめて出されている36の質問項目に答えるのが筋ではないのか」等意見が出て、結局昨日の就業時間内に全部の質問に答えるということで、話はつきました。

『調査営業』は販売とアンケート取りを同時に行う。
『マジックシステム』なるデータベースに、その日に話ができた項目を全て入力・管理する。
というような点が確認されましたが、管理者は終わったと思っているでしょうが、社員一人一人は納得できてないでしょう。

私は特に、アンケートに応じなかった人に対して、アンケートに応じなかったとデータを残すようなことが、本当にお客の(或いは人間の)利益を守る立場に立っているのか・・・甚だ疑問なのです。

住所・名前は『天下に公表しているもの』だから、個人情報には当たらないし、「断ってる家に対して2度と行くことのないよう配慮できる」と会社は嘯きます。

こんな屁理屈はマジックシステムなるデータベースに、何が何でも・なんでもかんでも入れさせようとしている、つまり他人がどうあろうと会社の都合を優先させているだけだと思うのです。

管理者は語ります。「お客様を訪問する際は、高い倫理観を持って、決してウソなど言ってはならない。お客様が利益を損なうようなことにならないように云々・・・」と。

『高い倫理観を持って、ウソを言わない、正確にものを言う』となれば、「会社に帰って『マジックシステム』なるデータベースにお客様の情報を蓄積しますよ」と、公言しなければなりません。
営業に応じてくれた方やアンケートに応じてくれた方はいいとして、断ってる人に対して「あなたを、営業に応じなかった・アンケートに応じなかったので、とデータを入れなければなりません。」などと言える筈がないのです。

つまり、高い倫理観を持って仕事をするということと、我が社の営業を断ったりアンケートに答えてくれなかった人まで社内のシステムにデータとして保存するということは両立するのだろうか?

そしてこのことは、一種の人権侵害と言えないでしょうか。
我が社のやり方はいつもこうです。

研修

50歳になった者に退職を迫り、応じなかった者には理不尽な広域配転や単身赴任をさせたように、自分の言うとおりにならない者には、徹底的に『嫌がらせ』『見せしめ』を行ってきました。

今回も自らの商品を買ってもらうために営業に行く、『新しいビジネスモデルを作る』と称してアンケートに答えてもらうという要求が会社にあるわけで、それに応じなかった人のデータを『応じなかった』と保存する。

そういうことをお客に言えるはずはありませんから、秘密裡に、個人にとって決して都合が良いとは言い難いことをデータとして保存する。
誰にも判りませんから、『嫌がらせ』『見せしめ』ではないかも知れません。
却ってそれは会社の『ハライセ』とは言えないでしょうか。

このことはやはり、お客の人権に係わることだと私は思います。

倫理観を高く持って、低次元な思考かも知れませんが、職場での評価が低く抑えられようと、このような行為は私だけでもしてはならないと思う次第です。

この記事に対して、是非諸兄のご意見を頂戴したいと思っています。