ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

尼信博物館Ⅱ

2007-03-07 05:26:44 | 大阪にて
長洲天満神社です。

展覧会と何の関係があるのか・・・実はこの神社1995年の阪神大震災で被災してしまい、その修復をする際に、昔江戸時代の修復で屋根裏の補強材に古い絵馬を裁断して使われていることが判明したのでした。
全部で29枚の絵馬が復元できたそうです。

          

一の谷の合戦で熊谷直実と平敦盛が対峙している絵馬です。
屋根裏で日光や風雨にさらされなかったので、色具合の保存状態は至って良好なようです。

   

江戸時代の人たちはせっかくの絵馬も補強材として使った・・・大胆というか、倹約家だったというか・・・そういう説明を入れてほしかったなぁ。

          

こちらは伊豆へ流罪になった源為朝が島の鬼と力比べをしている絵だそうです。
上は1733(享保18)年5月25日に長洲村の寺子たちから、下は1730(享保15)年6月25日に別所村の人たちから奉納されたと判明しています。

          

こちらは富松神社に奉納された相撲図の絵馬ですが、保存状態が悪く修復処理がなされています。
富松神社は歩いていくにはずっと遠く、まだ行っていません。昔はお城があり、富松城跡として残っているようです。

          

同じ富松神社に残っていた板番付ですが、字は薄くなっていてよく読めません。
傍に赤外線撮影で解読された力士名などが説明されていました。

富松村では江戸時代から盛大な相撲興行があり、相撲が盛んであったそうです。