ぼんくら放浪記

Blogを綴ることによって、自分のぼんくらさを自己点検しています。

繁盛亭

2009-10-14 05:00:00 | 大阪にて
先週の木曜日、2時間の年休を取って、職場の仲間12名で、繁盛亭へ落語を聴きに行って参りました。

繁盛亭と呼んでいますが、正式には天満天神繁盛亭と言いまして、天満の天神さん、つまり天満宮の横に落語専用の小屋が3年前にオープンいたしました。

落語専用と言いましても、米朝や三枝、仁鶴などの大御所が出演するわけでもなく、平時は主に若手が(と言っても中には歳をとってる御仁もいますが)中心です。

             

かと言って、昨今の漫才のように、何が言いたいのか、何がおもろいのか全然解らんような、聴いていて時間潰しをしているような感覚はありません。

新作落語中心ですが、ちゃんと稽古をつけてもらってるのでしょう、口調もハッキリしているし、ストーリーも洗練されています。

             

6時開場・6時半開演ということですが、秋分も過ぎて久しいこの頃は、6時前でもこの通り薄暗く、小屋の前は開場を待つ人でごった返しています。とは言え、200人程度しか入場出来ません。

             

4時過ぎにJR天満駅に着いた我々は、早めの夕餉を摂るために天神橋筋商店街のとある店に入りました。夕餉とは言うものの呑み助ばかりの集団です。僅かな時間にどれだけ飲んだのか・・・

             

開演中は撮影禁止なので、開演前の提灯ばかりを撮っています。

             

6時半の開演から9時ごろまで2時間半の長丁場、最初の桂吉坊という噺家は、「今何時だい?」で有名な『時蕎麦』の焼き直しで、結構面白かったのですが、隣に座ってるオバちゃんが五月蝿いのです。笑うだけならいいのですが、しょっちゅう独り言のような、相を入れるような調子なのです。お陰で2人目以降がつまらなく思えて、少々眠くなってきても、すぐに目を覚ませてくれました。

             

中入り後、桂かい枝という噺家は枝雀を髣髴させる身振り手振りで迫ってくるのですが、所詮物真似、師匠の直伝ではありませんから、少し物足らないのです。名人なら芸を伝授するにも、同じ事をやれとは教えないと思うのです。

トリの桂吉弥って噺家は、NHKの連ドラ『ちりとてちん』に出演されてたそうで、TVを見ていない私はこんな顔だったのかと、思ったばかりでした。

当日2500円のところ、10人以上の団体割引で1800円でチケットを買っていただいた同じ職場のKさん、ありがとうございました。

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