夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

リサ・ジャクソン著「ロザリオとともに葬られ」ヴィレッジブックス

2006-09-30 01:05:31 | 本と雑誌

リサ・ジャクソン著「ロザリオとともに葬られ」ヴィレッジブックス
ラジオの番組を持つ ドクターサムことサマンサ・リーズ

彼女の番組にジョンと名乗る男から電話がかかる

自分の罪について話せ

やがて男が複数の女性を殺していることが分かる

ジョンとは誰なのか?

新しい隣人タイにも秘密があった

9年前命を喪った少女アニー

その名を騙った女性からの電話

犯人は凶器のロザリオを作る

サマンサの首を絞める為に・・・


「暗号名はゼロ」―20―

2006-09-29 21:54:09 | 自作の小説

ゼロといれば暗闇でも怖くない 「一生懐中電灯は必要ないな」

非常識なほど頭が光り輝いているから

「証拠って」

「自分たちでベラベラ喋ったろ あれリアルタイムで録音送信

今頃 部隊が ここへ向かっている」

「で終わり?」

ゼロは答えなかった

ゼロの両親が捕まるのだ 異母弟も

内心どうなのだろう

「檻の中にいていただいた方が安心できるってものさ」

レベッカの心を読んだかのように ゼロが言った

「そうはさせんぞ~~~」

戦車のような車椅子に乗ったオオゾン・フエルズが 追いかけてくる

「待て~金儲けの素~~~」

待てと言われて待つ奴は ふつういない

だがゼロは壁に張り付いた 「先に行かそう」

勢い良く車椅子は走っていく 何処かに衝突したのか 凄い音がした

「気の毒な人だ こっちへ行こう」ゼロは次の角を曲がった

「ところでターザンごっこ好き?バンジージャンプは?」

ゼロの問いにレベッカは凄くスゴーク嫌な予感がした

「こっちの道は早道だから」 言うやゼロはロープを掴み レベッカに端を巻き付けた 「行くぞ」

床がバタンと音立てて開き 二人の体は外に 空中に投げ出された

「地下にいたんじゃなかったの?」

「作り手がいかれてるだけに 常識外れの建物なんだ」

すると下で声がした 「レベッカちゃん み~~~っつけ」 アンディだった

どうにも緊迫感に欠ける

しかし取敢えず脱出なのだった


京極夏彦著「邪魅の雫」講談社

2006-09-29 15:25:11 | 本と雑誌

京極夏彦著「邪魅の雫」講談社
探偵 礼二郎の従兄弟 今出川欣一から 益田への命令というか依頼は

―何故続けて 礼二郎の縁談が壊れるか 妨害工作をしている者がいないか調べろ―

というもの

黙っていれば眉目秀麗 学歴優秀 元子爵の家柄で財閥

それが相手側が望んだ縁談なのに 会う前に断ってくる

おかしいだろう―と言うのだ

事が事だけに 調べあぐねた益田は 京極堂こと中禅寺秋彦や 小説家 関口に 礼二郎の過去を尋ねるのだが

いっぽう 先の事件で降格処分を受けた 刑事 青木は ひっかかる事件を 先輩 木場に相談する

犯人も動機も 分からぬ 連続殺人

毒殺された誰か分からぬ女性

彼女につきまとっていたらしい男

常にない言動の礼二郎

捜査は迷走する 死体は増える

そして拝み屋 京極堂の 憑き物落としが 始まる

ひと雫 そのひと雫持ちて・・・

ゆえに 愚かな心は罰を受ける

「ぼくは きみが きらいだ」

平成十八年度版 講談社ノベルス 京極夏彦全作品解説書 つきです

817頁なり はんぱでない厚さです 屁理屈の山を読み進めば・・・現れた姿はねじれた事件

個々の思い込みが 重なるようで異なる

苦悩する探偵は 空腹になり 魚が食べたくなる

それでも・・・彼女にとっては 忘れられない人

余程のメンクイ もしきは 変わった趣味であったのか

かなりはた迷惑な想いだが 恋物語 と言えなくもないかな


島田荘司著「吉敷竹史の肖像」光文社

2006-09-27 22:23:28 | 本と雑誌

島田荘司著「吉敷竹史の肖像」光文社
冤罪事件を扱った書き下ろし「光る鶴」

弁護士との対談

吉敷シリーズの作品に出てくる女性のイメージイラスト 寄せる文

そのほか

かつて ずっと昔 島田氏の作品は好きであった

追いかけるように買ったものだ

いつの頃からか 相いれないものに気付いてしまった

書店で新刊を見掛ければ 買う本もあるが 買わない本もある

残念ながら かつてほど楽しめないのだ

作品の出来不出来でなく あわなくなる

こういうことも あるのだと 思う

不思議なことだが


「デビルスタイド」

2006-09-27 20:30:02 | 映画

豪華な客船の積み荷の中には とんでもないモノが混じっていた

ソレは人間を襲う

醜悪で不気味で弾丸が命中しても死なない

だのに博士は 生捕りにしろと 言動に異常さを増す

船長は軍へ応援を頼むが 一人また一人と殺されていく

B級モンスターパニック映画 つっこみながら見るのが正しい?見方です(笑)


「暗号名はゼロ」―19―

2006-09-27 19:14:43 | 自作の小説

「ゼロはモルモットではないわ」

「ええ・・・金になる世にも貴重な珍獣よ」

本人を目の前にして 彼らの母親は艶然と微笑む

「そんな言い方!」

「買っても 身売りする予定はないんだ 悪いね」

「レベッカは生身よ 」

「見事な人だな 自分一番 子供は 既に他人か」

「ほほほ・・・」 高笑いのあと「頭でスキー楽しんだり イナ・バウア―が できる我が身を恨むのね」

「羨ましいんだ 子供っぽい人だな ○○才にもなって」

ゼロが笑うと レベッカの母なる女性は怒鳴った 「よくも本当のトシを言ったわね」

じ・・・次元が低すぎる

「まあ いいでしょう いずれ逮捕に伺います 証拠も揃ったことだし」

「合言葉なしに ここから逃げられると思うの?」

その問いには しいて答えず ゼロは レベッカの肩を抱いて 闇の中へ進んだ

「大丈夫なのゼロ?」不安を隠せないレベッカに 「ちょろいもんさ」とゼロ

通路の仕切りで 機械の合成音が尋ねる 「合言葉がないと ここは通れません 合言葉は?」

「合言葉」自信満々にゼロが答える

そして問題なく通過できた

「合言葉が合言葉ですって?!」 言外に なんて非常識なのって感情を滲ませるレベッカ

「言ったろう バカなんだって あれで意外性を狙ったつもりなんだよ マトモな神経なら 合言葉が合言葉なんて思うまい?」

たしかに ―と納得するレベッカ

暗闇の通路は始まったばかりだった


「キャプテン・ウルフ」

2006-09-26 22:55:18 | 映画

主演 ヴィン・ディーゼル

シェーンの新しい特別任務とは 死んだ博士の家族を守ること

しかし この子供達が 中々手ごわい

軍隊暮らしで普通の生活はしたことないシェーン

けれど しだいに子供達も打ち解け 彼も子どもたちに愛情を抱いていく

そして博士の遺した大切なモノも見つけた

が!何処か間抜けな二人組が それを狙って襲ってくる

軍にも裏切り者がー

子供達が みんな可愛いの!

そして気持ちよく楽しいラスト☆

濡れ場はなし^^

子供達家族と安心してご覧になれる映画です

詳細は↓のアドレスで どうぞ

http://www.amazon.co.jp/gp/product/B000C98CVI


古処誠二(こどころ せいじ)著「UNKOWN(アンノン)」講談社

2006-09-26 21:24:47 | 本と雑誌

古処誠二(こどころ せいじ)著「UNKOWN(アンノン)」講談社
何処を買われたものか 秘密の任務に抜擢された野上三曹

それは親分と慕う大山三佐の部屋の電話に 盗聴器が仕掛けられた経緯を探りだすこと

防衛部調査班の朝香二尉を手伝う 野上の前に あらわれた真実は?!

UNKNOWN―識別不明機―のことだそうです

コーヒー好きな朝香と野上のコンビは「未完成」でも活躍します

自衛隊の探偵さん☆

颯爽と登場


「アナコンダ2」

2006-09-26 00:40:03 | 映画

不死の蘭をもとめて ジャングルへきた一行

手違いから船と契約できてなく 雨期に動いてくれるのは オンボロ船の持ち主だけ

途中 船から落ちてワニに食べられそうになる女性が出たり

はらはらさせつつ

水の量が増え危険なので 引き返そうとする 船長は 報酬倍増しを言われ そのまま進むが 舵がきかなくなり 船は激流真っ逆様

密林を歩く羽目になるが 川を渡る途中 少し軽い青年が 巨大すぎる(怪獣か?!)アナコンダに食われる

船長の友人で船を持った男に迎えを依頼するが 来る途中アナコンダに食べられ 操り手を失った船は川岸に衝突し炎上

何があっても不死の蘭を摘んで帰り大金持ちになる野望にとりつかれた男は 反対する友に毒蜘蛛を 銃を奪い みんなが作った筏を盗み 一人だけ出発する

筏だけでも取り返そうと追いかけるが 途中はぐれた一人を助けに戻った船長の片腕の青年は アナコンダの餌食に

この寡黙なアジア系の青年が気にいってた娘と私(母娘で似た趣味だわ・笑)

とっても残念でした

一行は筏を取り戻そうとするが 狂気をました男に 銃で脅され 蛇がわらわら渦巻く場所へ そこに不死の蘭が咲いているのだ

7年に一度しか咲かぬ蘭の花 その成分には 不老不死の夢さえ叶えるもがあるという

アナコンダ 全滅したとは思えず・・・

船長のペットのサルが可愛いです


レベッカ・ヨーク著「いにしえの月に祈りを」ランダムハウス講談社

2006-09-24 16:44:41 | 本と雑誌

私立探偵 ロス・マーシャル 彼には大きな秘密があった 人狼なのだ

連続殺人犯の調査中に ロスは足を撃たれる

自宅で熱に苦しむロスを見つけ ミーガンはほうっておけず 看病する

ミーガンの勤務する研究所では おかしな事件が続いており 彼女も襲われる

助けてくれたのは 狼だった

同じ頃 刑事のジャックも疑問を抱いていた ロスは何者なのか?

そんな中 ロスに恨みを持つ 変態殺人鬼にミーガンがさらわれた 匂いで犯人を知ったロスは ジャックに応援を求め 追いかける

縄張り意識の為か 成人した狼男は身内であっても 近くで暮らせない

狼男の恋は叶うのでしょうか


「暗号名はゼロ」―18―

2006-09-24 01:40:46 | 自作の小説

それは皮肉な家族の再会だった

娘の父親を殺した女

娘の研究と 息子を金儲けのサンプルとしか見られない女

デビッドことゼロは 父親の違う レベッカの兄になると言う

「脳の容量は大丈夫か?お嬢ちゃん 心の許容量は足りてるか?」

ゼロの問いに レベッカはこたえられなかった

死んだ父は 母が死んだと 生きているうちは 天使のようだと言っていた

何故? 父の目には「これ」が天使に見えたのだろうか

幾ら惚れた弱み 恋の幻想 と言っても それはひどすぎる