夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

明日から3月 さよなら2月

2021-02-28 09:39:20 | 子供のこと身辺雑記

月末なので仏壇用のお花を買いに行ったら 仏壇用も桃の節句仕様なのか・・・・・

蕾がついた桃の枝が一緒に組まれてました

 

 

仏壇前にも雛あられ 白酒 桜餅 うぐいす餅と

 

 

 

 

用事あり昼に主人が来るので ちらし寿司

 

これとお吸い物(豆腐・銀杏・葱)は作ったけれど 添えるおかずをどうしようかと思案中~~~~

 

 

朝食

 

 

野菜たっぷりスープは夜のうちに作っておいて朝は温めるだけ

 

 

ホタルイカ 酢味噌のっけて

お店でホタルイカを見ると 春になったのだなと思います

 

 

トンカツ 揚げ油はサラダ油に少し胡麻油を加えて

 

 

 

 


中山七里著「月光のスティグマ」 (新潮社文庫)

2021-02-27 15:35:20 | 本と雑誌

 

 

淳平と隣家の双生児の美少女たちは幼馴染で同級生 仲良し三人だった

彼らが住んでいるのは神戸

塾の帰り道 兄の省吾がその双生児の一人の麻衣に刺されるのを目撃する

どうしていいかわからず逃げ帰った淳平は 地震で家が倒壊

隣家の優衣だけはどうにか助け出すも 

阪神大震災・・・・・

家族を喪った淳平も優衣もそれぞれの親戚に引き取られることとなり 再会は十数年先のこととなる

 

二人は再会するが それは随分皮肉な形であった

特捜検事となった淳平の調べている相手の秘書となっていた優衣・・・

証拠書類を押さえる為に優衣を追っていった国で 二人はテロに巻き込まれる

 

 

次から次に 事件が起きる

 

解説は 永江朗さん


「藍の衣」ー4-

2021-02-26 19:33:03 | 自作の小説

ーやっと見つけた もう逃がさないー上目づかいで下からねめあげるように見る男は高笑いをした

 

 

 

 

ー4-

 

「美女集め?そりゃあ大変な仕事を仰せつかったものね」

かけてきた電話の向こうで あきら子の幼馴染の日向竜子(ひゅうが りゅうこ)は笑い転げていた

「ま・・・いいや そういうことなら面白そうだし会って話そうよ おいで日向軒まで」

日向軒は駅前バス停横にある中華料理屋

中華料理屋なのに一番人気なのがカレーライス

そもそもどうして中華料理屋でカレーライスなのか ここもぶっ飛んだ感性の血筋なのか

駅前商店街の謎の一つだ

あきら子が日向軒に着くと まだ笑ってる竜子が「おじいちゃん あきら子に美味しいの作って」

調理場に声をかけた

 

裏メニュー 小龍包・酢豚・焼売 小丼に雲呑麺・ミニ炒飯の芙蓉杯のせ・・・・あきら子の好きなモノを知っている竜子の祖父が

特別美味しく作ってくれる

竜子の祖父は 何かとあきら子を可愛がってくれた月静のおじいちゃんと友人だった

 

「商店街の盛り上げねえ・・・いっそこんなイケメンがいますーってサイトに出すとか

ほらね性格はともかく見た目がいいのがそこそこいるから」

「見た目だけならね」あきら子は溜息ばっか

 

「貴人流離譚ってあるじゃない 神社かお寺で調べたら どっか偉い人で流されたとか 押し込められたとか

そういうのも一人くらいは見つかるかも

〇〇伝説作れるかもよ」

 

「〇〇伝説って殺人事件ってつけたくなるからイヤだ」

 

「注文のうるさいコね相変わらず 多少はヤマっ気も出さなきゃ」

出来上がった料理を受け取りに階段を降りながら竜子が笑う

すっきり色白 竜子も黙っていれば楚々たる美人

日向軒は勿論美味しいのだけれど 竜子目当ての客も多い

「竜子もミスコン出てくれればいいのに」

「あきら子が出るならね 考えてあげてもいいわ」

あきら子の表情が強張る

「髪を短くして着る服を男っぽく変えてもね あきら子はあきら子なの

負けないで」

 

竜子が励まそうとしてくれていることは 良く分かっている

けれど あきら子はまだ吹っ切れない

恐怖は消えていない

仕事から帰ったら部屋に男がいた

後ろ手で打った110番

男の声を聞いてー気をきかせてくれた電話の向こうの人間が至急パトカーを回してくれた

それで 男がこれまでも部屋に侵入し その画像など男のパソコンにあったとー

 

知らないうちに住所を探り当てられ 

 

ーもう この街に住んではいられないーあの時思った

もう一人暮らしもできないと

 

だから生まれ育ったここへ逃げ帰ってきたのだ

 

「ありがと竜子 感謝してる」

ぼろぼろで戻ってきたあきら子に同居を言いつけ テキパキ物事を進めてくれた竜子

 

竜子は顔の前で手を振る「よしてよ お互いーじゃない」

竜子もその祖父の竜造も あきら子から家賃も受け取らない

「暇な時に手伝ってくれれば いいから お給金出ないけど」と竜子が言い 

「ケチなこと言うんじゃねえ」と竜造

竜造の妻のアキ子はにこにこと笑っていた

 

だから あきら子は日向軒の三階に住んでいる

廊下を隔てて竜子の部屋

三階には 他に使われてない部屋が幾つか

竜造とアキ子夫婦は二階で暮らす

 

そして竜子は男山にこう言った

「おかしな事したら承知しないからね 大切に働いていただくのよ」

「ご安心を この男山にお任せあれ!」

 

「それが安心できないから 念押ししてるんでしょーが!」

年上の男にも強い竜子だった

 

住む場所も働く所もさっさか決めて

「先のことはゆっくり考えればいいの!

人生は長いんだから

この街はほぼみんな顔馴染み

安心でしょう?

男山氏には仕事中あきら子が一人にならないようにしてくれるように言いつけておいたから」

 

「竜子 強い・・・・」

 

「ふふふ・・・ 下手なことしたら日向軒のカレーライス食べられなくなる

ーそう脅しつけたの

男山氏 ここのカレーライスが大好物なの」

 

そうして・・・・・ちょっと落ち着いてから あきら子は月静のおじいちゃんに会いに行ったのだった

だけどおじちゃんは居なくてー

あの人がいたのだ

 

月静秋夜(つきしず しゅうや)

おじいちゃんの孫

東京の大学から大学院に進み何かの研究をしていた人

 

「そうか 君が祖父を気にかけてくれていた あの女の子か

すれ違いだったな 少し前に祖父は死んだ

君のことを自慢していたよ

よくやっていると褒めてた」

 

学校に通いながら少しモデルの仕事をしていると 月静のおじいちゃんには話してた

月静秋夜は まるでドラマで観る大正時代の書生のような和服の中にシャツ そして袴と ひどく古風な恰好をしていた

あきら子はかなり無遠慮に眺めていたかもしれない

秋夜の方から「この恰好は・・・ちょっとした趣味だ」と言った

秋夜とあきら子が会うのは随分と久しぶり

 

秋夜がこの山荘を離れた時 あきら子は中学生だった

大人になってみれば4歳の年の差は たいした違いはないけれど

子供の頃は とても頭が良いと評判の秋夜は自分とはかけ離れた存在に思えた

 

「大学で研究してるって聞いてました」

「ああ・・あれはやめてね 祖父の病気もあって出戻りさ

山の隠居で 山歩きをしているよ」

 

それ以上 深くは訊けなかった

それでも時々 月静のおじいちゃんの墓参りに行ったついでに寄ったりする

不自由していることはないかと尋ねに

 

でもそれは口実で 亡くなったおじいちゃんの話をしたいのだ

あきら子の両親と秋夜の両親は同じ交通事故で死んだ

秋夜の父が運転していてー

峠のカーブ 誰かの車が四人の乗った車にぶつかり落とした

誰かは分からないままだ

 

身寄りが無かったあきら子の親代わりとなってくれたのが 月静のおじいちゃん

あきら子がこの地を離れないでいいように どうやったのか手を打ってくれた

学校がある平日は 月静のおじいちゃんの親友の日向軒の竜造が引き受け

竜子と学校に通う

休みになれば月静のおじいちゃんの山荘で過ごす

 

ミスコンや商店街盛り上げイベントを話のネタに山荘をあきら子が訪ねると 見知らぬ女性が居た

「あ あの月静さんはー」

その女性の美貌に あきら子は少し焦った

美しい人は多く見てきたつもりであったけれど この女性は格が違う

まるで別世界の住人のような不思議な雰囲気がある

「あなた この雑誌の人?」

眺めていた本をぱらぱらめくり あきら子に問いかけてくる

 

それは 確かにあきら子が載っている雑誌

月静のおじいちゃんは買ってもくれていたのだろうか

「はい ええ 以前ちょっと仕事してて」

 

「では もうやめてしまったのね」

「はい もう出来ません」

 

そんな会話をしているところに秋夜が帰ってきた

「ああ 会ったのか あきら子ちゃん こちらは銀 季夜(しろがね きよ)さん

遠縁でね 静養に来てる

季夜さん 死んだ祖父が可愛がっていたあきら子ちゃん

男の一人暮らしを案じてくれている

必要な買い物があれば頼むといい」

 

「そうか 着替えを頼めるかな 

ここにあった着物を使わせてもらっているのだが 動きやすいいま風の

そうこの本にあるような

そんなものも着てみたいと思っている」

 

「ここは片田舎だから そうそう洒落たものはありませんが

どういうのが良いか その本から選んでくれませんか」

 

あきら子が言えば 季夜は長椅子に一緒に座って 自分にも似合いそうなものをみてくれと言った

 

買う品が大体決まったあたりで あきら子は寂れた商店街に人を呼ぶイベント話し合いについて二人に教える

 

季夜さんが出れば優勝間違いなしだけれど 他の参加者から恨まれそう

美しい 恐ろしいほどに

 

なのに気さくなー

 

不思議な女性(ひと)

そう あきら子は思ったものだ

 

 

 

 

 

 

 

 


「ノア 約束の舟」 (2014年 アメリカ映画)

2021-02-26 15:09:30 | 映画

BSテレ東にて放送されたのを観ました

解説が米田匡男氏

最初に映画紹介があります

この映画に関するちょっとしたお話が嬉しくて

 

 

旧約聖書からのスペクタル映画の系譜を受け継ぐ迫力のある映像

 

ま・・・ノアの箱舟は 神様が人間に罰を与える為に起こした洪水で悪いー存在する価値のない人間は滅び ノアの言葉を信じて箱舟に乗った者だけが救われた

なんて話なのですが

 

誘惑に負けて禁断の果実(リンゴに例えられること多し)を食べてエデンの園を追われたアダムとイブはカイン・アベル・セトと3人の息子を得るも

カインはアベルを殺して逃亡し

見張りの天使と呼ばれる堕天使たちに命を救われた

カインの子孫は文明を築いたが 同時に悪も撒き散らした

三男のセトの子孫のみが 神が創造されたものを大切に思い守り続けた

セトの末裔たるノアが成年に達しようとし 父親から受け継ごうとしていた

父からの言葉「常に正しい心を忘れず神と歩めるように」

ノアが受け取るべくシルシは 略奪に現れたカインの末裔の王トバル(レイ・ウェストン)に奪われ ノアの父は死にました

それから一気に歳月が流れ ノアはイケメン少年からくたびれたオッサン(ラッセル・クロウ)になるのです

(過ぎる歳月は残酷です)

妻ナーマ(ジェニファー・コネリー)と子供達と幸せな暮らし

ですがノアは夢を見るのです

全て水没した世界

「地上を滅ぼす」神の言葉

神の言葉を信じ 目的地へ向かうノア一家は略奪され人々の死体転がる場所も通ります

 

傷ついた少女に気付き手当始めるナーマですが 略奪する危険な一団が出現

逃げようとする前方は危ない場所

そこに現れた動く巨石の塊のような見張りの天使たち

彼らは人を守り助けたゆえに 神に背いたと姿を変えられてしまった もとは光輝く天使でした

姿を変えられてしまった見張りの天使たちの為に戦ったのはノアの祖父にあたるメトシェラ(アンソニー・ホプキンス)のみ

ノアはメトシェラに会おうとしていました

多くの見張りの天使たちは人間に絶望しているのか ノアの言葉を信じませんでしたが 一体の見張りの天使は信じてくれて ノアを祖父のメトシェラに会わせてくれます

 

ノアにアダムと同じ輝きを感じ 手を差し伸べずにいられないーと

 

年老いたメトシェラ登場

ノアの長男のセトに話しかけます

セトは答えます「この世で一番好きなのは野イチゴ」

メトシェラは野イチゴの味も忘れてしまったが食べたくなった」

そうしてセトを眠らせておいてノアとの話

「人が行いを改めなければ神はこの世を滅ぼすだろう」

ノア「洪水だ 洪水で滅びる

何かはまだわからないがすべきことがある」

 

洪水に備えて巨大な箱舟を作り始めたノア

「この人間に力を貸してやろう」と見張りの天使たち

 

果物や穀物の種 様々な動物たちも舟に積み込みます

神様のお力で動物たちは災厄が過ぎるまで眠っているようです

 

行き過ぎた信仰心は人の心を壊す 狂わせる

(なんて働き者の見張りの天使さんたち ずうっと箱舟の為に働き続けてくれています 実に健気です)

 

引き換えて人間達は

 

どうして共存共栄に考えがいたらないのか

ノアの父親も殺した連中が押し寄せてきます

箱舟を奪おうと

ここでもノアに味方して見張りの天使たちが戦ってくれるのです

いったんは引き揚げたカインの末裔ら一味

 

長男のセト(ダグラス・ブース)には かつてナーマが助けた少女イラ(エマ・ワトソン)が妻となり

次男のハムにもノアが妻となる娘を見つけてくるはずでした

しかしノアは人間達の余りの荒廃ぶりに 誰も連れてきません

このままでは大人の男になれないと嘆くハム(ローガン・ラーマン)

 

ナーマは息子達三人はそれぞれに良いところがあるのだと ノアに訴えますが

ノアはそれを罪となる欲としてみています

 

自分が神の代弁者と思い上がった人間ほど手に負えない者はない

自分達だけが選ばれた者として命永らえるならば 多くの人間を死なせても心がいたまないのだろうか

ノアは聞えたはずの神の言葉も聞こえなくなりヴィジョンも見えなくなります

 

ハムは自分で妻となるべく娘を捜しにいきナマル(マディソン・ダヴェンポート)と知り合い家族のもとへ向かいますが

ナマルは足を取られ そこに箱舟を襲おうとする一団が駆けてきて

ハムを見つけ走ってきたノアは ナマルを救うことを諦めハムだけを抱えて戻ります

 

救いを求めながらナマルは大勢の人々に踏み潰されてー

 

見張りの天使たちは斃されてー

斃された天使たちは光となり天に戻っていきます

押し寄せる波

大量の凄まじい水

 

どさくさにカインの末裔の王は箱舟に隠れ

かつて腹部にひどい負傷をし 子供は望めないと思われていたイラは ノアの祖父メトシェラの自分の命と引きかえたような祝福で産める体になっておりました

 

メトシェラは洪水が来ると知りつつ セトの言葉に食べたいと思っていた野イチゴを見つけ 満足そうに口に入れて水に呑みこまれていきました

 

ハムはカインの末裔の王が乗っていることを知ります

カインの末裔の王の言葉に そちらへ行ってしまったかと思われましたが

 

ノアはイラが妊娠したと知り 怒ります

生まれた子供が 人を増やす女性であれば刺し殺すと

 

セトは自分の子供なのだぞと

ノアの妻ナーマも説得を頑張りますが

既に狂ってるようにも見えるノア

 

いっそ脱出しようと小舟を作ったセトですが ノアが燃やしてしまいます

そうしてイラは産気づき

生まれたのは女の双子

 

自分の孫さえ殺そうとするノアを放っておいていいのか 殺すべきだとハムを唆すカインの末裔

ハムはノアを誘い出すまではやりました

カインの末裔とノアの戦い

自分達の子供を守ろうとするセト

 

戦いでノアが不利になった時 ハムは父親のノアを守る為にカインの末裔を刺しました

カインの末裔が持っていた ノアがうけつぐべき品 それがハムの手に

 

ノアの前に立ちふさがるナーマ

その言葉にも聞く耳持たないノア

 

イラを捜します

 

泣いている赤ちゃんを抱えているイラは せめて泣き止んで眠るまで 殺すのは待ってほしいと言います

 

ただのDVオヤジになってしまったかノア

すやすやと眠る赤ちゃんを見るノアの表情が変わっていきます

刃物は振り上げておりますが

そうしてノアは赤ちゃんたちに接吻をしました

(殺すことは)「わたしにはできない」

 

洪水はひいていき空を鳥が飛びます

 

ノアについてー途中から人格崩壊したか とっつあんー

 

大地に果実は実り 静かな浜辺

ノアは一人で暮らしています

 

子供がいて仲睦まじいセトとイラ

 

ハムは兄たち一家を羨ましそうに眺めています

かつてノアの父からカインの末裔の王が奪い 今度はハムの手に渡った品をハムは置いて この地を出ていこうとしています

ハム「居場所がない 義姉さんから また命が始まって良かったよ 

(生まれてきた子供たちは イラから)きっと優しさを学べる」

見送るイラ

 

ノアにイラは問いかけます「ハムは戻ってくる」

ノア「直せない綻びもある」

イラ「何故あの娘たち(自分が産んだ子供)を許してくれたの(殺さないで)」

 

ノア「あの子たちの顔を見た時 愛情しか感じなかった」

 

イラ「(家族と暮らさずに)何故 一人でいるの」

 

ノア「神を裏切った」

 

イラ「神はあなたを選ばれたの そしてあなたは慈悲を選んだ

愛を選んだ よりよい人間として生き直す機会を」

 

ノアは一人土を耕す妻ナーマのもとへ行きます

 

(もう ねえ よう奥さん別れんと辛抱しなはった

こういう時は謝るもんやで おっさん

ずうっと奥さんにどえらい苦労をかけはったんやさかいにな

無茶苦茶な関西弁で感想が浮かびます・笑)

 

「神は御自分をかたどったアダムに万物を託された

父に私に息子たちに

そして受け継がれていく 子孫たちに

 

お前達に託される

責任を持ってつとめよ

産めよ 増やせよ 地に充ちよ」

 

 

戦って最後は光(天使のもとの姿)となって天に戻りはったけど 見張りの天使の方々

ただただ有難いです

苦労ばっかでねえ

 

ハムは不憫だし


「藍の衣」ー3-

2021-02-26 09:56:14 | 自作の小説

 

其処にいるのは魔性の者

異界の住人 此の世ならざる者

普通の人にはかなわぬ魅力持つ

あたしは無様に繰り返す

ー連れていかないで あの人を連れていかないでー

 

けれど その魔はあの人と余りにも似合いの好一対

あたしは勝てない 勝てない

[あきら子)

 

ー3-

シャッターを下ろす店が増えさびれる一方の商店街がある

1時間に1本しか停まる電車ない駅ではあったけれど 一応駅前商店街

賑わった時代もあったのだ

常盤森(ときわのもり)商店街

まっすぐ歩いていけばーときわ神社

ときわ駅近くの駅前商店街

ときわ神社はかつては他の名前だったが 当時の神主が余程ミーハーな性格であったのか 常盤御前のファンで神社の名前を変えてしまった

オタクの元祖のような人間だったーと感慨深くその子孫の当代の神主は語る

近隣の者は「血は争えぬ」と当代の神主について言う

その神主の息子は名を都々崎義経(つつざき よしつね) 身長176cm 血液型A型 細面で少し神経質そうなイケメンだ

 

この義経の同級生で便利屋を営むのが 男山一郎(おとこやま いちろう) 身長187cm 血液型O型

口癖が「この男山にお任せあれ」

友人たちからの評価「いつも任せて 安心でない」

 

この二人の学友で下着・小物を扱う柳原商店の息子でデパートの出店にいることが多いのが柳原錬(やなぎはら れん)

身長185cm 血液型B型

父親の二郎が作家の柴田錬三郎のファンで一字とって「錬」と名付けたそうだ

母親の名前は良子(よしこ)

 

ときわ駅にはデパートはない

デパートはときわ駅への支線が出ている少し大きな駅の傍にある

 

このさびれる一方の商店街の将来を案じた人々が どうにかすんべ

いややらなきゃなんべえーと集まって 話題を呼び俺達の力でどうにかするんだ!と気勢をあげたが

そうそう良い案も涌くでなし

 

取り敢えずミスコン ミス・コンテストはどうだろうとーーーーーー

当世 出場者がいないと話にならないと 出場者集めから始めることになる

 

ド田舎のささやかな商店街のミスコン

出たがる人間はそうそういない

 

話し合いは ひど~~~くのどかに進んだ

「出場者が せめて10人はおらんと話にならんやろ」

「水着審査などは いかんぞ」

「アイデアもない能無しに限って どんな案にも反対したがる」

「なんならイケメンコンテストにしてもいいが 盛り上がるとは思えん」

「男子校なら女装コンテストやってるが」

 

「とんでもないのが出てきたら お客様に目の迷惑だろうが」

 

住人達も自由だ

ゆる~~~く生きている

どうにかしなきゃーという思いは皆持ってるのだが

 

集まりのお茶出しをしていた百合野あきら子 愛称あきらはーやってられないーと思った

身長170cm 彼女は便利屋「男山」の従業員

理由あって かっては長かった髪をばっさり切って短くしパーマをかけた

 

あきら子の同級生で化粧品店の娘の木原圭子(きはら けいこ)は身長もあきらと同じ

母親からミスコンに出て優勝するように厳命されている

 

彼女達より2学年下で喫茶店の看板娘の香平(かひら)さやか身長165cmもミスコンに出場予定

こちらは常連客からの推薦だ

「やっぱ さやかちゃん出なきゃダメっしょ」

 

パン屋の娘 身長162cm 玉矢緑(たまや みどり)

 

市長の娘 身長165cmの安南(あんなん)みちる

華やか美女だが性格に難あり

「こんなド田舎のミスコンなんて出るだけ恥だわ 優勝以外だったら承知しないから」

 

このみちるとは犬猿の仲の西岡勝美(にしおか かつみ)

身長163cmでお好み焼屋の娘

「化粧ばけ女に負けやしないわ」

 

酒屋の娘で多鶴摩千子(たづる まちこ) 身長168cmで 大人しいが芯はしっかりしている

 

半ば駆り集めのように強引に出場を決められてしまった娘達だが

まだまだ数が足りない

あきら子は雇主の男山一郎から 便利屋の仕事で顔も広いはずだから ときわ駅近隣の住人だけでなく その孫やらひ孫とかまでも そこそこ美人を見つけてこいと指示された

 

ーそもそも そこそこ美人ってなんなんだ

評価基準がわからない

 

草むしり 電球替え 病院までの送り迎え 買物代行・・・・・

そこそこに仕事はある

そのうえミスコンの出場者探しですかー

 

あきら子は溜息をつく

 

生まれ育った常盤森商店街

のどかな田んぼひろがる景色

春にはれんげ草やらしろつめ草で覆われ おたまじゃくしを追い

秋には山の麓で柿の実が色づく

電車の窓をあければ藁の匂い

 

あきら子はこの街が嫌いではなかった

だから戻ってきたのだ

この街に育てられたと思っているから

その故郷の役に立つのなら何かしたいとは思っている

だが しかし

ーミスコンだけじゃあ どうにもならないよねえ・・・・・ー

 

 

 

 

 


中山七里著「笑え、シャイロック」 (角川文庫)

2021-02-24 13:45:13 | 本と雑誌

 

 

主人公の結城真悟(ゆうき しんご)の職場が銀行なので 最初は池井戸潤作品を読んでいるような幕あけ

しかも渉外部に異動となって そこでシャイロックと呼ばれる山賀と行動することになる

 

いかなる不良債権も確実に回収する山賀

 

けれど山賀は殺される

刑事から協力するように言われる結城

 

山賀には及ばないながら 山賀の抱えていた いわゆる山賀案件を一人解決していく

逃げずにこの壁を乗り越えようと決意する結城

 

「わらしべ長者」

「後継者」

「振興衆狂」

「人狂」

「エピローグ」

からなる物語

 

新興宗教の卑劣な暴力と嫌がらせにも ヤクザさんの威嚇 政治屋の醜悪卑怯にも 結城は挫けない

そうして誰が山賀を殺したかにもたどり着く

 

 

銀行に騙される形で両親は家業の煎餅屋を奪われた

銀行を憎んでいた山賀は銀行員となりー

彼は何を為したかったのか 成し遂げたかったのか

 

それに気付けた気がする結城

 

人間としても 銀行員としても ただものではない気が致します

 

結城はいつしか 山賀のように「シャイロック」と呼ばれるように

 

そこに誇りを持つ結城

 

ミステリよりも 銀行とは人助けの場所でもあってほしい・・・

一緒に夢を育てる場所でもあってほしい・・・・

 

気概ある銀行員がいてほしい・・・・

 

ーと 読んでこれは私が感じたことです

 

 

解説は杉江松恋さん


ささやかに 笑い見出し(みいだし) 一人ウケ

2021-02-24 13:26:17 | 子供のこと身辺雑記

毎日買物に行くわけではないから 乾物にせよ冷凍にせよ保存できる麺類は有難い

 

三食家ご飯となれば一食くらいはご飯以外の主食にしたい

パスタ パン 焼きそば 焼うどん・・・・

冷凍室に入れた冷凍うどん

これに甘辛く味つけした牛肉などのっけて肉うどん

 

 

電子レンジで加熱しておいた輪切りサツマイモとブロッコリーのバター炒め

 

 

 

 

電子レンジとオーブン機能利用のクルミパン

 

 

今日は長男の病院行きで帰りが昼食時間

食べて帰ることにして びっくりドンキーさんに寄ってきました

 

カボチャのポタージュ

 

コロコロステーキとハンバーグ

 

ステーキにつける大根おろし入りソースが好きです

 

 

 

↑は病院の会計の順番の数字ですが173

これ 私が好きな宝塚歌劇男役さんの身長と同じで 一人ウケておりました

 

前回は93番だったことも・笑

 

 

93期 身長173cmの男役 宙組二番手スターの芹香斗亜さん

「アナスタシア」グレブ役にて素晴らしい歌唱力と演技力 存在感を見せて下さったお方です

 

 

 

 

 

 

 


高田郁(たかだ かおる)著「あきない世傳 金と銀 十 合流篇」  (ハルキ文庫)

2021-02-22 09:47:46 | 本と雑誌

 

 

呉服店・・・

江戸にて店主として工夫をこらし 客の心を掴むため 商品開発に苦心する幸(さち)

妹の結は幸の店を狙う男の妻になってしまった

手痛い裏切りに心いためながら苦労を重ねてきた幸

そして五鈴屋の人々

今回は報われる巻です

 

浴衣の染め 柄 型紙 枠 それぞれの職人も応じた工夫をし 

 

幸には嬉しい菊栄も江戸の住人となり 

 

ただ 次巻では更なる不幸と試練が幸や五鈴屋を襲うような気もします

 

このシリーズを読んでいると思い出すのは 昭和の時代に商魂モノを得意とした花登筐(はなと こばこ)さんが脚本を手がけられたドラマです

新珠美千代さん主演の「細うで繁盛記」や 他にも「道頓堀」「ぼてじゃこ物語」「あかんたれ」「どてらい男」多くのヒット作を世に送りだした方でした

 

 

いずれも主人公が繰り返して襲い掛かる苦難を智恵・機転・工夫で乗り越えてくというもの


料理とも言い張れない・笑

2021-02-22 09:30:01 | 子供のこと身辺雑記

用事あり外出した長男が「出たついでに」とデパ地下に寄り買ってきてくれたモノ利用で

 

藤原製麺の北海道一夜干しラーメン「札幌味噌」にネギとゆで卵トッピングで

 

 

 

ジンギスカン焼肉に野菜炒めを加えて

 

 

 

 

料理本にあったレシピから 洗ったジャガイモを電子レンジで数分加熱

牛切り落とし肉と炒め 味付けは酒・味醂・醤油・蜂蜜で

ジャガイモは丸ごとでなくて半分に切った方が食べやすい気がします

 

 

 

 

電子レンジの本から思い付いたの

業務用食品の店で売っている むいてある冷凍枝豆を耐熱容器に入れて電子レンジで加熱数分(5分くらい)

電子レンジ2~5分で水切りした豆腐(キッチンタオルに包んで耐熱容器に入れて)

豆腐と枝豆を混ぜ すり胡麻・砂糖・醤油を加える

 

絹さやを耐熱容器に入れて(シリコンスチーマー 愛用しています)電子レンジ加熱2分

適当に切ったキャベツと絹さやをフライパンで炒め 砂糖をちびっと入れた溶き卵を流し入れ ざくざくっと混ぜて火を止める

 

たとえばポテトサラダを作る時にじゃがいもに火を通す方法にも色々ある

タジン鍋で蒸し茹で

蒸し器で蒸す

いずれもジャガイモを洗って皮ごと加熱で 指で皮がむけるからラクちん♪

一番早いのが電子レンジでの加熱

シリコンスチーマーに洗ったジャガイモを入れて700Wで6分加熱

 

私が持っているシリコンスチーマーは容量1000㎖(2~3人用)サイズです

 

加熱が終われば 指で皮をむいて潰すだけ

好みの具と混ぜる(胡瓜 ゆで卵 ハム)

好みのドレッシングで和える

 

シリコンスチーマーを使えば人参のグラッセも簡単にできます

 

元のレシピはこちら↓

 

これを参考にして 皮をむいた人参を8㎜ほどの厚さの輪切りに

(波板形のナイフがあれば 表面を波形にできます)

これをシリコンスチーマーに入れて 水50CC 砂糖とバター少々 塩胡椒

あれば顆粒のスープの素などちょっとふりかける(無くても平気)

電子レンジで8分加熱

加熱時間は あくまで目安

 

 

同じ人参のグラッセも電子レンジ料理本でさえ加熱時間を3分とするものもありました

柔らかめとかかためがいいとか それぞれ好みで分かれるかと思います

 

手持ちの電子レンジ料理本30年前発行のと 新しい方でも15年くらい前発行のと

使用中の電子レンジに付属のレシピ本にー

時々読み返しては そうだ こういうのも作れるんだったーなどと遊んでいます

 

 

NHKテキスト「きょうの料理」3月号で見つけた簡単レシピ

春キャベツとさけのバタポン蒸し

生鮭切り身の水気を拭き 塩と酒をふりかけ10分ほどおく

(できれば骨は取り除いておいた方が食べやすいです)

キャベツは一口大に切り 耐熱皿に入れて その上に水気を拭き取った鮭をのせて バターのっけてラップして

(鮭には塩胡椒少々ふりかけても お好みで)

電子レンジで6分間加熱

ポン酢醤油か柚子ポン酢など ちびっとかけて

 

 

やはり電子レンジ利用で作っておいた人参のグラッセを付け合わせに添えました

電子レンジで作る人参グラッセ 子供達にお弁当が必要だった頃 時々作っていました

 

 

 

 

 

蒸し物は蒸し器で

少し大きめの器で作ったので 電子レンジより30cm蒸し鍋のが安心かなと^^;

 


「フレンチ・ラン」 (原題Bastille Day 2016年)

2021-02-20 11:13:42 | 映画

ルクセンブルク・フランス・アメリカ合衆国・合作

ジェームズ・ワトキンス監督

 

パリ・ルクレール寺院を全裸の若い美女が歩く

男達は携帯で撮影したりし注意を向ける

そぞろな人間達から財布すり取る若い男ーマイケル・ベイツ(リチャード・マッデン)

 

電車の駅で服を着た先程の全裸美女と落ち合い 二人は組んでいたと分かる

(女が注意をひき その間に男が仕事をする)

 

マイケルは地下鉄に乗り込んでいる警察に気付き 用心して一人降りる

 

一方 反フアシスト活動家のゾーエ・ナビル(シャルロット・ルボン)は 波打つ金髪の鬘をつけて変装

恋人のジャンに言われるままに ある建物に爆弾を置こうとするも 関係ない人々がおり

そのまま爆弾入り鞄を持って建物を出てしまう

道端に座り込みジャンに「できない」と電話し頭を抱える

 

獲物を捜していたマイケルの目にその姿が止まり 彼は鞄を盗み 金目のものだけ奪い 捨てる

 

ところが鞄の中にあった爆弾が爆発 周囲の人々が死傷する(4人死んだ)

鞄を置いたマイケルの姿がカメラにあり テロリストと捜査陣に思われる

 

その中にはCIAエージェントのショーン・ブライアー(イドリス・エルバ)もいた

彼はバクダッドでの任務に失敗 同じCIAのカレン・デイカー(ケリー・ライリ―)の引きでパリに

 

他の人間はブライアーの暴走を警戒している

 

ジャン(実はフランス国家警察のパスカル・フィベール警部 )の一味のリーダーであるラフィ・ベルトラン ・⦅ティエリ・ゴダール⦆は 違う場所で爆発が起きたが 暴動が起きるよう画策したメッセージを発信

ジャンに女ゾーエを見つけるように言う

ベルトランらがゾーエを殺すつもりだと気付いたジャンはゾーエを逃がすが

 

マイケルは自分が爆弾テロの犯人と見られてることを知り逃げようとするもブライアーに身柄確保される

ブライアーがマイケルを訊問中に ベルトランらが襲撃してくる

ベルトランはフランス国家警察の特殊部隊隊長だが ある人間と組んで暴動を起こして銀行の金を奪う計画を立てていた

邪魔になる人間は罪や証拠をでっちあげて殺していく

ブライアーが戦っているスキに逃げるマイケル

 

マイケルは馴染みの故物屋にかくまってくれるように頼むが 既に警察より脅されていた為 かくまうふりしてマイケルがいると密告

 

ベルトランらが押しかける

辛くも逃げたマイケルだが狙撃手に狙われていて あわやと言う時 現れたブライアーに救われる

マイケルの言葉を信じ 事件の真相を探ろうとするブライアー

基本 一匹狼で余り周囲も信用していないよう

二人は事件の鍵を握るゾーエの行方を捜すこととして 隠れ場所を捜す

 

ゾーエの居場所訊問に手荒いこともするブライアーを咎めるマイケル

ただのスリ

荒っぽい非日常には慣れていない

 

ゾーエを見つけたブライアーとマイケルは ゾーエの恋人ジャンの家へ

ところがジャンは殺されていた

天井から吊るされて

 

嘆き悲しむゾーエ

ジャンの部屋を調べたブライアーはジャンの正体を知る

それが信じられないゾーエ

潜入捜査とは そんなことまでするのかと

 

ブライアーはカレンにフランス警察の中にテロを計画している人間がいると伝える

カレンはブライアーが身柄確保したマイケルとゾーエをフランス側に渡そうとするが

 

カレンと親しいDGSI局長のヴィクター・ガミュー(ジョゼ・ガルシア)こそが黒幕だった

ブライアーと合流しだい 殺すようにベルトランに命じる

 

現れた車に乗った三人だが 

乗り合わせた警官の一人に見覚えあるゾーエは警戒怠らず

ブライアーも勘が働き

指令を受けて三人に襲い掛かる悪い警官さん達と闘う

 

とにかくブライアーさん強く

微力ながらマイケルとゾーエも身を守る為に反撃

モノ持ってぶっ叩くゾーエさん 中々強し♪

思い切りよい戦いっぷりを見せてくれます

 

カレンはガミューに射殺されてしまいました

カレンに恩義を感じていたブライアー

敵に対し怒っています

 

ブライアーの報告を信じないCIAのトム・ルディ(アナトール・ユセフ)

単身闘うことを決意する覚悟を決めたブライアーは ゾーエとマイケルを「足手まといだ」と車に残し

敵(悪い警察さん一味)うようよの銀行へ向かいます

 

煽られた暴徒 「政府と闘え 銀行を目指せ」

その制圧の為と特殊警察は銀行中へ

実は銀行の金を強奪目的

 

頑張って敵を斃していくブライアー

 

ゾーエは暴徒達を利用してブライアー援護で銀行へ入ろうと行動開始

放っておけずマイケルも後を追う

 

ゾーエが警官のバリケード突破

暴徒も加わり 銀行へなだれ込む

 

ブライアー銀行の金を奪おうとしているベルトランらと闘うも ベルトランはゾーエに銃を突きつけ

マイケルに出てくるように

 

マイケルがベルトランに向かうと ベルトランは銃口をマイケルに向ける

、マイケルを救うブライアー

 

ベルトランは事の成り行きを危ぶんだガミューと仲間割れ

ガミューは保身の為にベルトランを切り捨て この暴動を引き起こし銀行の金を盗もうとした犯人として

部下たちにベルトランを撃つように命じる

一斉射撃の的となったベルトランは死んだ

 

マイケル逃亡

 

それからマイケルから連絡受けて出向いたガミュー

背後からマイケルを撃とうとする

 

だがこれは ガミューの悪事証拠をとる為に ブライアーとマイケルが計画したこと

証拠を押さえられ ガミューは逮捕される

 

マイケルは一旦 ガミューに渡した品をすり返しており ブライアーに渡す

 

一種のバデイー(相棒)ものかな

へらず口たたきあうマイケルとブライアーのやりとりが楽しい

 

 

最後は歌が流れます

ーこの街は俺達のもの ドキドキするぜ このフィーリング

この街は俺達のもの ドキドキするぜ このフィーリング

 

電話に急ぐ お前を止めた

お前のこぶしが 骨にめり込む

 

その恐怖の目 疑惑の声 大丈夫 お前なら一人でやれる

 

この街は俺達のもの ドキドキするぜ このフィーリング

もうすぐだ

 

大勢が来ては 倒れていった

俺に任せろ 連れてってやる

死のうが生きようが同じことさ

ここから先は道なき道

 

この街は俺達のもの ドキドキするぜ このフィーリング

この街は俺達のもの ドキドキするぜ このフィーリング

もうすぐだ

 

 

大丈夫よ もう大丈夫 

大丈夫よ 絶対に大丈夫ー

 

 

 

この映画の情報あるサイトさん↓

水と油の極上カクテル。『フレンチ・ラン』感想。ネタバレあり。 - 高速回転する方舟の片隅で。 (hatenablog.com)

 

映画 フレンチラン ネタバレ感想 CIA捜査官とスリのバディムービー | 人生半降りブログ (hanbunorita.com)

 

 

 

 


少し寒い日が続いています

2021-02-19 12:00:26 | 子供のこと身辺雑記

普段 各部屋のゴミ箱にはナイロン袋など入れて使っている

それでも汚れが気になって幾つか洗おうと洗剤と水を入れてつけておいた

それに気づいた長男が発した言葉

 

「なんでゴミ箱に氷張ってるん?」

 

よく見ろ長男 氷など何処にも張っていない

それともギャグなのだろうかと思いつつー

 

「洗剤入れてつけてるの 後で洗おうと思って」

 

たまに家事らしき事をしようとすれば驚かれるのだった・・・・・

長男が出かけてる間に掃除して床のワックス掛けなどしようかと

私だって たまには掃除くらいするのだよ

気が向けば(爆)

 

寒い時には動くに限る(但し室内)


ちょっと観たものから

2021-02-17 15:58:58 | テレビ番組

シーズン1最終回ってことで・・・まだ続くと知ってはいたけれど観た歴史時代劇「ポロス~古代インド英雄伝」(BS日テレ)

かの有名なマケドニアのアレクサンダー大王と同時代の御方

日本では馴染みがないけれど

番組概要からコピー↓

ー舞台は紀元前350年、栄光を極め“黄金の鳥”と呼ばれた古代インド。
国王の息子として生まれた主人公・ポロスは、インド懐柔をもくろむペルシャ人の邪悪な策略により、赤ん坊の時に祖国を追われてしまう。その後、出自を知らずに盗賊の一員として育ったポロスは、略奪の方法を教えられながらも、親を尊び命を重んじる誇り高い人物となり、盗賊の中でも異色な存在となっていた。そんなあるとき、偶然の出来事がきっかけで再び祖国の地を踏むことになるー。
 
 一方、ポロスが生まれた同じ日、はるか遠くマケドニアの地では、後に世界最強の征服者となるアレクサンドロス大王が生まれていた。成長したアレクサンドロスは、軍を率いて数々の戦士を倒しながら勢力を広げ、インドにも目を向けるようになる。世界征服のためインド侵略を狙うアレクサンドロスと、祖国に戻ったポロス。2人はやがて、歴史に名を残すジェーラム川での“ヒュダスペス河畔の戦い”に導かれていく。果たしてポロスは、アレクサンドロスの脅威からインドを守ることができるのかー。ー

 

 

簡単に言えばこの英雄ポロスが主役さん 同じ日に生まれたというアレクサンダーさんと対比するようにその生涯が描かれていくのですが

インド統一を願う母親は追われる身となり逃げるうちに水中で息子(ボロス)を産み はぐれます

生まれ落ちたその日から波乱万丈のポロスは盗賊として育ち 半ば正気を失っている母親と再会

 

国を狙う大勢の敵と戦う

 

一方アレクサンダーさんもその身安泰ではありません

 

父の言葉に次の王は自分と安心していたら

おとうちゃんてば他の女が産んだ息子が跡取り

自分の言葉に従わぬなら反逆者

 

母親ともども殺せーと命令を

命を狙う兵士らを腹心と共に斃し

王となって戻る為の退却ーで おかあちゃんと共と三人で暮らす場所を離れます

 

 

ボロスの方は救いに向かった場所に母の姿がなく 運ばれていく姿に

殺されたと思い込み 復讐の念に燃えます

 

母親の敵を殺そうとするボロス

それでは王の死は伝説になってしまう よく考えろと止める女性あり

 

迷っているところでシーズン1の最終回は終わります

 

ーいいのか こういう形の最終回でーと思うのですが

ー何の解決もしてへんしー

 

翌日からシーズン2は始まるのでした・笑

 

シーズン1最終回の感想

ポロスもアレクサンダーも おかあちゃん強しやわあと

あれだけ母親が強くないと・・・英雄にはなれないのか

 

美女とむきむきおにいさんと歴史が好きな方にはオススメです

 

 

こちらは懐かしさの余り録画した「怪獣大戦争」(1965年 日本映画)

X星という名前からしてうさんくさいX星人は進んだ文明をほこり地球に協力すると

ですがこれは嘘

むしろ地球を滅ぼそうとします

 

けれどX星人の弱点(苦手なモノ)やら攻撃を遮断する方法見つけたりして 地球の危機は回避されます

 

出て来る怪獣がのどかでかわいい

確かゴジラちゃんなどは「シェー」ポーズをとったりするのです

(赤塚不二夫先生の描かれたイヤミなどが作中していて当時の子供にも流行ったポーズです)

 

X星へ連れていかれて置いていかれる時には寂しそうな表情見せたラドンとゴジラ

キングギドラとの戦い方も小学生のケンカのような

 

出演俳優は宝田明さん 水野久美さん ニック・アダムズさん 久保明さん 田崎潤さん 土屋嘉男さん

沢井佳子さん

 

現在放送中のドラマ「にじいろカルテ」で元教師役の老女を演じられている水野久美さんですが 若い頃はお色気ある女性を演じることも

 

「怪獣大戦争」では地球人男性を愛してしまい同じX星人に殺される役柄

 

↓マトモな紹介は こちらのサイトさんをどうぞ♪

 

 

 

『怪獣大戦争(1965)』~古いけど最後までワクワクできる良作~ - ヴァニラ・アイスはプラチナの夢をみるか? (goo.ne.jp)

 

 

映画『怪獣大戦争』ネタバレあらすじ結末|映画ウォッチ (eiga-watch.com)

 

ゴジラといえば小栗旬さんが出演される「ゴジラVSコング」(アメリカ映画)が5月14日に公開予定だそうです

小栗旬さんの役名は芹沢蓮(せりざわ・れん)

渡辺謙さんが演じられた芹沢猪四郎博士の息子という設定とか

 

名前はそのままでもキングコングもゴジラも時代と共に姿を変えて・・・・滅びることなく生き続けていくのでしょうか

 

 

 


岸田るり子著「白椿はなぜ散った」 (徳間文庫)

2021-02-16 07:36:00 | 本と雑誌

 

 

幼稚園で運命の相手に出遭ったーと思い込んだ人間

彼に会って救われたと思った人間

幼馴染の二人は大学でも同じサークルに属する

 

自分の容姿に自信が無いゆえの言動

それでも寄せる想いは変わらず 些か病的でもあり

彼の思考はとても危うく独りよがりだ

 

 

第2章では盗作問題で強請られる作家が登場する

作家を強請った男が殺され 犯人と目された作家は行方不明に

作家を愛する女性は彼の無実を信じて 盗作された作品について調べて

 

それが大学のサークルで出された雑誌「カメリア」に掲載された作品であると知る

しかも強請って殺された男は 本当の書き手ではなかった

 

サークルに属した人々の人間関係

一人の女性が自殺していた

 

異父兄弟の諍い

作家が犯人でないと証明したい女性は様々な人間と会って話を聞き

 

自殺した女性に何が起きたかも知る

自殺した女性がある男性に出していた手紙

 

事件としてのミステリと 心の問題のミステリと

 

誰よりもある女性を知っていると思い込み 自身に自信がないゆえに あやつろうとしたか

何もしなければよかったのに

 

それともいずれは猜疑心のかたまりとなり やはり悲劇を招いたか

 

 

解説は書評家の青木千恵さん

 


堂場瞬一著「1934年の地図」 (実業之日本社文庫)

2021-02-15 20:05:10 | 本と雑誌

 

 

 

学生時代 友人となったアメリカ人と日本人 同じ分野の研究をし 学者となっての再会

間に戦争をはさんでいた

 

日本にプロ野球ができる前 来日した大リーガー達

史実の中に紛れ込ませた物語

 

国の為にと思い「した行為」

それは結果 想いを寄せていた相手の命を奪っていた

 

日本へと 

悔いる気持ち

 

個人にはどうしようもできぬこともある

 

責め続けても物事は解決しない

 

責めるだけなら子供にだってできるのだ

 

良心ある人間には・・・・・

 

 

解説は池井優氏


堂場瞬一著「共謀捜査」 (集英社文庫)

2021-02-15 11:50:43 | 本と雑誌

 

 

著者のあとがきによれば「絶対にシリーズ作品ではないーそうだが

「検証捜査」「複合捜査」「共犯捜査」「時限捜査」「凍結捜査」

そして本作「共謀捜査」と読み進んだ方が 登場人物の人間関係も楽しめるかと思います

 

 

フランスのリヨンである目的の為に活動していた永井が拉致される

彼のもとで働く保井凜は 同じチームとして事件の捜査活動をし また恋人でもある神谷に伝える

神谷は以前苦い思いをした事件に関わった人物が殺され その周辺を調べる極秘任務についていた

集められ再び 神谷は皆川や桜内と動くことになる

 

永井は何処に囚われているのか

行方不明となった通訳の女子大生

 

フランス スイス 日本

何が行われようとしていのるのか

 

神谷達を動かす人間の目論見とはー

 

全体像が見えぬまま動かないといけない神谷

消えた押収品

ある組織を潰す為に・・・・・

 

 

解説は翻訳家の田口俊樹氏