夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

こんな時ですが・1

2011-03-31 22:14:19 | インポート
こんな時ですが・1
こんな時ですが・1
こんな時ですが・1
こんな時ですが・1
こんな時ですが・1
夏は暑い 冬は寒い 雪がある
秋は台風

連休は渋滞がある

ってことで残るは春しかない!

九州新幹線も鹿児島まで開通

4時間で鹿児島へ!

さぁ旅行って計画立てた頃 東日本では大地震


こんな時だから行くのは止めようと一度は思いました


だけど高齢の父が動けるうちにってことで やはり旅行しようと言い出し

ただ鹿児島までは体力に自信なしってことで ずっと昔に行った別府へ行くことになりました

その時宿泊し好印象だったホテルがまだあり 予約

犬や猫がいるから一泊二日の旅程です


姫路から小倉まで新幹線 小倉から別府まではソニックで
ホテルに荷物を預け タクシー二台で地獄巡り
いったんホテルに落ち着いてから 主人と父はそれぞれ部屋でひと休み
私と子供達は別府駅まで歩いて コンビニで新聞(ホークスファンの長男は西日本新聞)とか 買い物したり見物したり

ホテルに戻り 部屋で留守番してた主人は大浴場へ

子供達はおじいちゃんとトランプなどゲームして夕食まで遊び


それから楽しみにしていた夕食が運ばれてきました

ホテル白菊は大分の地元の食材を使った贅沢京懐石ほか 部屋食 料亭でレストランでと 様々な食事コースがあります

父が動くのを嫌うので 部屋食をお願いしました

伊勢海老も別につけていただいたのですが
これが大正解!

甘くて美味 ボリュームたっぷり


コースに入ってるお刺身もどれも美味しかったです


料理長さんが作って下さった お品書き眺めつつ 次の料理を楽しみに待ちます

娘は好きな生麸が使われていて喜んでました

魚あり豊後牛のしゃぶしゃぶあり

グリーンアスパラガスを太刀魚で巻いた天ぷら

大分米の ひのひかり これも美味でした

煮物 蒸し物 揚げ物 汁物
工夫も楽しいのでした

料理を並べて下さる係のお姉さんも若い美人さん

食後は主人を留守番に部屋に置き 娘と二人 大浴場へ

大浴場は男女が日替わりになっています

少し温いかしらと思いましたが 上がってから何時間もずっとポカポカ というか時間経つほどに体が温かでした

さすがは温泉!


部屋に戻る前に父と長男の部屋に寄れば こちらは今から風呂へ向かうところ
留守番引き受け 娘と交替で部屋に戻り 用意してきた本をとってきて暫し読書です

エステ券も頂いたのですが とど体をさらす(爆)のが気がひけました
娘は恥ずかしさがあり 興味持ちつつエステはパス


翌朝は朝ご飯前にまた大浴場へ


朝食は子供達が好きなバイキングを

父は小鉢のとろろや何かの佃煮も口に合ったらしく「美味しい」と繰り返しておりました

長男と娘はヨーグルトや それにかけるソースも美味しいと

ひと品ひと品 どれも本当に美味しかったです

大分の食材を美味しく食べてほしい 作り手の気持ちを感じました

フロントやホテルの入り口でかけて下さる言葉も温かくーずっといたい また来たい そう思えるホテルです


朝食後 またタクシーを手配していただいて 高崎山と水族館うみほたるを案内していただき市内案内を受けつつ別府駅へ

偶然にも一人の運転手さんは前日地獄巡りも案内して下さった方でした

とても親切で地獄巡りはタクシーの車内で待つ父のことも随分気遣かって下さいました

さすがは観光地・別府
出会った運転手さんは皆さんとても良い方ばかりでした

で少しだけ地獄の写真など


香納諒一著「血の冠」祥伝社

2011-03-31 21:18:36 | 本と雑誌

小松一郎は両親の死後 育ててくれた養父であり 現在は妻の父でもある義父がしでかしたことの為 内勤警官となり捜査からは外れていた

いわば燻っていたのだが ある殺人事件の捜査で警視庁からきた風間警視正の為に 再び捜査に参加することとなる

小松と風間は幼なじみだった

もう一人の幼なじみの小百合と ある人間により閉じ込められたことがある

暗い記憶

妻の妙子がいながら 小松は再会した小百合と不倫関係を続けている

風間と小松が追う事件は 彼らが過去に経験したことへも繋がっていた

凄惨な死体

連続殺人か模倣犯か
26年前の事件に酷似した死体

何かに気付いた小百合も殺される

死闘

事件は終わっても人生は続いていく

自分の父に育てられた恩義から 小松は自分と結婚するしかなかったのではないか

夫は幼なじみの小百合を愛していたのでは

小百合と再会した夫は 付き合い続けているのでは

それでも子供の頃から ずっと夫を小松を好きだったらしい妙子

やり直すことを考え始めた矢先 殺された小百合

いつか娘婿の小松が自分と娘を捨て遠くへいくのではと案じる舅

二つに引き裂かれ 友情も失っていなかった犯人

人は どうして人を殺すのだろうか


松井今朝子著「そろそろ旅に」講談社文庫

2011-03-30 17:38:04 | 本と雑誌

松井今朝子著「そろそろ旅に」講談社文庫
松井今朝子著「そろそろ旅に」講談社文庫
松井今朝子著「そろそろ旅に」講談社文庫
松井今朝子著「そろそろ旅に」講談社文庫
松井今朝子著「そろそろ旅に」講談社文庫
「東海道道中膝栗毛」の作者・十返舎一九を主人公とした物語

家族の縁に薄い生い立ちから 武士から商家の婿入り

大坂から江戸

人生を旅するように生きた男として語られる

お絹 お八重 大坂と江戸での妻

旅する男を夫とした妻達は哀しい
諦めるしかないのか

書く男 書き続ける男

弥次喜多コンビ この二人組は風呂に下駄のまま入ったり 旅の間 おかしな失敗繰り返し 読み手の笑いを誘う

私は子供の頃 世界少年少女物語の日本編で「東海道中膝栗毛」を読んだ

映画などにも二人を主役したものや パロディにしたものもあった

懐かしく思い出す

十返舎一九 普通には生きられなかった男

何かの枠の中におさまらなかった男

それでも幸せだったのかもしれません

後の世に残るものが書けたのだから


畠中恵著「ちょちょら」新潮社

2011-03-27 13:54:29 | 本と雑誌

畠中恵著「ちょちょら」新潮社
畠中恵著「ちょちょら」新潮社
畠中恵著「ちょちょら」新潮社
畠中恵著「ちょちょら」新潮社
畠中恵著「ちょちょら」新潮社
容姿端麗・文武両道な兄が切腹し 江戸留守居役となった新之助

右も左も判らぬ中お勤めが始まった

迷子になったり川に突き落とされたり

忙しくも難しい

くえないが頼りになる美男の岩崎に鍛えられながら 彼が考えついた奇策とは?!

江戸留守居役ってこんな仕事をしてたんだと 目から鱗の?!一冊です


和田はつ子著「ひとり膳 料理人季蔵捕物控」 ハルキ文庫

2011-03-26 14:35:47 | 本と雑誌

和田はつ子著「ひとり膳  料理人季蔵捕物控」 ハルキ文庫
和田はつ子著「ひとり膳  料理人季蔵捕物控」 ハルキ文庫
和田はつ子著「ひとり膳  料理人季蔵捕物控」 ハルキ文庫
刀を捨て名前も変えた季蔵は恩人の店で料理人として働いている
死んだ恩人の秘密の仕事も継いだ

命を受け 事件を探ること

シリーズ11作

「梅見鰤」
「饅頭卵」
「吹立菜」
「ひとり膳」

恩人の娘は季蔵に片思いをしているが 季蔵を兄貴と慕う豪助の自分の想いに気付いた

季蔵には武士の頃の許婚者の瑠璃がいる
薄幸の美女・瑠璃は正気を失って長い

過酷な経験から現実が見えず 目の前の季蔵がかつての恋人とすら識別できない

自分も悩みを抱えながら 弱い者達の為に季蔵は動く


和田竜著「忍びの国」新潮文庫

2011-03-25 01:27:26 | 本と雑誌

和田竜著「忍びの国」新潮文庫
和田竜著「忍びの国」新潮文庫
和田竜著「忍びの国」新潮文庫
史実に残る織田家による伊賀攻めに題材とり その戦いをいきいきと織り上げ創られた物語

人を己達の技量を売る伊賀者達をまとめ上げる百地三太夫達は 更に下人の値段を吊り上げ高く売る為に 織田勢が攻めて来るように仕向ける

勝算があったのだ

惚れた女お国をさらってきた無門は その気性に手を焼きながら楽しんでいた

繰り返す戦いの中で お国の命が危うくなり また伊賀を捨てた人間の死に様に触れた時 無門は何かに気付く

お国も漸く自分にとって無門がどれだけ大事な男であったか気付いた

しかし しかし

ああちょっとネタばれしちゃいます

ごめんなさい

物語終盤近くまで読んだ時の私の感想は

ああ お国さん死んじゃったかーでした

人間でない者達を滅ぼそう

そう思った人間がいた

人の心

多彩な歴史上の人物

名前を聞き知る人間達の言動も楽しく

ちょっとだけ気のせいか 大映映画で市川雷蔵さんが主役を演じた「忍びの者」シリーズに通じる 重なるような

しつこいようですが 物語の展開としては仕方ないけれど お国さんが死んじゃったのが とても残念

くらいに登場人物に気持ちがずぶずぶ入ってしまう一冊です


高田郁著「小夜しぐれ みをつくし料理帖」ハルキ文庫

2011-03-24 18:32:25 | 本と雑誌

高田郁著「小夜しぐれ  みをつくし料理帖」ハルキ文庫
高田郁著「小夜しぐれ  みをつくし料理帖」ハルキ文庫
高田郁著「小夜しぐれ  みをつくし料理帖」ハルキ文庫
シリーズ第五作

大坂から江戸へ若旦那を訪ねて出て来た澪

だが江戸の店は潰れ 若旦那も行方知れず
澪は孤児となった自分を育ててくれたお芳と 江戸で暮らし始める

死んだ娘の名前を屋号とした種市は 料理人として澪を雇う

懸命な澪の姿に今はいない娘の姿を重ねるのか 店の主人ではなく澪を応援する身内のような温かい心でいる

澪は吉原の太夫となった幼なじみの野江との心の絆を信じ 互いに何処かで支え合っている

水害はお嬢様だった野江の運命を変えた

字は違えど同じ「みお」と言う名前の友人も江戸でできた

澪は武家の小松原を慕い 大店・伊勢屋の娘の美緒は医者の源斉に恋していた

「迷い蟹 ー浅蜊の御神酒蒸し」

「夢宵桜 ー菜の花尽くし」

「小夜しぐれ ー寿ぎ膳」

「嘉祥 ーひとくち宝珠」

伊勢屋の娘の美緒は父親から店の使用人を婿にとるよう言い渡され家出する

また種市は娘を死なせた男の居場所を知った

種市の自堕落な妻は若い男と逃げていた
その男が描いたつるの絵姿に因業な爺が目を止めー借金のカタにとさらっていった

娘の仇と思い詰める種市

種市を人殺しにさせまいと澪は走る

甘い物が苦手な小松原は 役目で菓子を考えねばならず 良い考えが浮かばずいたが 澪の言葉を思い出す

巻末付録で作中に出て来る料理のレシピがついています

浅蜊も菜の花もこれからが美味しい

なんてタイムリーなのでしょう

幸い江戸の頃と違い 菜の花はさほど高価ではありません

春を食べる

ひと手間かけた 幸せ料理

腕によりかけて ーああ 力こぶはなくて大丈夫です・笑ー
誰かの為に 勿論 自分の為にも作りたくなります


「洋菓子店コアンドル」リンダブックス

2011-03-24 16:32:16 | 本と雑誌

「洋菓子店コアンドル」リンダブックス
「洋菓子店コアンドル」リンダブックス
「洋菓子店コアンドル」リンダブックス
ノベライズ・村上桃子

鹿児島から婚約者を連れ戻しに東京へ出てきたなつめは途方に暮れる

婚約者の海は働く洋菓子店コアンドルを辞めてしまっていた

幼い頃 一緒にケーキ店やろうって約束したのに

居合わせた十村の口添えでコアンドルにおいて貰えることとなったが 世間知らずで思い込みの強いなつめは失敗ばかり

それでも段々わかってきて 少しずつ成長していく

鹿児島を離れる海はなつめと別れたつもりでいたことも再会して知った

仕事と男 どっちを取る?

東京へ出た頃 男と答えたなつめの気持ちは変化する

元女優の本当の心

自分を取り巻く人間たちのこと

十村は なつめの進む道を示す

なつめは夢に向かって進む

食べた人を笑顔にする 幸せにするケーキを作るのだ

読んだ後 ケーキが食べたくなる一冊です


「隠密八百八町」角川文庫

2011-03-24 11:55:59 | 本と雑誌

「隠密八百八町」角川文庫
「隠密八百八町」角川文庫
「隠密八百八町」角川文庫
ある事件で賊に襲われ兄も母も惨殺され 父は賊一味と斬り結び 炎の中で死んだ

忠実な奉公人の喜八郎に姉と共に育てられた神谷又十郎は 今は道場の師範代で暮らしている

彼の評判聞きつけた楽翁から持ちこまれたのはー世直し

又十郎はやがて父の死の真相とも向き合う

NHKドラマのノベライズ

文・藍川慶次郎

脚本 金子成人
梶本恵美
横山一真


木下半太著「純喫茶探偵は死体がお好き」幻冬舎文庫

2011-03-24 11:44:01 | 本と雑誌

木下半太著「純喫茶探偵は死体がお好き」幻冬舎文庫
木下半太著「純喫茶探偵は死体がお好き」幻冬舎文庫
木下半太著「純喫茶探偵は死体がお好き」幻冬舎文庫
元刑事の大星真子は只今失業中 どうしてもナポリタン・スパゲティーが食べたくなり入った店でマスター・ツヨシに一目惚れする
その恋心をマスターの娘キリコに読まれ 店でバイトすることにー
人の頼みを引き受けるたび 元刑事の血が騒ぐ真子は 気が付けば連続殺人鬼や法を超越した存在の家の争いに巻き込まれー予知能力あるツヨシと共に 東京を火の海にしないための戦いをしていた

戦いの中で愛が育ち ヒロインとヒーロー(?!)は結婚する

妙にズレてるがハッピーエンドだ

多分・・・

キリコと旬介のカップルもいい

珍妙かつ笑いも落ちてる木下半太リズム
快調です


東野圭吾著「麒麟の翼」講談社

2011-03-22 21:21:07 | 本と雑誌

東野圭吾著「麒麟の翼」講談社
東野圭吾著「麒麟の翼」講談社
加賀刑事と松宮刑事が組んで事件にあたります

テレビドラマの影響で 阿部寛氏の顔で 読みながら加賀刑事が喋るのでした・笑

ひっそり死んだ男が死に至る真相
周囲の事情まで 加賀刑事が丹念に調べていきます

被害者であるはずの人間の遺族が マスコミや会社の都合で辛い思いをする

真実とは程遠いのに

あいつは殺されて仕方ない人間と 無関係な人間達が思いこむ

殺された男の娘は自殺未遂

真実はー

罪は罪を呼ぶしかないのか

それとも

父と息子

理解しあえるのか

例えば片方が死んでからでも


ジル・チャーチル著「眺めのいいヘマ」創元推理文庫

2011-03-15 19:06:25 | 本と雑誌

ジル・チャーチル著「眺めのいいヘマ」創元推理文庫
ジル・チャーチル著「眺めのいいヘマ」創元推理文庫
結婚式の手配を頼まれたジェーンは友人シェリィと最後の仕上げに会場となる狩猟小屋(とは言っても以前は修道院でもあったとか 大きく広い)に出掛けるが 宿泊した夜 女性が転落死する

結婚に乗り気でない花嫁

愛情に疑問ある花婿

威張りたがりの花嫁の父

そうしてまた一人死んだ

で ジェーンは誰が犯人かわかってしまった

毎回タイトルも楽しい主婦探偵シリーズ
浅羽莢子さんの死により 翻訳は新谷寿美香さんに代わりましたが

少し慣れてこられたのでしょうか

あとがきも調子が出てきたような

次作は割りと早く出版されるような期待を残し

次作もあとがきも楽しみにしております!と
ちょっとプレッシャーかけてみましょうか


宇江佐真理著「我、言挙げす 髪結い伊三次捕物余話」 文春文庫

2011-03-15 13:49:24 | 本と雑誌

宇江佐真理著「我、言挙げす  髪結い伊三次捕物余話」 文春文庫
宇江佐真理著「我、言挙げす  髪結い伊三次捕物余話」 文春文庫
宇江佐真理著「我、言挙げす  髪結い伊三次捕物余話」 文春文庫
惚れて夫婦になった髪結いの伊三次とお文
子供にも恵まれ どうにか暮らしている

伊三次が下で働く同心不破の息子も 少しずつ成長している

「粉雪」

「委細かまわず」

「明烏」

「黒い振袖」

「雨後の月」

「我、言挙げす」

ささやかにささやかに 人は生きている
暮らしている

様々な思いを飲み込んで

明日へとー