裏切りのステーキハウス (幻冬舎文庫) | |
木下 半太 | |
幻冬舎 |
昭和36年生まれの立浪琢郎は恐ろしい男だった 決して裏切りを許さない 嘘をつく人間も許さない
とてもとても恐ろしい男だが 久慈には恩人でもあった
立浪が独立するようにいい夢だったステーキハウスを持たせてくれたのだ
上客も紹介してくれた
その立浪が裏切ったなーと言ってきた
証拠もあるーと
立浪の妻と関係をもっていたなと
久慈にはそんな覚えはなかった
久慈の浮気相手は店で働くめぐみで それがバレて妻に離婚された
その夜 ステーキハウスでは久慈の娘の葵の誕生祝をする予定だった
久慈の別れた妻が大阪で育てている葵が 久慈のところへ来ていたのだ
久慈にとっては都合の悪いめぐみの恋人までが店に来る
立浪 葵 めぐみ めぐみの恋人
めぐみの恋人を立浪が撃ちー
立浪が知りたかったのは 立浪の妻を誰が殺したか
二転三転
立浪も殺される
死んだ立浪の書いた言葉 書き遺した真実
久慈も傷ついている
とんでもない女 めぐみは強欲の報いを受けるだろう
葵を逃がし 立浪が遺した言葉に 久慈はやすらぎを得る
ステーキハウスの中で物語は始まり終る
一幕ものの芝居の用に
ステーキハウスという舞台での惨劇の一夜
著者は劇団の主宰でもあり全公演の脚本・演出を手掛けるーと著者紹介にあります
とんでもない展開のお話を得意とする作家さん
「悪夢のエレベーター」 「奈落のエレベーター」 「悪夢の観覧車」 「悪夢のドライブ」 「悪夢のギャンブルマンション」 「悪夢の商店街」
「悪夢のクローゼット」 「悪夢の身代金」「悪夢の六号室」 「純喫茶探偵は死体がお好き」 「美女と魔物のバッテイングセンター」
「天使と魔物のラストデイナー」 「アイヒルキラー 新米刑事赤羽健吾の絶対絶命」 「サンブンノイチ」 「ゴブンノイチ」 「ナナブンノイチ」
などなど
ブログもあるようです↓
http://ameblo.jp/hanta-kinoshita/