夢見るババアの雑談室

たまに読んだ本や観た映画やドラマの感想も入ります
ほぼ身辺雑記です

「報復ゾンビ」-18-

2016-04-28 20:57:22 | 自作の小説
ー連ー

葉山宏人には眠くなる薬の入ったワインを 姉の蓮が頃合いを見て飲ませた

葉山が眠ると 荷物を撤収 そして姉は退場

通りすがりの人間役で 僕が登場


全て夢の中のこととして おしまい




そうして姉は泣いた  声を立てずに  ただ泣いた

僕は女性の泣いている姿は苦手だ

何もできない自分が嫌だ

無力感が溜まらない

そして双子の姉の蓮は そんな僕の心さえ多少読めるのだった


「あんたってコはなんでそう何でも背負い込むんだろ・・・・・
連のせいじゃないのよ  だから・・・連が苦しんだり 罪悪感を憶える必要なんてないの」


困ったコ・・・そんな表情を姉は浮かべる 


「ありがと おかげで逢えた 話せた  もう充分

わたしのことを憶えていてくれた  気にかけてくれていた

昔の自分に戻っていられた  連のおかげよ
感謝してる」



何も起きなければ 姉の恋は多分叶ったのだ 

普通に恋愛をして 結婚だって


「本当に もう充分だわ 
とうに死んだこの身が・・・・・ いつ朽ち果ててもおかしくないこの身が・・・・・」



生きている人間と変わらぬその手を拡げ 姉はじっと視(み)る


「これからわたしはどうなるか分からない どう変化していくのか
だって死んでいる体だもの 

その変わっていく様子を連に見られるのは辛いわ
だから・・・」



豊造父の言ったように かつて千希良(ちぎら)の家があった奥阿美津(おくあびつ)に別荘を建ててほしいと・・・姉は言った


家を建てるのは初めてだからと間取り 設備 置く家具ー選んでいくのも姉は楽しそうだった

地下通路でつながる地下室がある特殊な造りも シェルターだと言えば 金持ちの気まぐれと呆れつつ 建築を頼んだ会社も受けてくれた

それから持っていく服などの買い物に・・・・・


「何だか結婚準備みたい」などと姉が笑う

こっそり姉が暮らしていた部屋から運んでおいた千希良の・・・祖母の昭子と母の静子のものだった着物
輝子母の着物も運ぶことにする


「いいの?連 こんなに全部」



「僕は男だ 女物なんて着ることはない 
姉さんが持っていた方が喜ぶと思うよ
この着物に手を通す権利は 姉さんにしかないのだから」


姉の終の棲家となる別荘の完成には3年ほどかかった


あきひは女子大生 ミス・キャンパスに選ばれたりしている



死んでも人の姿を保っている姉 その新陳代謝は謎だがー

眠り続ける間も長いが 起きる 動く


僕は死んだらどうなるのだろう 姉と同じか

それとも「ドクター・モローの島」や「ドクター・モリスの島」などの映画のように・・・・・何かに変化するのか
または「バタリアン」のように人を襲うゾンビになるのか


だとしたら 僕はー活火山の火口にでも飛び込んだ方がいいかもしれない

できるだけ 死なずにいたいけれど


姉は守れなかったがー緑矢あきひ ・・・・・ 彼女は何としても守り抜かなければ・・・・・


そしていつか僕は 阿美津村の医者が何をしたか あきひに教えなくてはいけない

ショックを受けるだろう彼女を支え抜かなければならない
いつの日かー




別荘へ移った姉は もう自分のことは放っておくように言った

「その血をわたしにくれるのはやめて わたしの為に自分を傷つけるのはやめて
連の気持ちは嬉しいけれど 逆になって考えて

わたしは とても つらいのよ・・・・・」



そう言われても 放っておけるはずもない


三月(みつき)に一度は僕は姉の様子を見に行き 地下室の離れで眠り続ける姉の唇に血を滴らせる


仕事以外は緑矢克雅氏に招かれての食事

時にあきひと出かけること

そして・・・・・別荘への往復は僕の息抜きの時間にもなっていた



緑の奥にある奥阿美津に緑に隠すように建てたほぼ山と一体化したような・・・・・駐車場すら山の一部のように見える


姉は乾涸びることも腐ることもなく眠り続けている

そんなふうに月日は流れ あきひは大学を卒業し 克雅氏の個人秘書のような仕事をしている

克雅氏はさすがに老いた




僕は何等かの行動を起こさなくてはならない

それはー分かっていた



僕は生きている・・・・・僕の中にあるモノ
それは・・・・・・それも生き続けているのだろう

いや僕が死んでから生きるのか それは




血は・・・注射器で血管から取ることもできるが そんなふうに楽して取った血を姉に飲ませるのもどうかと思われて
僕はたいてい 腕をちょっと切って 血をグラスに受けている

グラスに血を溜めておいてから まず傷の手当てをしてー姉に血を与える



「・・・!」
息をのむ気配

部屋の入口にあきひが立っていた

迂闊だった
つけてきていたらしい


こんな形で話すつもりはなかったが どのみちいつまでも隠しておけるものではなかったのだろう


何も知らないあきひには 眠り続ける姉に血を与える僕の姿は どんなふうに見えたものかー


逃げるかと思ったが 蒼白な顔であきひは近づいてきた
悲鳴をあげることもなく

ただ一言「その方は?」

僕はあきひに傍の椅子に座るように言った

「長い物語をしよう  僕の祖父母や両親が阿美津村の出身ということは もう知っているね」



恋しい娘に死なれた青年医師が阿美津へ住むようになったことから話し始めた

阿美津の火事

僕の両親の駆け落ち

別々に育った姉のこと 姉の身に起きたこと

それからー全ての気持ちにけりをつけた姉が ここを終の棲家に選んだこと


「最初から あきひさん 君は僕と同じ運命の船に乗っているーと言えなくもない」

桂 米朝 著 「桂米朝 私の履歴書」 (日経ビジネス人文庫)

2016-04-27 15:06:53 | 本と雑誌
桂米朝 私の履歴書 (日経ビジネス人文庫)
桂 米朝
日本経済新聞出版社




人間国宝になったことも「これが壺やら絵画なら息子たちも高う売ることができるんですが、この国宝ばかりは売れまへん」と笑いのネタにして 
落語はしょせん世間をちゃかす芸であって、笑われてなんぼだ。
「国宝になってもならいでも同じことですので気安うに」とお願いして回ったぐらいーだったとか

そして弟子たちは「米朝は桐の箱に入れてきました」-とネタにしたと言う


上方落語の復興に努め 素晴らしい落語家であった桂米朝が 姫路出身と知ったのは ずいぶんと後のことだった

姫路市に大善町というところがあり 知人の食堂があった
その少し先に九所御霊天神社ーというこの物語を作りたくなるような名前の神社があった


桂米朝さんの祖父と父親がそこの神主で 本来なら桂米朝もそこの神主であったそうなのだ


私が学生の頃 桂米朝が語りをする「味の招待席」なんていう名店紹介のような番組があった

なんとも上品な上方言葉ーなんて思いながら聞き惚れていたものだ


聞きたいと思っていなくても 聞いてしまう 知らず聞き入ってしまう

そんな落語をされる方でした

名人ー



少し前 桂ざこばが主役を務める舞台がNHKで放送されました

生前の桂米朝が聞いて調べて 復活させた「地獄八景亡者戯(じごくはっけい もうじゃのたわむれ)」

その舞台にも桂米朝さんのお写真がありました

弟子たちにゲストを加えた桂米朝追善ーとしての舞台
(とっても 楽しい舞台でした)



子供時代から落語に親しみ ずっとずっとかなう限り落語と共に生きたー

本の中にある写真も珍しくも貴重なもの

自分のことゆえ淡々と書かれてはおりますがー
落語界の大巨人

凄い方だと思います

(敬称略しております ごめんなさい)


ホコリはね 部屋のアクセント 見ぬふりを 見かね亡き親 夢に出てくる  

2016-04-27 14:30:09 | 子供のこと身辺雑記
月曜日は眼科 ちょっといつもの検査でひっかかり 追加の検査と 内科の主治医の先生にお手紙も出ました

気分を変えて 火曜日は友人の美容室で髪を染めてもらって♪


今日 水曜日は内科行き とりあえずお薬変更

それで様子見です

病院さん 少し時間がかかって終わるとお昼も大きく過ぎてましたので

雑用を済ませがてら よく行くイオンタウン リバーシティの二階の出石蕎麦の「花水木」で食べてきました



大皿定食 ミニ天丼付き



よく占いなどで 一人で抱え込まないでーなんて言葉も出てきますがー

どうもかわいげない性格なもので 小さな頃から父親に言われた「他人はあてにするな」とか 若い頃 伯父に言われた
「娘やけど 一人っ子だから 男(くらいしっかりしてないと)でもないとあかん」って言葉とかが頭にあってー
他人の相談事は引き受けもするけれど

自分のことはーなるようにしかならないよねーできること以上のことはー

できるだけのことしかできない

なんて 開き直ってしまいます・笑


したかったこと やりたかった方向には進めなかった人生ではあるけれど それも別な方向を選択したのは自分だし

まあ・・・いいや

うん・・・・・


29日はかわいがってくれた伯父の命日(4月29日は自分の結婚式を挙げた日でもあるので 絶対に忘れません^^;)
果物の盛り合わせなど送ってー伯父はメロンが好きだったし


5月に入れば 母方の祖母の命日があるから 早めにお供えを届けて
末には叔母の四十九日があります

叔父が客の多さに疲れても何なので 四十九日は遠慮して早めにお供えとお花だけ届けに行こうと計画中

春から初夏にかけては身内の命日が続きます

6月は伯母と私の母も命日があるし



先日 夢の中で久しぶりに亡くなった両親の声を聴きました

私が廊下を掃除してて それについて両親が会話をしてるの

起きてから 夢でも声が聴けたことが随分と嬉しくてー
それからー思いました

これは「掃除しろ」って 両親から言われているのかも(爆)って

ここに居るの

2016-04-25 23:30:00 | ペット
例によって長男が帰宅したら ずっと長男と同じ部屋にいた瑠奈ですがー

お風呂に入るのに 長男がいったん私のところへ瑠奈を連れてきましたがー


瑠奈は起きている間 長男が使っている部屋へさっさか戻って居座りました











長男が お風呂からあがってくるのを じっと待つ瑠奈です

幸せな企画(-の対談)でした

2016-04-25 01:03:09 | スポーツ
スペシャルトーク食事会
高橋大輔さんと浅田真央さんの対談から



「サンテ~(乾杯)」の言葉から始まります



(高橋大輔さんの言葉は略して大  浅田真央さんの言葉は略して真央で 書いています)

グラスを置きながら
大「うまいね・・・・・ふふふ」

真央さん まだ飲んでいます 



大「今回もっとやりたいって思ったよね」


(同意してから)
真央「でも日本人だけでもやってみたいって思ったよね」

大「できたらね 物語系のショーとか」

真央「ロミオとジュリエットとかね」



大「いいよね でも ちょっと年齢いきすぎてるけど」

真央「本当?」


大「わかった! 乳母役で」 

真央「いいよ いいよ もう やるのは自由じゃん」

大「メインは若い子でさ まわりのサポートはベテランじゃないと」

真央「そうだね・・・そうだね」

大「引退したら 自由にー」



真央「いいよね それまでに 大ちゃん考えておいてよ」

大「俺が考えるの わかった  それまでに勉強しておく」

真央「ニューヨークとか行って」

大「参加してくれる?」

真央「もちろんだよ! そんなの 当たり前じゃないですか」



大「言ったね~~~~」(-と嬉しそうに指を振る)

真央「大丈夫 やりたいもん」

大「約束していただきました」

(-と注文の品が届き)

大「来たよ~」

真央「来たよ 来たよ  何?」(-と身を乗り出します)



大「絶対 うまいやつ」
(-と言いながら来た料理をカメラが写しやすいようにお皿を斜めに持ち上げたりもします)



真央「よそお よそお」


ここで陰で仕切る人より質問「お互いの好きなプログラムは?」




大「俺ね 『ジュピター』」

(浅田真央さんの『ジュピター』の振りを大きく真似する高橋大輔さん)



(真央さん お料理 頬張り中 )



真央「嬉しい」
(高橋大輔さんの動きを受けて 同じ振りをする真央さん)


大「『ジュピター』あれ 毎回やってくんないかなと思って
すげ~好き」


真央「嬉しいな~ 真央はね 大ちゃんの これが!」
(-と 手首をかわいくくるくる回します)



大「何だったかな 思い出せない (メロディーを口ずさみ) 『剣の舞』だ!」



真央「それはすごい覚えてるの すごい勢いよくステップしてるなって思って」




大「俺 あれ 結構好きだな タンタタ~~」
(-と手の振りをつける)



真央「『クスコ』でしょ あれ」



大「めっちゃ かわいかった」


(照れてる浅田真央さん)



真央「あれは すごい好きなの」




大「あれの印象はすごいね ちっちゃい時の浅田真央という印象が・・・・・あれは 忘れられないな」


真央「『クスコ』ね・・・・・大ちゃんさ ラフマニノフやったじゃない あれさ 真央もやった
すごい好きだった それで! 大ちゃんの(ラフマニノフの)すごいイメージがあって・・・(高橋大輔さん以来)
男性はやってなかった
(浅田真央さんは)女性だから いいかなーと思って
あれ(高橋大輔さんのラフマニノフ)最後さ こ~~~じゃん」(-と両手を前に出す)





(高橋大輔さん 浅田真央さんのソチ五輪のフリー演技のラストのポーズを取ります)



大「真央のオリンピックで泣いて以来 俺 涙腺弱くなったから マジで あれ以来 ホント俺 涙脆くなって・・・」



真央「大ちゃん 大ちゃんさぁ (ソチ五輪で 浅田真央さんの演技を観て)こう拍手してくれるとこニュースとかで流れてー」

大「あれ以来 俺 すぐ泣いちゃうの 人前で泣くのすげー嫌だったんだけど まぁいいやと思って
でも良かったな あのフリーは こうやってー(と またポーズを取る) こうやったあとで(浅田真央さんが涙を堪えてる表情の真似など)
こうしたじゃん顔・・・・・あれで もう俺 号泣」







(その間もしっかり食べている浅田真央さん)

大「脳に焼き付いているからね」




ここで来シーズンの曲についてーの質問


真央「毎年 悩んじゃうね 悩まない?

ギリギリまで全然決まんない
何曲か出してもらって自分で決める
今年の蝶々夫人は真央が自分で言ったの」

大「あと二年はね 何も考えずに 自分のやりたい曲をやった方がいいよ」

真央「フリーは一応一曲出したんだけど もう一年(蝶々夫人を)やろうかなと思ってるの
今の曲でー」


大「え?! でも みんなに・・・・」

真央「違うの 観たい?」


大「-と思うよ
とりあえず(現役選手としては)二年 あと二年でしょ
そしたら『蝶々夫人』は ショーナンバーで どっか(のショーで滑って)で

こんな事言ったら 怒られるかな  ごめんなさい」(-と頭を下げる)



真央「いや いや・・・・何歳までやったんだっけ 大ちゃん」

大「オリンピックの年までだからー27才」


真央「真央もそれ(27才)までは頑張る」

大「うん すごいね」

真央「大ちゃんが それまでやったんだもん」

大「男と女は違うでしょ」

真央「いや いや そんなことないですよ」

大「なんか この精神が素晴らしいと思うよ」

真央「いや いや できるのにやめるって なんかさ」

大「できるって思えるから 素晴らしいと思うよ
じゃ・・・さ 頑張って (引退は)来年じゃないから これからだから
頑張ってね 大変だと思うけど」

真央「いつ(選手として)戻ってきてもいいんだよ」



大「戻らないよ! 無理だよ」(-と笑います)







ずうっと この二人の会話をただ観ていたいって思いました

互いに小さな子供の頃から知っている同士でのーあったかなやりとり

努力して努力して 練習して練習して そういう日々を続けて


今後 どういう道へ進んでも 幸せになってほしいお二人でもあります








アイスレジェンド2016から

2016-04-24 23:05:45 | スポーツ
ショーの主催のステファン・ランビエールさんから 高橋大輔さんと浅田真央さんは招待されての出場です





浅田真央さんはショーの前にこう話しておられました
「久しぶりに高橋大輔さんと一緒のショーなので すごい楽しみです」


番組のナビゲーターは浅田舞さん 浅田真央さんのお姉さんで自身もフィギュアスケートの選手で
美しく優雅な滑りをするスケーターでした




ラトビアのデニス・バシリエフ選手 16歳です
2016年ユースオリンピックで銀メダル 初挑戦の世界選手権では16位
浅田真央さんもエキシビジョンに使用している「踊るリッツの夜」
キレのある動き メリハリのある演技でした





スイスのサラ・マイアー 31歳  映画「パッチアダムズ」より





フランスのブライアン・ジュベール 31歳 映画「007 ダイ・アナザー・ディ」より

闘ったり ハンドル持って運転している動きなど 振付も楽しいプログラム
かっこいいです





高橋大輔 30歳 「ラクリモーサ」

演技終了後には「緊張していて・・・・・頑張りました」と

演技前には こういう言葉もありました
「スケートに対する嫌な気持ちから離れたかった
自分のキャリアっていうんですか 名声を守りたい自分もいたし どうしたらいいんだろう
やりたいこともないし 中途半端になっちゃうんで 
弱音を吐くというか -何してんだ 自分ーというのが ありました


ニューヨークでも スケートを続けるのか 迷ってました

学校に行って普通の生活をして

気が付いたのは
自分にはスケートという輝ける場所があるのに やらないのは間違っているんじゃないかな
ーと思うようになって

このアイスショーでは目立ちたい (観客の)印象に残ってほしいんで」







カナダのテッサ・ハンチュー26歳と スコット・モイヤー28歳  アイスダンス  ジャスティン・ビーバー「Sorry」




スペシャルプログラム 

まずは浅田真央登場 曲はショパンのバラード第一番ト短調








登場人物たちを導入していく役割です

ある村を舞台に展開していく物語

テーマは愛と友情とか

女性は優しさ
男性は逞しさ

なんてね アナウンサーの説明が

愛を表現するのはタチアナ・ボロリジャールとマキシム・トランコフのペアなど

浅田真央 でずっぱりで 美しい滑りを見せています




カロリーナ・コストナーは真実の愛を求める 恋に憧れる女性として登場

ここから曲は ドビュッシー「月の光」


それからダンスパーティの設定で三組の男女が演技します



ステファン・ランビエールと出逢い愛し合う恋人となって滑るカロリーナ・コストナー




しかしステファンの友人として高橋大輔登場
男二人で滑りー
その様子にカロリーナは哀しみ嘆きの表情

下世話な解釈をすれば ボーイズラブ  
愛する人が男と! ああ!ってとこでしょうか

やがて高橋大輔はリンクから去り ステファンはカロリーナのもとに戻ってきますが

もうカロリーナはステファンを信じることができません

拒んで去っていきます

一人リンクに残ったステファンは激しく嘆きの踊りを

やがて倒れ伏します


解釈は観る人の自由 倒れた男が死んだと取るか ただ嘆きの表現のみととるか

好きなストーリーを作ってみるのも楽しいかもしれません






ロシアのイリヤ・クーリック 38歳 「Thankful」
かつて氷上の貴公子と呼ばれました








イタリアのカロリーナ・コストナー 29歳  ラベルの「ボレロ」

演技後の言葉から「私は滑ることに喜びを感じていますし とてもスケートを愛しています
私のスケートを皆様に観ていただけるのは とても光栄です

日本の皆様にもまたお会いできるのを楽しみにしています」






ロシアのタチアナ・ボロリジャール 29歳 と マキシム・トランコフ 32歳   「仮面舞踏会」
お二人はご夫婦です







浅田真央 「蝶々夫人」

「気に入っているプログラムなので 日本人にしか演じられない(蝶々夫人の)芯の強さをみてほしい」

また演技後にはこう話しています
「ショーに出ると色々なものを吸収できる その体験をいかせたら レベルアップできたんじゃないかっていうー」





スイスのステファン・ランビエール 31歳 「ポエタ」









カナダのテッサ・バーチュー 26歳  スコット・モイヤー 28歳  「カルメン」
アイスダンスのペアです

ご覧の通りの美人さん 華があります







演技大トリは高橋大輔 30歳 「マンボ」

このプログラムを「是非に!」とステファン・・ランビエールがリクエストしたそうです

ステファン・ランビエールはこう言っていたそうです
「高橋大輔さんと浅田真央さんが招待を受けてくれてとても光栄」と



続いてマンボの音楽に乗りショーの出演者が登場
全員でマンボを踊る華やかにして楽しそうなフィナーレ





高橋大輔さんと浅田真央さんも一緒に踊っています













ショー終了後の高橋大輔さんと浅田真央さん



浅田真央「あの 中々ヨーロッパでショーを滑ることがないので この三日間 色んなことを見たり色々なことを学んだりして
凄く想い出に残るショーでした」

高橋大輔「そうですね リハーサルも結構長かったので 色々毎回凄い練習をして まあ あっという間に終わったという感じで
(ここで浅田真央さんも頷きます)
ここで終るのがもったいないという気がしますね
本当にあっという間に終わったので」

海外のスケーターと共演したことについての質問には

浅田真央「自分の滑りに無いものを持ってますし 本当にすごく勉強になりました」

高橋大輔「そうですね どのスケーターも個性があって スケート見るだけで 勉強になります
今回のステファンのならではの考え方 ショーということで
すごく勉強になりました」



今後の目標について質問されて

浅田真央「来シーズンの課題として ミスをしないようにすること 
もっともっとフリーをミスなく滑ることは 自分の今の目標です」


高橋大輔「僕自身は そうですね
スケートに限らず 色んなことにチャレンジしていって 自分のやりたいものを見つけて
ーというか その為の勉強を色々 心から刺激を受けてやっていきたいなと思っています」



放送は この後 場所を変えて 高橋大輔さんと浅田真央さんのお店で食事しながらの対談もありました

長くなったので別記事に致します


おかずから

2016-04-24 23:00:06 | 子供のこと身辺雑記


タジン鍋で温野菜など
タジン鍋にサラダ油とバターを入れて サツマイモ じゃがいも グリーンアスパラガス パプリカを入れて塩胡椒して白ワインふりかける
蓋をして弱めの中火にかけるだけ






塩胡椒した豚肉 焼き色ついたらひっくり返して焼く それだけの 豚肉のソテー

ハダカ いっぱいあります(男性の)

2016-04-23 20:23:30 | 映画
シリーズ物の映画だと 1・2など続けて観てみたいなどと しょうもないことを思いつきます

一度観ている映画だと そう気持的に「観てわかっている」からーせいて観ようとは思わない 変な心のゆとりもあって
「観たい」気持ちの急ぐ方から観てしまいます

それでも映画を2本続けて観ようと思ったら5時間はかかるので やっぱり用事片付けながら 一時停止かけつつ観るーってことになるのですが


ぶっ続けて じっと座って映画を観るーって贅沢は中々できません

そんなふうにして観た「テルマエ・ロマエ」
古代ローマの浴場設計技師ルシウス・モデストゥス(阿部寛)はテルマエの設計に苦悩するうち浴場の湯の流れと「誰も寝てはならぬ」(トリノ五輪で荒川静香さんが使ったことで一躍有名になった曲です)の歌に乗り 現代の日本に来てしまいます

平たい顔族(日本人のことです)の奴隷(-とルシちゃんは思い込みました)の銭湯の壁画の富士山や 風呂上がりのフルーツ牛乳のおいしさ

様々な設備に感嘆し 再びローマに戻れるや 彼の思う日本の銭湯の良さをおおいに取り入れて 全く新しい浴場を作るのです

その浴場 好評につきーハドリアヌス帝(市村正親)さんより自分の為の浴場を作るように命じられます

で困って再び 現代日本に出現 案内する奴隷と山越真実(上戸彩)を勘違いして その為に真実は仕事をクビになってもしまうのですが

ある時はトイレのおしり洗浄機能に感動し トイレットペーパーの文字にも感心

現代日本と古代ローマを唐突に行き来しながら そのたびに得た成果を浴場設計にいかして 名声はたかまっていきます
皇帝から褒美ももらいました
しかし子供がほしい妻は ルシウスの友人のマルクス(勝矢)と浮気
妻は 自分の相手をしてくれない妊娠させてくれないルシウスが悪いのだーと出ていってしまいます

落ち込むルシウス


ハドリアヌス帝は外敵との戦闘で苦戦 兵達も疲れ切っていた

気弱になり 次の皇帝と思っているケイオニウス(北村一輝)の人気取りの為に浴場を作るようにルシウスに命じるも 好色なケイオニウスのためにルシウスは働くことができない

ルシウスと共にローマに来てしまった真実にすら手を出そうとするケイオニウスであったから


真実は漫画家を目指していたが 作品を否定され また家業の旅館の経営も思わしくないことから見合いをするが 出現したルシウスの為に縁談は壊れた

それでもルシウスの置いてったコインから ルシウスがどの時代の人間か調べ 必死でラテン語の勉強や古代ローマの歴史についても学習する

真実を捜す父親の修造(笹野高史)とその愉快な友人たちが 風呂の中に真実の帽子を見つけ 入ると急に沸き立った流れに取り込まれて 古代ローマへ


疲弊しきったハドリアヌス帝と兵士の為に 温泉を利用して浴場を作ろうとしていたルシウスと真実と再会する

真実を庇った為にケイオニウスの陰謀で僻地においやられたアントニウス(宍戸開)
このままでは歴史が変わってしまう
僻地に行くのは 行って病死するのはケイオニウス

次の皇帝にはアントニウスがなって それでハドリアヌスは神格化されるから

歴史が変わらない為にも なんとかしなくてはならない

ハドリアヌス帝の為に
友となったアントニウスの為にも


修造らの知恵でオンドルをつくればいいー

地熱を利用して傷の回復を早くする

修造と愉快な友人たち そのすさまじい傷跡からルシウスが百人隊長と呼ぶ館野(竹内力)も有り余る力を使い大活躍

元気を取り戻したローマ兵は勝利し凱旋帰国

ハドリアヌス帝も元気になり 兵士の為の浴場を作ることを提案した(そうルシウスがアントニウスと話し合った)功により アントニウスは僻地よりローマに戻され 僻地には歴史通りケイオニウスが行くこととなった

誰が浴場をつくればいいと言い出したか知っているハドリアヌス帝は ルシウスの功も認めるのだった



そして涙を流したことで日本へ戻ってきた真実は再び漫画家になる夢に向かって進みー

そんな真実の耳には大きな水音が聞こえた


期待通り ルシウスが水の中から現れたー



ここで映画は終わります

でもって
「テルマエ・ロマエ Ⅱ」(2014年)

コロッセウム(闘技場)でルシウスは僻地にいるはずのケイオニウスに出逢う
相変わらず女性たちを引き連れているが そのケイオニウスは何故か男色にも目覚めたらしく ルシウスの尻をもみもみするのだった

闘技場で戦う剣闘士たちの為の浴場作りを依頼されるルシウス

再び日本と古代ローマを「誰も寝てはならぬ」の歌に乗り行き来する日々が始まる

真実は風呂について漫画の為にもっと知るために 各地の温泉や風呂を取材する日々を送っており 出現するルシウスとすれ違ったり遭遇したりー

でまたも古代ローマに行ってしまう


平和を愛し国内の充実を考えるハドリアヌス帝
反して元老院は偽ケイオニウス(実はケイオニウスの兄 男色家であったために跡継ぎが作れないー家出

ケイオニウスはそのために跡継ぎをつくらねばーの強迫概念から人並み外れた女好きーになってしまったそうな)

を利用して 領土拡大の戦争をさせて強いローマにこだわっている


そのために人を雇ってルシウスを殺させようとした

仕事がないのがいけないーとルシウスは彼らに浴場での仕事を与えたがー


持っていた本から魔女扱いし牢に入れられた真実


人を殺すことに疲れていた剣闘士のアケボニウス(元・横綱の曙さん)が真実を牢から出してくれる
平和な世の中のためにー


僻地の戦いでは雄姿を見せたが今は病に倒れたケントニウスはローマに戻ってきており 見舞いにきたルシウスに兄を探してくれーと頼む

そして女性たちへ手紙を届けることも頼んでいた


弱っていたハドリアヌス帝はルシウスが日本から連れてきた指圧の浪越徳三郎 ( 菅登未男)のおかげで元気を取り戻す


病床より起き上がったケントニウスは兄と対決

元老院の陰謀も明らかになる


とうとうお湯が出て 溢れる湯にローマの民たちは喜ぶ

ハドリアヌス帝はいさかいは水に流すーと話すのだった



ルシウスの真心あふれる言葉に真実は涙を流してしまい
現代日本へと戻っていった
抱きしめるルシウスの腕の中から真実の姿が消える


真実も持つ本にはルシウスの死についても書かれており ルシウスが受けた仕事で事故死するーとあったけれど

ルシウスはローマのために テルマエのことで死ぬのなら本望と言った


真実の書く漫画は連載が決まり 人気が出て映画が作られることになる

その制作現場で 真実はルシウス役の俳優と引き合わされるが それはもちろん ルシウスとは別人だった


しかし またしても井戸の中から本物のルシウスが「そいつはにせものだ」の言葉と共に現れる





「Ⅰ」と「Ⅱ」とどちらが面白いかといえば 最初の「Ⅰ」で 
「Ⅱ」のみどころは戦いの場面でのケイオニウス役の北村一輝さんの格好良さ
「Ⅰ」では悪役っぽい役回りでしたが 「Ⅱ」では 二役ですがケイオニウスの兄のジェイオニオスがちょっと野心にかられた悪者さんなので ケイオニウスはいい役です

しつこく繰り返されるほど「女好き」さんではありますがー

まじめな顔で宍戸開さんが 「-女好きだがー」と繰り返します


いっぱいの力士さんが水に乗って流れていくところも面白かったです


真実のお母さんにはキムラ緑子さん


琴欧州さんも出てるし 



あの俳優さんが こんな役柄で
なんて楽しみ方もあります






この映画が放送されたある夜 長男の豪快な笑い声が響き渡っておりました

男のハダカがいっぱいなのが そんなにうれしいのか?・笑
などと思ったー

と長男に言ったらー

長男「男子校出身者やからな 男の裸はなーーーーー違うぞ ノリやぞ 冗談やぞ」



「しみじみと 本心に聞こえたからね」と私


うん 長々と書いてまいりましたが この長男との会話を書きたかったんだ・爆

ほら 題ともつながったし^^;




以前に「テルマエロマエ」を観た時の感想です↓

{ヤマザキマリさん原作の漫画を映画化した作品

主題歌はあまりにも有名な「誰も寝てはならぬ」


ローマ人 ルシウス・モデストゥス役に阿部寛さん

漫画家を志す女性 山越真美役に上戸彩さん

入浴中 日本の銭湯にタイムスリップしてしまったルシウスは見たものにおおいに感銘を受け 落涙し気がつけばローマにもどっていた

日本の銭湯をローマに再現

評判を得る

ハドリアヌス帝(市村正親)の命令で その後継者ケイオニウス(北村一輝)の為に浴場建設を命じられるも ケイオニウスの人間性に疑問抱くルシウスは断ってしまう

子供をほしがる妻はルシウスの不在中に浮気

ルシウス またもや日本へタイムスリップ




以前 ルシウスに抱き上げられ 再会を信じていた真美は 必死でラテン語を勉強し どうにかルシウス達の言葉が話せるようになっていた


真実の実家の温泉は赤字で 漫画家になる夢を諦め 見合いした真実だが ルシウスの出現で縁談は壊れていた


ルシウスと共に温泉からローマへタイムスリップする真実

そこでケイオニウスに見初められー連行されそうになり アントニウス(宍戸開)に救われた

そのことでアントニウスはケイオニウスの恨みを買い 僻地へ飛ばされることに

歴史が変わってしまう 自分のせいで

僻地で病没するのはケイオニウスのはず




アントニウスこそが 元老院の反対を押し切り ハドリアヌス帝の神格化に成功したのだ


失意のルシウスだったが

アントニウスの為に一計を


以前見つけていた温泉がある土地へ 大浴場を建設し 戦場で負傷した兵達の療養所にする

このことをアントニウスの考え 願いとしてハドリアヌス帝に訴える

ハドリアヌス帝は ルシウスの発想と知りつつ 建設を認めた


荒地 こんなところに浴場ができるのか 無理だーと思う真実の前に出現したのは

真実がおぼれたのではーと温泉に飛び込み助けてくれようとした懐かしい日本の人々


ルシウス表現「ひらたい顔族」の人間たちは オンドル小屋をつくればいいーそう教え建設に力を貸してくれた

ルシウスは感動する「ひらたい顔族」の人間性に


こうして浴場は兵士たちの回復に多大な貢献をした


戦いにも勝利し ハドリアヌス帝はアントニウスを称え またルシウスも認められる


だがそのまえに涙をながしたことで 真実は日本へ戻り ルシウスとは離れていた


別れの時 真実はルシウスに尋ねた「また会えるよね」


ルシウスは力強く答えていた「全ての道はローマに通じているのだから」


ひらたい顔族の人間たちも日本へ戻り 真実は再び漫画家を志し 出版社に原稿を持ち込む

夢を実現する

希望に燃える真実

その耳に聞こえる大きな水音

川から橋をのぼり現れたのはールシウスだった・・・・・


ここで映画は終わります



で来年の2014年の春公開予定の宣伝が テレビ放送では入りました

そう いくら彫りが深くても やはり阿部寛さんも北村一輝さん 市村正親さんも 宍戸開さんも日本人にしか見えませんが


阿部寛さん「怪演」と表現していいでしょう

古代ローマ人が 日本のトイレを使うところなど おしり洗浄の設備とかー爆笑ものです


心地よさのあまり 感動の落涙

ローマへ戻る



たしかにばかばかしいところも多いのですが

ローマの衣装姿が似合う上戸彩さん

俳優さんの熱演が「無理」も忘れさせてくれます


竹内力さんも面白く



映画を観たイタリアの方々に上戸彩さん 日本の俳優陣は どう映ったろう?と思いました

こうした映画から 古代ローマや歴史に興味持つ人間がいたらーまたそのとっかかり口になればーいいなと思いました


シリーズ第二作の展開 ストーリー 気になります}







おかずから

2016-04-23 20:08:02 | 子供のこと身辺雑記
筍を茹でました





まずは筍のステーキ

茹でた筍を厚めの輪切りにして 格子状の切れ目を入れて焼くだけーなのですが





両面に焼き色が付いたら 酒・醤油・味醂・砂糖を混ぜたタレかけて 蓋をして蒸し焼きにするだけ



筍のちょっと細くなっているところは 適当に切って 種を除いてやっぱり適当に切ったピーマン これも適当に切った牛ばら肉と炒めます
味付けは塩胡椒ふりかけるだけ



好みで 仕上げにちびっと醤油を落としても


お店に入ったらすぐの近場でとれた野菜などを並べている場所に いっぱい筍が並べてありました

そういや季節よねーと ついカゴに入れてしまいました


亡くなった母は筍と厚揚げと蕗を煮たのが好きでした

筍を具の一つに入れた炊き込みご飯なども喜んでくれたものでした

煮物にした筍を天ぷらにするのもいいかなーなんて ちょっと気持ちは筍を使った料理に向いています

「スタートレック」(2009年 アメリカ映画)

2016-04-22 22:15:29 | 映画
スター・トレック [Blu-ray]
クリエーター情報なし
パラマウント ホーム エンタテインメント ジャパン




ロミュラン星の消滅で妊娠中の妻も死に 任務に当たっていたスポックへの復讐心に燃えるロミュラン星人のネロ(エリック・バナ)は過去に遡り
艦隊を攻撃する

その折に妊娠中の妻や多くの乗務員を救う為に自動操縦ができなくなった艦に一人残り 敵の攻撃を受け止め ジョージ・カーク(クリス・ヘムズワース)は壮烈な死を遂げる

死の直前 ジョージは息子が生まれたことを知り 妻の父親の名前をつけるように言い残す


やんちゃな少年だったジムは成長してもーやんちゃだった

女と喧嘩に明け暮れる日々

10分間だけ艦長だったジョージが800人の命を救った
ジョージそっくりの息子のジム(クリス・パイン)なのにーとクリストファー・パイク(ブルース・グリーンウッド)は ジムに話して聞かせる

宇宙艦隊アカデミーに入学するジム
素質はいいのだが かなり裏技も使う

絶対に失敗するコバヤシマルの課題も 成功してしまったことから その不正をバルカン星人であるスポック(ザッカリー・クイント)にとがめられる

その告発の最中 
バルカン星からの救援連絡が入り それぞれ乗船するも ジムは謹慎 乗ることができない

ジムの友人マッコイが置いてはおけないーとジムを自分の患者として乗船させる

父が死んだ記録などの知識あるジムは 戦況が 父が死んだ戦いの時と同じ状況であると気づき いち早く「罠だ」と見抜く

だがー ネロに誘い出されてパイン館長はさらわれ スポックの故郷のバルカン星もネロの為に消滅させられる


両親を救いに行ったスポックだが 転送目前に母は死んだ

地球人とバルカン星人の子ということで バルカン星の学友からは 裏切者などといじめられたこともあるスポック

子供の頃 スポックは父親にどうして地球人である母親と結婚したのかーと聞いて本当の答えは得られなかった


パインの留守にエンタープライズの船長として指揮とるスポックだが 作戦においてジムと衝突
ジムを艦より追放する


ジムは捨てられた星で獣に追われ逃げ込んだ洞窟で そこにいた年老いたスポック(レオナード・ニモイ)に救われる


そしてネロが時空を飛び越えて過去に来て「変えている」と教えられた

ネロも ジムが話を聞いているスポックも未来からきた人間であったのだ

スポックがロミュラン星を救えなかったことをネロは恨んでいる
スポックが苦しむように バルカン星を消滅させたこと


ネロが過去を変えていることで 現在の状況も変わってしまっているーと話す

優れた技術持つモンゴメリー・スコット(サイモン・ベグ)の居る場所へも老スポックが案内してくれた

老スポックの知識でスコットの理論を完成させ 転送でスコットとジムはエンタープライズへ

老スポックの教えに従い スポックの痛いところをついて動揺させ激昂させる

これにより船長不適格者となったスポックは船長の座を降りる

そんなスポックにスポックの父親のサレク(ベン・クロス)は スポックの母のアマンダ・グレイソン(ウィノナ・ライダー)を愛したから結婚したのだーと告げた
妻に死なれてサレクも悲しんでいたのだ


そしてジムは自分で船長の座に就き 新しい作戦を言う


パイン艦長の救出とパイン艦長をさらった巨大な宇宙船を追いかけ攻撃する


パイン艦長救出にスポックも名乗り出て ジムと一緒に敵の宇宙船へ転送されることに

ジムがいくらナンパしようとしてもなびかなかったニョータ・ウフーラ(ゾーイ・サルダナ)は生きて帰ってくれるようにスポックに告げる
彼女はスポックを慕っており スポックも実は彼女にひかれていた


苦戦しながらもジムはパイク館長を救出

スポックもネロへ大きな痛手を与え 間一髪の転送で三人はエンタープライズに戻ってくる


ネロは降伏を拒否 エンタープライズはネロの巨大な宇宙船を滅ぼし その爆発に引き込まれそうになるも かろうじて地球への帰還を果たす


老スポックは 自身の若い頃でもあるスポックの前に姿を現し バルカン星に代わる星は見つけてある 艦を離れるなーと諭す
ジム・カークとの友情の絆を大切にしろと
自分の心を信じるのだと


ジムはこの戦いにおける行為を称えられ 正式にエンタープライズの船長の任命を受けた

機転もきく頼れる艦医レナード・マッコイ(カール・アーバン) ぴかいちの技術者モンゴメリー・スコット
ヒカル・スールー(ジョン・チョー) パヴェル・チェコフ(アントン・チェルチン)
ニョータ・ウフーラ
戦いの中で困難を乗り越えた仲間たちに副長としてスポックが加わる



「宇宙 そこは最後のフロンティア これはUSSエンタープライズが任務を続行して 新世界を探索し
新しい生命と文明を求めて 人類未踏の地に航海した物語である」

この語りで映画は終わります


シリーズ次作は「スタートレック イントゥ・ダークネス」(2013年 アメリカ映画)





「報復ゾンビ」-17-

2016-04-22 11:29:29 | 自作の小説
「再び 雪の日に・・・葉山宏人」


今年もクリスマスがやって来る 天気予報では久しぶりに雪のイブになるらしい

いつもならそれなりに忙しい日だが・・・今年は暇だった

5年前に新しくビルの持ち主となった会社が建物を全面補修するからだ

こちらの意見も取り入れた改築もしてくれるというのでは 断りようがなかった

耐震性の高い構造にするとも聞いた

工事中は店に近い場所の旅館まで住む場所として借りてくれているのだがー


暇だ
仕事がないとやることがない・・・・・


クリスマスイブに一人で旅館の部屋に引きこもっているのも淋しすぎる気がして出かけてきてしまったが・・・・・

賑やかな街も一人ではつまらない

缶ビールぶら下げ小さな公園に落ち着く




いらっしゃいませ

〇〇円になります

有難うございました





この繰り返しで来る客の傍観者として生きていくのかなと思えてくる


休憩時間は ただぼけっとして


ああ この機会に旅行にでも行けば良かったんだと気が付いた

工事が終わるまで まだ3日ある

何処に行こう



ああ 雪が降ってきた    はらはら はらはら
白い花びらのようだ  ああ きれいだな



とん! 横に人が座った
リンスかな 甘い優しい匂いが流れてくる

「随分寂しい時間の過ごし方をされているのですね」


その声! 君は! ああ・・・君は

聞きたいことは山ほどある
あれから何があった
今迄何処にいた
何をしていた
今 何処に住んでいる



いや・・・いい  今 君はここにいる


「お久しぶりです」彼女が微笑みかけてきた


「蓮さん 千希良(ちぎら)・・・蓮さん」



「覚えていて下さって嬉しいです ずっとずっと お会いしたいと思ってました」
彼女が笑う



ああ 僕の方こそ ずっとずっと君に会いたかったんだ
好きだと伝えたかった



「事情があって長く離れてましたけれど 近くへ来ることができたので お会いできないかと思って捜していたんです」

含羞むように下を向いた彼女は 提げていたバスケットを膝に置く

「ピクニックしません?」


ワインの壜と二つのグラス チーズ ビスケット  向かい側のベンチをテーブル代わりにして 魔法のように取り出し あれこれ並べていく

テーブルの両端に2本のキャンドルを置いて火をつけて クリスマスケーキにお皿 チキン 唐揚げ ローストビーフ

「本当に会えて良かった これ結構 重たかったんです」

楽しそうに笑う彼女を見るだけで 僕は胸がいっぱいになる


食べて飲んで 

彼女が頭を僕の肩に置く

「わたしね 葉山さんのこと好きだったんです
バレンタインのチョコ 渡したかったな」


覚えているのは彼女の言葉ばかり

「ありがと 最高のクリスマスイブでした  夢見ていたとおりの
本当に ありがと・・・」


「・・・なさい  おやすみなさい・・・」


優しい彼女の声がこだまする

なんて幸せな時間だっただろう

千希良蓮 蓮さん 良かった君に会えて

ねえ 僕は君が好きだ  好きだ




誰かが肩を叩いている「大丈夫ですか?」
声をかけてくる

「貴方 起きないと風邪をひきますよ」
繰り返し 誰かが話しかける
「雪も積もってきました 起きて下さい」

心配そうに声をかけてきたのは 優しい顔立ちの青年だった

「彼女は?」と問いかけると 背の高い青年は困った表情になる

「僕が通りかかった時 貴方は一人でした」


ワインもケーキも残ってない 僕は夢を見ていたのだろうか
缶ビールで酔って・・・・・眠っただけ・・・なのか

ひどく印象的な美しい青年は 親切な言葉を続ける
「本当に大丈夫ですか なんならお送りしましょうか」


「有難う ずっと 幸せな夢を見ていた」


「ああ・・・それは」と青年が頷く
「ありますね 起きたくないような夢を見ることはー」


僕がもう大丈夫だと礼を言うと

「どうか現実でもいい事がありますように メリークリスマス」
そんな言葉を残して青年は去っていった





千希良蓮 彼女に会った

あれが全部 夢だというのか  夢であったと

夢だというのか 本当に・・・・・


ならば せめて抱きしめればよかった

たとえ夢の中でも 抱きしめて 離さなければよかった

彼女が僕を離れて 何処にも行けないようにー

「報復ゾンビ」-16-

2016-04-21 12:28:13 | 自作の小説
新垣忠明(しんがき ただあき)に刺されそうになり 庇い助けられた初対面から2年ばかりが過ぎて・・・緑矢あきひの中で連(れん)の存在は日毎に大きくなってきている
祖父の緑矢克雅(みどりや かつまさ)は正式な婚約を考えてみてはーと半ば冗談のように口にする


ただ十歳という年の差とは別に 素直に「好きです」と飛び込めないものを あきひは連に感じていた
子供だと受け流されても仕方ないーあきひの年齢 年の差ではあるけれど


もしも好かれていない嫌われているのだとしたら それは・・・・・・それはひどく哀しい・・・つらい・・・情けない


新垣豊造(しんがき とよぞう)の法事以来 久しぶりに1対1で姿を見て 間近に見る連は少し痩せたようだった

克雅に家に連が来ることを教えられたあきひは 少し考えてういろうを作っておいた

甘さが余りくどくなくて・・・・・・それに案外簡単に作ることができる
緑茶にも合うのだった


「どうぞ・・・・・」


立って庭を眺めていた連に勧める


「祖父が来るまで お相手しているように言いつかりました」
腰かけた連に話しかける

頷いて 連が湯呑み茶碗を手に取る
「いただきます」

「ああ・・・あきひさんのいれてくれるお茶は優しい味がする」
一口飲んで 連が言った

あきひと話す時には連は基本笑顔だ

克雅と話す時にも 連が声を荒げる姿は見たことがない
その笑顔にごまかされている気になることもある

真顔の時には威圧感すら覚える端麗な顔


結婚するというのは この人と一生暮らしていくということ
それが自分には分かっているのだろうかと あきひは思う
自分はまだこの人の好き嫌いさえ知らないのだ

それなのに聞きたい 尋ねたい 自分を想う気持ちはあるのだろうか
少しは自分のことを好きでいてくれるのか
でなければゴリ押しの 押しつけの婚約なんて惨めすぎる


だから確かめておきたい
正直な気持ちを自分で知っておきたい

こんなに苦しいのは嫌だ
恋は もっと楽しいものだと思っていた


「へえ・・・この味は初めてだ 食べやすい ごちそうさま おいしいお菓子ですね」

ういろうを綺麗に食べ終わって連が言う

「あ・・・簡単に作れるんです よかったらまだあります」

「君が?」

「はい・・・」


「有難う」


自分が作ったお菓子をおいしいと全部食べてくれた
お礼を言ってくれた

そんなことが あきひはこんなにも嬉しい

でも早く尋ねないと 祖父が来てしまう

「あの・・・・・」


連がじっと あきひを見る

「あの! あなたは・・・・私を好きだと思っていて下さるのでしょうか」


連はすぐには答えなかった


「そう・・・・・僕は あなたを守り続けたいと考えてる
ただ あなたに些細な瑕疵(かし)でもつけたくない

僕はあなたより10歳年上だ 

これからあなたは高校を卒業し大学に入り その先も勉強を続けたいと思うこともあるだろう

そうした生活の中で 僕などよりもっと好きだと思う異性だって現れるかもしれない

可能性に満ちたあなたの未来を まだ僕に縛り付けてはいけない

自由に生きてほしい
何より自身の幸せを考えてほしい


そう 願っていますよ」



「私の可能性?」


「僕にできるのは せいぜい克雅氏の代わり 世間からあなたを守る楯でいること
いまは まだ・・・・・ね」



好きとも嫌いとも わかりやすい言葉は連は言わなかった
好きか嫌いかはっきりわかる言葉が欲しいあきひなのに
あきひの欲しい言葉を連はくれない


「あきひさん あなたは僕にとって無垢な雪だ
消えやすく 溶けやすく 儚い
だからこそ 大切にしておきたい」





あきひと入れ替わりに部屋へ入ってきた克雅は「やれやれ・・・」と言った

「やれやれ 君は誰かを守り続けることばかりしているのだな」と



「そこまで大きな声で話してしまってましたか」
部屋の外に聞えるほどーと連が続ける


「孫娘に関することなら 立ち聞きだって何だってするのが{おじいちゃん}とうものだ」と克雅が開き直る


「薄々 僕の姉の蓮の身に何があったのか 御存じでしょう
僕は自分の理性も信用していません

僕がケモノのように あきひさんに対したらー


あきひさんは美しい これから更に美しくなっていく

いつか僕が傷つけてしまうかもしれない

余り親しく近くにいるべきではない

あきひさんを守る為にも」




「いっそ間違いがあって 君が引き受けてくれるならー」


「あきひさんの生き方を損ねてはいけない ゆがめてはいけない
人生の余りに早い段階で僕に縛り付けてはいけない
・・・・・と 考えています」


克雅は溜息をつく
正しくありたいという連の考え方に


「わたしだって そう長くは生きられない わたしに何かあった時 君が一番あきひを守れる強い立場になれるようにいてほしいんだ」


殺されても死んでない姉の蓮

何かあって その時 自分がどういうモノになっているか わからない連

自分の中にあるモノのことを知らないあきひ

今は普通の人間であっても


連とあきひが夫婦になれば その正体不明のモノが またどういう変化を遂げるのか


それらを知ったあきひが どういうショックを受けることか


会社のこと

姉の蓮のこと

あきひのこと

そして自分のこと


緑矢克雅が死ねば この世から居なくなれば
全部をただ独りで抱え込まなくてはならない

一切合切を新垣連は ただ独りで

心の中までは見えないけれど

2016-04-21 00:52:20 | 子供のこと身辺雑記
来てくれて嬉しいとも 邪魔とも姑は言わないけれど

ーあ 待っているんだって思う時があります

たとえばお寺さんが来る前の日に 仏壇用のお花やお供えなどの買い物をして いつもより姑の家に着くのが遅くなってしまった時には

「昨日は来るの早かったのにー今日はもう来うへんのか思てた」
などと ぽつりと姑が言います

ああ 時計を見て昨日より遅いとか 今日は早かったーとか思っているのだなって


ーで遅くなった理由が分かると 納得した表情になって・・・・


持っていく料理が 出来上がるのにちょっと時間がかかりすぎて 遅くなったり

途中の買い物時間の配分の計算見込みが甘くて いつもより遅くなる

工事で片側通行にひっかかってしまった


色々理由はあるけれど

多少なりとも アテにしてくれていたら嬉しいなー

などと

花を眺めて

2016-04-19 22:38:04 | 子供のこと身辺雑記
この季節には姑の家の庭は次から次に庭の何処かしらで花が咲いています



木蓮 




木蓮の足元には紫蘭が蕾をつけています










前庭にはつつじやらさつきやらがかなりの数あります

それと八重桜も満開です








これは別な場所の八重桜 丁度洋間のソファに座ると窓から見えます

この八重桜は 亡くなった舅が植えたものだそうです



イチハツーかな


順々に咲いて行く花々は姑にも楽しみらしくって ○○も咲き始めたーなどと急に話し出します

咲く花は 人を優しい気持ちにさせるような気がします







晴れている間に

2016-04-19 14:26:11 | ペット
獣医さんに来ていただいて狂犬病の予防注射などを済ませました

2013年生まれの秋田犬のランとトキは 獣医さんが注射をして下さる間もじっとしておとなしいのですがー
2015年生まれのジャーマン・シェパードのマリー(生後10か月半)は元気いっぱい

獣医さんに玄関で待っていていただいて 庭から連れて出るのですがーマリーは私が片手で口を押えて もう一方の手で首輪をおさえても暴れ馬みたく
跳ね回ります

おまけに甘えて獣医さんに飛びつくしーー;

長年お願いしている獣医さんは しんから犬好きなので「いいですよ」ってニコニコ

でも申し訳なくて・・;


獣医さんが来られる半時間前に それぞれ犬を庭でリードにつないでおき 順々に連れて出てー
注射が終われば 放します


マリーを最後にしたので 庭に戻す時には ランとトキが庭の入り口でマリーを待ち構えていて・・・・私がマリーを叱る声を聞いていたランさん

ちょっと睨みをきかせています・笑


「いいから ラン ちょっとどいてね 入るから」

ランとトキは素直です♪


庭から家の中に入って 玄関に回り獣医さんへの支払いを済ませてから 庭を眺めたらー
注射というイベントが終わり 犬たちは思い思いの場所で寝そべっていました




倉庫にへばりつくように のびているマリー




窓際にごろんのトキ





大体トキとマリーの間となる庭の中央あたりの木陰に陣取り 室内の私の様子を気にしてもいるラン

ランはトキよりひと月上なだけですがー家の犬の中でボスをしています

マリーがトキにじゃれていて元気いっぱいすぎると ランはトキを守りに入ります

私が庭に降りると マリーが度を過ぎた元気あふれる動きをしないように ランがマリーを牽制してくれています

ランの教育のおかげで そのうちマリーも扱いやすい犬に育つだろうと期待しています
(自分での躾は放棄してる私・笑  私が叱るのより ランがすうっと近寄るだけーのが効果あるんです)

いろんな意味で私が一番 頼りにしているランです