それにしても、人間というものは、
どうしてこれほどまでに違うのだろう。
外見は当然ながら、
その好み、関心、考え方の多様さは、
驚きを通り越して、あきれるばかりだ。
この多様さが個性の違いを生み、
自由や幸福感を創り出しているのは間違いない。
しかし、考え方の違いや、個性の違いが、
人間関係の苦しみの元になっているのは明らかだろう。
誰もが先を争って幸福を追い求め、
逆に衝突と葛藤を繰り返している。
なぜある人は愛せ、
ある人は愛せないのだろう。
憎しみや恨み心はどこから出ているのだろう。
もつれた糸は一体どうやったら、
解きほぐすことが可能なのか。
まずは他の人も、自分と同じく、
幸福を追い求めている存在だと認めることだ。
次に、川の流れの如く、
すべては過ぎ去ってゆくものと信じることだ。
そして、
信仰ある者は、さらに深さを求め、
信仰なき者への慈愛のまなざしを忘れないことだ。
---owari---
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