(他人や環境のせいにしない強さを持とう)
確かに、他人の影響はあります。環境の影響もあります。過去の出来事も、たくさん影響します。他人や環境、お金の問題、事業の問題、上司の問題など、ほかのいろいろなものが影響しないと言ったら、それは嘘です。確かに影響します。大勢の人が一緒に生きているのだから、それは影響するでしょう。
ただ、それに負けてはいけないのです。環境のせいや外部のせいといったことが、ないとは言いません。ただ、そういうものに負けないことが大事です。あるいは、負けたときの言い訳にしないことが大事なのです。
極論すれば、先に述べたように、「原爆のせいで、不幸になった」ということで、全部、言い訳ができます。あるいは、「暴走族が多いせいで、治安が悪い。夜に暴走族が走るので眠れない。事故も起こすし、悪いことばかりする。暴走族が悪いんだ」など、いろいろな言い訳が考えられます。
さらに、「暴力団の本拠があって、どうやら県警本部長と裏で組んでいるらしい。そのために治安が悪くて、どうも商売繁盛しないし、人の人相も心も暗い」という言い訳もできるかもしれません。
もちろん、一部、当っている部分もあるでしょう。
ただ、「だからこそ頑張らなくてはいけない」という考え方もあるわけです。「負けるもんか」ということです。
(明るい人は明るい人と、暗い人は暗い人と引かれ合う)
「明るい心」を持っていると、その反対のものとは、だんだん、合わない感じがしてくるものです。
みなさんも、そういうことがないでしょうか?自分が、暗いジメジメした気持ちや、「人を見たら憎たらし」と思うような気持ちのときに明るい人を見たら、嫌になりませんか?自分が暗いとき、明るくニコニコしているような人と友達になれますか?
やはり、合わないので、「向こうが逃げていくか、自分が引いていくか」のどちらかになるのではないでしょうか。
でも、明るい者同士であれば、くっつきます。あるいは、暗い者同士も、けっこうくっつくのです。人の悪口を言い合っている関係にも、友情というものはあります。不幸な者同士で慰め合う友情があるのです。
ただ、不幸を慰め合う友情というのは、一人がそこから抜け出すと崩れます。残されるほうは、逃げようとするほうをパシッとつかんで、引きずり下ろそうとするのですが、逃げ切られた場合には友情は破綻するのです。
やはり、こういう、マイナスのほうで行きたくはありません。私の願いとしては、できたら明るい人同士の友情がよいと思いますし、あなたの明るさでもって、暗い人をも、明るいほうへ転じていくだけの力を持ってほしいと思います。
そのような“自家発電”をしていただきたいのです。
---owari---
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