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学校が教えない 本当の日本史

2021年11月06日 | 日本
自国の歴史を教えず、他国が先進的で進歩的だと、なぜ日本の教科書は錯綜(さくそう)した嘘八百を並べるのか?

宮崎正弘先生のメルマガ「宮崎正弘の国際情勢解題」2020年10月31日付けで、伊勢雅臣著書『学校が教えない 本当の日本史』(育鵬社)が紹介されました。以下、引用させていただきます。

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主として蝦夷、沖縄、少数民族差別など、戦後の「れきし」教科書がデフォルメして教えている内容を精密に吟味し、問題だらけのなかでも、とくに重要な問題点を指摘し直している。
そのうえで本書は、正しい歴史はこうではないのかと平明に説明している。これなら中学生でも読めるうえ、まとめ方が論理的体系的で、納得しやすい工夫がされているポイントに感心した。

たとえば秀吉、家康の切支丹伴天連の禁教を、日本の教科書は時代錯誤で誤った政策であるように描く。
 キリスト教への不信がおきないような洗脳工作ではないかと勘ぐりたくなる。
 信長ばかりか、大村も有馬も大伴も布教を許した。
 教科書では「切支丹が日本で学校を建てたり、福祉に協力する善意の使者だった」と嘘を強調する一方で、秀吉、家康がなぜ反動的に、進歩に背を向けて「鎖国」に踏み切ったのかと詰問姿勢だ。この偏向教育の基軸にあるのはキリスト教的価値観である。

 だがちょっと待った。
 日本侵略を企図したスパイ、軍事尖兵だったのがイエズス会であり、大名を洗脳し、神社仏閣を破壊し、仏像を棄却し、僧侶を虐殺し、領民を奴隷として外国船に売ったのが高山右近ら伴天連大名だった。
 こうした真相を教科書は一行も書かずに、キリスト教が善意のミッションでもあったかのように平然と記述する。

基底にあるのはGHQの神道指令だ。
またマッカーサーは聖書をばらまき、7000名の宣教師を呼び寄せ、日本国民をキリスト教に改宗させようとした。この壮大な野望は、見事に崩れ去り、いまもって日本国民のキリスト教徒は1%に満たない。

GHQの目論見は大失敗に終わった。
こうした歴史的な誤謬(ごびゅう)を著者の伊勢氏は克明に説明している。
           ◎●◎●◎●◎●◎

 また、Amazonのカスタマーレビューでは4件、すべて星5つ中の5の評価をいただいている。。その一部をご紹介させていただきます。

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besukeさん
★★★★★ 歴史観

 この書を著した筆者は、「川を上れ、海を渡れ」、すなわち、史実に基づいて歴史を辿れと指摘し、その要諦を、この書の105ページに次のごとく記されていました。

「キリスト教が封建的な道徳や習慣に合わず、封建支配のさまたげとなる」と言う指摘が(中学歴史)に出てきましたが、こういう「文明的なキリスト教VS封建支配」という構図そのものが「川を上れ、海を渡らない」偏向史観だと。

 そんな著者の歴史観から現在使われている歴史教科書を考察すると、いかに偏向に満ちた教科書が巷に溢れ、子弟に悪影響を与えているかは明白となってきます。よって、特に中学・高校で歴史を教えている先生方にとっては、必読の書と考え5星をつけました。

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舟忠さん
★★★★★ 歴史に対する愛情が無ければ歴史は姿を見せてくれない

 アイヌ、琉球、被差別など差別や人権に関わる歴史の学びについて、著者の明快な見識が示されている。また、記述が具体的で分かりやすく、授業のネタとしても使い易い。著者の誠実で丁寧な記述に敬意を評したい。

歴史に対する愛情が無ければ歴史は姿を見せてくれない。
この当たり前のことを気付かせてくれる好著である。
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---owari---
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