今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。
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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。
皆さん、世界は、21世紀になっても戦争だらけです。
アフガン戦争、イラク戦争、ロシアーグルジア戦争、リビア戦争、シリア内戦、ウクライナ革命、クリミア併合、ウクライナ内戦 などなど。
「第2次大戦後、世界は平和になったよね~~~~」
などと、事実と正反対なことをいい、「平和ボケ」していれば、世界情勢をまともに分析することも、未来を予測することもできません。
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では、本題。
皆さん、神谷宗幣先生をご存知でしょうか?
250人の政治家さんがメンバーの「龍馬プロジェクト」
創設者、会長。↓
著名な政治家、各界の専門家が数多く登場するインターネットチャンネル「CGS」の創設者。↓
イシキカイカク大学、創設者。↓
https://イシキカイカク大学.com/
神谷先生は、1977年の41歳。
若いのに、次々と日本国の役に立つ事業を立ち上げておられます。
ものすごい行動力ですね。
数年前、KAZUYAさんと一緒にモスクワに来られました。
その時、一緒に動画を撮らせていただきました。
↓
https://www.youtube.com/watch?v=0y-f1KmszGI&list=PLbEblF5PPOjRCpXE9Nxx-U6EjsxF8g2ID&index=5
生で見る神谷先生は、笑顔がすごい方でした。
そんな神谷先生、新しい本を出版されました。
●子供たちに伝えたい「本当の日本」↓
いろいろ面白い情報満載ですが、少しご紹介させていただきます。
▼消えた国家ビジョン
日本はなぜ、「暗黒の30年」になったのでしょうか?
神谷先生は、ビジョンがなくなったからと考えておられます。
そういえば、そうですね。
明治時代は、欧米列強の植民地にならないよう、一所懸命「富国強兵」に励んできました。
その結果、世界が驚愕する結果を手に入れることに成功した。
日清、日露、第1次大戦に連勝して、気がついてみれば、「世界5大国」の一国になっていた。
まさに「奇跡的」です。
敗戦後、日本国民は、また一丸となります。
敗戦で、「強兵」はできなくなった。
それなら、「富国でがんばろう!」と。
結果、日本は、アッという間に世界第2の経済大国になった。
しかし、その後は、「ビジョン」「目標」を失い、漂流することになったのです。
▼日本に必要な国家ビジョンとは?
このように、日本は「ビジョン」があるときは繁栄し、ないときは繁栄しない。
だから、「ビジョン」が必要ですね。
どんな?
神谷先生は新刊の中で、三つのビジョンをあげておられます。
すなわち、
「独立自尊」
「道義国家」
「共生文明」
これらは、なんでしょうか?
神谷先生の言葉を引用してみましょう。
まず、「独立自尊」。
<「自分たちのことは自分たちで決め、自分たちの自由は自分たちで勝ち取っていく」という姿勢のことだ。>(108p)
次に「道義国家」。
<かつての日本は世界にも誇れるような、ものすごく「モラルが高い国」だった>
<日本には天皇を中心とした国家体制があって、国民は天皇の「大御宝」だったからこそ、国民は大切にされ教育を受けて、倫理感や道徳ということを自然と身に付けることができた。こうした状態を「道義国家」と呼ぶことにしよう。>(109p)
最後に、「共生文明」。
<日本にはいろいろな人たちがやってきても、排除したり武力によって撃退するのではなく、もともと住んでいた土着の人々は外来の人々を受け入れながら、調和する方法を選び、共に暮らしてきた歴史がある、ということなんだ。
こうした社会を「共生文明」と言うことができるだろう。>(109~110p)
この後、この三つのビジョンについて、さらに詳しい解説があります。
しかし、長くなるので、ここでは触れません。
皆さん、いかがでしょうか?
個人の人生でもそうですね。
ビジョン、目標がある人とない人では、年収レベルで10倍の差がつくそうです。
そりゃあそうでしょう。
旅行に行くのだって、どこに行くのか決めなければ、チケットもホテルも予約できません。
行き先を決めてはじめて、「いつ行くか?」「どうやって行くか?」「どこに泊まるか?」
「ついたら何を見るか?」といった話になります。
人生という旅も同じこと。
どこに行くか決めた人は、どんどん先に進んでしまう。
決めてない人は、同じ場所でぐるぐる回りながら暮らすことになります。
国もそうですね。
明治維新の時、敗戦後、日本にはビジョンがあった。
それで、奇跡的成長を果たした。
バブル崩壊後、日本にはビジョンがありません。
だから、平成元年と平成最後の31年であんまりGDPがかわらないなんてものすごい事態が起こる。
神谷先生のビジョンが、国家として共有されるようになることを心から願います。
この本には、他にもまだまだ気づきがありますので、是非ご一読ください。
そして、神谷先生とその活動が大繁栄することを心から願っています。
●子供たちに伝えたい「本当の日本」↓
---owari---
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