このゆびと~まれ!

「日々の暮らしの中から感動や発見を伝えたい」

日本の国家ビジョン

2019年08月25日 | 政治・経済
今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。

~~~~~~~~~~~~~
全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。

皆さん、世界は、21世紀になっても戦争だらけです。
アフガン戦争、イラク戦争、ロシアーグルジア戦争、リビア戦争、シリア内戦、ウクライナ革命、クリミア併合、ウクライナ内戦 などなど。

「第2次大戦後、世界は平和になったよね~~~~」

などと、事実と正反対なことをいい、「平和ボケ」していれば、世界情勢をまともに分析することも、未来を予測することもできません。

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
では、本題。

皆さん、神谷宗幣先生をご存知でしょうか?
250人の政治家さんがメンバーの「龍馬プロジェクト」
創設者、会長。↓

著名な政治家、各界の専門家が数多く登場するインターネットチャンネル「CGS」の創設者。↓

イシキカイカク大学、創設者。↓
https://イシキカイカク大学.com/

神谷先生は、1977年の41歳。
若いのに、次々と日本国の役に立つ事業を立ち上げておられます。

ものすごい行動力ですね。
数年前、KAZUYAさんと一緒にモスクワに来られました。
その時、一緒に動画を撮らせていただきました。
https://www.youtube.com/watch?v=0y-f1KmszGI&list=PLbEblF5PPOjRCpXE9Nxx-U6EjsxF8g2ID&index=5

生で見る神谷先生は、笑顔がすごい方でした。

そんな神谷先生、新しい本を出版されました。

●子供たちに伝えたい「本当の日本」↓


いろいろ面白い情報満載ですが、少しご紹介させていただきます。

▼消えた国家ビジョン
日本はなぜ、「暗黒の30年」になったのでしょうか?
神谷先生は、ビジョンがなくなったからと考えておられます。

そういえば、そうですね。
明治時代は、欧米列強の植民地にならないよう、一所懸命「富国強兵」に励んできました。
その結果、世界が驚愕する結果を手に入れることに成功した。
日清、日露、第1次大戦に連勝して、気がついてみれば、「世界5大国」の一国になっていた。

まさに「奇跡的」です。
敗戦後、日本国民は、また一丸となります。
敗戦で、「強兵」はできなくなった。

それなら、「富国でがんばろう!」と。
結果、日本は、アッという間に世界第2の経済大国になった。

しかし、その後は、「ビジョン」「目標」を失い、漂流することになったのです。

▼日本に必要な国家ビジョンとは?
このように、日本は「ビジョン」があるときは繁栄し、ないときは繁栄しない。
だから、「ビジョン」が必要ですね。

どんな?
神谷先生は新刊の中で、三つのビジョンをあげておられます。

すなわち、
「独立自尊」
「道義国家」
「共生文明」

これらは、なんでしょうか?
神谷先生の言葉を引用してみましょう。

まず、「独立自尊」。
<「自分たちのことは自分たちで決め、自分たちの自由は自分たちで勝ち取っていく」という姿勢のことだ。>(108p)

次に「道義国家」。
<かつての日本は世界にも誇れるような、ものすごく「モラルが高い国」だった>

<日本には天皇を中心とした国家体制があって、国民は天皇の「大御宝」だったからこそ、国民は大切にされ教育を受けて、倫理感や道徳ということを自然と身に付けることができた。こうした状態を「道義国家」と呼ぶことにしよう。>(109p)

最後に、「共生文明」。
<日本にはいろいろな人たちがやってきても、排除したり武力によって撃退するのではなく、もともと住んでいた土着の人々は外来の人々を受け入れながら、調和する方法を選び、共に暮らしてきた歴史がある、ということなんだ。

こうした社会を「共生文明」と言うことができるだろう。>(109~110p)

この後、この三つのビジョンについて、さらに詳しい解説があります。

しかし、長くなるので、ここでは触れません。
皆さん、いかがでしょうか?
個人の人生でもそうですね。

ビジョン、目標がある人とない人では、年収レベルで10倍の差がつくそうです。

そりゃあそうでしょう。
旅行に行くのだって、どこに行くのか決めなければ、チケットもホテルも予約できません。
行き先を決めてはじめて、「いつ行くか?」「どうやって行くか?」「どこに泊まるか?」
「ついたら何を見るか?」といった話になります。

人生という旅も同じこと。
どこに行くか決めた人は、どんどん先に進んでしまう。
決めてない人は、同じ場所でぐるぐる回りながら暮らすことになります。

国もそうですね。
明治維新の時、敗戦後、日本にはビジョンがあった。
それで、奇跡的成長を果たした。

バブル崩壊後、日本にはビジョンがありません。
だから、平成元年と平成最後の31年であんまりGDPがかわらないなんてものすごい事態が起こる。

神谷先生のビジョンが、国家として共有されるようになることを心から願います。

この本には、他にもまだまだ気づきがありますので、是非ご一読ください。

そして、神谷先生とその活動が大繁栄することを心から願っています。

●子供たちに伝えたい「本当の日本」↓

---owari---
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« もし日本が中国の属国になれ... | トップ | 一人一人の言動も「国益」「... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

政治・経済」カテゴリの最新記事