「地球的正義とは何か」について答えるとするならば、
「世界の方々から見て、地球的正義に見えるかどうか」
ということが一つの判断基準になります。
世界には幾つもの国がありますが、
どの国も、ある程度、自分の国の「国益」というものを中心に、
海外に対して言論を発信しています。
そして、当然、その言論に対して納得のいかない国は、
自分の国の立場に基づいて反論し、批判をします。
ときには、意見が対立したまま平行線をたどることもあります。
しかし、たいていは、
一つの大きな力を持った国がリーダーとなって世界を導いていくかたち、
すなわち、各時代のいわゆる覇権国家、
最強の国の考える「正義」が「地球の正義」になる場合もあれば、
また、国際連合等の、
現代の国際社会において多数の同意を得られた考えが
「正義」と考えられる場合も多いかと思います。
そのなかで、日本という国は、長らく、
世界で主導的な立場に立てる位置にいたにもかかわらず、
的確なる価値判断を世界に発することができなかったことを、
とても、とても、残念に思います。
また、「言うべきことがなかった」というのであれば、
まことに情けないことでしょう。
考え方の順序としては、このようになります。
まず、「この国において、守られるべき正義とは何であるか」
ということをはっきりさせます。
さらにその考え方が、
他国の考えている正義と両立しない場合には、
それをどのように考えていけばよいかということに作業が移っていきます。
最後は、それぞれの国に、応援する国家が付くはずですので、
応援する国家の意見も交えて、
「地球的レベルでの正しさとは何か」ということが
決まっていくことになるわけです。
---owari---
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