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日本の教育、ここがヘンタイ

2023年04月29日 | 政治・経済
今日も国際関係アナリスト・北野 幸伯さんのメルマガからお伝えします。

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全世界のRPE読者の皆さま、こんにちは! 北野です。

2018年に完全帰国する際、私は仕事の性質上、どこにでも住むことが可能でした。

では、何を基準に住む場所を決めたのでしょうか?
「いじめが少ない場所」をリサーチして決めました。

なぜでしょうか?
2018年当時、私の長女は小学2年生、長男は幼稚園年少組の年齢でした。
私はもちろん日本人、妻は父親がウクライナ人、母親がロシア人です。

モスクワにいた頃、ある動画をみました。
動画の主は、日本人とロシア人のハーフの高校生でした。
日本に来て過酷ないじめにあったらしく、ロシア語で、日本と日本人の悪口をいいまくっていたのです。

私は、「私の子供たちが学校でいじめにあって、日本と日本人を嫌いになったら大変だ!」と恐怖しました。

それで、リサーチをして、「いじめの少ない場所」「いじめの少ない学校」を選んだのです。
リサーチのかいあってというか、幸いいじめにあうことはなく、二人とも元気で学校に通っています。

▼感じた都会の教育システムの問題点
私の子供たちは、公立学校に通っています。
先生は皆熱心で親切。
子供たちは皆、まじめで善良です。

それで、非常に満足なのですが、
「教育システム全般」については、「問題だよな」と思うことがあります。

たとえば、都会の子供たちは、しばしば中学入試をします。
中学入試に出る問題、特に算数は、小学校でまったく習わない内容が多い。
それで、小学校のテストが全部100点満点でも、それで受験に合格することはできません。
子供たちは小学校で習わない内容を学ぶため、塾に行きます。

塾の授業は、人によっては夜の9時半ぐらいまで続く。
そうなると、都会の中学受験する子供たちは、朝の8時半から夜の9時半まで、まず学校、その後塾にいることなる。

さらに、学校の宿題、塾の宿題もやらなければならない。
これって、「小学生からブラック企業並の環境で生きることを強いられている」ということですよね。
子供達が、あまりにもかわいそうです。

▼日本の教育、ここがヘンタイ!
松永暢史(まつなが・のぶふみ)先生は、勉強法の本を山ほど出されている教育のプロです。
参考↓

そんな松永先生が最近、
●『日本の教育、ここがヘンタイ!』
詳細は↓
という刺激的なタイトルの本を出版されました。

この本の特徴は、松永先生が交流されている子供達の生の声がたくさん載っていることです。
親、学校の先生、教育委員会の皆さん、市長さん町長さん村長さん、文部科学省の皆さんなどは、この本を読んで、子供達の本音を知ってください。

きっと「子供たちは、こんなことを考えていたのか!?」と驚くはずです。
そして、子供たちは、「学校のどこが嫌い」と思っているのか、はっきり理解できるはずです。

日本の教育に、いろいろ問題が多いのは事実でしょう。
しかし、私の子供時代を振り返ると、「ずいぶんマシになった」と思えます。

私が小学生だった時、体罰は日常茶飯事でした。
先生がげんこつで頭をゴツンとやる、耳を引っ張るなどは当たり前で、全然問題にされませんでした。

私の担任だった先生は、教室でたばこを吸っていました。
中学校は荒れ放題で、先輩が後輩からカツアゲ(脅して金を奪うこと)することは、しょっちゅうでした。

中学生はあまりにも恐ろしいので、体育の先生は常に竹刀を携帯していました。
今、体罰をすると全国ニュースに出ますね。
荒れている学校もあるとは思いますが、昔と比べればかわいいものです。

というわけで、私は、「日本も世界も徐々によくなってきている」という考えで、あまり未来を悲観していません。

それでも、子供達の声に耳を傾け、少しずつよい方向にむかっていくことは必要でしょう。

松永先生の
●『日本の教育、ここがヘンタイ!』
詳細は↓
を読んで、「日本の教育は、何が問題なのだろう」と考えてみましょう。

---owari---
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