【 人の見て 言咎( こととが )めせぬ 夢( いめ )に我( われ ) 今夜( こよひ )至らむ 屋戸( やど )さすなゆめ 】 ひとがみても せめたりしない 夢のなかへ 今夜 &nbs . . . 本文を読む
【 思( おも )ひつつ 居( を )れば苦しも ぬばたまの 夜( よる )に至( いた )らば 我( われ )こそ行( ゆ )かめ 】 ぃとしぃぁなたさま ぃつも想って どぅにもならなぃ . . . 本文を読む
【 切目山( きりめやま ) 行( ゆ )きかふ道の 朝霞( あさがすみ ) ほのかにだにや 妹( いも )に逢( あ )はざらむ 】 和歌山県日高郡印南町島田 切目崎あたりの山の 行き来する道 朝霞のように &nbs . . . 本文を読む
【 時つ風 吹飯( ふけひ )の浜に 出( い )で居( い )るつつ 贖( あか )ふ命( いのち )は 妹がためこそ 】 母なる海から吹く風 大阪府泉南郡岬町 深日の浜に いつも出て . . . 本文を読む
【 逢坂( あふさか )を うち出( い )でて見れば 近江( あふみ )の海 白木綿花( しらゆふばな )に 波立ち渡る 】 大津市西の 逢坂山さま 見渡せる場所に でて見ると 近江の海さまに . . . 本文を読む
【 あきづ島( しま ) 大和の国は 神( かむ )からと 言挙( ことあ )げせぬ国 然 ( しか )れども 我( あれ )は言挙げす 天地( あめつち )の 神もはなはだ 我( あ )が思ふ 心知らずや 行( ゆ )く影の 月も経行( へゆ )けば 玉かぎる 日も重( かさ )なりて 思へかも 胸( むね )安からぬ 恋ふ . . . 本文を読む
【 神奈備( かむなび )の 三諸( みもろ )の山に 斎( いは )ふ杉( すぎ ) 思ひ過ぎめや 苔生( こけむ )すまでに 】 神奈備の 三諸のぉ山に たぃせつに まもってぃます 神杉さまの ぉもぃ 杉のょぅにすぎる . . . 本文を読む
【 袖振( そでふ )らば 見も交( かは )しつべく 近けども 渡るすべなし 秋にしあらねば 】 ぉそでを ふりましたら ぉたがぃに ぉかぉ 見みかわすことが
できそぅなほど . . . 本文を読む