【 白( しろ )たへの 袖離( そでか )れて寝( ぬ )る ぬばたまの 今夜( こよひ )ははやも 明けなば明けなむ 】 白ぃぉ袖 ぃとしぃぁなたさまと ふれなぃで ねむる静かな夜 &nb . . . 本文を読む
【 み狩( かり )する 雁羽( かりは )の小野( をの )の 檪柴( ならしば )の 馴( な )れは増( ま )さらず 恋( こひ )こそ増され 】 ぉ狩り場 雁羽の 野はらの ならしばのように なれは &nb . . . 本文を読む
【 月夜( つくよ )良( よ )み 門( かど )に出で立ち 足占( あしうら )して 行く時さへや 妹( いも )に逢( あ )はざらむ 】 おつきさまが いいので 門口に 立ってでて . . . 本文を読む
【 ま葛延( くずは )ふ 小野( をの )の浅茅( あさぢ )を 心ゆも 人引かめやも 我( わ )がなけなくに 】 葛のおいしげる 低いちがやのように 清らかなあなたを まさか . . . 本文を読む
【 独( ひと )り寝( ぬ )と 薦朽( こもく )ちめやも 綾席( あやむしろ ) 緒( を )になるまでに 君をし待たむ 】 ひとりで ねむっても ぉふとん ぃたまなぃ それでも
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【 昼は咲き 夜( よる )は恋ひ寝( ぬ )る 合歓木( ねぶ )の花 君のみ見めや 戯奴( わけ )さへに見よ 】
紀女郎 ぉ昼は 咲ぃて 静かな夜 恋ぃつつねむる ねむの
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【 玉桙( たまほこ )の 道行( みちゆ )き占( うら )の 占正( うらまさ )に 妹は逢( あ )はむと 我( われ )に告( の )りつる 】 道行く ひとが なにげなく はなす 言葉を . . . 本文を読む
【 言霊( ことだま )の 八十( やそ )の衢( ちまた )に 夕占( ゆふけ ) 問ふ 占正 ( うらまさ )に告( の )る 妹相寄( いもあひよ )らむと 】 言霊の 道が 四方八方に通じている 辻で 夕方にする
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【 たらつねの 母が養( か )ふ蚕( こ )の 繭隠( まよごも )り 隠( こも )れる妹( いも )を 見むよしもがも 】 おかあさんが はぐくむ かいこ みずからの 口からだす糸で &nb . . . 本文を読む
【 我妹子( わぎもこ )し 我( あ )を偲( しの )ふらし 草枕( くさまくら ) 旅の丸寝( まろね )に 下紐解( したひもと )けぬ 】 かわいいあなた 私を 想っているんだね & . . . 本文を読む