① ""アニメ/ああっ 女神さまっ"" (Wikipedia)
② ""ノルン=長女ウルズ、次女ヴェルザンディ、三女スクルド""
(三姉妹)
☆ ウルズ(ウルズルとも。Urðr, Urthr)
北欧神話に登場する運命の女神、ノルンたち(ノルニル)の1人である。英語ではウルド (Urd) という。その名前は「編む者」「織姫」を意味するが、のちに「運命」「宿命」「死」を意味するようになったようである[1]。3人の中では最年長[2]。
① ""アニメ/ああっ 女神さまっ"" (Wikipedia)
② ""ノルン=長女ウルズ、次女ヴェルザンディ、三女スクルド""
(三姉妹)
☆ ウルズ(ウルズルとも。Urðr, Urthr)
北欧神話に登場する運命の女神、ノルンたち(ノルニル)の1人である。英語ではウルド (Urd) という。その名前は「編む者」「織姫」を意味するが、のちに「運命」「宿命」「死」を意味するようになったようである[1]。3人の中では最年長[2]。
① ""ロシアの海上原発、北極海へ出発 「海上のチェルノブイリ」と批判も””
(ロシアが建造「海の上の原発」、極東へ向け出港)
ロシア・ムルマンスク(CNN) ロシアが20年近くかけて建造してきた海上浮揚式原子力発電所「アカデミック・ロモノソフ」が今月、極東の最終目的地ペベクへ向けて出航する。
ロモノソフは全長144メートル。曳航(えいこう)されてムルマンスクを出港し、北極海航路をたどってモスクワから約6400キロ離れた北極圏の港町ペベクを目指す。海上に停泊してチュクチ自治区の入植地や、炭化水素や宝石を採掘する企業に電力を供給する計画。
ペベクのようなロシア北極圏の町や村には約200万人が居住する。中には飛行機や船でしか近づけない場所もある。しかしこうした地域はロシアのGDPの最大20%を担っており、シベリアの資源埋蔵量が減少する中で、北極圏の豊富な石油やガス採掘を目指すロシアの計画の鍵を握る。
しかし原発を北極海に浮かべる計画は環境保護団体などの批判の的になり、グリーンピースはロモノソフのことを、1986年に壊滅的な事故を起こしたチェルノブイリ原発にちなんで「氷上のチェルノブイリ」「海に浮かぶチェルノブイリ」と形容した。
ロシアの原子力プロジェクトを担う国営企業のロサトムは、そうした批判は筋違いだと反論してきた。ロモノソフの環境保護対策責任者は、チェルノブイリ原発とロモノソフとでは、原子炉が稼働する仕組みが異なると説明。「もちろんチェルノブイリのような事態は決して繰り返してはならない。(ロモノソフは)北極海の海上に停泊して常に冷却される。冷却水が欠如することはない」と強調する。
(「アカデミック・ロモノソフ」内部の司令センター/Rosatom)
海上の原子力発電は、米軍も1960年代、パナマ運河に浮かべた船上に小規模な原子力発電施設を装備して、ほぼ10年間運用を続けた。民間では米エネルギー会社のPSE&Gがニュージャージー州沖の海上に発電所を浮かべる計画を打ち出したが、住民らの反対や環境への影響を懸念する声が高まり、1970年代にプロジェクトは中断に追い込まれた。
ロシアでもチェルノブイリ原発の惨事を受けて原子力業界に対する不安が高まり、原発の建設計画が相次いでストップしていた。
チェルノブイリの爆発による直接的な死者は31人前後にとどまる。だが数百万人が危険な濃度の放射線にさらされた。
長期的な被爆による死者の数を巡っては見解に食い違いがある。国連は2005年の時点で、関連のがんによる死者を最大で9000人とする推計を明らかにした。これに対してグリーンピースは、チェルノブイリ事故に関係する健康問題も含めると、死者は最大で20万人に上ると推定している。
以後、ロシアの原発で重大な事故は起きていない。ロサトムでは信頼性と安全性を強調し、原子炉の現代化や高度化を進めてきたと説明する。
(サンクトペテルブルクに停泊する「アカデミック・ロモノソフ」/Rosatom)
しかし2011年に東京電力福島第1原発の事故が発生した。水浸しになった原子炉の写真は今も記憶に焼き付いている。ロシアの海上浮揚式原発については、核燃料の定期的な廃棄や、巨大な波に襲われた場合の対応などを巡って不安が付きまとう。
福島の教訓は学んだとプロジェクト担当者は主張、「たとえ巨大津波に襲われたとしても、係留が外れることはない。もしも陸上に乗り上げた場合でも、バックアップシステムによって24時間電力供給なしで原子炉の冷却を継続できる」と話す。
これに対し、原子力プロジェクトと環境への影響を調べている非政府組織(NGO)ベローナの専門家は、原子炉2基を搭載した施設が、もしも津波によって打ち上げられた場合、24時間で惨事を防ぐことはできないと指摘している。
① ""126 億光年彼方の宇宙で成長中の小さな銀河を多数発見 ~そしてすばるやハッブルで見えない世界へ~""
愛媛大学などの研究者からなる研究チームは、すばる望遠鏡で発見した 126 億光年彼方 (注1) の宇宙にある若い銀河およそ 80 個を、ハッブル宇宙望遠鏡でさらに詳しく撮影しました。その結果、54 個の銀河で詳細な形が写し出されましたが、うち8個は二つの小さな銀河の集まりであることが判明しました (図1)。
また残り 46 個は一つの銀河のように見えていますが、少し伸びた構造をしていました (図2)。
コンピュータ・シミュレーションを駆使して調べたところ、この少し伸びた構造も、二つ以上の小さな銀河が非常に近い距離にあることで説明できることがわかりました。これらの結果から、126 億光年彼方の宇宙では、小さな銀河の塊が衝突することで星が活発に作られ、大きな銀河へと育っていく途上にいると考えられます。
研究チームはハッブル宇宙望遠鏡の基幹プログラム"宇宙進化サーベイ"「コスモス・プロジェクト」の一環として、すばる望遠鏡を使った観測を進めてきました。すばる望遠鏡は、初期宇宙における銀河成長を解き明かす上で重要な天体の発見に貢献し、銀河進化の解明への道をまた一つ開いたのです。
図1: 54 個の銀河のうち、二つの小さな銀河が衝突しているように見える例。左から、ハッブル宇宙望遠鏡の ACS カメラで撮影された I バンド (重心波長 = 814 ナノメートル)、すばる望遠鏡の主焦点カメラ Suprime-Cam で撮影された NB711、i'、および z' バンドのイメージ。NB711 は水素原子の放射するライマンα線を捉えており、たくさんある大質量星の紫外線によって電離されたガスを見ていると考えられます。それ以外のバンドでは、大質量星が放射する紫外線そのものを見ています。各パネルは天球面上の 4" × 4" の領域で、126 億光年の距離では 8.5 万光年 × 8.5 万光年に相当します。(クレジット:愛媛大学)
現在の宇宙 (宇宙年齢=138 億歳) には、天の川銀河のような巨大銀河がたくさんあります (星の数は約 1000 億個で大きさは約 10 万光年)。しかし、宇宙誕生直後からこのような巨大銀河があったわけではありません。
銀河の種ができたのは宇宙年齢が2億歳から3億歳の頃です。銀河の種は冷たいガス雲ですが、大きさは現在の銀河の 100 分の1程度で質量は 100 万分の1程度です。その中で、宇宙の「一番星」が生まれた時が銀河の誕生です。その後、小さな銀河の種は周囲にあった同様の種とどんどん合体し、成長してきたと考えられています。人類が行ってきた深宇宙探査のおかげで、130 億光年彼方 (宇宙年齢=8億歳) まで銀河が見つけられるようになってきました。ところが、まだ銀河の成長の様子をつぶさに見ることはできていませんでした。
若い銀河の発見はすばる望遠鏡が得意とするところですが、それらの形を詳細に調べるにはハッブル宇宙望遠鏡の高い解像力が必要です。研究チームまさに、すばる望遠鏡の主焦点カメラ Suprime-Cam で 126 億光年彼方の銀河をたくさん見つけ、ハッブル宇宙望遠鏡でその形を詳細に調べてたのです。すると、54 個中8個は、図1に示すように二つの小さな銀河が衝突しているように見えることがわかりました (注2)。
では、ひとつの銀河のように見える残り 46 個の若い銀河は、本当にひとつの銀河なのでしょうか?研究チームは、ハッブル宇宙望遠鏡の画像をよく見てみると、少し細長い形をしているものが多いことに気がつきました。その例が図2です。
研究チームは、「ひょっとしたらハッブル宇宙望遠鏡でも分解できないくらい、二つの小さな銀河が近づいているのではないか?」という疑問を持ち、コンピュータを使ってチェックしてみることにしました。まず、1個に見える銀河の形を楕円で合わせ、その楕円率を求めます。それを銀河の大きさに対してプロットします。次にコンピュータの中で、二つの小さな銀河をさまざまな角距離において、実際の銀河と同じ測定方法で楕円率と大きさを測定し、観測データと比較してみます。その結果が図3です。
すると、コンピュータによるシミュレーションの結果と観測結果は見事に一致しました。つまり、ハッブル宇宙望遠鏡でも分解できないくらい、二つの小さな銀河が近づいていたために、1個の銀河に見えていたと考えられるのです。
もし、このアイディアが正しければ、一つ予測できることがあります。活発な星形成が二つの小さな銀河の塊の衝突で起こっていると考えると、1個に見えるものは距離が近いため、衝突の影響で星が活発に形成されている可能性が高いはずです。中には距離は離れているが、たまたま視線上に並んでいるケースもありますし、単に孤立したひとつの銀河である可能性もあります。それらは二つに見えている銀河と同程度の星形成を起こしているでしょう。そして、実際にそうなっていることが分かったのです (図4)。
今までにも、若い銀河の形はハッブル宇宙望遠鏡で調べられてきましたが、1個のものは1個であると断定して解析が進められてきました。しかし今回の研究によって、ハッブル宇宙望遠鏡でも分解できないくらい二つの小さな銀河が衝突しつつある姿がようやく見えてきました。今回は二つと仮定しましたが、ひょっとしたらもっと多くの小さな銀河たちが衝突をしながら進化している可能性もあります。
銀河は理論が予想するように"小から大へ"の進化をしている様子が初めて見えてきました。では、今後どのように研究を進めたら良いでしょうか?今回の研究は、既存の世界最高レベルの望遠鏡では、もう到達できない観測分野があることを教えてくれました。この状況を打破していくためには、次世代の「スーパー望遠鏡」が必要だということです。日本が参加している口径 30 メートル望遠鏡 (TMT) やジェームズ・ウェッブ宇宙望遠鏡 (JWST) による新たな深宇宙探査が待たれます。
この研究成果は、アメリカ天文学会の天体物理学誌『アストロフィジカル・ジャーナル』に2016年2月24日付で掲載されました (Kobayashi et al. 2016, "Morphological Properties of Lyman Alpha Emitters at Redshift 4.86 in the COSMOS Field: Clumpy Star Formation or Merger?")。またこの研究成果は、科学研究費補助金 15340059 および 17253001 のサポートを受けています。
(注1) 赤方偏移 z = 4.86 に相当する距離はプランク衛星による宇宙マイクロ波背景放射の最新の観測に基づく宇宙モデルに従って評価してあります。 採用された宇宙論パラメータは以下のとおりです。ハッブル定数 H0 = 67 km s-1 Mpc-1、物質 (原子物質と暗黒物質) の質量密度 ΩM = 0.32、および暗黒エネルギーの質量密度 ΩΛ = 0.68。
(注2) それぞれの小さな銀河の平均的な大きさ (全光度の半分の光が入る直径) は 5500 光年です。また、二つの小さな銀河の間の平均距離は 13000 光年ですが、これは天球に投影した距離であることに注意してください。
(注3) 楕円率は、楕円の長軸、短軸の長さをそれぞれ a、b とすると、1 - b/a で定義されます。円の場合は a = b となりますので、楕円率は0になります。細長い楕円ほど、a > b で a と b の違いが大きくなり、楕円率は1に近づきます。
① ""アルマ望遠鏡、宇宙に満ちる謎の赤外線放射の起源を解明””
2016年3月10日 |研究成果
東京大学宇宙線研究所の藤本征史氏と大内正己准教授をはじめとする研究チームは、アルマ望遠鏡を使って、人類史上最も暗いミリ波天体の検出に成功しました。そして、これらの天体から放射される赤外線が、これまで謎だった宇宙赤外線背景放射の起源であることが分かりました。
さらに研究チームは、今回の研究で見つかった暗いミリ波天体をハッブル宇宙望遠鏡やすばる望遠鏡の光赤外線の画像で調べました。その結果、暗いミリ波天体のうち約60パーセントの正体は、これまで光赤外線の観測で知られている遠方銀河だと分かりました。一方で残りの約40パーセントの天体は、光赤外線観測では姿が見えない天体でした。今回の研究によって、宇宙赤外線背景放射の起源が銀河などの天体であることが明らかになった一方で、これらのうち40パーセントについては正体不明の新しいタイプの天体である可能性が出てきました。
モヤモヤとした赤外線宇宙背景放射が、今回のアルマ望遠鏡を用いた研究により個別の天体に分解された様子のイメージイラスト。 オリジナルサイズ(5.11MB)
詳しくはアルマ望遠鏡、宇宙に満ちる謎の赤外線放射の起源を解明(アルマ望遠鏡)をご覧ください。
この観測結果は、2015年12月発行の米国の天体物理学専門誌『アストロフィジカル・ジャーナル・サプリメント』に掲載されました。