2019/08/08 16:07
(<15:34>「新興株は堅調、内需関連株に買い」の内容を追加しました)
[東京 8日 ロイター] -
<15:50> 日経平均・日足は「小陽線」、目先底打ちの印象与える
☀ 日経平均・日足は、上下に長めのヒゲを伴う「小陽線」。上値・下値を切り上げ、「はらみ線」の母線 の上値を上回ったことで、絵づらは長い下ヒゲを引いて付けた6日安値2万0110円76銭で目先は底打 ちしたとの印象を与えている。
⛅ ただ、これまでの急な下げに対して、戻りの幅が小さく、現時点では自律反発の域は出ていない。
さら に、今回の上値が5日移動平均線(2万0700円53銭=8日現在)に届かなかったことも、基調が転換 したか否かを確認するため、もう少し様子をみたいと思わせるところだ。5日線を一気に突き抜ける動きに なれば、リバウンドを鮮明にする可能性もあるが、そうならない場合、当面は6日安値を下値支持線として 意識しつつ、底固めする動きとなりそうだ。
<15:34> 新興株は堅調、内需関連株に買い
☀ 新興株式市場は堅調。日経ジャスダック平均は続伸、東証マザーズ指数は3日続伸した。市場では「決 算を材料視した買いが多い。相対的にみると内需やディフェンシブの買いも目立った。世界経済に不安と警 戒感が高まっているからと考えられる」(ネット系証券)との声も出ていた。
個別銘柄ではAmazia<4424.T>が続伸。チームスピリット<4397.T>、メイコー<6787.T>なども買わ れた。一方、インパクトホールディングス<6067.T>は大幅安。シンクレイヤ<1724.T>、そーせいグループ<4 565.T>、ロゼッタ<6182.T>なども軟調だった。
<14:30> 後場の日経平均は小動き、市場全体に安心感か
⛅ 後場の日経平均は小動き、2万0600円台前半で推移している。警戒されていた人民元の対ドル基準 値の発表を通過し、市場に安心感が戻ってきた。上海株をはじめとするアジア主要株指数が反発したのも投 資家心理の支えとなっている。前場は上下に方向性に欠ける動きを見せていたが、後場はプラス圏を維持し たまま取引を終えそうだ。
🐓 市場からは「テニスボールを床に投げつけたときの跳ね返りのような状況。大きく投げたら大きくリバ ウンドし、大きな振れ幅ができる。今回の反発は短期的なものだろう」(国内証券)との声も出ていた。
<11:59> 前場の日経平均は反発、米中対立激化の懸念がやや後退
☀ 前場の東京株式市場で日経平均株価は前営業日比120円16銭高の2万0636円72銭となり、反 発した。ドル/円が朝方の高値からじり安となり、小幅高で始まった日経平均もいったんマイナス圏に沈ん だが、きょうの人民元の対ドル基準値が当局の元安誘導を想起させるものではなかったことで、米中対立の 激化に対する警戒がやや後退。円安・株高の流れとなり、日経平均は一時2万0600円台後半まで上昇し た。
前日の米国株市場で主要3指数は序盤の大幅安から切り返して取引を終了。為替も1ドル106円前半 と、朝方から外部環境の落ち着きが意識された。日本が管理を厳格化した韓国向けの半導体材料3品目の一 部の輸出を許可したことも、日本のハイテク関連株の下支えになったとみられている。
🐓 市場からは「きのう今日と人民元の対ドル基準値の水準に対する警戒が異様に高まっていた。この程度 にとどまったということで冷静さを取り戻した」(岩井コスモ証券の投資情報センター長、林卓郎氏)との 声が出ていた。
前日まで4日続落して1000円以上下げたこともあり、上昇すれば相応に戻り待ちの売りが出ること が予想される。これらの売りをこなしながら、どこまで反発できるか注目されている。
☀ TOPIXは0.15%高で午前の取引を終了。
東証1部の売買代金は9581億円。業種別ではゴム 製品、ガラス・土石製品、その他製品が値上がり率上位にランクイン。半面、石油・石炭製品、鉱業、海運 などが値下がり率が高かった。
東証1部の騰落数は、値上がりが1282銘柄に対し、値下がりが776銘柄、変わらずが89銘柄だ った。
<11:09> 日経平均はプラス圏、為替の円安が支え
⛅ 日経平均は2万0600円台半ば。小反発で寄り付いた後、いったんマイナス圏に沈んだが、ドル/円 の上昇を横目に再びプラス圏に浮上。その後はしっかり推移している。
🐓 市場からは、材料難で方向性が出にくいという声が出ていた。人民元の対ドル基準値の発表のタイミン グでドル高/円安となったが、この基準値も「市況に合わせた曖昧な設定値で明確なメッセージはない。後 場も特に注目度が高い材料があるわけでもないので、上下いずれの方向にも動きにくい展開が続くと考えら れる」(国内金融機関)との声が出ていた。
<09:02> 寄り付きの日経平均は小反発、外部環境が小康状態
寄り付きの東京株式市場で、日経平均は前営業日比12円73銭高の2万0529円29銭となり、小 幅に反発して始まった。前日の米国株市場で主要3指数は序盤の大幅安から切り返して取引を終了。
💲¥ 為替は 1ドル106円前半と前日とほぼ同水準で戻ってきており、外部環境は小康状態となっている。前日まで4 日続落して1000円以上下げた反動もあり、買い戻しの余地も期待されている。
業種別では、金属製品、情報・通信、ゴム製品などが高い。半面、鉱業、その他金融、石油・石炭など は売られている。
<08:32> 寄り前の板状況、主力輸出関連銘柄は売り買い拮抗
🐓 市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車<7203.T>、ホンダ<7267.T>、キヤノン<7751.T> 、ソニー<6758.T>、パナソニック<6752.T>など主力輸出株が売り買い拮抗。
指数寄与度の大きいファースト リテイリング<9983.T>も売り買い拮抗。ファナック<6954.T>は売り優勢。
メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>、みずほフィナンシャルグループ<841 1.T>が売り買い拮抗。三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>は売り優勢となっている。